オトナの社会科・中東からの声を手掛かりに。

syuklm.exblog.jp

<   2017年 06月 ( 8 )   > この月の画像一覧

コレが戦場PTSDのリアル!それは人生をどう変えてしまうのか?アメリカ兵PTSDケアのスペシャリストが指摘@VFPジャパン設立総会レポpart2





ついに恐れていた事態が現実となってしまいました。


南スーダン派遣の自衛隊員から自死者が。

ご本人や、遺されたご家族の苦しみは、

一体どれほどなのか…。




「戦闘現場」から遠く離れても、

安全なはずの故郷へ帰国しても、

「誰が敵か味方かわからない戦場」

の記憶は、終わってくれない。


それはすでにアメリカの元兵士たちによって

繰り返し語られてきたことです。



まさにそのアメリカ兵の戦場PTSDについて、

先日のVFPジャパン総会にて解説した専門家が、

「これは日本の未来の姿でしょうか?」と

投げかけていました。




これ以上、こんな悲しい犠牲を

生み出さないために何が必要なのか?


ぜひこのリアルを共有することから

始めたいのです。





2017年69日、VFPジャパン

(平和を求める元自衛官と市民の会)

設立総会にての

サミュエル・コールマンさん講演

「元兵士の精神障害を考える」より再録

(一部しゅくらむの意訳が含まれていることはおゆるしください)

b0343370_07045234.png

▲講師サムさんのプロフィール

VFP(ベテランズ・フォー・ピース;

平和を求める退役軍人の会)

アメリカ本部 被害調査リーダー・

PTSDケアのスペシャリト、

カリフォルニア州立大学   

文化人類学社会福祉学講師



b0343370_07052430.jpg





◆永遠戦争の泥沼に足を突っ込んだアメリカ◆




ご存じのとおり、アフガン戦争は

17年目になりますが、まだ終わらない。


現在アメリカは、リビア、イエメン、

シリア、イラク、ソマリアなどで

軍事行動を続けています。



アメリカの元兵士の状態から

日本人が学べることは、

目に見えない障害である精神障害は

元兵士の深刻な問題であるということです。






◆米国元兵士のPTSD発生率◆




イラクとアフガン戦争は14%(現在)

湾岸戦争は10%(調査当時)

となっています。


 

しかし、PTSDは、数十年たってから

発症する場合もあります。




例えば、ベトナム戦争帰還兵の

PTSD発症率は、


男性15% (1986年〜1988年)

女性8% (1986年〜1988年)




ですけれども、一生涯の有病率だと、

こうなります。


男性31% (予想)

女性27% (予想)



これは日本の将来の姿でしょうか?

b0343370_07055507.jpg





◆米国元兵士の自殺発生率◆




VA(アメリカ復員軍人援護局)の

調査によると、元兵士の自殺発生率は、

一般市民より21%高いという数字が

出ています。



しかし、実際の自殺発生率は、

議論の的となっています。


政府発表の数字は、

小さすぎる可能性が高いのです。





この写真をどうか見ていただきたい。



彼は、オハイオ州海外戦争復員兵協会

第7管区のサウィッキ司令官です▼

b0343370_07091122.jpg

その肩からぶら下げた軍靴は、

自殺した復員兵のシンボルです。






◆癒しの第一歩…解決の道は?◆




簡潔・単刀直入に言っておきたい。


アメリカにこのような諺があります。


「もし自分の掘った落とし穴に

はまってしまったら、まずは

その穴を掘るのをやめることだ」、と。


この場合は、戦争のことです。





◆元兵士の癒しのために◆




軍事予算を大幅に減らすならば、

国の財産は、武器の製造ではなく、

元兵士とその家族の健康のために

使うことができます。



◆◆◆



本日は有難うございます。


皆さま、VFPジャパン設立に

大変努力されたと思います。

アメリカVFPの代表として

心から感謝いたします。


ここでお話しさせていただくことは

大変光栄です。


日本でもこのような取り組みが

広がっていくことを、心から望んでいます。





★サムさんの講演はすべてYoutubeで視聴可能!

ベテランズ・フォー・ピース・ジャパン設立記念シンポジウム

「戦争のリアルと戦争する国の経済のリアル

〜イデオロギーからリテラシーへ〜」

公認動画はコチラ!▼

https://youtu.be/R80vKczYwlc






■誰がこの苦しみを置き去りにしてきたのか?■




サムさんの柔らかな語り口と

平易な日本語に比して、

その指摘の重さと深刻さは、

じわじわと身に迫るものでした。



ベトナムから最後の米兵が

撤退してから、実に44年。


それでもなお帰還兵は、

これからの人生も

戦場の記憶から逃れられずに

3人に1人以上が精神を蝕まれ、

通常より高い自殺リスクに晒される

ことが予想されるという、

かくも長い戦争のコストを

ずっと払わされ続ける。




世界で最も過酷な訓練を受けた

「世界最強」の海兵隊員を含む

米兵ですら、この状況なのです。




ましてや、災害救援や国防を志したはずの

自衛隊員にとっては、一体どれほど

想定外のストレスをかけることになるのか。





アメリカの帰還兵と同じような状況を、

私たちはこれからも

自衛隊員にも強いるのか?





