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オトナの社会科・中東からの声を手掛かりに。

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2019年頭に・これまでとこれからと。



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今まで読んでくださっていた皆様、

大変なご無沙汰申し訳ありません。

今年初めての更新になります。




先月・今月と、また人の生死と

向き合う機会がありました。




人の死が地雷だった自分ですが、

以前と比べると、随分

ちゃんと等身大で受け止めて

ちゃんと悲しめるようになってきました。


しゅくらむが運営しているもう一本の

ブログ(発達障害当事者ブログ)にて

アウトプットすることで、

自分なりのグリーフワーク

(喪失のケア)に取り組みました。


同じようなことを延々と書いてますが(^^;)

螺旋階段を上るように、

少しずつ前進しています。


▼Ameba当事者ブログ「ADHD七転び八起き☆」

カテゴリ:喪失と再生/回復

https://ameblo.jp/dt2003/theme-10104954418.html





そんなこともあり、

コチラの社会問題系ブログはずっと更新できず、

いろいろな宿題を積み残したままで

忸怩たるものもあるのですが、

その時々に自分が一番やりたいことを

納得のいくようにやっていきたいと思います。





ミッションステートメントは、


「私は、描くこと・書くことで、

世の中に貢献したい。

自分の持てるリソースを最大限使って

誰かの助けになることで、

少しでも世界を良くしたい」です。



これは変わっていません。



なので、

大それたことかもしれませんが、

宣言してしまいます。



描くこと・書くことで身を立てたい。



どうしても死ぬまでに描きたい漫画があるのです。

「喪失と再生」について。




そんなに甘くないのも百も承知ですが、

何をどうやっても、振り絞るように

描くこと・書くことでしか

前へ進めないのなら、

それが誰かの助けとなれるように、

確かな技術と思考軸を持ちたい。



震災や自死や事故などで

大切な存在を亡くしたひとへ。

或いは何らかの喪失を抱える人へ。

自分に寄り添い支えてくれた

人や事物やコトバを、今度は

能う限り返すことで力になれるように。



ブログや漫画で書いた事柄は

ずっと残るものだから、

誰かを傷つけることになるかもしれない。


自分の存在自体が

誰かにとっての傷になるかもしれない。


その覚悟を持って、

皆さんと一緒に創りあげていきたいと

思っています。







つれあいの親も認知症らしき症状が

頻回となってきて、

いよいよ介護突入か??という年代でもあり、

職場もそろそろ肩叩き対象で、

自分の来し方を考えたというのもありますが、

それはあくまで副次的なことで。




おそらく自分の老い先が短いので(^^;)

後悔しないための、

今年は本気で修行(サナギ)の年にしたいと

念じています。




「えっ、そっちに行くの??」って

思われるかもしれませんが、

その時はそれしか出来ない不器用者なので、

何卒ご容赦をお願いいたしますm(__)m




今年はかなり引きこもりになり、

更新回数もかなり不定期で

不義理を重ねてしまうと思います。

予めのお詫びで申し訳ありません。

「でもこれだけはどうしても言わずには死ねん!」

と思った時は浮上しますので、

もしクロスできる場面があればとても嬉しいです。





大変遅ればせながらですが、

ご縁が続くのであれば、

今年もどうぞよろしくお願いいたします。






byしゅくらむ



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筆者が知る数少ないアラビア語です。
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by shuklm | 2019-02-20 17:27 | はじめての方はコチラからご覧ください | Comments(0)

沖縄とパレスチナで見たそっくりの光景、言われた同じ言葉。「帰ったら日本を変えてほしい」






■私が見た沖縄とパレスチナ、デジャヴュのような相似形■






もう10年以上前ですが。

パレスチナ自治区を訪れた時、

あまりの既視感に目を疑いました。



「初めて来たのに、

なんでこの風景を

私は知ってるんだ??」




見渡す限り続く、

整然と区画された田園風景。


車窓いっぱいに見える

広大な敷地は、すべて

イスラエルに占領された土地。






1997年の少女暴行事件後、

嘉手納基地を包囲する

ヒューマンチェーンに参加

するために

沖縄を縦断する国道を

北上しながら見た風景が、

まさにそれでした。



広くてゆったりした

綺麗なビーチやデカイ敷地は、

全部が米軍基地。


縮尺を間違ってるんじゃないか

と思うくらい狭い場所に

ひしめくように押し込められて

いるのが、地元の人たちの家々。





びっくりするほどの相似形を

成していたその風景は、

成り立ちまでが似通っていました。






パレスチナの人が

かつて住んでいたのに、

中東戦争によって追われた土地。


目の前にあるのに、

いまは立ち入ることも

耕すこともできない占領地。






沖縄戦後、アメリカ占領下で

多くの土地が米軍に接収され。

終戦後やっとの思いで

再建した家や畑を、

朝鮮戦争時、

「銃剣とブルドーザー」で

追い出され

米軍基地が拡張されて。



金網の向こうに見えている

自分の土地に立ち入ることも、

子どもの頃に登って遊んだ

庭のガジュマルの樹に

触れることもできないまま

60年以上が経過。







そして、現在。



学校へ向かう子供たちが通る

生活道路を、銃を持った

フルメタルジャケットの

兵士が闊歩する風景も、

パレスチナと同じ。




▼これが日本か 米兵が銃持ち県道を移動、沖縄・高江

2016年7月27日付 琉球新報

http://ryukyushimpo.jp/news/entry-324192.html





オスプレイが「不時着」しても、

小学校に米軍機部品が落下し

避難シェルターまで造られても、

飛行を止めることすらできない。


沖縄は占領下じゃないのに、

占領状態がそのまま残っている。




これって独立国なの??







■基地の始まりがそもそも国際法違反■







こうした米軍基地問題の

始まりの問題点について、

沖縄選出参院議員の

伊波洋一さんが指摘されています。



▼伊波洋一さんTwitterより

https://twitter.com/ihayoichi/status/1037579357823201281




***シェアココから***



”沖縄の基地問題の原点は

米軍占領による住民からの土地強奪。

占領軍による住民財産の没収は

ハーグ陸戦条約「第四六條 

私有財産ハ之ヲ没収スルコトヲ得ス」

によって禁じられている。


米軍基地の返還を求めることは

沖縄県民の正当な権利である。


普天間基地の返還で県内に

新たな基地を求めるのは不当だ。”




***シェアココまで***





少し補足させていただくと、

基地問題の始まりが、そもそも

戦時の敵国領土における

軍の権力について定めた

ハーグ陸戦条約違反だと。


たとえ占領していても、

住民の財産や私有地を勝手に

没収することは国際法違反だと。


この指摘は全くその通りだと思います。



(イスラエルの占領地での入植も

国連安保理や国際司法裁判所から

何度もダメだと勧告されています)




占領者によって

奪われた土地を返還させる

正当な権利を行使しないで、

どこが独立国家なんでしょうか?







