オトナの社会科・中東からの声を手掛かりに。

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「標的の村」を観た!取って出しレポ・私達の知らない沖縄リアル。胸に響く言葉の数々。










遅まきながら、全編、観てきました。




▼三上智恵監督「標的の村」(2013年公開作品)

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上映会@横浜市鶴見公会堂




今日のイベントでは、

沖縄の踊りエイサーや、

元沖縄国際大学講師の西岡さんの解説、

沖縄在住の谷田部さんの最新現地レポと、

盛り沢山プログラム。




主催者の皆さま、有難うございました!  



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■普通に暮らしている人たちの想いが胸に響く







緑滴る豊かな高江の自然の中で、

農業とカフェを営むゲンさん。




住民に何の説明もなく、

オスプレイのための新基地建設が開始され、


「普通に暮らしたいだけなのに、

なんのための基地建設なのか?」と

工事強行に説明を求めて抵抗すると、

国から訴えられてしまうという不条理。




ゲンさんの子供の、

「なんでいやだって言ってるのに

やめてくれないんだろうねえ?」

という問いかけに、

答えられる大人がいるだろうか??






遂にオスプレイが普天間基地に

配備されてしまった日。


11歳の娘さんは、

「お父さんとお母さんが疲れちゃったら、

わたしが代わりに(運動を)やるの」と、

絶望に打ちひしがれる大人たちを

いたわるように、そっとつぶやく。






座り込み、腕を組み、

身ひとつで抵抗する住民たちが

強制排除されようとする時に、

くちづさんでいた郷土の歌に、

機動隊員も建設業者も涙ぐむ。





ヒロジさんの

「こんな工事をやってるのは誰だ!」

という叫びが突き刺さる。





工事を強行する建設業者も、

住民を排除する警察も、

機動隊員も、防衛施設局も、

人間の心を殺して仕事をしないといけない状況に

追い込んでいるのは誰なのか??






映画には明示されてないけれど、

それは本土の私達なのだ。








■私達があまりにも知らない沖縄リアル





どれくらいの人が知っているだろうか?



ベトナム戦争の時、

ゲリラ戦を想定した訓練施設

「ベトナム村」が高江にあったこと。


高江区民が、

6歳の幼児を連れた母親まで

ベトナム人の役に従事させられ、

「標的」に使われていたこと。

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そしていま、

国が恫喝的に高江住民を訴えた訴訟の原告に、

現地に1度も行ったことのない6歳の少女まで

含まれていたこと。






基地反対の10万人が結集した県民大会の直後、

たった1本の電話で

日本政府がオスプレイ配備を通達したこと。






ついに本土の岩国基地から、

オスプレイが普天間基地に

配備されようとする前夜、


トラックが横転するほどの台風の暴風の中、

沖縄戦を体験した人たちを先頭に、

普天間基地ゲート前に

次々に集まった人たちによって、

ついにすべてのゲートが封鎖され、


2012929日、22時間に渡って、

極東最大の米軍・普天間基地が

完全に封鎖されたこと。




64年間で前代未聞の出来事が起こっていたことを。


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私自身、ほとんど知らなかった。


知らされていなかった。





そう、知らないからできるのだ。


沖縄だからできるのだ。




私達は普段、あまりにも沖縄から

断絶・分断されている。








■どうすれば断絶を超えられる?






ここが難しいところだと思うのですが、


本土で普通に生活していると、

あまりにも知ることがない

あまりにも過酷な沖縄の現実。




それをそのまま伝えるだけでは、多分

多くの人は受け止めきれなくてひるんだり、

「沖縄に申し訳ない…」と罪悪感に

立ちすくんでしまうのではないか。





その溝を埋めること、

少しでも地続きにして、

激しい断絶と分断を埋めることが

必要なのだと思います。





国が沖縄県を訴えている裁判の判決が出る

年末年始にかけて、

とにかく、知ってる分母を増やすこと。





そして、罪悪感や義務感からでなく、

自分にもかかわれること、

希望を見いだせること、

展望が感じられること。





それをこれからもっと、本土でなるべく

たくさん創り出していきましょう。




「沖縄のため」だけじゃなくて、

本土の私たち自身のために。








ささやかですが、このブログでも、今後、

「オキナワ初めての人に贈る、今すぐできること」

などを取り上げていきたいと思います。







byしゅくらむ


シュクラムは、アラビア語で「ありがとう」。
筆者が知る数少ないアラビア語です。
ココでの出会いと、ここまで読んで下さったことに、感謝をこめて。
シュックラム!



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by shuklm | 2016-09-24 19:21 | 沖縄・原発・震災など | Comments(0)