「アメリカと軍事一体化する、普通の国になる」、

「給料もらってるんだから尖閣防衛は当然」などと

威勢良く唱える政治家や論客の方々は、

こういう負の現実を、正面から

国民に問うべきだと思います。


自衛隊員のこうした犠牲を、

これから先、国民は受け入れる覚悟がありますか?と。





そして私たち国民の側も、

この苦しみを今まで置き去りに

してきてしまったのは誰なのか?と

自分自身に問い返す必要があると、

痛切に感じます。




これ以上の苦しみを繰り返させないために、

まず同じ市民として受け止め、

寄り添っていきたいと思うのです。







次回、

「コレが海外派兵リアル!元自衛官が語るVFPジャパン設立総会レポpart3」 

へ続きます




【関連情報】ぜひ拡散お願いします!


「海外派遣自衛官と家族の健康を考える会」

https://kaigaihakensdf.wixsite.com/health

ツイッター

https://twitter.com/kaigaihaken_sdf




【当ブログ内関連記事】


【採録】元アメリカ兵が語る戦場リアルPart1・なぜ自分はイラク戦争に行ったのか?

http://syuklm.exblog.jp/26421959/


【採録】元アメリカ兵が語る戦場リアルPart2・イラク戦争で直面した現実「自分こそがテロだった」。

http://syuklm.exblog.jp/26424625/


【採録】元アメリカ兵が語る戦場リアルPart3・今も兵士を苛む戦争の記憶。PTSDから回復する力を与えてくれた2つのこと。

http://syuklm.exblog.jp/26426629/


【採録】元アメリカ兵が語る戦場リアルPart4・平和のために伝えたいこと。

http://syuklm.exblog.jp/26430264/



【シェア】クローズアップ現代 再録「イラク派遣10年目の真実」
http://syuklm.exblog.jp/24488767/

知ってた??自衛官が毎年2個小隊分ずつ自殺し、アメリカでは帰還兵が毎日平均23人自死している。戦争のリアルとコストがココにある。VFPジャパン、設立総会&記念講演へ!!▼

http://syuklm.exblog.jp/26910093/


アベノミクスは成功した瞬間に破たんする「戦時経済」。風穴を開けるのは当事者リアル!金子勝さん講演@VFPジャパン設立総会レポpart1▼
http://syuklm.exblog.jp/26934656/


byしゅくらむ


シュクラムは、アラビア語で「ありがとう」。
筆者が知る数少ないアラビア語です。
ココでの出会いと、ここまで読んで下さったことに、感謝をこめて。
シュックラム!



↓よろしかったらポチポチっと押していただけますと励みになります↓

にほんブログ村 旅行ブログ 中東旅行へ   

にほんブログ村   人気ブログランキングへ

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
にほんブログ村
by shuklm | 2017-06-21 07:32 | 安保法・安全保障・日米関係/戦争と平和 | Comments(0)

アベノミクスは成功した瞬間に破綻する「戦時経済」。風穴を開けるのは当事者リアル!金子勝さん講演@VFPジャパン設立総会レポpart1






6月9日、200人近くの参加者の熱気とともに、
いよいよ漕ぎ出したVFPジャパン
(平和を求める元自衛官と市民の会)。



「戦場のリアルと、戦争する国の経済のリアル
〜イデオロギーからリテラシーへ〜」

◆基調講演 「アベノミクスの戦時経済化」 
金子 勝さん (慶應義塾大学経済学部教授)

◆講演「自衛官をめぐるリアル」
井筒 高雄さん (VFPJ代表)

◆座談会 金子 勝さん・井筒 高雄さん・
 サム・コールマンさん
(VFP米国本部メンバー・PTSDチーム)



すべて公認動画で視聴可能!
参加できなかった方もコチラでどうぞ▼

★<ベテランズ・フォー・ピース・ジャパン設立記念シンポジウム>
https://youtu.be/R80vKczYwlc

★総会全体レポは公式Facebook記事にて!



ワタシも市民メンバー(スタッフ)として参加。
レポを数回に分けてお届けします☆


今回Part1は、金子勝さんの基調講演
「アベノミクスの戦時経済化」摘録です

【講演書き起こし協力はS・Sさんです。
スペシャルthanks♡】




▼VFPジャパンのTシャツを来て登壇!
立ち上がって熱弁を振るう金子さん
b0343370_08050598.png




■アベノミクスは、金を刷るのをやめられない・とまらない「かっぱえびせん」状態。■



お金を刷りまくるのは戦時経済。
日銀が国債を買いまくっている。

株が上がれば良しとしているけど、
そうすると永遠に国債を発行し続けないといけない。

やめたくてもやめられない・とまらない、
かっぱえびせん状態、
シャブ漬け状態ですよ。



利払い払わないで、
財政赤字を出して、
無理やり株価を上げて、
ようやくもたせてるだけ。



つまり、アベノミクスが成功した瞬間、
日銀が国債を止めた瞬間に、
日本経済は破綻するということです。





■時代遅れの重工業依存。トランプにもスルーされていた!■




日本経済の競争力はどうなっているのか?


経団連は、原発や武器輸出、
リニアなどの重工業にいまだに依存している。


トランプにも必死に売り込んだが、
全く相手にされず、正直に
「いや、そういう技術はいらない。
新幹線だけ下さい」って言われてます。

まったく報道されていませんが。




実際、リニア作ってどうなるのか?
東海道新幹線のパイを奪うことになる。
それで儲かるわけがないんです。




第二次世界大戦の時、
すでに空母と戦闘機の時代になってるのに、
日本だけ大艦巨砲主義で「これが世界一だ!」って
戦艦大和とか武蔵とか建造して、
出て行った途端に沈められてしまう。