■沖縄でもパレスチナでも言われた言葉「帰って日本を変えてほしい」■






なので、

「沖縄ガンバレ」みたいな声を

見聞きすると、

悪意がないのは重々承知して

いるのですが、どうにも

「わじわじ」して

居心地が悪くて仕方ないんです。





パレスチナでも沖縄でも、

言われたのは同じ言葉でした。





「日本に帰ったら、

アメリカの戦争を支えている

日本を変えてくれ」と。







沖縄で交流した様々な人達からも

異口同音に言われました。




平和バスガイドの草分け・

糸数慶子さん(現・参院議員)、


「基地・軍隊を許さない

行動する女たちの会」の

メンバーの女性の方々、


読谷村の反戦地主・知花昌一さん、


「沖縄のガンジー」と呼ばれた

阿波根昌鴻さん(故人)も、


「沖縄が基地を望んだことは

一度もない。

沖縄に基地を置いているのは、

本土の側。

だから本土へ帰ったら、

日本政府を変えて欲しい」、と。











■大事なのは、「最前線」を作らせないこと■






実際、

「最前線」の現場で

出来ることは限られます。




パレスチナでは、

私たち市民ツアーの一行は

迫りくるイスラエル軍の

戦車を止められず、

なす術なく難民キャンプを

後にする事しかできませんでした。




沖縄では辺野古の新基地建設完成が

非暴力の直接行動で

10年押しとどめられてきましたが、

でもそれだけでは、

全体状況を止められない。




そうした現地での直接行動を

無駄にしないためにも、次々と

機動隊などを送り込んでくる

政府を止めないと、

延々とどこかで繰り返される。




だから、

いかに最前線を作らせないかが

肝心なのだと。


沖縄とパレスチナで

自分なりに学んだ

最大のことはそれでした。







■最前線で争い合わされるのは■





何より忘れてはならないのは、

「最前線」で争い合わされるのは

いつも普通の人たち同士

だということです。




沖縄の新基地建設工事を

止めようと座り込む

沖縄戦を生き残った

おじいやおばあを

排除しているのは、

地元沖縄の軍警だけじゃない。


神奈川や大阪など

あちこちの県警から派遣された、

若い機動隊員や、警備員たち。




▼高江の機動隊員や警備員たち

Photo by ママ崎ママさん

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パレスチナでの占領を

やめさせようと

非暴力で訴える人達を

実弾や催涙弾で追い散らして

いるのは、

つい数週間前まで

ニンテンドーのゲームを

やっていたような、

189歳の新兵たちでした。




▼ひとりひとりは人懐い笑顔のイスラエル兵たち。

2002年6月、パレスチナ自治区

ヨルダン川西岸地区にて

Photo by しゅくらむ(筆者)

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機動隊員も警備員も、

そして若いイスラエル兵も、

ただ自分の仕事をやっているだけ。


誰もわざわざ争い合いたくなどない。


なのにやりたくもない仕事を

しなくてはならないから、

暴力的・排他的にならざるを得ないのでは。







そして、選挙などのたびに

選択を迫られ、いつも

分断に苦しめられるのは、

地元で暮らしている人達です。




そういう現場に、

人を追い込んではならない

のだと思います。




彼らをそういう場に

追いやっているのは誰なのでしょう?





沖縄の主産業が基地で

基地が無いと生きていけない

経済だったのは、

いまや過去の話です。



基地が無くなって困るのは、

一番基地を望んでいるのは、

いまや本土の方ではないですか。





<沖縄基地の虚実11>跡地の経済効果28倍 基地、発展の足かせに

琉球新報 2016年5月22日付

http://ryukyushimpo.jp/news/entry-283959.html










■簡単に言えないからこそ。日本の何を変えればいいのか?■






現在、激戦が伝えられている

沖縄の知事選。

非常に厳しい選挙だと思います。



私自身は、翁長知事の遺志を引き継ぐ

玉城デニーさんを支持します。



一方で、本土で生活していて

沖縄で生きていく訳でもない私が、

軽々に言えないとも感じていて。


それを承知で、

それでも何かをせずにはいられない。



日米同盟が必要だとしても、

こんな占領状態のままでいいのか??



せめて現状を伝えることくらいは

しなくてはと思い、

書き綴っています。




沖縄の選挙の結果がどうあれ、

沖縄の中だけの選択に

し続けている限り、

解決が難しいからです。




では、

日本本土の何を変えることが

必要なのか?





「アベ辞めろ」を主張するだけ

では危ういと感じています。


民主党政権時代の野田総理も

米軍基地は地位協定により

提供し適切に使用していると

答弁しました。




最大の要因はやはり、

「沖縄は大変だと思うけど、

やっぱり北朝鮮とか

中国が心配だし、

米軍がいないと困る…」という

本土の精神構造でしょう。



つづめて言えば、

「守ってもらってるんだから

占領状態でも仕方ない」。



それが変わらなければ、

誰が首相でも

どの党が政権を執っても同じ

だと思います。





だからこそこの際、

再検証しておきたいんです。


ホントに「米軍は日本を

守ってくれてる」のか??






■日本防衛が目的じゃない?!■





日米地位協定と他国の地位協定の

国際比較に徹底的に取り組まれた

伊勢崎賢治さんと布施祐仁さんの著書

「主権なき平和国家」から見てみます▼

(201710月集英社クリエイティブ発行)




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***一部抜粋ココから****



※見出しと◆はしゅくらむによります※




”アメリカは日米安保条約によって

日本を防衛する義務を負っていますが、

そのためだけに日本に米軍を駐留

させているのではありません。


むしろ、第一の目的は、

日本の防衛以外にあります。”




【例証】



1968年アメリカ国防総省作成の極秘文書

「日本と沖縄の米軍基地・部隊」

(アメリカの民間機関「ナショナル

セキュリティ・アーカイブ」が

情報公開法に基づいて入手し公開)


「(日本に)日本防衛のための基地は一つもない。

いくつかの部隊が副次的に、

そのような任務を持っているだけだ」




1993年から1995年まで陸上自衛隊

トップの陸上幕僚長を務めた冨澤暉氏


「在日米軍基地は日本防衛のためにある

のではなく、アメリカ中心の世界秩序の

維持存続のためにある」


(公益社団法人「安全保障懇話会」

20092月の会報)




1991年の特別協定を結んだ時の

アメリカ国防長官、ディック・チェイニー氏も


「米軍が日本にいるのは、

日本を防衛するためではない。

米軍にとって日本駐留の利点は、

必要とあれば常に出撃できる前方基地

として使用出来ることである。


しかも日本は米軍駐留費の75%を

負担してくれる。


極東に駐留する米軍は、

米国本土から出撃するより

安いコストで配備されている」


199235日、米下院軍事委員会)





”実際、在日米軍基地は、

朝鮮戦争、ベトナム戦争、湾岸戦争、

アフガン戦争、イラク戦争と

アメリカが第二次世界大戦後に

アジアや中東で行った軍事行動の

ほとんどで出撃拠点や兵站拠点

として使われてきました。”




****一部抜粋ココまで***







そして実際、最新の

米軍の対中戦争シミュレーション

「オフショア戦略」でも、

日本を防衛するなんて書いていないのです。



もし戦争になったら、


「米軍はまず逃げる」


って言ってるんです。




「実際に戦うのは自衛隊で、

戦場は沖縄と日本本土、

アメリカはちょこっと作戦に

アドバイスするだけ」と、

自衛隊最前線部隊出身の

井筒高雄さんも指摘されています。






既に日米合同軍事演習もとっくに

そういうマニュアルで実践されてる。



▼「三上智恵の沖縄<辺野古・高江>撮影日記より

三上監督の許可を得て拝借しています

https://youtu.be/92Nxh-PEB28

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こうした事実を見ると、

「米軍が守ってくれる」というのは

自分に都合のいい願望、

というよりもはや幻想です。



この幻想から自由になることが

必要なのではないでしょうか。








■「アメリカに守ってもらってるから仕方ない」と思わなくてもいい!■






解決策は、

改憲よりもまず地位協定の改定だと、

「主権なき平和国家」著者の

伊勢崎賢治さんと布施祐仁さんは

主張されています。




何も日米同盟を今すぐ

破棄するとか、

独自核武装するとかではなくて、

地位協定を普通の同盟国並みの

運用にすることだ、と。





***シェアココから****




”地位協定をめぐる歴史を

冷静な目で見れば、

この問題でアメリカが譲歩する

度合いの大小は、必ずしも

アメリカの防衛にどれだけ

貢献しているかで決まって

いるわけではないことがわかります”



”ドイツでも、韓国でも、イラクでも、

地位協定に関してアメリカ側の譲歩を

引き出す最大の要因となったのは、

受け入れ国の「国民感情」です。”




***シェアココまで****




詳しくはぜひ著書をご参照ください!▼







準戦時下のイラクや韓国でさえ

運用改定を実現できているのです。


なぜ「平時」で「平和」なはずの

日本で出来ないのか?



それは「国民感情」、

私たちの意識次第です。




「仕方ない」と諦める必要はない。



戦略を練りましょう。


これからが勝負だと思うのです。







【当ブログ内関連記事】




▼【日常スケッチ】どこまでも続く田園風景。パレスチナの人たちが、今も「イスラエルって呼びたくない」理由。

http://syuklm.exblog.jp/24736236/


元イスラエル兵が語る占領リアルpart1・ついこの間までニンテンドウのゲームをやってた1819歳の少年が、人間的に壊れてしまう理由。

https://syuklm.exblog.jp/25223656/


▼沖縄はいまだ「占領下」。同じことが東京で起こったらOKか?

https://syuklm.exblog.jp/26104806/


繰り返される暴言と沖縄差別。「モグラ叩き」を終わらせる道は?

https://syuklm.exblog.jp/26296555/


▼必見!国防のリアル。「中国脅威論」とガチで向き合う・アメリカが守ってくれない理由。

https://syuklm.exblog.jp/24895125/





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by shuklm | 2018-09-24 06:01 | はじめての方はコチラからご覧ください | Comments(0)

森友問題part2・政治家の心臓ってナンダ?官僚の本分とは??スケープゴート政治を終わらせて前へ!







