オトナの社会科・中東からの声を手掛かりに。

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カテゴリ:性的被害・過労死・福祉など( 5 )

#We Too ワタシも賛同します! 痴漢もレイプも、世界への信頼を破壊する行為。それを取り戻して生きていけるように。




なぜ問題かわからない人にこそ、

聴いてほしい、届いてほしい。


断罪でなく、一緒に考えてほしいから。



なぜ被害者が声を挙げなくてはならないのか。








私は直接のレイプ被害に遭ったことはありません。




20年以上も前、未遂でした。


それでも、今ですらその性的被害の影響があります。





夜、自宅への帰路で、

電灯などが少ない暗い道を

通らなくてはならないので、

自宅に差し掛かる前に、必ず

イヤホンとショールを外します。


男性が後ろを歩いていると思わず身構えます。




「アラフィフ女の自意識過剰」と

言われるのかもしれませんが。


普通に自宅前の夜道を歩いてただけで

連続レイプ犯にヤラレそうになったり、

道路に頭をガンガン打ちつけられたり、

「そんな時間に出歩くのが悪い」だの

「殺されなかっただけ良かった」だの

言われて消耗したりとか、

そんなのはもう経験したくないんですよ。




あの時の自分は、連続レイプ犯にとっては、

ただの「次の獲物」に過ぎなかった。


欲望を晴らすモノとしてしか扱われていなかった。




「私だって人間だ。モノじゃない!!」。




それを言いたいだけなのです。







痴漢もレイプもいたずらも変質者も、

それが未遂だろうが何だろうが、

そんなつもりじゃなかろうが、

同意がなければ性被害。



それに遭ってしまったら、

その前と同じようには過ごせない。




全ての男性がそうじゃないと知ってるけど、

100%そう言い切れない体験をしてしまうと、

難しくなってしまう。



それまで暮らしてきた世界への信頼を

根底から粉々に破壊してしまう行為なのです。





それを本当にわかって欲しい。





そしてその事実を否定されたり、

挙げ句に断罪されたりしたら、

世界から二重に拒絶されることになるんです。







なぜ被害者たちが声を挙げるのか。



「なぜそんな昔のことを延々と言い続けるのか」と

言われるかもしれない。





それは、世界に対する信頼を

取り戻したいからなんですよ。



自分がモノとして扱われずに

生きたいだけなんですよ。








伊藤詩織さんの告発を応援したくて、

自分の体験をこのブログに書いた時、

驚くほど多くの方々が同様の体験をして

それを封印して生きて来られたことを

カミングアウトしてくれました。


PTSDに苦しんできたり、

忘れていた記憶を呼び覚まされた方もいました。



忘れないと生きられなかったし、

表出することも憚られたから。







だからこそ、

伊藤詩織さんが可視化してくれた声を、

賛同して語り始めた人達の想いを、

いま、活かさなくちゃと思うのです。






夜道でいちいち身を固くしなくてはならない。


いちいち男性を疑わなくてはならない。


そんなのはもう終わりにしたいんですよ。






自分が生まれてきたこの世界を、

これからも生きていく社会を、

一緒に信頼して生きてゆけるように。






想いを受け取り繋がることで、

変えていきましょう。







伊藤詩織さんたちが立ち上げたプラットフォーム

WeToo Japan 

Facebook、Twitterはコチラ。ぜひご一緒に!!▼




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by shuklm | 2018-03-26 23:13 | 性的被害・過労死・福祉など | Comments(0)

この国会が勝負!! 100年前の刑法性犯罪の改正を実現させよう。順番抜かしの共謀罪はNO!※追記アリ




※追記※
国会決議、実現しました!!!
本当に良かった。
ようやく重い扉が開かれました。
一緒に賛同してくださった方々、有難うございます!!
本当にこれからですね。




「詩織さん」実名告発を、

一過性で終わらせないために。




「性暴力被害者が前を向いて生きていけるように。

刑法性犯罪条項の改正を、今国会で成立させたい」

というプロジェクトが動いています。




現在の性的被害を裁く刑法は、

被害者が自分で名乗り出て告発しないと

そもそも犯罪として扱ってもらえないという「申告罪」。


明治時代にできたまま、

なんと109年も放置されてきました。



この改正案、今国会でようやく審議入りとなったのですが、

与党は共謀罪の審議を優先したため

後から共謀罪が割り込んできて、

成立するか不明な状況です。



実現のため、ぜひシェアを!