それと似た状態に我々の産業はなっている。




■皇帝ネロもルイ15世も、金を刷りまくって滅んだ。「我が後に洪水よ起これ!」■




これだけは言っておきますが、
歴史上、皇帝ネロもルイ15世も、
お札を刷りまくって滅んでる。

ルイ15世の愛妾のポンパドウール夫人が
なんて言ったか知ってますか。

「わが亡き後に洪水よ来たれ!」ですよ。





日本も二次大戦時に日銀がジャブジャブお札を刷って
国債でどんどん軍備増強して、
戦争に負けた後、空前のハイパーインフレに陥った。



今の政界・経済界の人間も同じ。



経済はすでに戦時経済化している。

経済的行き詰まりが、社会的閉塞を招いている。

新しい産業と、相当新しい考え方が起こってこないと。




若い人達が未来を託せるように、
集中メインフレーム型の重化学工業依存でなく、
地域に根付いた地べたからの民主主義、
分散型ネットワークの社会を
目指していく必要があるでしょう。





■情緒的反対ではない運動を■




いま、勇気を持って声を挙げる当事者がいる。

原発問題の時は、設計者の後藤政志さんらがコミットしてくれた。

いまは、前川さん、詩織さんらが実名で訴え、
元自衛官の方々が経験者の立場から発言している。

市民に知らせていくことで、
情緒的反対でなく、
リアルな現実に基づいて
議論を組み立てていく、
力のある市民運動が生まれてくるんじゃないかと期待しています。


勇気を出して、声を挙げていきましょう。






■ひとりひとりの当事者リアルが世界を変える。■




講演を締めくくる金子さんの熱い檄に
共感するとともに、
改めて実感したのは、
事態を打開する鍵は、
ひとりひとりの当事者リアルにあるのだということ。



前川さんの身を賭した指摘が、
閉ざされていた扉をこじ開け、
ついに政府も無視できなくなった。

詩織さんの勇気ある告発が、
多くの性的被害者の悲願を可視化させ、
法改正まで大きく前進させた。



折しも、共謀罪審議の攻防中。
国会前行動から議員会館での
VFPJ総会へ駆けつけた方々も、
共有していたのは、
壮絶なバッシングに抗して発信した
良心の声を、なんとしても
かき消させてはならないという思い
だったのではないでしょうか。


その声に乗っかったり、
正義を振りかざすためではなく、
現実をともに変えていく力に繋げていきたい。


みんなで無理して無理な経済構造で
爪先立ちして共倒れになるのをジリジリ待つより、
同じ爪先立ちなら、違う未来の方へ
1ミリでも力を向けたい。



「軍事に依らない平和なんてお花畑」とか言わせない。

誰よりも現場を知る元自衛官の方々、
誰よりも戦場を知る元米兵の人達と、
「世界につながる新しい平和運動をご一緒に」。



地に足の着いたムーヴメントを創り出していきましょう!



▼VFPジャパン代表の井筒高雄さん、
副代表の形川健一さん、
VFP(平和を求める元軍人の会)
アメリカ本部のサム・コールマンさんが
覚書きを交わして、正式スタート!!
b0343370_17482205.png
b0343370_17485592.png



次回レポPart2・「戦場の経験は兵士の人生をどう変えてしまうのか?
アメリカ・PTSDケアのスペシャリストが指摘!」へ続きます☆





【当ブログ内関連記事】


知ってた??自衛官が毎年2個小隊分ずつ自殺し、アメリカでは帰還兵が毎日平均23人自死している。戦争のリアルとコストがココにある。▼

http://syuklm.exblog.jp/26910093/





byしゅくらむ


シュクラムは、アラビア語で「ありがとう」。
筆者が知る数少ないアラビア語です。
ココでの出会いと、ここまで読んで下さったことに、感謝をこめて。
シュックラム!



↓よろしかったらポチポチっと押していただけますと励みになります↓

にほんブログ村 旅行ブログ 中東旅行へ   

にほんブログ村   人気ブログランキングへ

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
にほんブログ村
by shuklm | 2017-06-19 08:07 | 安保法・安全保障・日米関係/戦争と平和 | Comments(0)

イージス艦衝突・ミサイル防衛システムの要が、ここまで脆いとは!ハリボテ安全保障を考え直すべきでは??





ちょっとヤバいのではないでしょうか。


6月17日未明に静岡県沖で起きた

イージス艦とコンテナ船の衝突事故。



本日19時のNHKニュースより▼

b0343370_19330154.jpg



イージス艦の破損具合に衝撃を受けました。


日米ミサイル防衛システムの要である

「フェーズド・アレイ・レーダー」が

まったく使い物にならなくなってる。


え、軍艦の方が弱いの??

え、しかも沈没寸前だった???



b0343370_19342472.jpg
母港の神奈川県横須賀基地に戻ってきた
イージス駆逐艦フィッツジェラルド

b0343370_19345657.jpg

内装までむき出しに…
b0343370_19351762.jpg


浸水した大量の水を放出
b0343370_19353969.jpg




行方不明の乗組員死亡が確認されたと聞き、

防げなかった事故なのかと

痛ましい気持ちになります。


しかしまたしても日米地位協定のカベで、

依然として詳細は不明。




「世界最強のミサイル防衛システム」を擁しながら、

なんでこんな事故が防げなかったのか??


b0343370_19360065.jpg

b0343370_19361863.jpg




ハッキリしているのは、3つ。




①コンテナ船の方が強かったということ。



b0343370_19364074.jpg

b0343370_19370066.jpg

b0343370_19371929.jpg


b0343370_19373768.jpg

b0343370_19380545.jpg





②イージス艦の背骨に当たるキールが損傷し、

沈没寸前だったこと



b0343370_19382509.jpg

b0343370_19384314.jpg



b0343370_19390152.jpg

b0343370_19391914.jpg

b0343370_19393588.jpg

b0343370_19395283.jpg

b0343370_19400717.jpg

b0343370_19402577.jpg

b0343370_19404051.jpg

b0343370_19405659.jpg

b0343370_19412412.jpg

b0343370_19414060.jpg




③世界最強のミサイル迎撃システムを擁していても、

アナログな事故を防げないということ




今回は偶発的事故でしょうが、それでも

こんなにも犠牲になる人が出た。



「イージス防衛システムは、

探知した敵の航空機やミサイルなどの

情報をコンピューターで瞬時に処理し、

多数の目標に同時に対処できる能力を持つ」

とされています。



それでも防げなかったのは??