1■新たなスケープゴートにモヤモヤ■






319日の国会審議。

太田理財局長への和田議員の質問を

布施祐仁さんのツイートで知り。




真っ先に思い浮かんだのは、

現役公務員・元公務員の友人知人たちの顔でした。


政治家(国会議員、知事、市議etc

が理不尽なことは往々にしてあるけど、

それでも良心的な公務員は、

公共サービスを低下させないように

日々現場で踏ん張ってるのに。




そりゃねえだろと思い引用ツイートしたところ、

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予想外に沢山のリツイートとをいただき

有難いと同時に、いささか焦り、

かなり考え込んでしまいました。



一夜明ければ、与党ヨイショ論者からも

和田議員への非難轟轟、吊し上げ。


和田議員としては忖度して援護射撃した

つもりでしょうが、与党からも総スカン

議事録からも発言削除。




もちろん、官僚に全責任を被せるために

公務員像を貶める発言は

批判されて当然だと思いますが、

周囲の手のひら返しの雪崩打つカンジが、

なんとも違和感があって。




一方、

官僚が犯罪を犯したのであれば

相応の罰もやむなしと考えます。





しかし、一体いつまで

こんなことが繰り返されるのか?

忖度構造を変えるには何が必要なのか?





シロウトなりにちょっと

掘り下げて書いてみました。

(長文お許しください)








2■政治家の心臓ってなんだ??田中角栄に見る「人心掌握術」■






官僚との仕事のやり方について、

別に角栄を奉るつもりも、

金権キングメーカー政治を全肯定する

つもりもありませんが。


少なくとも彼は、自分で出した議案は

自ら全議員を説得して回ったし、

官僚に対して政治家としての責任は取ったし、

懇意にした人は生涯見捨てなかったそうなので。





極貧家庭に育ち、中卒から

成り上がりで大蔵大臣になった時の

就任演説は、今でも伝説らしいです。





▼「田中角栄という生き方」宝島社2014年 より。

読み応え有りました!

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”諸君は日本中の秀才代表であり、

財政金融の専門家ぞろいだ。


私は素人だが、

トゲの多い門松を沢山くぐってきて、

いささか仕事のコツを知っている(中略)。



思い切り仕事をしてくれ。

責任はすべてワシが背負う。以上!”








政治家が政治的責務を果たすから、

事務方は頑張れる。


そこに尽きるんじゃないでしょうか。




じゃあ、官僚の仕事の本分、

シゴトの領分ってなんなのか??







3■元大蔵官僚・財務大臣が指摘する「超えてはならない一線」■






田中角栄時代の大蔵官僚で、

民主党政権で大蔵大臣・財務大臣を

歴任した重鎮・藤井裕久氏への

インタビューは読みごたえがありました。

 



▼「官吏の道に反する」森友改ざん、「首相らの辞任不可避」

2018.3.19神奈川新聞より

http://www.kanaloco.jp/article/318333






藤井氏曰く、



”公務員が、一人の権力者の政局に

加担してはいけない。これは大原則だ。


役人だった頃、田中角栄内閣を

官僚として共に官邸を支えた

後藤田正晴氏から

「公務員は中立公正で、初めて

国民の幸せは実現する」と言われた。


大蔵省の先輩からも、こう教育を受けていた。



しかし、佐川氏は一人の権力者である

安倍首相に迎合した。


官僚が与党のシンクタンクであることは

否定しないが、それは政策に限られる。”




”竹下登官房長官の秘書官を務めていた際、

竹下氏に「官僚は入って来るな。

今日は帰れ」と言われたことがある。


長期政権だった佐藤栄作首相を降ろす

動きがあった時で、

「おまえたちは、ここでおしまいだよ。

もうこういう席には来るな」と言って、

はっきり区別していた。



これが筋だ。



ここから先は政策とは違う政局の世界だと、

政治家の側がけじめを心得てくれていた。


役人を政局に巻き込むことはおかしい。”



”政策と政局の違いをわきまえることは

一番大事なところだ。




例えば個人的には減税反対でも、

政治が「減税する」と決めれば黙って

従わなければいけない。”



”それが官吏だ”




”だが、その姿は安倍政治で崩れたと言っていい。


役人がここまで落ちたのは、

2014年に内閣人事局を新設して

間違った運営をしてきたからだ”





”最後に責任を取るのは安倍首相しかいない。”


”責任の取り方は辞任しかない。

そのことによって初めて信頼が戻る。”






(全文はぜひ、頑張ってる

神奈川新聞本紙にてご覧ください!)








4■内閣人事局の弊害■






じゃあ内閣人事局の何が問題なのか??






▼サンデーモーニング2018.3.18より






官僚幹部の人事には、従来、各省庁の自主性があった



しかし、「縦割り行政」「省益」との批判、

官僚の不祥事で、

「官僚主導から官邸主導へ」。

その目玉が内閣人事局。








官僚幹部の人事権を、官房長官・首相のもとに一元化。


官僚の人事を官邸がにぎる「官邸主導」に。



しかしチェック機能が働かない

行き過ぎた官邸主導の弊害が。




東京大学大学院総合文化研究科 

内山融教授は指摘する。


「場合によっては違法に近いような

行為が行われるかもしれない。

それに対してチェックが

かからなくなってしまう」








5■変えるべきことは??■







①政治家が責任を取らなくなり、

②官僚が「国民の幸福のため」という職責を忘れ、

③制度の恣意的な運用が重なれば、

忖度が起こるのは必定でしょう。




この忖度構造を変えるために

何が必要なのか?






1◆まともな政治家を育成するルート



もちろん小選挙制度のモンダイもあるのですが。



以前存在した政治家育成ルート

(派閥、松下政経塾、組合など)が現在ほぼ皆無。


良し悪しは別にして、

ガッチリ青年部から育成システムが

機能してるのは、公明党ぐらいでは?



例えばスウェーデンのように、

政党別に青年部から政治を学ぶキャンプなどで

薫陶を受け育っていく裾野が必要だと感じます。






2◆まともな官僚が頑張れるフィールド



コレは前川喜平さんを見れば一目瞭然。

まともな人は今なかなか省内にいられない。


図らずも、西田氏が答弁で

「お仕えする政治家」と吐露したように、

それが当たり前になってしまっているのなら、

国民のためにきちんと仕事をしている人を

正当に評価出来るような

人事システムにする必要があるでしょう。






3◆政治システムの問題



じゃあ、

「内閣人事局をぶっこわせばいい」とか、

「財務省解体!!」なのか?というと、

そういう単純なハナシじゃないですよね。

 

例えば財務省が問題を起こすからといって

解体しても解決にはならない、ということを、

現役の霞が関官僚の方が指摘されています。

とてもわかりやすかったのでご紹介させていただきます



▼「若手キャリア官僚は今こんなことを考えています」

おおくぼやまと@霞ヶ関@okubo_yamatoさんのブログ


【森友】財務省けしからんから解体する、というのは、うちのトイレが気に食わんからトイレぶっ壊す、というレベルの話【財政の話】





財務省壊しても、じゃあ

その後誰がどうやって税金集めたり、

配分するの?ということは

決めないといけない。






で、ここから先は私の考えですが。




「官邸主導」は民主党政権も掲げていたし、

政治主導でないと変えられないこともある。


問題は、その妥当性が

どう担保されるのか、ということだと思います。


脆弱なチェック機能(第三者機関)を

どう実効化していくのか。



官邸と官僚、野党と与党の

仕事の良いバランスとはどの塩梅なのか。



ここのシステムをよくよく吟味して

常に最適化していく仕組みを入れていかないと、

トップをいくら入れ替えても

政策と政局の混同、つまり忖度の構造は続くでしょう。







6■スケープゴート政治を終わりにするためには?■







で、ココで最終的に、

私たち国民に帰ってくる問題があると思います。



右も左も、日本の政治が乗り越えなくては

いけないことがある。

政治家だけでなく、私たちひとりひとりが。




安倍首相は、常々

「最後は最高責任者である自分が

責任を持つ。自分が決断する」

と断言されていたので、

藤井元財務相が指摘する通り、

辞任が相当だと思います。




ただ、それでもいまだに

安倍政権を支持する層が30~40%いる。


その人達に対してリベラル側が

「アホか、騙されている、目を覚ませ」

と言っても、全く無意味だとも思います。




一部の極右層を除いて、「他に選択肢が無い」

「変化を望まない」サイレントマジョリティが

それだけ存在するという証左なのではないか。


そして、リベラルによる

「強きを挫き弱きを助く」の反動が、

過剰なまでの

「弱きを挫き強きを助く」を

生んでしまったのではないか?

