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オトナの社会科・中東からの声を手掛かりに。

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パレスチナ自治区にて。「難民キャンプ」って、どこ…?




パレスチナ自治区にて。「難民キャンプ」って、どこ…?_b0343370_19052239.jpg

(手書きのマーキングですみません…)





ヨルダン川西岸地区の、

トゥルカレムやジェニンなど、

いわゆる「難民キャンプ」を

訪問したのですが。





最初到着した時は、

「え、キャンプってどこ? 

ココなの??」と一瞬わかりませんでした。





そこは、3階建て位の

コンクリートビルが立ち並び、

道路は石畳やアスファルトで

舗装された、立派な「街」でした。





「キャンプ」という言葉の

イメージとは全く違っていて、

病院・学校・警察署もあり、

電気・ガス・水道などの

インフラも整備されてました。


病院や学校は、日本の援助で

設立されたところも沢山あるとのこと。





テレビやインターネットも標準装備。




住んでいた家から緊急避難

してきた当初は、

文字通りテントを張ったキャンプ

だったのかもしれませんが、

一番古く「避難民」となった

世代から数えれば、

もう4世代もそこで暮らしている

家族もいるわけで。






考えてみれば当然なのですが、

やっぱり、行ってみないと

わからなかったことでした。




byしゅくらむ


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# by shuklm | 2014-08-20 07:08 | パレスチナ自治区 現地レポなど

パレスチナ自治区にて。子供にたしなめられた、大人のハナシ。






2002年6月。
パレスチナ自治区、ヨルダン川西岸地区。



民家の庭で、たわわに実った綺麗なブドウの房。筆者撮影▼
パレスチナ自治区にて。子供にたしなめられた、大人のハナシ。_b0343370_13151961.jpg




「お客人を一番優先しなくてはいけない。

お客人より先に食事に手を

付けてはいけない」という、

イスラムの「おもてなし」の精神。






それは子供にまで徹底されていました。





失業率75%のはずなのに、

どの家に行っても、

見知らぬ通りすがりの私たちを歓迎し、

食べきれないほどの料理をしてくれ、

しょっちゅう断水があるのに、

ためらいなく風呂を1番に

使わせてくれました。




ある家では、庭いっぱいの藤棚に

実ったブドウを、もいでくれました。







お客が来ると、子供たちは皆で嬉しそうに出てくる▼

パレスチナ自治区にて。子供にたしなめられた、大人のハナシ。_b0343370_13161450.jpg




「一緒に食べよう」と促しても、

ニコニコと首を振るばかり。


子供の一人に、ブドウを一粒、

口元まで持って行って

「アーン」と言ってみました。




すると、まだ小学生くらいのその子は、

人差し指を振って、

「ダメだよ」というジェスチャーをしたのです。



ものすごくよくしつけられている、

というか、

人として大事なことを

ごく自然に身につけてる。





そういう思いに打たれて、

浅はかな自分をものすごく

恥ずかしく感じました。





byしゅくらむ


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# by shuklm | 2014-08-19 06:14 | パレスチナ自治区 現地レポなど

パレスチナ自治区にて。カメラ目線の男の子






2002年6月、パレスチナ自治区。

ヨルダン川西岸地区、

一晩ホームステイさせてもらった家にて、筆者撮影

パレスチナ自治区にて。カメラ目線の男の子_b0343370_12162796.jpg


子供にカメラを向けると、

「ちょっと待って」と

ポーズをとってくれました。




(どこで身に着けたの、

そのポージング??)




byしゅくらむ


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# by shuklm | 2014-08-18 07:37 | パレスチナ自治区 現地レポなど

イスラエル・若い兵士が思わず口にした「心の声」とは。






「いまも、戦争が続いている社会」で。


イスラエルの兵士たちは、
どんな思いでいるのか?







私はそれを、パレスチナで出会った

友人からききました。




エルサレムの宿で知り合った、

一人の日本人女性。

彼女が体験した、

若いイスラエル兵士との会話です。








パレスチナ自治区の小さな街で。


バリケードで封鎖していた

イスラエル軍の1人の兵士と、

思いがけず問答することになったそうです。





通過を快くオーケーしてくれたその若い兵士に、

思わず「あなたはなぜここにいるの?」と語りかけた彼女。





「どうして自爆があるの?」


「どうして戦争しているの?」と

彼女が尋ねていくと、

彼は段々苛立ちを募らせていき、

ついに本音を漏らしたそうです。






「君が何を聞きたいのかわかってるよ!


こんなくだらない戦争が

いつまでたっても終わらないのはなぜか、

その理由が知りたいんだろ!」と。





「この戦争は、父さん母さん・

じいさんばあさんの時代から

受け継がれてきたもので、

ハッキリ言って俺には関係ない。



誰がこんなクソ暑い炎天下で

重たい銃を持って、

見知らぬ街角に立っていたいもんか!



俺は誰のことも憎んでないし、

誰のことも殺したくなんかないさ!




だけど、今のオレの仕事は兵士で、

これをやるしか仕方がないんだ!




俺にはどうすることもできない。


俺には何もできないんだよ!」






最後はもう、叫び声だったそうです。








誰も、こんなことを望んでない。


だけど、「自分には、何もできない」という、

どうしようもない、無力感。






この話を聞いた私も

切り裂かれるような気持になりました。



どうしようもない無力感は、

私も現地で痛感したことでもありました。







このイスラエル兵士の言葉に

衝撃を受けた友人は、

帰国後、「戦争の原因」を徹底的に調べ、

深く掘り下げ、日常の生活から

「戦争をなくす方法」を自ら実践しています。



今では私の大切な友人である彼女のブログで、その詳細ご覧ください。

http://blog.goo.ne.jp/tabisuruharappa/e/4160aba85e2fb040b0a2b95743b55c0a







何が彼らをそういう望まぬ状況に

追い込んでいるのか、

どうすれば回避できるのか。






私も考え続けながら、ちょこちょこ、

この場でも記していければと思います。









byしゅくらむ


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# by shuklm | 2014-08-16 23:36 | イスラエル 現地レポなど

イスラエルにて・街の日常〜ショッピングモールを埋め尽くす軍服の群れ。


イスラエルの首都・テルアビブ。



ブランドショップの前を、

女性兵士が談笑しながら通り過ぎていく。



肩には銃、手には携帯電話▼筆者撮影

イスラエルにて・街の日常〜ショッピングモールを埋め尽くす軍服の群れ。_b0343370_12130997.jpg



日本でいうと六本木ヒルズ

といったカンジの、商業施設内。

どこもかしこも、明るくて

華やかでファッショナブル。




しかし、物凄い違和感なのが、

買い物客と同数くらいの、

カーキ色の軍服の群れ。



カメラを構えていると、

「えっ、どんだけいるの??」ってくらい、

次から次へと兵士・兵士・兵士…。





しかも、皆、すごく若い。





なんと! 

肩を組んだカップルの兵士までいました。





訓練されて油断ならない感じの

年配者は、ほんの一握り▼

イスラエルにて・街の日常〜ショッピングモールを埋め尽くす軍服の群れ。_b0343370_12060514.jpg



壁際に座り込んじゃってる子たちもいます…。

勤務中じゃないのか?▼




こんなところにも、日本の「カワイイ文化」が!

ディスプレイは日本と全然変わらないのに▼




これが、イスラエルの日常でした。




byしゅくらむ


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# by shuklm | 2014-08-16 23:26 | イスラエル 現地レポなど