■通常時は航海レーダー使用、普通の船と同じ■





イージスシステムって、

通常の航海用ではないんですね。




「軍事関係者は、

イージスシステムは電力を大量に消費し、

発する電波も強力なことから、

通常の航海中に作動させるものではないと指摘する。


航海用のレーダーを搭載するほか、

周辺海域を監視する『見張り番』も配置される。

別の関係者は、衝突事故を回避する上で、

イージス艦も他の艦艇も能力に大差はないと語った」



(神奈川新聞2017年6月18日付より)





つまりコレって、フツーの船の状態の時に、

仮に「悪意のテロリスト」とかが

フツーに民間船に火薬とか積んで

アタックかけたら、一発でアウト

ってことじゃないですか。




一隻数百億円かけて、

こんなにハリボテだったなんて。




こんな脆弱なシステムに依存していていいのか?




真面目に、日米安全保障戦略を

練り直さなくてはいけないくらいの大モンダイではないのでしょうか??






万全の防衛システムはない。





こういうリアルから、

地に足の着いた安全保障を

考えていきましょうよ。








byしゅくらむ


シュクラムは、アラビア語で「ありがとう」。
筆者が知る数少ないアラビア語です。
ココでの出会いと、ここまで読んで下さったことに、感謝をこめて。
シュックラム!



↓よろしかったらポチポチっと押していただけますと励みになります↓

にほんブログ村 旅行ブログ 中東旅行へ   

にほんブログ村   人気ブログランキングへ

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
にほんブログ村
by shuklm | 2017-06-18 21:16 | 安保法・安全保障・日米関係/戦争と平和 | Comments(0)

共謀罪を笑おう。それぞれの灯を下げずに。





b0343370_22114286.jpg





2017615日。

「テロ等準備罪」が成立した日。




何が一番モンダイかって、

「内心の自由の侵害」ってもちろんなんですが、

何が罪か不明でも逮捕できることが最大のモンダイ。





どんなに酷い内容でも結果でも、

これが日本の現在地。

(別に日本が遅れてるとか言いたいわけでなく)



でも世界は終わらないし、終わらせない。

終わらせるわけにいかないじゃん!!




ワタシは幸か不幸か、

空気読むのも忖度するのも大の不得意で、

黙ると死んじゃうから黙れないんで、

だから今まで通り発信していきます。


誰かが泣き寝入りを強いられている限り、

やっぱり自分も幸せになれないと思うから。


それによって、

想いを同じくする仲間と繋がってきたから。






共謀罪をなるべくなるべく使いづらくしていく。

今まで通りにこれからも暮らす。



それが私たちのレジスタンス!




だから今日は、

与えられた民主主義から、

自らが勝ち取る民主主義が始まる日。






■「踏み絵」にしたくない。けど松明も下げない。■





でもそれを誰かに対する踏み絵にすることもしたくないな、とも思う。



「お前も委縮するな、今まで通り振る舞え、

足抜けは許さん」とか強制するのも違うと思う。


それでは市民運動という名のファシズムになっちゃう。




怖いからやめたほうがいいのかな、

家族に迷惑かけたくない、

そうやって揺れる人だっている。

そう思う自由だってある。



それを踏まえたうえで、

でもやっぱり自分はたいまつを掲げていたいなと思う。





みんながそれぞれのたいまつを掲げて、

夜になれば燎原の火が野を埋めているのが見えるように。




絶やさないで、掲げ続けて

繋がり続けることが、

誰かの希望となれるように。





共謀罪を笑おう!!






byしゅくらむ


シュクラムは、アラビア語で「ありがとう」。
筆者が知る数少ないアラビア語です。
ココでの出会いと、ここまで読んで下さったことに、感謝をこめて。
シュックラム!



↓よろしかったらポチポチっと押していただけますと励みになります↓

にほんブログ村 旅行ブログ 中東旅行へ   

にほんブログ村   人気ブログランキングへ

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
にほんブログ村
by shuklm | 2017-06-15 22:19 | 時事・ニュース | Comments(0)

知ってた??自衛官が毎年2個小隊分ずつ自殺し、アメリカでは帰還兵が毎日平均23人自死している。戦争のリアルとコストを問うVFPジャパン、設立総会&記念講演へ!!





衝撃的だったのは、先日5月25日の

VFPジャパン平和を求める元自衛官と市民の会)の

設立プレ・イベント講演での指摘。




有事には最前線に立つことになる、

普通科連隊(現レンジャー部隊)出身の

井筒高雄さんが語った、自衛隊のリアル。




「自衛隊全体の自殺者は毎年約70人。


陸上自衛隊の1個小隊は38人だから、

戦争もしていない自衛隊の中で、

二個小隊が毎年全滅している計算になる」。






▼アフガニスタン・イラク戦争の派兵を経験した自衛官の自殺者数

(井筒さんの講演レジュメより)

b0343370_00380902.jpg





平時なのに!!