という気もするのです。





実は炎上を呼ぶ層は、

年収の高い子持ちサラリーマン男性が

多いというデータもありました。


(国際大学グローバル・コミュニケーション・センターの山口真一助教が「ネットで炎上に加担しやすい人」の傾向をまとめた研究。

今はR25廃刊で元ネタが見れないのですが)

http://girlschannel.net/topics/712674/




サラリーマンの社会的地位が地盤沈下し、

弱者保護の意義がわからない。


「なんでこんなに苦労して働いて

子供も学校やって税金納めてるのに、

タダでもらってる奴らがいるんだ??

アホらしくてやってられるか!」と。





その事実にきちんと向き合い

正対していかないと、安倍退陣後、

「巨悪退治後の内戦」になりかねない。






あえて極限的な例を挙げれば、

中国の文化大革命や

ユーゴスラヴィア紛争です。





文革では、吊し上げ大衆運動が

実権奪取のための手段に使われた。

次は誰が吊し上げに遭うかという混乱を利用して。




ユーゴスラヴィア内戦では、

巨悪(ソ連)が倒れた後、

経済がうまくいかない犯人探しが始まって、

遂には、昨日までの隣人同士の

「兄弟殺し」にまで行き着いてしまった。




そこまで極端な事態に至らなくても、

いままさに、誰かのせいにして

吊し上げるスケープゴート政治が

まかり通っているように。





「官邸主導の政治改革」も、

元々は「自民党金権政治打破」で

成立した新進党・細川政権や、

「自民党をぶっ壊す」「規制緩和」

とぶちあげた小泉劇場、

そして民主党の「政権交代」など、

既存体制を打破対象として正当性を主張する

演出装置に使われた面があった。


それらがすべて一緒くたに無意味

だったとはもちろん思いませんが、

「庶民が溜飲を下げる」という構造が

あったのは否めないでしょう。




私たちもその装置の一部だった。





その歴史から学べるのは、

「●●さえ倒せば世の中すべて

うまくいく」というのはありえない、

ということだったのではないでしょうか。



安倍さえ倒せば、とか、

マスゴミさえ一掃すれば解決する、とかは幻想。

いやもしかしたら、もっと大変かもしれない。





安倍内閣を退陣させたら、

今度こそもう、誰かのせいには出来ない。


「だから退陣させるな」とか

言いたい訳ではもちろんなくて。




もしそうだとしても、

ココから先は、そこを自分達が引き受けて、

やっていくしかないんだと思います。





正直、「望むところだドンと来い」とは

言いづらいです。


年度末仕事に追われてトホホな毎日の

サラリーパーソンとしては、

体制の変化はキツイです。




でもやっぱりオトナとして、

コドモ世代に示しがつかんと思うんですよ。


下の人間が割りを食って死にまで至らしめられ、

権力のある人間ほど罪に問われないというのでは、

子供に真っ当に生きろとか言っても虚しい。




だから、肚を固めて。




問題があれば指摘するし、

糾す必要があるけれど、

誰かのせいにしない。


政治家も、官僚も、そして私たちも、

現状に疑問を持つ者同士であれば、

どっちに転んでも軸をブレさせずに、


よりマシな社会を目指したいという

原点を何度でも確認しながら、

わずかずつの匍匐前進でも、

前へ進んでいきましょう。






#いくらなんでも

#官僚の本分

#安倍後の準備は出来てるか

#スケープゴート政治を終わらせよう



【当ブログ内関連記事】



※追記※

文章の一部とハッシュタグを追加しました(2018.3.22



byしゅくらむ



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by shuklm | 2018-03-21 22:12 | はじめての方はコチラからご覧ください | Comments(0)

紛争地へ行った者としての使命感―体験を還元するためにブログ





初めてこのブログを見てくださる方、

世の中に星の数ほどあるブログの中から

訪問いただき、有難うございます。


今日は、なんでこんなニッチで

マイナーなブログを始めたのか?

というハナシをば少々。




いままで読んでくださっていた皆さま、

遅ればせながら、2018年頭のごあいさつ&個人的なハナシ。

の続きです。





2002年パレスチナを訪問してから、

全力でイラク反戦運動に取り組んだ反動で、

燃えつき症候群と自殺念慮を体験。


過労死レベルの業務量で体を壊して、

しばらく社会運動を離れていました。





それ以上に、

「イラク戦争を止められなかった。

パレスチナ問題も解決の途が見えない。

いったいどの面下げて、

パレスチナの人たちに会えるのか。

自分には、何も言う資格はない」と

思ってきました。




もう燃え尽きたくない、

死にたくても死ねないという

精神状態には陥りたくない、

という強迫観念もありました。






しかし2014年夏、

イスラエル軍によるガザ攻撃で

あまりにも一方的な報道に対して、

「このまま何も伝えずに

終わるわけにはいかない」

「少なくとも自分が現地で

見聞きしたことは伝えなくては」と、

当ブログを開始したのでした。


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「日本の友人達よ、

どうか道を誤ってくれるな」と、

祈るような、血族に寄せる思慕にも似た

想いを寄せてくれていた中東の人たち。




12年前のあの時、

私に言葉を与えてくれた

パレスチナ・イスラエル、

シリア・イラク・アフガンなどの

人たちに、いま何かを返せるとしたら。





本当にささやかなこの場だけれど、

綴らずにはいられない。





届きますように。





心ある日本の人たちに、

彼らの思いが届きますように。





日本から、

彼の地に希望を届けられますように。






【当ブログ内関連記事】

「日本の友人たちよ、道を誤ってくれるな」。日本人だからこそ出来ることがあると教えてくれた、”中東からの眼差し”。

「なんでそんな遠い所のことを?」社会で働き20年。人生ままならないからこそ、伝えたいこと。~戦後70年の8月に~




【当ブログ内関連カテゴリー】


パレスチナ自治区 現地レポなど

シリア人の友人のこと・難民・シリア関係

中東・イスラムなどからの声

はじめての方はコチラからご覧ください




上記のような内容を

ギュッとコンパクトにして、

イベントでお話しさせていただきます。

よろしかったらのぞいてみて下さい!▼

この際だからぶっちゃけトークしませんか?? 4人4色のシロウト×平和学専門家が語る、憲法・改憲・国民投票!@3/10東京




byしゅくらむ



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by shuklm | 2018-03-07 22:41 | はじめての方はコチラからご覧ください | Comments(0)

遅ればせながら、2018年頭のごあいさつ&個人的なハナシ。






2018年、初めての更新になります。




ずっと読んでくださっている皆様、

ご無沙汰しております。


忘れずにいて下さって感謝です。





初めて見てくださる方、

訪問してくださり有難うございます。


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2017年後半、精神的なダメージがあり、

それを克服するため、しばらく

しゅくらむ運営のもう一本のブログで

内面に向き合う記事を書いておりました



Ameba 当事者ブログ「ADHD七転び八起き☆」

http://ameblo.jp/dt2003/




ごくごく個人的なハナシですが、

なぜ私がパレスチナへ行ったのか?等々

もしよろしければご覧いただけますと幸いです。






喪失と再生・親友の死と燃え尽きとリスタート。

喪失と再生②・贖罪のために紛争地へ

喪失と再生③・全力で反戦運動、祖母の自殺、もえつきと自殺念慮

喪失と再生④・燃え尽きとは?―人生を破壊してしまう「進行性の病」

喪失と再生⑤・「もえつき」と「鬱」の違いは?

