オトナの社会科・中東からの声を手掛かりに。

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70年越しの宿題・その3。「PKOも自衛隊も認めない」と反対していた自分が、考えを変えた理由。




「憲法改正」が選挙の争点になるなら、今から考えておくべきこと




安倍政権が、来年夏の参議院議員選挙の公約に

「憲法改正」を挙げました。




経済とか社会保障とかのついでに、

最後にちょこっとオマケでくっついてる

みたいな扱いでほとんど報道されていないのですが、

これ、戦後の大転換ですよ。


歴代内閣も、中曽根元首相だって言えなかったのに。




神奈川新聞 2015925日付

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ここで、

「憲法改正阻止・国民投票反対」

でいくのか、

「国民投票をやる」方向で行くのか、

けっこう大きな分かれ道だと思います。





私は、相手が勝負に出るんだったら、

受けて立つべきだと思います。


「相手の土俵に乗ったらダメだ」と

護憲派の人達からは非難されるかもしれませんが、あえて言いたい。



「国民投票でガチンコ勝負して、

白黒つけよう!」と。






実は、私自身が、以前は

「憲法9条堅持。

自衛隊は違憲だから、解体すべし」

と考えていました。





小学校の授業で「あたらしい憲法のはなし」を読んで落涙し、

高校時代には中国で日本の加害の歴史に直面し、

その帰結として、

PKOにもアフガン攻撃・イラク戦争にも

反対してきました。



しかしいまは、

むしろ9条の精神を活かすのであれば、

「災害救助と国際非軍事貢献と

自衛に限定するなら、

自衛隊はアリだ」と考えています。


そしてそれを国民投票で

ハッキリ決めて明文化した方がいい、と思います。





なぜ考えが変わったかと言えば、

実際にパレスチナ・イスラエルを訪問したり、

中東出身やアラブ・イスラム圏の人たちから

直接話を聴く機会を得たことが決定的でした。






「平和国家・日本」への想いに応える道を




前々回の記事でご紹介させていただいた

今井一さんの著書

「『解釈改憲=大人の知恵』という欺瞞  

九条国民投票で立憲主義を取り戻そう」

の内容、

「軍隊を持つのか持たないのかを

国民投票で決めて、明確に憲法に

定めるべきだ」という主張について、

私は99%賛同すると書きました。




ただひとつ、

私が今井さんの意見と違うのは、

次の一点です。




”この件(軍隊を持つのか・持たないのか)

について自らの姿勢を明瞭にすることなく、

かつて侵略したアジア諸国の信頼を得たい

と言ってみても、それにはかなり無理がある。


中国、韓国もそうだし北朝鮮だって同じ。


日本を「軍隊のない国」「戦争をしない国」

だと認識している外国の政府など、

世界中のどこにもない。”





本当に「日本は戦争をしない国」と

認識している政府は存在しないのか?




そんなことはないのだ、というのが、

私自身が直接・間接に聴いて実感したことです。




「日本は戦争をしない国」だと認識している

人たちが、実は、世界中に数多く存在する。


「平和国家・日本だからこそ、

できることがある」と期待の想いを寄せてくれた、

パレスチナ、イラク、シリアの人たち。


「日本が東ティモールでPKOでやったような支援を、

ぜひパレスチナでもやって欲しい」

と言う声もありました。




そして、今年1月の日本人人質事件の時に、

「日本は『戦争をしない特別な国』だから、

日本人人質を解放せよ」と声明を出して

祈りを捧げてくれたイスラム教徒の人たち。





さらに今回、安保法制に反対する国際共同声明を

挙げてくれたアフガンの人たちからも

同様のメッセージが送られています。



「わたしたちは日本を平和のシンボル

のような国だと思っていました」


「日本に平和で、非暴力的な国家で

あってほしいのです」、と。






日本から直接侵略や支配を受けた歴史を

持たない中東・アラブ世界では、

アフガン攻撃・イラク戦争に加担した後

でも、「平和国家・日本」への信頼がまだ確かに存在している。





私は、この可能性に懸けたい。



日本だからこそできる、

非軍事の貢献はあると思うのです。






だから私個人としては、

自衛隊の存在をちゃんと位置づけて、

憲法にもきちんと書いて、

そのミッションを皆で決めるべきなんじゃないかと思うのです。



そして改めて、不戦の宣言を選択する。




伊勢崎賢治さんが主張するところの、

「間違えようがないくらい明確な、

新しい9条を創る」ってことです。






ちなみに自民党の憲法改正草案は、

ハッキリ言って内容がヒドすぎ。

噴飯モノです。


「9条を改正して

集団的自衛権を行使できる軍隊を持つ」

という部分だけでなく、全体として

「人権は、制約付きでしか認めない」

ってなってるから。




だからこそ、国民投票やって、

これ以上間違えようがないくらい、

自民党案をキッパリ否決しましょう。




来年夏の参議院選挙だけでなく、

その先のことも視野に入れておく必要がある。




このブログでも、

軍隊と国際貢献・憲法と国民投票などに

ついては、引き続き書いていきたいと思います。







【当ブログ内関連記事】


2015926UP記事 【シェア】アフガン人からのメッセージ「日本に平和で、非暴力的な国家であってほしいのです」↓

http://syuklm.exblog.jp/24936251/


2015530UP記事 パレスチナが日本に望んでいた、「東ティモールのような支援」とは? ↓

http://syuklm.exblog.jp/24534571/


201555UP記事  憲法の日WEEKに。「国民投票でガチンコ勝負を!」↓ 

http://syuklm.exblog.jp/24443491/




byしゅくらむ


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by shuklm | 2015-09-26 21:42 | 「国際貢献」・PKO・自衛隊 | Comments(0)