【緊急の呼びかけ】共謀罪より刑法性犯罪改正を優先してもらえるようツイートのお願い!

刑法性犯罪を変えよう!プロジェクト Change Sex Crimes Law Project 




b0343370_22103146.png



***プロジェクトより、シェアココから***




『4.3%』



この数字は、日本で、

異性から望まない性交を

強要された女性が警察に相談する割合です。



レイプは「魂の殺人」とも呼ばれています。



それは、被害者の自尊心を握り潰し、

自己嫌悪に陥れ、人も自分も

信頼する力を奪います。



「はっきり断らなかった私のせいだ」

「もっと必死に抵抗すればよかったのに」

「誰も私のことなんて信じてくれない」



あなたも、“いや”という気持ちを

相手に理解してもらえず、

後で自分を責めた経験はありませんか?


《Believe~わたしは知ってる~》キャンペーンは、

いつでも、必ず、誰かがあなたを受け入れ、

信じてくれるということを

多くの人に知ってもらいたい

という願いを元に立ち上がりました。

強姦を取り締まっている刑法は、

100年以上ほぼ変わっていません。


明治時代と言えば、

女性は所有物と考えられ、

選挙権はなく、

一握りの富裕男性しか

政治に参加出来なかった時代です。

この法律は、

怪我をするくらい抵抗した証拠

(暴行・脅迫要件)を求めたり、

そもそも性交の際に必要な

“同意“という概念を含んでいません。


例えば、飲み会の席で

無理矢理性交された場合、

異性とアルコールを摂取すること自体が、

裁判では「性交に同意した」と

判断されることもあるのです。


セカンドレイプや被害者非難等の

社会的な無理解に加えて、

法律自体が被害者が救われないものとなっています。


このような法律が、痴漢やセクハラ等、

他の性暴力への取り締まりの弱さと、

性暴力の蔓延にも繋がっていると、私たちは考えます。




そんな世界を、私たちは変えたい。




わたしは、あなたを信じている。


わたしは、あなたの経験が真実であることを知っている。



あなたも、私たちと一緒に、

性暴力被害者が前向きに生きられる世界を作っていきませんか?


貼り付け元 <https://www.believe-watashi.com/the-campaign>






***シェアココまで*******




「イヤよイヤよは嫌なんです」性暴力被害者が前向きに生きられる日本に!



ネット署名change.orgサイトはコチラ▼

刑法性犯罪を変えよう!プロジェクト Change Sex Crimes Law Project






********





ちなみに個人的意見ですが。



共謀罪について言えば、

罪状が明らかではなくても逮捕できるという、

近代刑法自体を否定するものです。




「同意していない性的被害」という

事実が明らかな強姦は裁かれないのに、

事実が明らかでない共謀は逮捕される。




それっておかしいでしょう???





共謀罪にNO! 


刑法性犯罪改正にYES!







【当ブログ内関連記事】


詩織さん実名告発へのエール。私も詩織ですが、何か? 夜道で襲われそうになったけど、それって女が悪いのか??

http://syuklm.exblog.jp/26895209/





byしゅくらむ


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by shuklm | 2017-06-04 22:27 | 性的被害・過労死・福祉など | Comments(0)

詩織さん実名告発へのエール。私も詩織ですが、何か? 夜道で襲われそうになったけど、それって女が悪いのか??