喪失と再生⑥・燃え尽きるべくして燃え尽きた私

喪失と再生⑦・燃え尽きの治療と回復は?リカバリングとの出会い

喪失と再生⑧「人生は大変であるべき」という価値観の棚卸し

喪失と再生⑨・見捨てられ体験「成果を出さなくては無価値」という呪いに

喪失と再生⑩・人生はままならない

喪失と再生⑪・そして、私の生きる道。






10年以上前の文章も引っ張り出しての

こうしたリカバリーを経つつ、

ゴミ屋敷寸前まで荒れ果てていた

自宅内も復旧し、

ようやく「社会復帰」できる状態にまで

持ち直してきました(笑)。


(仕事には毎日出勤してたのですが、

社会運動は引きこもり状態だったので)





当ブログも、次回からゆるゆると

本格的に再開したいと思います。







いよいよ2018年、

様々な意味で節目の年となるでしょう。




すべてのことが出来るわけではありませんが、

悔いのない1年にしていきたいと思います。




困難な時代だからこそ、

想いを同じくする方々と、

希望の在り処を探して

ご一緒できると嬉しいです。




大変遅ればせながら、今年も

どうぞよろしくお願いいたします。




まずはごあいさつまで!






byしゅくらむ


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by shuklm | 2018-01-28 17:38 | はじめての方はコチラからご覧ください | Comments(5)

核兵器禁止条約成立の年、原爆の日に。打開のカギは??



被爆者や遺族の方々、非核を願う人達の

「ノーモア・ヒバクシャ」の希求が

ついに国際社会を動かし、

核兵器禁止条約が成立。


その画期的・歴史的な年の、原爆の日。



核保有国が批准拒否を明言し、

日本政府が条約交渉にすら

出席しなかったことに対し、


広島でも長崎でも、平和宣言で

市長が条約に言及し、

世界の施政者へ実効性ある行動を求めました。





長崎原爆の日

核禁止「批准を」 市長、政府に迫る

電子版毎日新聞 2017年8月9日付より

https://www.google.co.jp/amp/s/mainichi.jp/articles/20170809/k00/00e/040/288000c.amp




広島市長も、長崎市長ほど明確ではないですが、

日本政府に対し「核保有国と非核保有国との

橋渡しに本気で取り組んでいただきたい」と要請









「核の傘から出るべき」


「唯一の被爆国日本は

核兵器禁止条約に批准すべき」。





本当にその通り。



今こそ、

「核抑止論にもとづく安全保障」

という考えから脱却していく

必要があるのだと思います。




じゃあ、どうすればそれが実現できるのか?


そのために何を超える必要があるのか?







日本政府が条約交渉にすら

出席しなかったのは、

「核兵器禁止を訴えても、

核保有国と非保有国の溝が深まるだけ。

現実的ではない」という理由でした。




また一方で、実際問題として、

唯一の被爆国でありながら

「アメリカの核の傘」の下にいる日本が

言っても説得力がないというのも

否定しようのない現実だと思います。






今後様々な方策が考えられます。



日本政府へのロビイング活動、

国際署名キャンペーン等など、

どれも大切な取り組みだと思います。






その上で、あえて個人的に

ココで問題にしたいのは、

ざっくり次の2点です。




1、「核の傘から出るのが難しい」―

政府だけのモンダイじゃないのでは??



2、核保有国=常任理事国が動かないと、

国連が機能しないモンダイをどうするか??




それぞれ1個ずつみていきますと。







1■「核の傘から出ることは不安」という声にどう応えるか?

「真ん中6割」に届く言葉を■




核抑止論による安全保障から脱却できないのは、

政府だけの問題ではなく、

それを支えているのは、

「アメリカの後ろ盾がないとなんとなく不安」

というふわっとした民意。



「核のない世界」に反対する人は

ほとんどいないでしょうが、

じゃあその人たちが全員

「アメリカの核の傘を出る」

ことに賛同するでしょうか?



「アメリカに守ってもらわないと

どうするの?」

「沖縄の基地負担は軽減した方が

いいと思うけど、でも

北朝鮮の脅威があるから…」

といった漠然とした

不安を感じている人に、

「不安に思うな!」とだけ言っても

納得するのは難しいと思うんです。



アメリカの核の傘を出てもやっていける

現実的な別の選択肢がある、と

実感できないと。






ココから先は、右でも左でもない、

「真ん中6割の人たち」に届く言葉を

どれくらいリアルに交わせるかに

かかってると思うんです。




「じゃあさ、ぶっちゃけ日本の安全保障

ってどうする??」っていうのを、

感情的に相手を否定するのでなく、

フラットな自分の言葉で

議論できる土俵、積み重ねていく場が

本当に必要なんだと思います。



このブログも少しでもそれに寄与したいと願っています。







2■ 「王様クラブ」国連を機能させるためには??◾️





もうひとつは、国連そのもののモンダイ。




現在の公然核保有国は

イコール常任理事国で、

第二次大戦の戦勝国=「王様クラブ」で

あることは事実だと思います。


王様たちが揃って「うん」と言わない限り

国連は重大な局面で機能しない。





でもだから何もできないのか??





例えばカナダは、

現状の国連の限界を見切った上で、

「中堅国家」が働きかけることによって

常任理事国が行動しやすくする

という戦略を自覚的に採用しています。




具体的には、「PKOの母国」カナダが

国連でPKOを通じて実現させてきたのは、

大国が小国の人々を見捨てても

国際社会が見捨てない枠組みづくり

と言えるでしょう。




その実現に尽力してきた

元ルワンダPKO司令官のカナダ人

ロメオ・ダレールさんは、

「中堅国家こそが鍵を握る」と説いています。



ロメオ・ダレールさん&

伊勢崎賢治さん共著

「戦禍なき時代を築く」


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****同書よりシェア ココから****



「考えてみてください。


もし常任理事国に対して、

『世界で起こるすべての問題を

あなたたちだけで背負わなくてもいいですよ』

と言えれば、拒否権発動のリスクは

大幅に回避できるのです。


ですから私は、

中堅国家が連携する組織を

新たに国連のうちに

作るべきだと思います」





*****シェアココまで***







もちろん日本にそのまま

当てはめられるわけではありませんが、

そういう取り組みに

もっと学んでいくことは

できるのではないでしょうか。



その辺を含め、今後掘り下げていきたいと思います。







3■■今後の予定INDEX(願望ですが笑)■■■



お蔵入りしていたネタを書きとおせるよう、

道標代わりに書き出します。





■■ゼロから学ぶPKO~虐殺を防ぐためには?

 PKОと国連はどう変わってきたのか?~


1■そもそもPKОのはじまりは?

2■元ルワンダPKO司令官が、虐殺現場で投げつけられた言葉とは。

3■「PKOの祖国」カナダのリアル戦略!「中堅国家こそカギを握る」

4■国連の大転換:「保護する責任」という概念の誕生

5■「PKОも交戦主体になる」という宣言の衝撃

6■介入旅団の派遣と、「先制攻撃OK」の発動




■■非軍事貢献(交戦権が無くても出来る活動)はどのように行われてきたのか?


1■国連:シエラレオネPKOの「成功」と苦い教訓

◼️東ティモールPKO「国造り」の光と陰

3■国連+NGO:パレスチナ・ヘブロン国際監視団

4■カンボジアPKO:なぜ犠牲が出たのか?




■■おもしろスーダン人に学ぶリアル!モハメド・アブディンさん×伊勢崎賢治さんトークより


1■アメリカが作った南スーダン:「平和が困る国」

2■なぜ世界は虐殺を防げなかったのか?国際司法裁判所の限界

3■スーダンから日本に託された具体的な希望;「手に職」支援




■■非軍事国際貢献で解決か?それでも残る自衛隊の法的身分の問題


1■領海・領空警備でも、自衛隊は国際法適用外

2■中国とコトを構えると国際的に負ける理由:「敵国条項」




■■国防・安全保障のプロが指摘!ココが論点


1■栁澤協二さん「抑止論による安全保障が一番危険」

2■伊勢崎賢治さん「主権なき平和」が起こす非人道

3■加藤朗さん「国民の手に自衛隊を取り戻す」




…などなど


独学でちまちまと学んできたことを

還元したい。

亀の歩みでも、地道に、でも着実に

可視化していくことを目指します。





PS

ちなみに、

こんなニッチでマイナーなブログが、

今日で3年目を迎えることができました。


ひとえに皆様のお陰です。

有難うございます!!



