オトナの社会科・中東からの声を手掛かりに。

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深掘りしたい方に、おススメ図書など。

ここまで停戦と和平について、にわか勉強で書いてきました。


私は、その道一筋の中東専門家でも研究者でもありません。すべてを語れる立場にいるわけではありません。

今この瞬間も、現場で奮闘されているジャーナリストの方々や、長年深く関わってこられた先達の方々に、敬意を表する者です。

もし興味を持たれた方、もう少し深堀りしたいと思われた方は、そうした方々の著書やWEBを、どうぞご覧いただければと思います。


ご参考までに、個人的なおススメをいくつか。

まず、高橋和夫さんの著書を2冊。

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『アラブとイスラエル パレスチナ問題の構図』(講談社現代新書・1992年刊)


私自身、そんなにたくさんのパレスチナ本を読みこんだわけではないのですが、「パレスチナ問題に初めて接する人の入門書として、あえて1冊選べ」と言われたら、大変勝手ながら、これがイチオシだと思っています。

一番わかりやすく明快でした。


「様々な立場からの批判を公平に受ける」ことを期して書かれたそうですが、その通り。フラットな視点で書かれています。

私が現地を訪問する前に読了していたのは、この1冊だけでしたが、「パレスチナ・イスラエル 2者の対立」という構図ではない、複眼的な視座を得てから行くことができました。



上記入門書の続編・バージョンアップ版ともいえるのが、『そうだったのか! パレスチナとイスラエル』(幻冬舎・2010年刊)。


例えば、「パレスチナ問題をひとことで言うとすると」、イスラエルの平和運動家の説明が紹介されています。


「燃える家の二階の窓から飛び降りたら、下を通りかかった人がいて、その人がケガをした」。

「燃える家はヨーロッパであり、しかたなく窓から飛び降りたのがユダヤ人であり、巻き添えでケガをしたのがパレスチナ人」という訳です。

もちろん、パレスチナにとってみれば、ケガをした位では済まないのですが、今の事態を国際政治から解き明かすと、ものすごく合点がいきます。


この2冊は、ブログを書くときに、常に脇に置いて辞書的に使わさせていただいています。



【深掘りしたい方へのおススメ本等は、今後折々ご紹介させていただきます】


byしゅくらむ


by shuklm | 2014-09-15 20:25 | オトナの自由研究 | Comments(0)