著名なジャーナリストから性的被害を受けたことを
実名と素顔を出して告発した「詩織さん」に対して、
「全国の詩織さんに謝れ!」という批判があると知り、
どうにもいてもたっても居られず書きます。


私、本名が同じ詩織なんです。


それだけでも、とても他人事とは思えませんでした。
悔しい思いをしているのは貴方だけじゃない。
それを何とか表明しなくてはならんと思いました。


まずは自分の体験を明らかにすることから。
(時間がないため長文ですみません)


私は実際の性的被害としては未遂でしたが、
未遂の状況の詳細が出てきますので、
具合が悪くなりそうな方はムリせず閉じてくださいね。





◆連続レイプ犯にやられかかる◆



女子大生だった頃(私にもそんな時期があったんです)、
アルバイトの帰り道、後ろから首を絞められて
ヤラレそうになったことがあります。



時間的には午後10時半から11時の間くらい。
大学の講義の後、夕方から書店バイトの
遅番シフトに入って店を閉め、
駅から歩いて帰ってきて、
あと1メートル先を曲がれば実家の敷地に入る、
というタイミングでした。

身に着けていたマフラーを後ろから緩く絞められ、
てっきり妹がふざけてるんだろうと思って
振り返ろうと思った瞬間、
突然道路に押し倒されました。


反射的に「ぎゃああああああああああ」と
演劇部仕込みの大声を張り上げながら、
顔を見てやろうとしてもがくと、
髪を掴まれてアスファルトの道路に
頭をガンガン何度も叩きつけられ、
何度も何度も脳裏に火花が散りました。


なんとか仰向けになって相手の顔が
視界に入った瞬間、その男性は
飛び上がって脱兎のごとく逃走。
「待てコラアァアア!!」と
すぐさま起き上がって
全力で追いすがりましたが、
角を曲がったところで見失い、
やむなく、悔し涙でグシャグシャになったまま帰宅しました。


脱がされるまでは至っていませんでしたが、
手で触っても頭の形が変わっているのが
わかるくらいボコボコにされた状態でした。





◆ショックだったのは油断してたことより、周囲の言葉◆



玄関を上がったところにある宅電で
すぐ110番通報すると、
ほどなくパトカーが到着。

最近、近所で連続被害があったために、
ちょうど警戒している最中だったとのこと。
いずれも、自宅直前で気が緩んだ瞬間を
狙って後ろから引き倒すという手口だったと。


夜の独り歩きをしてもそんな被害は今までなかった
比較的治安が良いとされてきた地域だったので
自分も完全に油断していました。


そのままパトカーで警察署へ移動し、
調書や写真を撮られて、
相手の人相を聴取された時、

「顔が見えた瞬間は、
ちょうど街灯の真下で逆光になってて、
ハッキリわかんなかったです…。
絶対に顔見てやろうとしたんですけど…」と答えると、
お巡りさんからなだめるように言われました。


「ダメだよ、そんなことしたら。危ないでしょ」。


その一言にショックを受けました。



「なにそれ?危ないから抵抗するなってこと?
黙ってヤラレてればよかったってこと??
相手は悪くないの??
女の方が悪いってこと???」


お巡りさん的には人命第一で、
悪気ない労りの言葉だったのでしょうが、
その瞬間の自分には、
相手の行為を容認するようにしか聴こえませんでした。



母親からも同じことを言われ、
「だから言ったでしょう、危ないから
夕方からのバイトなんてやめなさいって。
こんな遅い時間に帰ってくるからよ」。

それも心配してのことだったのでしょうが、
完全にキャパオーバー。



「もういいよ!!」
自室のドアを乱暴に閉めて、
明け方まで毛布を噛んで
声を殺し続けました。



実際にヤラレた訳でもないし、
処女だったわけでもない。
大したことじゃないのに、
なんでこんなに涙が止まらないのか?