どことも戦争していないのに!


二個小隊分が全滅??





いやもちろん計算上のハナシですが、

それにしても、海外派兵経験者の割合が如実。


自衛隊全体の自殺者が2,842人に1人なのに対して、

特にイラクに派遣された陸上自衛隊員は

267人に1人の割合。





「戦場」を体験した自衛官たちは、

いまもなおその記憶に苛まれて、

人知れず命を絶っている。






私たちは自衛隊員をずっと

使い捨ててきたんじゃないのか??







VFPのメンバーで元アメリカ海兵隊員の

マイク・ヘインズさんも語っていました。


アメリカでは、帰還兵の多くが孤立し、

毎日平均で23人、自殺していると。




帰国しても、戦争は終わらないのだと。







戦争のコストは、兵器だけじゃない。

長い長いメンタルケアや社会的サポートが本当は必要なのです。

そんな状況に追い込まないことが必要なはずです。


そういう「隠された戦争の真のコスト」を可視化し、

軍事に依らない平和の実現を目指すのが、

VFPの目的のひとつでもあります。




右も左も、イデオロギー関係なく、

まずはこのリアルを体感することから

始めましょう!!





■VFPジャパンの設立総会、いよいよ6月9日です!ぜひご参加を。

Facebookから参加ポチして下さいね☆



貼り付け元 <https://www.facebook.com/events/1228671017255846/?acontext=%7B%22ref%22%3A%223%22%2C%22ref_newsfeed_story_type%22%3A%22regular%22%2C%22feed_story_type%22%3A%22117%22%2C%22action_history%22%3A%22null%%7D>




設立記念シンポジウム -

「戦場のリアルと戦争する国の経済のリアル」

イデオロギーからリテラシーへ ~


6月9日(金)1830~@衆議院 第1議員会館 大会議室


※訂正です!!会場は「第1議員会館 大会議室」だそうです!!
合言葉は、第1!!第1でお願いいたします!!
案内の方も出てくださるので、このロゴを見つけて下さいね〜↓↓↓

b0343370_00040462.jpg


****Facebookよりシェア******





【ベテランズ・フォー・ピース・ジャパン(VFPジャパン)

平和を求める元自衛官と市民の会】始動します!



イデオロギーからリテラシーへ。

世界とつながる新しい平和活動をぜひご一緒に。


「ベテランズ・フォー・ピース

(略称VFP/平和を求める元軍人の会)」とは、

1985年に、アメリカで、従軍経験のある元軍人

(ベテランズと言います)、軍人の家族、

その賛同者により結成された国際的な平和団体です。


(国連NGO。メンバーは約8000人、支部が140

元陸軍大佐でイラク戦争に反対したアン・ライト氏、

オリバー・ストーン氏やオノ・ヨーコ氏もメンバー)。




戦場を知る者たちが中心となり、

イギリスの元軍人らVFP UKなど海外の連携団体と共に、

紛争各国での反戦アピールや戦争による経済構造の真相などを

世界に訴えてきました。



このたび日本の元自衛官たちと賛同する市民たちが、

連携団体である「ベテランズ・フォー・ピース・ジャパン

(以下、VFPJ)」を設立する運びとなりました。


自衛官ってどういう人たち?

日本を守るって?

国防予算が増えると?


私たちは、「戦場のリアル」と「戦争する国の経済のリアル」を

皆さんに考えて頂くことを通じて、

平和をつくっていきたいと考えています。



基調講演は経済学者の金子勝氏。

アメリカVFPからPTSDのスペシャリスト

サム・コ-ルマン氏

(カリフォルニア州立大学ロングビーチ校、

アジア・アジアンアメリカン研究学部講師)

を迎え、設立記念シンポジウムを行います。





***シェアココまで****





■メンバー&サポートメンバーも募集中です

遠方などでお越しになれない方も、ぜひシェアを



Facebook: ベテランズフォー ピース ジャパン (VFP ジャパン)- Veterans For Peace JAPAN

公式サイト; http://vfpjp.org/

VFP本部公式サイト:

https://www.veteransforpeace.org/



【関連情報】

BuzzFeed記事

自衛隊員、海外派遣でPTSD傾向、自殺も  南スーダンでは「深い傷」 メンタルケアの重要性

貼り付け元 <https://www.buzzfeed.com/kotahatachi/jsdf-ptsd?utm_term=.lnNeM9o96W#.omW3AX4XQv>




【当ブログ内関連記事】


平和を求める元自衛官と市民の会「VFPジャパン」、設立総会&プレイベント!元自衛官が語る、コレが国防のリアルだ!

http://syuklm.exblog.jp/26878147/


【採録】元アメリカ兵が語る戦場リアルPart1・なぜ自分はイラク戦争に行ったのか?

http://syuklm.exblog.jp/26421959/


【採録】元アメリカ兵が語る戦場リアルPart2・イラク戦争で直面した現実「自分こそがテロだった」。

http://syuklm.exblog.jp/26424625/


【採録】元アメリカ兵が語る戦場リアルPart3・今も兵士を苛む戦争の記憶。PTSDから回復する力を与えてくれた2つのこと。

http://syuklm.exblog.jp/26426629/


【採録】元アメリカ兵が語る戦場リアルPart4・平和のために伝えたいこと。

http://syuklm.exblog.jp/26430264/




※会場に誤りがあった旨、VFPジャパンより連絡がありましたので、インフォメーションを修正しました(2017年6月9日)


byしゅくらむ


シュクラムは、アラビア語で「ありがとう」。
筆者が知る数少ないアラビア語です。
ココでの出会いと、ここまで読んで下さったことに、感謝をこめて。
シュックラム!



