「募金を始めるとキリがない」というジレンマの件。その1・年末年始編☆
■募金していくと自分が貧しくなる矛盾
年末年始、越冬支援の募金などの呼びかけも増えていますね。
でもつくづく、社会モンダイとの距離の取り方って難しい。
紛争や難民問題はパレスチナやシリアだけじゃない。
資源が乏しいとかで見向きもされない問題も沢山ある。
日本にだって、福島や沖縄や貧困の問題など、置き去りにされてることは山積。
ひとつに募金すると、「じゃあこっちも支援しなくていいの?」と、ドツボにハマりがち。
お財布はいくらあっても足りず、経済状態がピンチになると、結局パンクしてしまう。
で、自分を貧しくしちゃうと、「 私はこんなにやってるのに!」と恨み節になったり。
私自身が、過去何度もドツボにハマって来たので(苦笑)、
なので、年末年始にお伝えしたいのは、お金じゃない支援方法。
何かひとつでもご参考になれば幸いです。
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■書き損じハガキで、パレスチナ医療支援
年賀はがきの残りや書き損じ、使わない切手は、JVC(日本国際ボランティアセンター)のパレスチナ事業へ送りましょう。
換金後、パレスチナ自治区・東エルサレムやガザの保健医療事業の資金に充てられます。
当ブログでも以前紹介しましたが、再掲させていただきますね。
「JVCパレスチナ」Facebook (10月10日付)はコチラ↓
https://www.facebook.com/jvc.palestine/posts/1689128534652786
【送付先】
〒110-8605 東京都台東区上野5-3-4 クリエイティブOne秋葉原ビル6F
JVC パレスチナ担当 並木麻衣
03-3834-2388
■不用品(貴金属など)を送ることでも支援が出来る!
JVCの「物品寄付 お宝エイド」プログラム
”おたからや目黒山手通り店さんに不要品を着払いで送っていただく(宛名面に「JVCおたからエイド宛」と必ず記載)だけで、査定額+10%の金額が、おたからや目黒山手通り店さんからJVCに寄付されるという仕組み。”
http://www.ngo-jvc.net/jp/notice/2015/06/20150601-otakara.html
■古本を送って、難民支援
「あなたの大掃除が、難民支援に!」
Japan Association forRefugees - JAR 難民支援協会 Facebook12月12日付より
★よくある質問⑦:気軽にできる支援はある?★
あります!大掃除のご予定はないでしょうか?
古本・DVDの買取金額がJARに寄付される仕組み「チャリボン」にご協力ください。
5点以上あれば、無料で集荷にきてくれますので、大掃除にもぴったりです。
1月末までは寄付金額が20%UP!
さらに期間中は、書き損じハガキも1枚50円が寄付になります。ぜひ、同梱ください。
このチャリボン、昨年の年末年始は299人にご参加いただき、なんと51万円もの寄付になりました。
今年は70万円を目指しています!ぜひ、ご協力をお願いします!
【難民支援大掃除の簡単3ステップ】
1.古本やDVDを空き箱につめる
2.下記ウェブサイトで集荷時間を予約する
3.集荷を待って、箱を渡すだけ!伝票も必要ありません。5冊以上古本があれば無料です。
■期間:1月31日までのご参加で寄付金額20%増額
■対象:古本・DVD(書き損じハガキ同梱可)5点以上、集荷無料!
詳細&お申込みはこちら:
また、「アムネスティ・インターナショナル日本」でも、同様のブックチャリティプログラムがあります。
「幸せの古本便」↓
http://www.amnesty.or.jp/get-involved/donation/various_donation/charibon/
■衣服の寄付で、越冬支援
真冬の寒さで命を落としているのは、難民だけじゃない。
日本でも、生活困窮者の人たちがいる。
以前、「日雇い労働者やホームレス状態の人たちは、仕事がなくなると、危ないと感じていてもやむなく割のいい原発労働へ従事することも多い」という話を、原発労働の実態やチェルノブイリやイラク劣化ウラン弾被害などの調査に取り組んで来られた物理学者・藤田祐幸さんから伺いました。
「だから原発へ行かなくても寒さを凌げるように、寿(日雇い労働者の街)に、毛布を届けている」と。
もし寄付できる衣服などがおありでしたら、洗濯してたっぷり日向で干して、お日様の匂いがする状態にして送りましょう。
寿に限らず、日雇い労働者やホームレス支援に取り組んでいる団体は沢山ありますので、ぜひ地元の活動へ寄付を!
(それぞれ受け入れ可能な物品・負荷の物品があると思いますのでご確認ください)
■洋服を送って、DV被害女性や子どもたちを支援
「女性・シングルマザーとその子どもたちの居場所と仲間作りの場」
WACCA womenand children care centerFacebookはコチラ↓
https://www.facebook.com/wacca.womensnet.kobe/info/?tab=page_info
NPO法人freehelp Facebookはコチラ↓
https://www.facebook.com/charityshop.freehelp/
洋服などの物品をチャリティリサイクルショップに寄付すると、再活用される仕組み。
販売に適した衣類はショップで販売され、売り上げは、DVから避難してきた女性や子どもたちを保護するシェルターの運営資金に。
国内の支援活動に適した衣類は地域の弱い立場の人に、海外に適したものは海外に、それぞれ届けられているそうです。
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ポイントは、片づけるために「要らないものを処分する」のではなくて、「受け取ってくれる人の力を借りる」、ということでしょうか。
物を捨てる罪悪感を持たずに済むし、環境にも優しい。
原則送料は送り主負担ですが、
受け取って喜んでくれる人がいるのなら、安いものではないでしょうか。
ココロも軽くなって、少しでも晴れ晴れした新年を迎えられるといいですね!
(片づけられないADHD族(自分含む。笑)へのエールも込めて)
シュクラムは、アラビア語で「ありがとう」。
筆者が知る数少ないアラビア語です。
ここでの出会いと、ここまで読んで下さったことに、感謝をこめて。
シュクラム!
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