油断してた自分にも悔しい。
確かに殺されるよりかはマシだったのかもしれない。
でも気を付けない女の方が悪いっていう論理が悔しい。
腕力ではどうやっても叶わないのが悔しい。
そう言われても相手を罰することも出来ないのも悔しい。
あれだけ大声で叫んだのに誰も出てきて助けてくれなかったことも。



この体験は、当時付き合っていた彼氏にも言えませんでした。
「危ないから辞めろ」と言われるのがわかっていたから。



もしもこれが1人暮らしだったらどうだったろうか。

「そんな危ない思いをするくらいなら
帰って来なさい」とか親に言われる
のがわかってるから、
もっと言えなくなるんじゃないだろうか。

通報すらできない人もいるんじゃないか。





◆過去の自分に「ありがとう」と言える日が来るように。◆




しばらくの間、マフラーやショールなど
首に巻く物が身に着けられませんでした。
マフラーをすると首のあたりや呼吸が苦しくなるため、
どんなに寒くてもYシャツやブラウスで、
しょっちゅう風邪をひいていました。



いつの間にかそれが平気になったのは、
その体験を話すことができた連れ合いと出会えたり、
セクシュアリティについての話ができる
LGBTの友人を持ったことが大きかった。


友人とは、
「危ないから夜出歩くなってさ、
夜10時以降は女性は外出禁止!とかに
すりゃいいってこと?
それっておかしくね?

オトコの方を外出禁止にすべきじゃね?

もしくは、外出してもいいけど、
男子全員、鋼鉄の貞操帯装着すべし!とかさ(笑)」

といった冗談を交わしたりして、
気がつくとマフラーはOKになっていました。



告発したわけでもないけれど、
それでも笑えるようになるまで
10年単位の時間が必要でした。


たとえヤラレてなくても、
あれは「大したこと」だったのだと。




ましてや、実名で告発して
物凄いバッシングを受けている
「詩織さん」の心傷が癒えるまで、
いったいどれほどかかるのか。

それを覚悟であえて踏み切った
彼女の勇気に、心からのエールを贈りたい。


それでもいつか、過去の自分に、
「ありがとう」と言える日が、
きっと、来る。


必ず、来る。



詩織さんにもそう思える日が、
きっと来ますように。

勇気を出して、
告発して良かったと。




その日を迎えられるように、
私たちの側が踏ん張るべきことがあると思うんです。


セカンドレイプを絶対許さないってこと。
合意がなければ犯罪だってこと。


罪の根拠になるのは法律だし、
裁くのは裁判所なので、
今の時点で周囲がヒステリックに
「強姦魔」と断罪するのも違うと思う。

だけど、自分で申告して
どんな目に遭ったのか説明しないと
罪に問うことができない今の法律は、
被害者に泣き寝入りを強いるもの。


これは変えるべきだと思います。


相手がどんなに社会的地位があろうが、
どんな「いい人」だろうが、関係ない。

駄目なものはダメ。



そういう世の中に変えていきましょうよ。

誰も泣き寝入りしなくてもすむように。

誰もが自分を損なわれることなく、暮らしていけるように。








※2018年2月21日、エキサイトさんの「常時SSL化」と同時に、Facebookシェア件数がゼロになってしまいました。
この記事には168ものシェアをいただいていたので、とても残念です。
これだけ同じ想いの方がいるという事実に鼓舞され、前へ進む力を与えていただきました。
供養のため、シェア件数写真をUPさせていただきます(2018.3.5)
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byしゅくらむ


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by shuklm | 2017-06-01 08:25 | 性的被害・過労死・福祉など | Comments(0)

電通過労自死事件・繰り返さないためには? 過労死とアウシュビッツとブラック労働アイデンティティ。






電通の女性新入社員が過労のため自殺し、

労災と認定された件。


どうにも行き場のないやりきれなさで、

どうしてもスルー出来ず。





電通新入社員「体も心もズタズタ」…クリスマスに命絶つ

毎日新聞2016年10月7日

http://mainichi.jp/articles/20161008/k00/00m/040/117000c





私もかつて残業100時間超えで

過労死ラインにいたことがある。



アトピー悪化時は11時間半

しか眠れず、

それがどれだけ正常な判断力を

奪う状況かを体感した。




その実体験から書かせていただくと、

当事者は、弱ってる時ほど声を

あげられないし、離脱もできない。





こんな犠牲はもう出しちゃいけない。




どうすれば繰り返さずに済むのか?

