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オトナの社会科・中東からの声を手掛かりに。

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ベツレヘムにて。「キリスト教の聖地」で、共存する人々。

2002年6月。

再びツアーに合流して、パレスチナ自治区へ向かいました。

訪れたのは、ヨルダン川西岸地区・ベツレヘム。

イエスが生誕したとされる、キリスト教の聖地。




世界中のキリスト教徒が巡礼に訪れる、ベツレヘムの「聖誕教会」。筆者撮影

イスラム教徒が90%を占めるパレスチナの中で、キリスト教徒が35%を占める街。(近隣の街では70%以上の所も)。

今でも伝統的なクリスチャン・コミュニティーが存在するベツレヘム。

ここでも、ごく普通に多宗教が共存していました。



宗教を問わず入学できるベツレヘム大学の構内では、ショールで髪を覆ったイスラム教徒の女性と、髪を出してサングラスをした女性が、

連れだって一緒にお喋りしながら歩く姿が。

多くの女性が、Gパンやスラックスにスニーカーという結構カジュアルな出で立ち。

中でも、細身の長袖シャツにショール姿のムスリムファッションのカッコいいこと!

(イスラム教徒女性の写真を撮影することはNGなので、お見せできないのが残念ですが)



このベツレヘムでは、20023月から4月にかけて、イスラエル軍が「パレスチナ過激派を掃討するため」として聖誕教会を包囲し、住民200名以上が38日間にわたって軟禁状態に置かれるという事態が起こりました。


その時は、イスラム教徒とキリスト教徒の住民同士が、助け合って事態を乗り越えたそうです。




byしゅくらむ

by shuklm | 2014-12-08 06:16 | パレスチナ自治区サイド