↓よろしかったらポチポチっと押していただけますと励みになります↓

にほんブログ村 旅行ブログ 中東旅行へ   

にほんブログ村   人気ブログランキングへ

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
にほんブログ村
by shuklm | 2017-06-08 00:50 | 安保法・安全保障・日米関係/戦争と平和 | Comments(0)

6月7日サッカー日本代表シリア戦に寄せて。内戦下、シリアと日本を繋ぐ希望・3つ。






北朝鮮報道にかき消されてしまっていますが、

忘れたくない、シリアのこと。





67日、サッカー日本代表と

シリア代表の国際親善試合も開催されます。


シリアでまた平和の中でサッカーができる日を願って。






1■母国の平和を祈って作るアレッポの石鹸、難民キャンプで製造再開!■





嬉しい知らせです!



内戦により製造が中止されていた、

シリア伝統の「アレッポの石鹸」が、

トルコに避難した人達の手で、

再び作り続けられているそうです。



有機野菜の宅配「らでぃっしゅぼーや」

の先月のカタログに、

この石鹸を日本で販売している

ガザールさんのインタビューが掲載されていました。



b0343370_19082932.jpg




***シェアココから***




シリアのアレッポで、オリーブと

ローレルの天然由来素材を用いて

窯焚き製法で作られていたアレッポ石けん。



内戦の影響で約200社あった石けん工場は分散し、

現在ではトルコなどの地で、

難民生活を強いられる人を雇い入れながら

作り続けられているそうです。





有限会社クロスロード トレーディング

ガザールさん(シリア・ダマスカス出身)



「トルコではシリアの約3倍の物価ですが、

価格は据え置きのまま頑張り、

難民でもあるアレッポの石けん職人が、

自立しようと異国で奮闘している現状を

多くの皆様に伝えていきたい」



「この石けんが皆様に愛されていることは

私共石けん職人にとって誇りです。


母国の平和を祈りながら

石けんを作りを続けてまいります」。





****シェアココまで*******



※らでぃっしゅぼーやで取り扱い中!

(取り扱い時期はランダムです)※





この石鹸の利益は、IS等の資金源にはなっていません。

シリアの人たちの自立に直接繋がります。



なにより、使い心地がバツグン!!

顔・髪・ボディすべてに使えてスベスベになりますよ~




アレッポの石けんオンラインショップ

クロスロードトレーディングさんのHPはコチラ▼

http://crosroad.com/


b0343370_19085002.png








2■シリア人ひとりひとりのメッセージに耳を澄ませて■






b0343370_19094883.png

▲「シリア支援団体サダーカ」さん




7年も続く内戦の困難な中でも、

最も支援が届きにくい東アンマンに

避難しているシリア人の家庭を訪問して、

可能な限り想いを聴きとりながら、

寄り添った支援を継続されています。




「シリア難民」と一括りにされてしまうけれど、

ひとりひとりの名前と生活と物語がある。




今後もメルマガやFBで、活動報告や

インタビュー掲載予定とのこと。

ぜひチェックして応援していきましょう!



Facebookはコチラ▼

https://www.facebook.com/sadaqasyria.jp/?ref=ts&fref=ts








3■シリア難民の子どもたちにも夏休みを!■





「国境なき子どもたち」さん主催の

緊急募金のお知らせ▼

https://donation.yahoo.co.jp/detail/5045003/




日本の子供たちにも、

シリアの子供たちにも、

安心して暮らせる夏休みを。






*****





日本とシリアが繋がっていると感じられること、

それこそが、平和への希望を紡いでいると信じて。






【当ブログ内関連記事】


内戦下・シリアで咲く日本の桜が、平和への希望に。

サミット開幕・シリア問題で忘れたくない視点、私たちにできるコト。


シリア難民のこと、シリア人留学生の友人のこと等まとめました。

よろしかったらこちらからご覧ください。

カテゴリー「シリア人の友人のこと、シリア関係」▼

http://syuklm.exblog.jp/i10/


カテゴリー「サッカー・W杯・スポーツと政治」はこちら▼

http://syuklm.exblog.jp/i11/





byしゅくらむ


シュクラムは、アラビア語で「ありがとう」。
筆者が知る数少ないアラビア語です。
ココでの出会いと、ここまで読んで下さったことに、感謝をこめて。
シュックラム!



↓よろしかったらポチポチっと押していただけますと励みになります↓

にほんブログ村 旅行ブログ 中東旅行へ   

にほんブログ村   人気ブログランキングへ

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
にほんブログ村
by shuklm | 2017-06-06 20:03 | シリア人の友人のこと・難民・シリア関係 | Comments(0)

この国会が勝負!! 100年前の刑法性犯罪の改正を実現させよう。順番抜かしの共謀罪はNO!





「詩織さん」実名告発を、

一過性で終わらせないために。




「性暴力被害者が前を向いて生きていけるように。

刑法性犯罪条項の改正を、今国会で成立させたい」

というプロジェクトが動いています。




現在の性的被害を裁く刑法は、

被害者が自分で名乗り出て告発しないと

そもそも犯罪として扱ってもらえないという「申告罪」。


明治時代にできたまま、

なんと109年も放置されてきました。



この改正案、今国会でようやく審議入りとなったのですが、

与党は共謀罪の審議を優先したため

後から共謀罪が割り込んできて、

成立するか不明な状況です。



実現のため、ぜひシェアを!