過労自死/過労死する人は、

なぜ立ち止まれないのか?







■過労死ラインでどんな状態になるか





睡眠時間が連日4時間を切ってくると、

ホントに「ただ寝たい、

今すぐ寝たい、

数秒でいいから眠りたい」、

その一心に支配される。



その頃は、転ぶのが本当に怖かった。

倒れたら、2度と自力で

起き上がれないって

わかってたから。



やってもやっても終わらない業務と

すぐ起きなくてはいけない緊張感で、

気が休まらず熟睡できない。


やっとの思いで起き上がっても

体中に激痛が走る。





睡眠2時間を切る日が数週間続くと、

もう意識を保って

立っているだけで精一杯。



思考力が極度に低下するから、

身の危険が迫っていても、

回避することが出来ない。



歩行中や運転中に何度も気を失って、

植え込みに突っ込んだり、

トラックに正面衝突しそうになった。



それでもそこから逃れる手段が

あるとは思えなかった。





今から考えれば、

アウシュビッツの囚人と変わらない。


そうなるのはいとも簡単だと

実感として思う。





ユダヤ人は列車で移送され、

強制労働させられ、

ガス室へ送られる直前も、

自ら脱いだ自分の服を

綺麗にたたんで歩いて向かった。




なぜ抵抗しなかったのか?




抵抗したユダヤ人は、

徹底的に鎮圧され

街ごと消滅させられた。


一度、逃れる術がないと思い知らされて

思考力を奪われると、

あとは思考すること自体を止めないと、

自己防衛が出来ない。



ガス室直前、

その瞬間になった時ではもう遅いのだ。







■生存スイッチを切っていくプロセス





自死した彼女は、

「お母さんに楽をさせたい」と

頑張っていたという。

泣けてくる。



「逃げ道がない」と思いつめ

追い詰められたのだろう。



唯一の自由が「死ぬ自由」だったなんて。





私の知っている何人もの友人たちも、

ブラック企業で過酷な労働を続けた挙句に

賃金すら十分に支払われないという

文字通り奴隷労働におかれても、

「この年になって正社員で

雇ってもらえるとこなんてない」

という背水の陣感で逃れられ

なくなっていた。




「必死の思いでようやく入れた

就職先を失いたくない」

「いったんカイシャ社会を

降りると生きられない。

ここで耐えるしかない」と、


多くの人が就活の過程で、

社会に自分の居場所を確保するために

徹底的に滅私することを

刷り込まれていく。




私達が日々、受験戦争や

痛勤電車に押し込められて

他者や自分の痛覚を鈍麻させて

いった先の帰結でしかない。





思考力を奪われて生存本能スイッチを

ひとつずつ切っていくと、

イザっていう時にスイッチを

入れることなんてできない。




報道もされずに過労死していく

「企業戦士」も、

「企業戦士」という居場所を

放逐された人たちも同じだ。







■ブラック状態がアイデンティティ





根深いのは、

そういうブラック労働状態が

アイデンティティになって

しまっている人が

少なからずいることだ。



「時間外100時間で過労死なんて情けない」と

思わず言い放った大学教授のように、

おそらく悪意もなければ特殊でもない。




「俺はもっとシゴかれた。

もっと罵倒されて、

もっと寝られなかった。

これくらいで音を上げるなんて甘い」


「自分も姑に厳しくされた。

これでもマシな方よ」


「自分はもっと大変だったんだから、

これくらい我慢しろ」といった


ブラック労働自慢・大変さ競争・

不遇合戦の再生産。




「こんなことが何になるのか?」と考えたら

クラッシュしてしまうから、

考えないようにしている。




だからブラック状態を改善しようとすると、

自分のアイデンティティを

否定されたように受け取ってしまう。



「俺の今までの苦労は何だったんだ!!」


「私が必死にやってきたことは

無駄だったっていうの?!」と。





そうやって、お互いの生存を狭める

追い詰めあい・首の絞め合いの

デススパイラルが続く。



どうやったらコレを抜けられるんだろう?







