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オトナの社会科・中東からの声を手掛かりに。

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【閑話休題】駆け足、「死海リゾート」。




ハードな話続きで、皆さんも
お疲れではないでしょうか。


実際、私も現地でヘタり、
途中リフレッシュ時間を持ちました。




2002年6月8日。
ジェニン難民キャンプから帰った翌日。

非日常体験のストレスで、
体調を崩す参加者もいたので、
ツアーの合間に、
半日の
観光タイムが設けられました。



以前の自分だったら、
「紛争地まで来て観光なんて、
不謹慎だ!」と
断ったかもしれないのですが、
この時は行くことにしました。

「過酷な日常を生きるためにこそ、
リセットが必要」と実感させられていたので↓
10月18日「砲声から逃れた後は、全力で卓球!」
http://syuklm.exblog.jp/23559504





というわけで。





やって来ました、死海。



言わずと知れた、
世界的に有名なリゾート地。
海岸線(?)は、大量の
水着の観光客で一杯でした。



海の10倍という塩分濃度30%。

どんな人でもプカプカ浮くと
いわれますが、確かに、
仰向けに浮かんで本読んでる人とかいます。



私自身はカナヅチで、泳ぎには
全然自信がなかったのですが、
「ミネラルたっぷりの死海浴は
肌に良い」というので、
恐る恐るトライ。



水に入って仰向けになると、
確かに、浮きました。
押し上げられてるような浮力。




しかし、当時アトピー症状が酷かったため、
「(塩水が)キズにしみる~。
 ていうか、い、痛いィ~~!!!!」。


飛び上がりそうな激痛に
ひたすら耐えるしかない、
ほぼ「修行」のような状態に。


数分でギブアップして、
岸へあがろうとしたんですが。


ところが、今度は足がつかない!!



後から知ったのですが、
「死海では、決してうつ伏せに
なってはならない」というのが
オキテなんだそうです。

あまりに浮力が強すぎて
足が浮いてしまって、
立ち上がれない人が続出するんだとか。




そんなことも知らず、
膝ぐらいの水深で溺れ死ぬかと思って、
本気で焦りました。




しかも、死海の水、激辛っ! 
てゆうか、喉が焼ける!!!


喉も皮膚も焼ける!!!
ってなカンジで、
ほうほうのていで引き揚げました。




大惨事…。





遠くに霞む、死海の向こう岸は、
隣国ヨルダン。

地図上では、
イスラエルとヨルダンの国境線は、
死海のど真ん中を
縦にまっすぐ通ってます。


肉眼では確認できなかったのですが、
ヨルダン側では、国境警備隊が
常にギッチリ警備しているらしいです。



いろんな意味で、
全然リゾート気分には浸れず…。

いろんな意味で、
「死ぬかと思った海」でした…。




byしゅくらむ

by shuklm | 2014-10-29 07:56 | 閑話休題