【緊急の呼びかけ】共謀罪より刑法性犯罪改正を優先してもらえるようツイートのお願い!

刑法性犯罪を変えよう!プロジェクト Change Sex Crimes Law Project 




b0343370_22103146.png



***プロジェクトより、シェアココから***




『4.3%』



この数字は、日本で、

異性から望まない性交を

強要された女性が警察に相談する割合です。



レイプは「魂の殺人」とも呼ばれています。



それは、被害者の自尊心を握り潰し、

自己嫌悪に陥れ、人も自分も

信頼する力を奪います。



「はっきり断らなかった私のせいだ」

「もっと必死に抵抗すればよかったのに」

「誰も私のことなんて信じてくれない」



あなたも、“いや”という気持ちを

相手に理解してもらえず、

後で自分を責めた経験はありませんか?


《Believe~わたしは知ってる~》キャンペーンは、

いつでも、必ず、誰かがあなたを受け入れ、

信じてくれるということを

多くの人に知ってもらいたい

という願いを元に立ち上がりました。

強姦を取り締まっている刑法は、

100年以上ほぼ変わっていません。


明治時代と言えば、

女性は所有物と考えられ、

選挙権はなく、

一握りの富裕男性しか

政治に参加出来なかった時代です。

この法律は、

怪我をするくらい抵抗した証拠

(暴行・脅迫要件)を求めたり、

そもそも性交の際に必要な

“同意“という概念を含んでいません。


例えば、飲み会の席で

無理矢理性交された場合、

異性とアルコールを摂取すること自体が、

裁判では「性交に同意した」と

判断されることもあるのです。


セカンドレイプや被害者非難等の

社会的な無理解に加えて、

法律自体が被害者が救われないものとなっています。


このような法律が、痴漢やセクハラ等、

他の性暴力への取り締まりの弱さと、

性暴力の蔓延にも繋がっていると、私たちは考えます。




そんな世界を、私たちは変えたい。




わたしは、あなたを信じている。


わたしは、あなたの経験が真実であることを知っている。



あなたも、私たちと一緒に、

性暴力被害者が前向きに生きられる世界を作っていきませんか?


貼り付け元 <https://www.believe-watashi.com/the-campaign>






***シェアココまで*******




「イヤよイヤよは嫌なんです」性暴力被害者が前向きに生きられる日本に!



ネット署名change.orgサイトはコチラ▼

刑法性犯罪を変えよう!プロジェクト Change Sex Crimes Law Project






********





ちなみに個人的意見ですが。



共謀罪について言えば、

罪状が明らかではなくても逮捕できるという、

近代刑法自体を否定するものです。




「同意していない性的被害」という

事実が明らかな強姦は裁かれないのに、

事実が明らかでない共謀は逮捕される。




それっておかしいでしょう???





共謀罪にNO! 


刑法性犯罪改正にYES!







【当ブログ内関連記事】


詩織さん実名告発へのエール。私も詩織ですが、何か? 夜道で襲われそうになったけど、それって女が悪いのか??

http://syuklm.exblog.jp/26895209/





byしゅくらむ


シュクラムは、アラビア語で「ありがとう」。
筆者が知る数少ないアラビア語です。
ココでの出会いと、ここまで読んで下さったことに、感謝をこめて。
シュックラム!



↓よろしかったらポチポチっと押していただけますと励みになります↓

にほんブログ村 旅行ブログ 中東旅行へ   

にほんブログ村   人気ブログランキングへ

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
にほんブログ村
by shuklm | 2017-06-04 22:27 | 沖縄・原発・震災・福祉など | Comments(0)

詩織さん実名告発へのエール。私も詩織ですが、何か? 夜道で襲われそうになったけど、それって女が悪いのか??







著名なジャーナリストから性的被害を受けたことを
実名と素顔を出して告発した「詩織さん」に対して、
「全国の詩織さんに謝れ!」という批判があると知り、
どうにもいてもたっても居られず書きます。


私、本名が同じ詩織なんです。


それだけでも、とても他人事とは思えませんでした。
悔しい思いをしているのは貴方だけじゃない。
それを何とか表明しなくてはならんと思いました。


まずは自分の体験を明らかにすることから。
(時間がないため長文ですみません)


私は実際の性的被害としては未遂でしたが、
未遂の状況の詳細が出てきますので、
具合が悪くなりそうな方はムリせず閉じてくださいね。





◆連続レイプ犯にやられかかる◆



女子大生だった頃(私にもそんな時期があったんです)、
アルバイトの帰り道、後ろから首を絞められて
ヤラレそうになったことがあります。



時間的には午後10時半から11時の間くらい。
大学の講義の後、夕方から書店バイトの
遅番シフトに入って店を閉め、
駅から歩いて帰ってきて、
あと1メートル先を曲がれば実家の敷地に入る、
というタイミングでした。

身に着けていたマフラーを後ろから緩く絞められ、
てっきり妹がふざけてるんだろうと思って
振り返ろうと思った瞬間、
突然道路に押し倒されました。


反射的に「ぎゃああああああああああ」と
演劇部仕込みの大声を張り上げながら、
顔を見てやろうとしてもがくと、
髪を掴まれてアスファルトの道路に
頭をガンガン何度も叩きつけられ、
何度も何度も脳裏に火花が散りました。


なんとか仰向けになって相手の顔が
視界に入った瞬間、その男性は
飛び上がって脱兎のごとく逃走。
「待てコラアァアア!!」と
すぐさま起き上がって
全力で追いすがりましたが、
角を曲がったところで見失い、
やむなく、悔し涙でグシャグシャになったまま帰宅しました。