■スパイラルから抜け出すために





ワタシが危ういところで

踏みとどまれたのは、

過労死や過労自死をルポした

雨宮処凛氏の著書「生きさせろ!」を読んで、

「このままでは早晩自分もこうなる」と

異動願いを出す選択肢があったからだ。



それでも、「逃げた」罪悪感と

敗北感はハンパなかった。



その渦中にいる人にとって、

それがどんなに困難なことか

わかっているけれど、

それでも、伝えたい。




それでも、死なないでほしい。




生きていてほしい。





どんな理由があっても、

どんなに仕事が出来ないと罵られても、

終わらないループに絶望しても、

それで死ぬ必要はない。




生きていて。





死んでいい人は誰もいない。





とにかく生きていて。







そして、廻りの人が、

たったひとりでもいいから、


「そのレールから降りても大丈夫。

それでも生きられる。

貴方の価値は変わらない」って

伝えてほしい。







■再発防止の「働き方改革」、今国会の要はココ





一番苦しい状態の人が、

一番声を上げられない。


いま動ける人が、出来ることを

していくしかない。




政府は今国会で、こんなことが

二度と起こらないよう、

対策をすると言った。


「働き方」担当大臣を置いて、

「働き方」改革をすると。


まずはそれをちゃんとさせる必要がある。




佐々木亮弁護士・ブラック企業被害対策弁護団代表ブログより、

ポイントを抜粋させていただくと…





***シェアココから*******





長時間労働を助長する残業代ゼロ法案は撤回を





”(政府は)「働き方」改革で長時間労働を規制する、

と言いながら、

既に残業代ゼロ法案と呼ばれる

労働基準法改正案を提出し、

その成立をあきらめていない”



”(労働基準法改正案は)

廃案になったわけでもありません。”



”残業代が出なければ労働者は早く帰る、という

間違った事実認識の下で、

このような制度を導入しようとしているのですが、

各種の調査でも、残業をする原因の第一位は

「業務量が多い」というものです。”



”残業代をゼロにしても業務量が変わらなければ、

単に、残業代だけなくなったという

状況になるのですから、

労働時間の短縮には役立ちません。”





”さらに、長時間労働の温床と言われている

裁量労働制の規制緩和も含まれています。”



”しかし、

これによって低賃金かつ長時間労働が

蔓延してしまっていますし、

これに関連する過労死、過労自死、そして、

過労による精神疾患は非常に多い現実があります。”




”もし政府が真の「働き方」改革を謳うのであれば、

まずはこの法案の撤回からスタートすべきです。”





