オトナの社会科・中東からの声を手掛かりに。

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シリア問題で忘れたくない視点、私たちにできるコト。






世界中の多くの人が

シリア内戦の終結を願っているのに、

なぜこんなにも長く解決しないのか?



それを考える時に、

忘れないでおきたい視点。





▼5月2日付 NHKニュース「おはよう日本」より

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難民になることもできず、

生計を維持することも

困難な現地の人たちが、

月収の高い戦闘員になっている。





わざわざ内戦なんて続けたくない。




だけれども、

消極的選択の末に、

戦闘に加担せざるを得ないという現実。






****




▼5月2日付 NHKニュース「おはよう日本」より




シリア名産・アレッポ産の石鹸が入荷



シリア支援でずっとかかわっている日本の業者

「(あの内戦の中から)よく送って来てくれていると思います」

「やっと届いた。嬉しいですね」





5年におよぶシリア内戦


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4割以上が月収100ドル以下


生活が苦しい人たちが、

月収が高い戦闘員に











▼東京外語大学 青山弘之教授

「生きていくために必要ならば、

武器を取らざるを得ない。








(アサド政権側の)民兵になったり、

離脱して外国で生計を立てたり、

場合によっては(武装勢力の)

戦闘員になったりする。




すべて消極的に

(選択が)行われていると

理解してあげる必要がある」。










続く負の連鎖のなかで











千葉県の 石鹸輸入・製造会社社長 

ガザール勇さん


「少しでも、シリアの

生産者たちを支えたい」▼


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*****





シリア名産・アレッポの石鹸は、コチラで入手できます。

日本の老舗業者「アレッポの石鹸」さん↓

http://aleppo.jp/




伝説のビア&カフェ「新宿ベルク」でも売ってます

ワタシも大好きなお店!↓

http://www.berg.jp/



その他、「有機野菜の宅配・らでっぃしゅぼーや」でも不定期取り扱いアリ。







アレッポの石鹸は、

シリアの人たちにとって

貴重な収入源。


購入は、現地に関心がある

という印になります。



少しでも現地を支えることが出来る。




シリアに日本からも

想いを届けましょう!!











byしゅくらむ


シュクラムは、アラビア語で「ありがとう」。

筆者が知数少ないアラビア語です。

ここでの出会いと、ここまで読んで下さったことに感謝をこめて。

シュクラム!



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by shuklm | 2016-05-25 21:20 | シリア人の友人のこと・難民・シリア関係 | Comments(0)

哀悼…紛争地で望まれている支援とは?→ジャーナリストやNGOは、その場にいるだけで人道支援になりうる。




日本人人質の後藤健二さんが

殺害されたという報に続いて、

同じく拘束されていたヨルダン人

ムアーズ・カサースベさんも

既に殺害されていたという、

追い討ちをかけるようなニュース。




命を取引に使い、非道に奪うこと、

周りの人の人生まで翻弄することに対して、

本当に、やり場のない憤りでどうにもならない思いです




殺されたカサースベさんの

ご家族やヨルダンの人達が、

後藤健二さんを喪った私達と

同じような悲しみを

負わされていることに対して、

いったいなんと声をかければいいのか…、


本当に、心からの哀悼を

伝えたいとしか言えません。






もしかしたら、

こういうニュースが

日常となってしまう岐路に、

私達はいま、立っているのかもしれない。





そういう時だからこそ、

あらためて考えておきたいと思います。


「紛争地」現地の人たちが望んでいる

人道支援ってなんなのか

ということ






パレスチナの子供たち(筆者撮影)

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2002年6月、

パレスチナ自治区の

ヨルダン川西岸地区を訪れた時、

「私たちに何かできることがありますか?」

「世界にどんな支援を望みますか

と聞いてみました。




パレスチナの人たちは異口同音に、

「ここに来てくれただけでいい」、

「自分たちが世界から

見捨てられていないと思えることが、

何よりの希望になるんだと語っていました





私自身は、ジャーナリストでも

NGO職員でもありませんが、

現地へ行ってみて初めて知ったのは、

「外部の目があること」それ自体に

想像以上に大きな意味があるということでした



それだけで、

現地の人たちの希望になりうるのです。






「紛争地」「危険地域」「渡航禁止箇所」…

どんな呼び方をされようが、そこには生活している人がいる。

「紛争地」とか「危険地域」なるものがあるわけじゃない。

そこには、「破壊された生活」があるだけだ。

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on June7, 2002, in Jenin Camp, WestBank,Palestine