脱がされるまでは至っていませんでしたが、
手で触っても頭の形が変わっているのが
わかるくらいボコボコにされた状態でした。





◆ショックだったのは油断してたことより、周囲の言葉◆



玄関を上がったところにある宅電で
すぐ110番通報すると、
ほどなくパトカーが到着。

最近、近所で連続被害があったために、
ちょうど警戒している最中だったとのこと。
いずれも、自宅直前で気が緩んだ瞬間を
狙って後ろから引き倒すという手口だったと。


夜の独り歩きをしてもそんな被害は今までなかった
比較的治安が良いとされてきた地域だったので
自分も完全に油断していました。


そのままパトカーで警察署へ移動し、
調書や写真を撮られて、
相手の人相を聴取された時、

「顔が見えた瞬間は、
ちょうど街灯の真下で逆光になってて、
ハッキリわかんなかったです…。
絶対に顔見てやろうとしたんですけど…」と答えると、
お巡りさんからなだめるように言われました。


「ダメだよ、そんなことしたら。危ないでしょ」。


その一言にショックを受けました。



「なにそれ?危ないから抵抗するなってこと?
黙ってヤラレてればよかったってこと??
相手は悪くないの??
女の方が悪いってこと???」


お巡りさん的には人命第一で、
悪気ない労りの言葉だったのでしょうが、
その瞬間の自分には、
相手の行為を容認するようにしか聴こえませんでした。



母親からも同じことを言われ、
「だから言ったでしょう、危ないから
夕方からのバイトなんてやめなさいって。
こんな遅い時間に帰ってくるからよ」。

それも心配してのことだったのでしょうが、
完全にキャパオーバー。



「もういいよ!!」
自室のドアを乱暴に閉めて、
明け方まで毛布を噛んで
声を殺し続けました。



実際にヤラレた訳でもないし、
処女だったわけでもない。
大したことじゃないのに、
なんでこんなに涙が止まらないのか?


油断してた自分にも悔しい。
確かに殺されるよりかはマシだったのかもしれない。
でも気を付けない女の方が悪いっていう論理が悔しい。
腕力ではどうやっても叶わないのが悔しい。
そう言われても相手を罰することも出来ないのも悔しい。
あれだけ大声で叫んだのに誰も出てきて助けてくれなかったことも。



この体験は、当時付き合っていた彼氏にも言えませんでした。
「危ないから辞めろ」と言われるのがわかっていたから。



もしもこれが1人暮らしだったらどうだったろうか。

「そんな危ない思いをするくらいなら
帰って来なさい」とか親に言われる
のがわかってるから、
もっと言えなくなるんじゃないだろうか。

通報すらできない人もいるんじゃないか。





◆過去の自分に「ありがとう」と言える日が来るように。◆




しばらくの間、マフラーやショールなど
首に巻く物が身に着けられませんでした。
マフラーをすると首のあたりや呼吸が苦しくなるため、
どんなに寒くてもYシャツやブラウスで、
しょっちゅう風邪をひいていました。



いつの間にかそれが平気になったのは、
その体験を話すことができた連れ合いと出会えたり、
セクシュアリティについての話ができる
LGBTの友人を持ったことが大きかった。


友人とは、
「危ないから夜出歩くなってさ、
夜10時以降は女性は外出禁止!とかに
すりゃいいってこと?
それっておかしくね?

オトコの方を外出禁止にすべきじゃね?

もしくは、外出してもいいけど、
男子全員、鋼鉄の貞操帯装着すべし!とかさ(笑)」

といった冗談を交わしたりして、
気がつくとマフラーはOKになっていました。



告発したわけでもないけれど、
それでも笑えるようになるまで
10年単位の時間が必要でした。


たとえヤラレてなくても、
あれは「大したこと」だったのだと。




ましてや、実名で告発して
物凄いバッシングを受けている
「詩織さん」の心傷が癒えるまで、
いったいどれほどかかるのか。

それを覚悟であえて踏み切った
彼女の勇気に、心からのエールを贈りたい。


それでもいつか、過去の自分に、
「ありがとう」と言える日が、
きっと、来る。


必ず、来る。



詩織さんにもそう思える日が、
きっと来ますように。

勇気を出して、
告発して良かったと。




その日を迎えられるように、
私たちの側が踏ん張るべきことがあると思うんです。


セカンドレイプを絶対許さないってこと。
合意がなければ犯罪だってこと。


罪の根拠になるのは法律だし、
裁くのは裁判所なので、
今の時点で周囲がヒステリックに
「強姦魔」と断罪するのも違うと思う。

だけど、自分で申告して
どんな目に遭ったのか説明しないと
罪に問うことができない今の法律は、
被害者に泣き寝入りを強いるもの。


これは変えるべきだと思います。


相手がどんなに社会的地位があろうが、
どんな「いい人」だろうが、関係ない。

駄目なものはダメ。



そういう世の中に変えていきましょうよ。

誰も泣き寝入りしなくてもすむように。

誰もが自分を損なわれることなく、暮らしていけるように。





byしゅくらむ


シュクラムは、アラビア語で「ありがとう」。
筆者が知る数少ないアラビア語です。
ココでの出会いと、ここまで読んで下さったことに、感謝をこめて。
シュックラム!



↓よろしかったらポチポチっと押していただけますと励みになります↓

にほんブログ村 旅行ブログ 中東旅行へ   

にほんブログ村   人気ブログランキングへ

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
にほんブログ村
by shuklm | 2017-06-01 08:25 | 沖縄・原発・震災・福祉など | Comments(0)