***シェアココまで*******





こういう規制に対しては、

毎度毎度、経済界などから、

「国際競争力が低下する」という

反対意見が出る。




しかしこれはもはや神話にすぎない。




時間当たりの労働生産性は、

日本は先進7か国で最低で、

ギリシャよりも低いことが

明らかになっている。



こんなに必死に長時間働いても、

それ自体に意味はない。



しかもその努力が成果に直結する

時代は終わっている。


もうこんなマイナス努力はやめよう。




「このままじゃ誰も幸せにならないよ。

そうじゃない方向に行こうよ」って。






■ブラックにしがみつかなくてもいいように





でも規制を阻む一番の障壁は、

ブラックであること自体を

アイデンティティにしている人たちが、

心情的に受け入れられないこと

ではないだろうか。



だから、それを頭ごなしに否定すると

逆効果だと思う。



「貴方たちの努力のおかげで

今がある」とリスペクトした上で、


「それでも、それが生み出してきたことは、

貴方たち自身にとっても生存を苦しくしている、

そこから抜け出そうよ」と、

なんとか伝えられればと願う。


「それを降りたからといって、

貴方たちの人生が否定されるわけじゃない。

ただこれからは、

次のステージへ行こうよ」、と。





本当に望んでいたのは、

「人が死ぬのが当たり前の日常」

なんかじゃなかったはず。



人が死なずに維持できる社会に変えていこう。



どうやってお互いが負担を減らして

幸せになれるのか、

一緒に選択肢を増やしていこう、と。





どんなにそれが困難であったとしても、

もうこんな悲しい犠牲を

繰り返さないために。







【参考サイト等】



電通新入社員自殺、「死ぬくらいなら辞めればよかった」が絶対に誤りである理由。 By後藤和也さん 

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161012-00010000-scafe-bus_all&p=1



小島慶子さんオフィシャルブログ

過労死のニュースについて 昨夜から考えていること



佐々木亮弁護士・ブラック企業被害対策弁護団代表ブログ

電通過労自死事件から真の「働き方」改革を考える

http://bylines.news.yahoo.co.jp/sasakiryo/20161012-00063150/



労働生産性の国際比較データ元↓

日本の生産性の動向 - 公益財団法人日本生産性本部

http://www.jpc-net.jp/annual_trend/annual_trend2015_3.pdf






byしゅくらむ


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by shuklm | 2016-10-15 17:14 | 性的被害・過労死・福祉など | Comments(0)

保育園落ちた、その先へ。子育て支援策が後回しにされる理由、子育て世代が運動しづらい理由





コレ重要。

子育て支援策が後回しにされる理由、子育て世代が運動しづらい理由を、

病児保育サービス現場から語る。




2016年5月20日付神奈川新聞

「保育園落ちた、その先へ

参院選へ、もっと怒りを」


NPO法人フローレンス代表理事・駒崎さん インタビュー

記者:草山歩さん

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****一部引用ココから****



子育て支援政策が後回しにされていると駒田さんは指摘する。

本当に克服する気があれば、予算もてこ入れするはず。

不可能な額ではない。例えば年金は支出ベースで52兆円。

医療は40兆円。

子育ては 4兆~5兆円。

ケタが違うぐらい少なくて済む。

でもやっていない。

それは優先順位がすごく低いことを意味する。


なぜなのか。


駒崎さんは二つの理由を挙げる。


まず子育てに力を入れても票にならないこと。

若年層の投票率が低いからという。

そして二つ目が「子育て世代の社会運動しづらい」という現状だ。

「すごく社会運動頑張ればマイノリティーは勝てる。

いい事例が障害者運動。

看護士も連帯して看護連盟をつくり、政治家送り込んで待遇改善にこぎつけた。

子育て分野ではそれをやってこなかった」


原因は、子育ての特性にあるという。

待機児童問題で悩んでも、子供が就学すれば学童保育、その次は思春期、その次は大学受験と、成長に合わせ次々と新たな問題に直面していく。


「例えば障害者の多くは一生障害者で、高齢者なら 20年間くらいは高齢者であり続ける。

そうした点で、当事者である期間が短くて、

継続して運動し続けることも難しい子育て分野は、どうしても後れをとってしまう」




****引用ココまで*********




この後、参院選についても語られています。


(あんまり書いてしまうと神奈川新聞の営業妨害になってしまうので(笑)

引用はこのあたりにさせていただきます

神奈川新聞頑張ってますよね)




こうした、声を挙げづらい人たちの声がかき消されないように、

どうやっていい方向に活かしていけるのか、

それがいまの政治で本当に求められているんだと思います。






byしゅくらむ


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by shuklm | 2016-05-21 21:42 | 性的被害・過労死・福祉など | Comments(0)