2014年夏のガザ攻撃の時に、

いてもたってもいられず開設後、

想いを同じくする方々との出会いを得て、

益々お伝えしたいことが募っています。


それを持続的に可能にするためにも、

一旦体調を整えて戻ってきます。

皆様も、お身体どうかくれぐれもご自愛ください。



再見―また必ずお会いいたしましょう―







※文章一部加筆しました(2017,9,7)


byしゅくらむ


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by shuklm | 2017-08-09 23:15 | はじめての方はコチラからご覧ください | Comments(4)

トランプとISはカードのウラオモテ。「キレイゴトはもうたくさんだ!」という声にどう向き合うか?【2017年頭に・part2】。





1■「クズ白人」と呼ばれた人たちが「自分達の声」を得た■


2■「正しさ」に疲れたリベラルもトランプを支持した■


3■「コンビニ大統領とインスタントテロ」が支持される理由■


4■私たちはすでに、トランプにもISにも負けている■


5■「そこかしこにある左派リベラルの壁」を超えるために■







2017年1月21日未明(現地時間20日)。


「トランプ新大統領」就任演説を

リアルタイムで聴きながら書いています。


「イスラム過激派の排除」などの主張は、

中東・アラブ・イスラム教徒の友人や

出会った人たちのことを思い浮かべると

もちろん到底賛同できない内容でしたが、


しかし一方で、

なるべくして大統領になったんだな」と

いうことも改めて感じさせられました。





トランプを支持した人たちは、

こんなにも自らの誇りと言葉を

奪われてきたんだな、と。


文字通りそれを取り戻すことを

彼に託したんだなと。








1■「クズ白人」と呼ばれた人たちがトランプによって「自分達の声」を得た■






誰が、どんな理由でトランプを支持したのか?




例えば、トランプを応援した

エイミー・チューさん

「私たち中産階級や貧しい人も、

自分たちの声を持てたのです」。



(2016119日放映の報道ステーション

「トランプ氏のツイッター3万4,000件を徹底解剖」より)





最も強烈にトランプを必要としたのは、

知識人・リベラル層から

「ホワイトトラッシュ

(クズ白人・白いゴミ)」と蔑まれ、

「繁栄から取り残され、忘れ去られてきた」、

没落した中間層の人たち。




トランプが就任演説でも

「皆さんはこの後、決して無視されることはない」

と呼びかけた人たちです。




ホワイトトラッシュ当事者によるリアルレポはコチラ!

▼トランプに熱狂する白人労働階級「ヒルビリー」の真実

http://www.newsweekjapan.jp/watanabe/2016/11/post-26.php






マイノリティーであるという言い訳すら出来ない

マジョリティたちの、

リベラルや支配層に対する

「オマエらのキレイゴトは

もうたくさんだ!」という肉声が、

彼を大統領に押し上げた







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▲『トランプは世界をどう変えるか? デモクラシーの逆襲』20161230日発行




この本で、エマニュエル・トッド氏&佐藤優氏も

非常に端的に冷静に指摘しているとおりです。



立ち位置は違う2人ですが、

誰がトランプを支持したのか?という分析は

ピッタリ合致していました。




「ラストベルト(錆びついた地帯)の人々」、

「長い歴史を持つ製造業の地元」、

「虐げられたプロレタリアートたち」(トッド氏)




「既成権力が作り出したシステムから放り出され、

職も生活も奪われたと感じている下層白人」


「今まで一度も選挙に行ったことのない、

組織化されていないルンペン・プロレタリアート」(佐藤氏)




既存の支配層やリベラルが無視し

忘れ去ってきたこの人たちを、

味方につけることが出来る能力が

選挙の勝敗を決した、と。








2■「正しさ」に疲れたリベラルも、トランプを支持した■






そして忘れてはならないのは、

トランプを支持したのは、

ホワイトトラッシュだけでなく、

メジャー知識人層や

リベラルも含まれていたこと。




私にとって一番わかりやすくて

衝撃的だったのは、

イラク戦争や「テロとの闘い」にも反対していた

クリント・イーストウッドが、

「ポリティカル・コレクトネスがもう息苦しい」と

トランプ支持に回ったということでした。




クリント・イーストウッドがトランプ氏支持 「軟弱な時代だ。誰もが発言に細心の注意を払う」

http://www.huffingtonpost.jp/2016/08/05/-clint-eastwood-donald-trump_n_11345598.html


▼言いたい事も言えない世の中に? アメリカを悩ます「政治的正しさ」 保守派も主張強める

http://newsphere.jp/world-report/20151204-2/




パーティに招待する人の比率

人種・宗教・性別)にまで

気を使わなくちゃいけないような、

「ポリコレ=政治的正しさ」への疲れ。


つまり、

「そんなにキレイゴトばかりじゃ

生きられねーよ」ってコト。




おおっぴらにトランプ全面支持ではなくても、

そういう形でしか表現できない

現状への異議申し立て。





そしてその声は、

ホワイトトラッシュたちの

「お前らのキレイゴトはもうたくさんだ!」

という叫びとピタリと重なる。





ココだと思うんです。





左派の主張が、トランプ側へ人を追いやってる。


コレを理解しないと、

左派リベラルは永久に勝てない。





むしろ、常に「正しい」ことをってるからこそ、

「正しさ」ゆえに勝てなかった。





逆に言えば、展望を開くカギは

ココにあると思うのです。









3■「コンビニ大統領とインスタントテロ」がなぜ支持されるのか?■






エマニュエル・トッド氏の著書でも、

「グローバリズムに収奪された人々の怒りが

いま米国を、世界を、変えようとしている」と

指摘しているとおり。


グローバリズムによる

絶望的なまでの格差の拡大が、

「社会主義者」バーニー・サンダースへの

支持と同時に、

トランプ現象という「支配層への叛乱」を生んだ。




「超富裕層8人が36億人分の資産を所有」過去最大の所得格差に拍車

https://zuuonline.com/archives/136408





で、ココから先はやや強引な仮説ですが。


取り残されたマジョリティの逆噴射が

「トランプ的なもの」とするなら、

排除されたマイノリティーの反撃が

IS的なもの」と言えるのではないか?




欧米的な人権思想とか民主主義とか繁栄から

はじき出されたマイノリティーの怒りの表現、

社会への復讐の究極形態がIS





トランプとIS、その支持者のいずれもが、

国家も企業も家族も守ってくれない

むき出しのグローバル世界と

直接向き合わなくてはならなくなった者同士。




共通してるのは、

支配層でない人たちによる反撃。

「正しさが俺達を救ってくれたか?」

「キレイゴトはもうたくさんだ!」という叫び。



反グローバリズムという意味では、

噴出の仕方が違うだけで、ウラオモテの事態。




フェンス一枚隔てた「あちら側」と「こちら側」で

互いに争わされている、

合わせ鏡のような存在なのではないかと。






だから、隔てられ分断されてる場合じゃない。


向き合うべき相手は、

「グローバリズムが生み出す格差の拡大」

という課題だと思うんです。





ワタシは共産主義者ではないし、

「弱者の復讐としての革命」は標榜しませんが、

格差を拡大する下部構造

(経済システム)を変えない限り、

いくら表面(政権)を取り換えても

解決しないというタームは、

その意味においては妥当だと思います。








4■私たちはすでに、トランプにもISにも負けている■






深刻なのは、

左派リベラルが、

社会変革の選択肢に入っていない、

ということです。




ISに参入しているのは、

排除されたマイノリティだけじゃない。


社会の破壊や不遇への復讐のためではなく、

現状に疑問を持つ若者たちをも

惹きつけているということです。



例えば、

小児科医だったオーストラリア人青年が

IS勧誘ビデオに出演し忠誠を誓ったように。




▼私達はすでにISに負けている。そこから始める必要があるのでは?

http://syuklm.exblog.jp/25305143/





「若者の義憤を受け止めることができない

私たちの社会の側の問題なのだ」と、

IS系組織から息子を連れ戻したベルギー人・

ディミトリーさんが語っています。


「過激派に走る若者を排除しても解決しない」、と。▼

http://syuklm.exblog.jp/25276106/





ディミトリーさん

ISへ参加した彼らは、

世界をより良くしたいと願う若者たちです。


若者というのは、人生の理想を

追い求めるものです。


私が子どもの頃は、

マーチン・ルーサー・キング牧師や

ケネディ大統領のような

理想を語る人がいました。



現代になにがありますか?