200267日、パレスチナ自治区・ヨルダン川西岸地区、

ジェニン難民キャンプにて 著者撮影






現地では、

本当に許しがたいことながら

人の命の重さに

厳然たる差が存在していました。





実際に、人道支援活動中に

イスラエル兵に足を撃たれて負傷した

日本人の方にも話を聞いたのですが、

「パレスチナ人はデモをしていたら

殺されることなどしょっちゅうだ

だけど、 外国人は、

頭と心臓を撃たれることはない」と




同じことをしていても、

外国人なら殺されない。


パレスチナ人の命の方が、

外国人の命よりも、

恐ろしくく扱われている。




それが現実でした






だけれども、それを逆手にとって、

「外国人がここにいるぞ、

国際社会が見てるぞ」と表現することで、

の暴走をやりにくくしたり、

暴力の応酬に歯止めをかける

直接非暴力行動も取り組まれていました。




一緒にジェニンに入った人道活動家の女性たち。

遠目にもはっきり見えるよう

出身国名や国旗を大きくプリント

Tシャツを着て、多くの国が注視していることを

イスラエル軍兵士に意識させようとしてい

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現在も、例えば

ヨルダン川西岸地区

最も衝突の多いと言われる

ヘブロンでは、

国連の国際監視団やNGOが、

丸腰で常駐してパレスチナ人に寄り添い、

現状を世界へ定期報告するという

非武装・非暴力の活動を、

ずっと続けています。





ジャーナリストや人道活動家など、

外国人という「外部の目」が

その場にいるだけで

抑止力になり、

人道支援になりうるです。






しかし一方で、2003年、

アメリカ人活動家のレイチェル・コリーさんが

住居を破壊しようとしたイスラエル軍の

ブルドーザーを止めようとして

そのまま轢かれ亡くなる

という事件が起こり、

その後、外国人ジャーナリスト

次々と狙撃されるということ起こりました。





国際社会の目など構うものか、

外国人だからって特別扱いしない」と

開き直られてしまうと、

抑止力としての効果は激減します。






そういう場合、どうすればいいのか?






実は、そういう時にこそ

外部の目を強化する必要がある、

というのは、

国際紛争解決の現場では

繰り返し指摘されてきたことでもあります。






実際に、シエラレオネ

アフガニスタンといった紛争地で、

内戦や虐殺や戦争の当事者同士の間に立って、

丸腰で直接交渉して

武装解除を実現する責任者として

仕事をしてきた伊勢崎賢治さんの著書から

ご紹介させていただきます。




国防軍』 私の懸念 安倍新政権の論点」

(伊勢崎賢治さん・小池清彦さん・柳沢協二さん共著)より。


2013年出版の本なのですが、

まるで今日的事態を予見していたか

のような文章に驚きます。






”日本国内で、例えば、

あまりにも残虐な犯罪が起きたとき、

量刑があま過ぎるからこうなるんだ!

というのと、それでも、

その犯罪者の生い立ちを追って

社会の何がそうさせたかを

検証する向きがありますね。




どちらが正しいかという議論ではなく、

両者のまっとうなせめぎあいが、

社会の良識を維持させるのでしょう。



ところが、国際政治の「悪者退治」

においては、後者に当たる

検証能力が著しく劣性であります。”




”「戦場ジャーナリスト」は(中略)、

本来の使命は、その検証にあると思うのです。”





”まず、大手メディア会社が、

フリーランスに頼らず、現地人に頼らず、

日本人正社員を、計数十名でいいです、

十分な補償を付けて、自社の責任で、

「悪者退治」のあらゆる最前線に

常駐させてください。”




”アフガニスタン、イラク、

リビアで、「悪者退治」の後の

現地社会の苦悩を、

そして、北アフリカ、西アフリカで、

退治しても、退治しても「悪者」は

どんどん拡散している悪循環の現実を、

日本人の目が定点観測しなければなりません。”




”一企業の勇断で、数年で、

十分になしえると思います。”





(ここではまずメディアについて

取り上げましたが、ここから先、

国内世論についての指摘は、

また別途詳しく触れたいと思います)






実際にIS(イスラム国)に

入国するかの是非はともかく、

周辺でIS(イスラム国)によって

危険にさらされている人達へ

なすべき支援があるということでしょう。







それこそ、まさにこの瞬間にも、

「紛争地」「危険地帯」にとどまって、

現実を伝えようと奮闘して

ジャーナリストの人たちや、

現地の人たちに寄り添っている

NGO活動家などの人たちがいます。





後藤健二さんだけじゃない




最も困難な人たちに寄り添い、

声なき声を聴こうとしてきた

方々が、他にも沢山いることを、

忘れてはいけないと思います。





大手メディアは、一過性の

センセーショナルな画像や

派手な戦闘シーンだけではなく、

後藤さんの視線の先にあったもの、

思いを同じくする人達が

見ているものを、きちんと報道して欲しい。



また、視聴率を気にする

メディア上層部に対して、

そういう「地味な報道」でも

ちゃんと見て視聴者がいると

伝えることで、現場を支えていく

ことが大切だと思います





そして、政府は、

人道支援と言うのなら、

既に取り組まれてきた活動が

安全に継続できるよう、

今まで長い時間をかけて現地で

築き上げられてきた信頼関係が

損なわれることがないよう、

を尽くすことこそ

必要なのではないでしょうか。





「お金を出して終わり」ではない、

本当に実りある支援にできるかは、

結局は、顔の見える人間が

目の前にいるかどうかに

かかっていると思うのです。









※キャプションがわかりにくい部分と、文章の一部を修正させていただきました(2015.2.5






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byしゅくらむ



※「シュクラム」はアラビア語で「ありがとう」。

 筆者が知数少ないアラビア語です。


ここでの出会いと、ここまで読んで下さったことに感謝をこめて。

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by shuklm | 2015-02-04 22:29 | 「テロ」・IS・イスラム・宗教について | Comments(0)