オトナの社会科・中東からの声を手掛かりに。

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ジェニンにて9・戦車に包囲された夜【後編】




20026月8日、深夜1



パレスチナ自治区 ヨルダン川西岸地区、

ジェニン難民キャンプから

数キロのザバビダ村。




戦車に包囲された宿舎で。






「イスラエル軍は、パレスチナ人を

眠らせないで消耗させるため、

夜中を狙って攻撃してくる」。



そのことは、パレスチナ人から

すでに聞いていました。






「動きがあるとすれば、1時間半の間。

その間に撃ってこなければ、

その夜は大丈夫だ」と。






なので、1時間半後に目覚まし時計の

アラームをセットして、

ひたすら耐えました。





不気味なまでの静けさが、

かえって寒気をそそる。





ペンとノートにかじりつきながら、


「ああ、遺書書いて来なかったなあ」


「ココでなんかあったら、このノート、

発見してもらえるかなぁ」とか、

とりとめのない想念が脳内をよぎっていました。



とにかく記録だけは残そうと、

必死にメモを取り続けました。






辞世の句とか、全然思い浮かばない。

それよりなにより、眠い。



昼間の疲れが襲ってきて、

恐ろしく眠い。




こんな状況だっていうのに、

瞼を開けていられない。






睡魔と闘っている間に、

1時間半が何事もなく過ぎ去り、

アラームが鳴りました。




秒殺でアラームを叩き切った瞬間、

そのまま倒れ込むように眠りに落ちました。




【続きます】




byしゅくらむ


シュクラムは、アラビア語で「ありがとう」。
筆者が知る数少ないアラビア語です。
ココでの出会いと、ここまで読んで下さったことに、感謝をこめて。
シュックラム!



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by shuklm | 2014-10-22 06:37 | パレスチナ自治区 現地レポなど | Comments(0)