私たちの社会のシステムに

欠陥があるのです。

私たち大人の側の責任なのです」。






いま私たちの社会は、

IS以上に魅力的な展望を

提示できていないということ。







つまり私達は、

ISにもトランプにも負けている。






だから、左派リベラルは、

まず負けていることを認めよう、と

言いたいのです。


もちろん自分も含めて。








5■「そこかしこにある左派リベラルの壁」を超えるために■





「反グローバリズムは、

今後10年続く潮流となるだろう」

という経済予想もあります。


とすれば、グローバリズムがもたらす

格差と不平等を放置する限り、

それへの対抗としての

「トランプ的なもの」や

「IS的なもの」への支持は止まないでしょう。



しかしそもそも、

彼らが変えたいと願っている現実は、

私たちと同じなのでは?



共通して変えたいのは、

「グローバリズムによる格差の拡大」。

当たり前に未来に希望を持って

生きられないという現実。





少なくとも、

トランプにしか未来を託せない人たちに対して、

そうではない選択肢を提示することはしたい。


トランプでなくても、

その現実とまともに向き合おうとする人間がいると。





ISにしか活路を見いだせない人たちに対して、

ISにならなくても、

世界を滅ぼさなくても、

世界をより良くしたいと行動する

人間はいるのだと。





そういう意味では、

私たちの願いは同じなのだと。







「わかりやすい物語」に回収するのではなく、

「人権」とか「9条」とか

既存のワードに寄り掛からないで、


生きた人間に届く言葉を

取り戻さなくてはならないのは、

私達も同じだと思うのです。





「そこかしこにあるリベラルの壁」が、

トランプやISの側へ、人を追いやっている。


どうすればそれを超えられるのか、

それを探りたいのです。






自分の正しさの確認のためでなく、

現実に疑問を持ち、

変えたいと願う、

あらゆる人達とともに。





一緒にその途を手繰り寄せていきましょう。








※文章一部加筆しました(2017.1.22)
 タイトル改題しました(2017.1.29)

※2018年2月21日、エキサイトさんの「常時SSL化」と同時に、Facebookシェア件数がゼロになってしまいました。
この記事には487ものシェアをいただいていたので、とても残念です。
これだけ同じ想いの方がいるという事実に鼓舞され、前へ進む力を与えていただきました。
供養のため、シェア件数写真をUPさせていただきます(2018.3.5)
b0343370_13574643.png






【当ブログ内関連記事】


▼「トランプ大統領誕生」のリアルホラー。ピンチをチャンスに変えたい3つのこと。

http://syuklm.exblog.jp/26365388/


▼トランプのちゃぶ台返しピンチをチャンスに変えたい・その2。「心変わり」した相手に依存しないで生きてく道を探そう。

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by shuklm | 2017-01-21 08:34 | はじめての方はコチラからご覧ください | Comments(0)

オトナの社会科、始めました。 お陰様で2周年!リニューアル再開☆





なんとこんなマイナーなブログが2年も続いております。

有難うございます!!



2014年夏のガザ攻撃にいてもたってもいられず始めた当ブログ、

「いまだから、伝えたい。見た・感じた パレスチナとイスラエル」。


その後書いてきた内容に即してタイトル改題し、

「オトナの社会科・中東からの声を手掛かりに。」として、

今日から再出発いたします。


はじめましての方も、お馴染みの方も、

あらためまして、どうぞよろしくお願い申し上げます!





羅針盤として手掛かりにしたいのは、

実際に訪問したパレスチナ・イスラエルのほか、

帰国後に知りあったり見聞きしたりした、

中東・イスラム・アラブなどの人たちの声。



「パレスチナ人は、日本を心の支えにしている。

日本は、ヒロシマ・ナガサキを経験して、

あれほど悲惨な戦争によって廃墟になりながらも、立ち直ってきたからだ。

私達も、いつか必ず日本のように再生する」


「いつの日か、平和になったパレスチナで会おう」と、

思いを寄せてくれていたパレスチナの人たち。



「日本の基地がなければ、アメリカは世界中で好き勝手に戦争をすることはできません。

 日本の皆さんの力を貸してほしい」と訴えていたイラク人。



「アジアの兄弟の皆さん」と呼びかけてくれたアフガン人。



「日本は『戦争をしない特別な国』でしょ?

だから間違わないでほしいんだ」と語ったシリア人の友人…。




アメリカの友人は日本だけではないと気づかせてくれた彼らの声、

「平和国家・日本だからこそできることがあるはずだ」という彼らの願いは、

いまだからこそ、行くべき道を照らしてくれているように思えます。




終わらない紛争や占領、

世界を引き裂く「テロ」や憎悪がひろがる

困難な時代だからこそ、希望のありかを探したい。






戦後史を画する安保法案が強行裁決されたこの1年。

「平和国家日本」への想いに応えようと、

私自身、国会前に足を運び、

「選挙を変えよう!」と、4月北海道補選から参院選まで全力投球する中で、

競り勝つ歓喜も、届かない悔しさも、全身で味わいました。

同時に、心ある多くの人たちとのつながりを得ました。





そこで思うのは、「小異を捨てて大同につく」というのが、

実は一番難しいのかもしれない、ということ。



人は「小異」を捨てられない。




分類/分断の図式はさまざまです。


左派VS右派

護憲VS改憲


あるいは

テロリストVS有志連合

沖縄VS本土

在日VS日本人


あるいは

役に立つ人間VS役に立たない人間



わかりやすい図式に回収されるのではなく、

人はもっと多様で複雑でわりきれなくて人それぞれだということを

どれだけ受け入れ応接できるのか。


爪の先1ミリでもひっかかるなら、そこをとっかかりに

対話の回路を開通させていく必要があると思うのです。







つながろうとする営為がどれほど脆く稀有であるかを知ればこそ、

だからこそ、


世界を引き裂こうとする力に対して、私達は繋がろう。

人々を分断する声に対して、私達は根っこに向き合おう。


世界は美しく哀しく、

満身創痍でも生きていくのに足るのだと、伝え続けよう。




希望は、ここにある。




ここでいま読んで下さっている貴方と私の間に宿ってる。

これから出会える人・あるいは出会い直せる人との間に存在している。


本気でそう思っています。




繋がりあうことで、現実を少しでも変えていきましょう。






201689日 71回目の原爆の日に。






※カテゴリーも整理しました。

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閑話休題




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by shuklm | 2016-08-09 07:12 | はじめての方はコチラからご覧ください | Comments(0)

