オトナの社会科・中東からの声を手掛かりに。

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ジェニンにて6・近づいていくる銃声。手を振る子どもたち。




▼イスラエル軍の銃声を聞きながら。

最初は1キロ位先、さらに500メートル、

300メートルと、次第に迫ってくる。(筆者撮影)

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On June 7th,2002, Jenin Camp, WestBank,Palestine

20026月7日、午後。 

パレスチナ自治区 ヨルダン側西岸、

ジェニン難民キャンプにて。





戦車の砲撃音が遠くに響く中、

現地の人たちは、平然と、

顔色も変えずに淡々と

証言を続けていました。





数分後。





生き残った少年の話を

聞いているそばから、

砲撃音と銃声が、

300メートルくらい先まで

迫って来ました。





若者たちが、キャンプ入口の方へ

駆け出していきます。



ついさっきまで集まってきていた

子供たちは、

屋内に避難するため、

いつの間にか一人もいなくなっていました。





応戦する銃声も、近くで盛んに

聞こえ始めました。





説明者たちが短く話しあった後、


「君たちがいると、

若者たちが危なくて戦えないと

言っています。

 すぐに退去していただきます」


と伝えてきました。





ここまでか。





午後2時。


ツアーメンバー全員で、

キャンプから出ることになりました。






UNマークの付いた防弾チョッキを

着た国連職員がやってきて、

「こちらへ」と先導してくれました。




10分ほど歩いて砲撃音と反対側の

大通りへ抜け、

携帯電話で呼んだタクシーを待ちました。





見上げると、

2階から、何人もの子供たちが、

手を振ってくれていました。


身を乗り出している子もいます。





青い空の下で、ひらひらと

ひるがえっていた、

幾つもの小さな両手。




私は、手を振り返すことが

できませんでした。






タクシーへ乗り込み、

後ろ髪を引かれる思いで

キャンプを出ました。





【次回に続きます】



byしゅくらむ


シュクラムは、アラビア語で「ありがとう」。
筆者が知る数少ないアラビア語です。
ココでの出会いと、ここまで読んで下さったことに、感謝をこめて。
シュックラム!



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by shuklm | 2014-10-17 06:32 | パレスチナ自治区 現地レポなど | Comments(0)