2014年 12月 08日
ベツレヘムにて。「キリスト教の聖地」で、共存する人々。
2002年6月。
再びツアーに合流して、パレスチナ自治区へ向かいました。
訪れたのは、ヨルダン川西岸地区・ベツレヘム。
イエスが生誕したとされる、キリスト教の聖地。
▼世界中のキリスト教徒が巡礼に訪れる、ベツレヘムの「聖誕教会」。筆者撮影
イスラム教徒が90%を占めるパレスチナの中で、キリスト教徒が35%を占める街。(近隣の街では70%以上の所も)。
今でも伝統的なクリスチャン・コミュニティーが存在するベツレヘム。
ここでも、ごく普通に多宗教が共存していました。
宗教を問わず入学できるベツレヘム大学の構内では、ショールで髪を覆ったイスラム教徒の女性と、髪を出してサングラスをした女性が、
連れだって一緒にお喋りしながら歩く姿が。
多くの女性が、Gパンやスラックスにスニーカーという結構カジュアルな出で立ち。
中でも、細身の長袖シャツにショール姿のムスリムファッションのカッコいいこと!
(イスラム教徒女性の写真を撮影することはNGなので、お見せできないのが残念ですが)
このベツレヘムでは、2002年3月から4月にかけて、イスラエル軍が「パレスチナ過激派を掃討するため」として聖誕教会を包囲し、住民200名以上が38日間にわたって軟禁状態に置かれるという事態が起こりました。
その時は、イスラム教徒とキリスト教徒の住民同士が、助け合って事態を乗り越えたそうです。
byしゅくらむ
by shuklm
| 2014-12-08 06:16
| パレスチナ自治区サイド