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オトナの社会科・中東からの声を手掛かりに。

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2014年 12月 29日 ( 2 )

ベツレヘムにて3・知事の言葉「希望はあると信じていた」「日本の良心に期待している」。



市民交流ツアーでパレスチナ現地を訪問した際。

2002年当時のベツレヘム知事、

マダニ・ムハマド・エル・マダーニ氏と

対話する機会を得ました。




▼中央の男性が知事。

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2002年の3月から4月、38日間にわたって、

イスラエル軍によって

キリストの聖誕教会が包囲されたときには、

200名以上の住民とともに

知事も監禁状態に置かれました。



教会内はひどい衛生状態で、それでも、

「何もない極限状態の教会の中で、

 それでも私たちを支えていたのは

 ”希望”だった」と、

知事は語ってくれました。



「正義があると信じていたし、世界への期待があった。

聖なる場所に閉じ込められていたことが、強く影響していた。


耐え忍ぶことで、世界にそれが伝えられると信じていた」と。






「私たち日本人に出来ることは何か?」という問いに対して、

彼は答えました。



「日本は、戦争と平和の体験があるので、

パレスチナことはよく理解してもらえると思う。



平和の実現のために、

日本政府と日本の市民に手を貸してほしい。

経済的援助だけでなく、

政治的援助をしてほしい」。




そして、

「パレスチナ人は、日本を心の支えにしている。


日本が、戦争によって廃墟になりながらも、

そこから立ち直ってきたからだ。



私たちも、日本のように、いつか必ず再建する。


日本の市民の皆さんの良心に期待しているので、

頑張ってほしい」と、

知事は力を込めて語りかけてくれました。





思いを、託された。




それを、なんとしても皆さんには

お伝えしておきたいと思いました。






byしゅくらむ
by shuklm | 2014-12-29 17:22 | パレスチナ 現地レポなど | Comments(0)

【考えたこと】日本の衆院選挙結果の意味・一番腑に落ちた分析。

ちょっと長いですが、重要な視点だと思いましたので、抜粋してシェアさせていただきます。




1220日付神奈川新聞掲載

内田樹さん「中腰で身構える国民」

**シェアココから********



”今回の選挙の結果を、メディアはおおむね「事前の予想通り」と報じたが、開票結果は私にはかなり意外だった。

昨年の参院選と比べると投票行動はかなり変わった。


比例区の得票を見ると、自民、公明の得票は若干減り、共産・民主は票を伸ばした。

安倍政権の改憲・ナショナリズム路線の補完勢力であった次世代の党は勢いを失い、看板の石原慎太郎最高顧問も田母神俊雄氏も落選した。そして、基地問題が最大の争点となった沖縄では全選挙区で自民党候補が落選した。

この変化は何を意味しているのか”


”今回の有権者の行動の意味をひとことで言えば「大きな変化を望んでいない」と言うことに尽くされるだろう。有権者たちは、今ここで政権交代が行われて、外交や内政の継続性が断ち切られることを望まなかった。同時に、選挙結果によって安倍政権が「信任」を得たとして、選挙の争点にされなかった改憲の動きが加速されたり、集団的自衛権の行使が具体化したり、特定秘密保護法によるメディアへの締めつけが始まることもまた有権者は望まなかったのだと思う。それもまた、国のかたちを変える「大きな変化」だからである。”


”事実、「国のかたちを根本から変えよう」というタイプの大言壮語をする候補者は今回の選挙では好まれなかった”


”しばらくは何もせず潮目が変わるかどうかを見る。そのような国民的レベルでの「不決断」が今回の投票行動に伏流している。

人々は今息をひそめ、「中腰」で身構えている。それはおそらくは想定外の出来事によって、われわれには制御できない何かの到来によって「いきなり日本政治の潮目が変わる」不安を肌で感じているからである。”


*****【しえあココまで】***************



以前ブログで私は、

目先の当落じゃなくて、投票に現れてないところ

数値化されていない、そこを知りたい」と書きました。


「これから先、原発再稼働とか集団的自衛権とか秘密保護法などをすすめようとする政権にフリーハンドを与えるのか、そうでないのか」

日本も問われている。だから投票しよう、と。


しかし、内田さんの分析に拠るならば、「投票しよう」と呼びかけるだけでは足りない、ということになります。

そもそも、多くの人が変化が起こることを望んでない」のだから。


いまは問われたくないし、決めたくない


しかし結局、「争点はアベノミクス一点」と言ってたのに、選挙大勝が当確になった瞬間、一転「すべて信任された」と言い出す首相は、

あまりにも姑息すぎるでしょう。

自民党に投票した人も、別に集団的自衛権とかを進めることに「いくらなんでも、そんなことまで頼んでない」と感じている人も多いと思われます。


また一方で、投票しなかった人も、「真面目に考えてる若い人ほど、投票できなかった」という話をききました。

誤った選択をするくらいなら、選択自体をしない方がいい、と。


真面目に考えているからこそ選べなかったのだとしたら、そういう意味では、状況は悪化しているとしても、全部が絶望することではない、とも思ってます。


内田さんが言うところの、「次に来る、いきなり潮目が変わるとき」に、何ができるのか。

こういう現実を踏まえたうえで、これから先、どんな言葉や行為が有効なのか

このブログでも考え続けていければと思います。


byしゅくらむ
by shuklm | 2014-12-29 15:04 | 選挙カンケイ | Comments(0)