「イスラエルの情報機関でも予測不可能な時代」。だからこそ、希望の在りかを探したい。


■激動の2015年・覚えておきたいこと。





世界を震撼させた、フランス週刊紙

シャルリ・エブド襲撃事件から1年。



2月、日本人とヨルダン人の

人質殺害が報じられたのに続き、

シリア難民の悲劇が世界に知らしめられ、

パレスチナでは「第3次インティファーダ」

の報があり、

そして年末、

パリとベイルートでの同時多発「テロ」、

有志連合による空爆が激化。



日本では、戦後史を画する安保法案が強行裁決。





もはや「テロリズム」や衝突と

無関係な安全地帯はどこにもないと

今更ながら思い知らされたし、

そもそも「平和」って何なのか、

そんな世界でどう平和主義を貫くのかを、

改めて考えさせられた1年だったと思います。




しかしそういう中でも、

衝突ではなく共生を願う声や、

誰かを思う営為は、

確かに存在していました。








http://syuklm.exblog.jp/25109446/


▲例えば、

パリ同時多発事件後、

「私はイスラム教徒。ハグしてくれますか?」

という札を掲げて事件現場の広場に立った男性を、

人々が次々と抱きしめたこと。



例えば、

日本人人質の無事を願って、

イスラム教徒の人たちが

「戦争をしない世界で唯一の国・

平和国家日本の友人」を解放するよう

声明を発し、祈りを捧げてくれたこと。




衝突の只中のパレスチナ・イスラエル現地で、

同じテーブルで共に

同じ伝統料理を食すことを通じて、

「暴力によらない抵抗」が続いていること。






日本でも、パレスチナ産品を使った料理や

ハラール(イスラム食)を味わいながら、

現地へ想いを馳せ、

報復やイスラム教徒排除でない道を

探ろうとする場が幾つも持たれたこと。




シリアの肉声を伝えるドキュメンタリー映画が、

クラウドファンディングを通じて

次々と日本中から集まった賛同資金によって

劇場公開され、ロングランになったこと。




国会前で、それぞれの地域で、

未来を人任せにしないで

自ら創り出そうとする人たちが行動したこと…etc,






そこに希望があると

改めて感じた1年でもありました。








■不確実性の時代に、見失いたくないこと






元外交官・佐藤優さんによると、

現在という時代は、

「イスラエルの情報機関でも情勢分析が不可能」なのだそうです。


*****



最近、イスラエルのアマン(参謀本部諜報局)という

軍事インテリジェンス機関が首相に上げた

中東情勢報告の結論は、「分析不可能」だったと。



元幹部に聞いた話では、

「あまりにも変数が多すぎるので、

もし情勢分析できる情報機関があるとしたら、

そいつらは嘘つきか馬鹿か、どっちかです」と言われた、と。


*****





国家の生き残りを懸けて

世界最高レベルのインテリジェンスを擁す

イスラエルの諜報活動のプロですら

予測できないのだとしたら、

明日の世界を確実に言い当てられる人は

ほぼ誰もいないでしょう。



むしろ、最先端とされる知識や情報で

「解析・分析・予測」しようにも、

それでは現実に対処できないということが

ハッキリしたのではないでしょうか。



だからこそ、そこで拠って立つことが出来るのは、

「状況を少しでも良くしたい」と願い続け・

そのために出来ることを

少しだけでもやろうとしている、

そんなひとりひとりが無数にいる

ということだと思うのです。




人間はいざとなったら

いくらでも醜悪にも冷酷にもなりうる。

取り返しのつかない過ちを犯すこともある。


私自身、過去に新興宗教に入信しかけたり

社会運動にのめり込んだり、

大切な人を失った経験から、

そう考えています。






だからこそ、

そうでない営為の尊さに、想いを至したい。






これからも、ひとつでも多くそれを

お伝えしていければと思っています。




自分自身の言葉も、

人の心に届くものであるように念じつつ、

1人でも多くの方とシェアできることを願って。





今年もどうぞよろしくお願いいたします!








【当ブログ内関連記事】


20151UP

【時事】フランス風刺週刊紙襲撃事件/パリ・デモの現場からの声「私はシャルリじゃない」。

http://syuklm.exblog.jp/24018856/


20152UP

「日本の友人たちよ、道を誤ってくれるな」。日本人だからこそ出来ることがあると教えてくれた、中東からの眼差し

http://syuklm.exblog.jp/24109189/


20158UP

公開初日、満員札止め! シリア映画「それでも僕は帰る」

http://syuklm.exblog.jp/24751116/


201511UP

【時事】「パリのために祈る」。そして同時に、忘れたくないこと。同じことが中東で起こった時、世界はどうしましたか?

http://syuklm.exblog.jp/25091017/


【シェア】「私はイスラム教徒。ハグしてくれますか?」パリの広場に立った男性。人々は…【動画】

http://syuklm.exblog.jp/25109446/

↑この動画は、2015年最大の希望だったのではないかと個人的には思っています。

何度見ても涙が…。ぜひ観て下さい!!



201510UP

【シェア】「伝統料理で抵抗、あるパレスチナ女性の試み」【動画アリ】

http://syuklm.exblog.jp/25015423/


【イベント情報】続報:本日これから!パレスチナカフェのメニューが美味しそうすぎる件(1031日・111in武蔵野公園)

http://syuklm.exblog.jp/25044623/


201511UP

フレンチ×ハラール(イスラム食)×スイーツの魅惑的コラボ! オーナーさんの心意気に乾杯

http://syuklm.exblog.jp/25132580/


201512UP

【レポ】「パレスチナ料理で、穏やかな交流会」。オーナーさんの心意気に乾杯☆その2

http://syuklm.exblog.jp/25158854/



※リンク追加し文章加筆しました(2015.1.9




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by shuklm | 2016-01-08 23:58 | はじめての方はコチラからご覧ください | Comments(2)

【時事】「パリのために祈る」。同時に忘れたくないこと・同じことが中東で起こった時、世界はどうしましたか?


フランスのグラフィックデザイナー、

ジーン・ジュリアンさんのアート「PEACE FOR PARIS」▼

b0343370_17051159.jpg


miriyunさんのブログ「写真でイスラーム」より拝借させていただきました。

http://mphot.exblog.jp/24940026/



******




2015年11月13日、金曜の夜。


一瞬のうちに130人以上の命が奪われ、

300名以上の人たちが負傷し、

欧州のみならず世界中を震撼させた

「パリ同時多発テロ事件」。





その時、

突然人生を断たれたその人たちは、

コンサート会場で、レストランで、

カフェで、どんな思いで

パリの夜を過ごしていたのだろう。


明日、どんな約束があったのだろう。






どんな理由があっても、

理不尽な暴力で奪われていい命はない。


だからこそ、同時に、

忘れちゃいけないことがあると思うのです。







**サイードサトウさんのリツイートより*****



@SaeedSato


「敬愛するパリよ、貴女が目にした犯罪を悲しく思います。


でもこのようなことは、私たちのアラブ諸国では

毎日起こっていることなのです。


全世界が貴女の味方になってくれるのを、

ただ羨ましく思います。」



シリア出身UAE在住の女性アナウンサー


http://tr.twipple.jp/t/a4/665424613556535296.html





*******






胸が潰れるような思いがします。



パリの事件の前日に起きた

レバノンの首都ベイルートでの

死傷者200人規模の連続爆破事件は、

日本ではほとんどといっていいほど

報道されないままです。






どうして、中東の人たちの命は

こんなにも軽く扱われるのだろう。






思い出すのは、今年2月の

日本人人質事件の時のこと。




後藤健二さん・湯川春菜さんと同じく

ISに拘束されていたヨルダン人パイロット

ムアーズ・カサースベさんが

焼き殺されたと報じられた時、

世界中が驚愕し憤激しました。


「人質」として注目されていた

彼の生死は、トップニュースとして

報道されました。






しかし、同じことが

パレスチナで起こった時、

世界はどうしましたか?






人質事件よりも前の2014年、

イスラエル人によって、

パレスチナ人の少年が

ガソリンを飲まされて

生きたまま焼き殺される

ということが起こっていました。




その時、世界は何か反応しましたか?


日本政府は、イスラエル政府に

何か言いましたか??







「中東ではいつものこと」だから?


だから、「報道されなくても仕方ない」のか?


だったら、そのままでいいのか?




中東で起こるそうしたことは、

今までずっと放置され傍観されてきた。



その結果が、今の事態を

招いているのではないでしょうか?






どんなに理不尽なことがあっても、

繰り返し伝えても訴えても、

誰にも振り向いてもらえず

世界中のどこからも

助けてもらえないのだとしたら。



どんなに求めても、

どこにも安心できる居場所を得られず、

未来に何ひとつ希望を

持てないのだとしたら。


「俺たちの苦しみを思い知れ!」

という形でしか表現できなく

なっているのだとしたら。






それに対して、

私たちはどう向き合い、

どう対していくべきなのか。





こういう時に、いつも

思い返す言葉があります。



最後に、

作家・髙橋源一郎さんの以前のツイートを、

忘れないためにシェアさせていただきます。






*******


「テロリズム」は絶望から生まれる。

希望がないから破壊にすがるしかないのだ。


だから、いくら滅ぼしても、

希望がない場所では「テロリズム」は再生する。


この世界が生きるに値する場所だと信じさせることしか、

彼らを真に滅ぼす方法はないのだ


https://twitter.com/takagengen



*****





※文章の一部を修正させていただきました(2015.11.16,17)




byしゅくらむ


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by shuklm | 2015-11-15 17:06 | はじめての方はコチラからご覧ください | Comments(1)