オトナの社会科・中東からの声を手掛かりに。

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人生初のガチ選挙Year!に学んだこと。同時に見えた、選挙で解決できないこと。【2017年頭に・part3】






1■センキョに全力疾走の日々/共闘が分裂を招くパラドックス■


2■これからのセンキョは??データが教えてくれる!!■


3■始まる時には終わってる!

  でも市民の力でひっくり返せることもある!!■


4■選挙で解決できないこと。「宿題」に愕然。■


5■それぞれの生活と取り組みを活かしあっていく道は?■





*******





1■センキョに全力疾走の日々/共闘が分裂を招くパラドックス■




 

私自身にとって、2016年は

選挙の面白さに目覚め、

寝食忘れてのめり込んだ年でした。


4月の北海道補選のイケマキ選挙から

7月の参院選まで、

全国でんわ勝手連の広報や、

でんわかけチームのチアUP

「選挙だ壁ドン!」などに没入。


投票日夜は、全国の勝手連仲間と、

開票速報チャットで

のたうちながら盛り上がるという、

アツ過ぎる日々を味合わせてもらいました。



想いを同じくする人たちとの奇跡のような出会い、

人間的に心から尊敬できる方々と繋がれたことは、

かけがえのない財産です。






一方で、選挙と自分のダーク面も

思い知らされたのも事実。




「野党共闘」を至上命題化するあまりに、

分裂したり他者を排除したりする

パラドックスも目の当たりにしました。




7月末の都知事選では、都民の友人に

「目をつぶって鼻をつまんででも、

野党統一候補に投票して!」と

呼びかけ、気づけば自分もその空気の側にいた。


同調圧力を戒めてきたつもりだったのに、

勝ちたさに目がくらむと

人は簡単にそうなるのだと痛感しました。






その都知事選で示されたのは、

「与党も野党もイヤ」という民意。


単純な組織票の足し算すれば

勝てるってわけじゃないということでした。





夏以降、体調を崩して選挙から撤退し、

距離を置いて見えたこと。


それを書いた上で、

その先へ進みたいと思います。


(なおココでの主張はあくまでも私個人の見解ですので、

でんわ勝手連の公式見解や

総意ではないことを何卒ご了承ください)







2■これからのセンキョは??データが教えてくれる!!■





トランプが大統領になってしまうような時代に、

今後、選挙とどう向き合っていけばいいのか?




昨年末の締めくくりに、

選挙ジョッキー・座間宮ガレイさん主催の

LIVEに参加してきました。



▼【12/30夜19時】はる ✕ 座間宮 アメリカ大統領選挙をデータで総括!大忘年会!https://www.facebook.com/events/691658341003721/

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このデータが凄かった!!

オモシロかった!!




選挙を知らない方にとっても、

選挙でちょっとお疲れの方にも、

非常に参考になると思いましたので

ご紹介させていただきます。




※データ紹介に快諾下さった

はるさんと座間宮ガレイさんに深く感謝です!※





◆データで一目瞭然!接戦州をモノにしたトランプ◆



・米大統領選は、日本で報道されていたような

「嫌われ者ヒラリーVSトンデモトランプ」

の対決じゃなかった。


世論調査の日ごとの変化や、

都市ごとの詳細データを追っていくと、

「クリントン支持者=都市」VS

「トランプ支持者=地方」の対決だった

構図がクッキリ浮かび上がる▼

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・有名人×大人数×大集会キャンペーン

(鳥越型選挙)のヒラリーに対して、

トランプは少人数集会を積み重ねた。


・マイノリティーもトランプに投票していた。



・ヒラリーの「ファイアーウォール」

(死守必至の防衛ライン)の

ラストベルト3州の票を、

トランプが食い破ったのが、選挙結果に直結した▼

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…といった、はるさんの詳細分析に唸らされました。







◆データが語る!勝負どころはココ!!◆



で、まったく同様の日本の全選挙区データ分析

(安パイ選挙区、接戦区、ムリめ区)を

座間宮さんも作成されてて、コレが激レア!!


全国295の小選挙区の全データ解析から見えた、

得票率の差が1%以内の「超接戦」選挙区!!はコチラから▼

https://m.facebook.com/photo.php?fbid=1226743650752566&id=100002508294292&set=a.326970444063229.72494.100002508294292&source=57


※座間宮さんより「万一データの間違いがあったらご連絡ください」とのことです💛

(座間宮ガレイさんTEL 090‐4099‐8581)※



目からウロコの選挙情報はコチラでも!

▼座間宮ガレイさんFB

https://www.facebook.com/garei.zamamiya?pnref=story

▼無料メルマガ

https://s.blayn.jp/bm/p/f/tf.php?id=hikkurikaesu

▼【本部】座間宮ガレイ選挙お勉強会 

https://www.facebook.com/groups/1473840289600928/





全国のデータを詳細に解析することで見えてくるのは、


・「とにかく何が何でも野党共闘!」は無意味。

共闘するとかえって勝てない選挙区がある


・接戦選挙区に集中して勝ち切る


・ムリめ選挙区は捨てて、比例復活当選に集中すべし


・票を増やすなら、スタンディングじゃなくて電話かけ


…といったこと。



もっとこういうデータがあれば、

選択肢がぐっと広がると思いました。


誰でもいつでもフルで選挙できるわけじゃない。


こっち側はリソース(動ける人や時間)が限られてるから、

効率よく注力して一点突破できる方法を考える必要がある。

その手がかりに凄くなると思います。







3■始まる時には終わってる!

でも市民の力でひっくり返せることもある!!■






実際に取り組んでみて知ったのは、

「選挙って、始まる時にはほぼ終わってる」ってこと。


「いざ告示!」って走り出す時には、

どこがどれくらいカネとヒト出すか、

もう政党や団体の枠組みも決まってて、

事務所とかポスターとか道具立ても出来てて

ほぼ8割くらいの勝負が終わってる。




しかし、やってみないとわからないのも選挙。



出遅れ・絶体絶命・到底勝てないと

言われていた候補者が、市民型選挙で

大逆転して勝った例もあります。




たとえば、直近の新潟県知事選挙。


泉田知事突然の不出馬の後、

原発再稼働やTPPに不安を感じる

自民支持者を含めた層の声を、

JCO臨界事故対応に当たった医師であり

弁護士でもある米山さんが受け皿となって、

広くすくいあげることができたのが大きな勝因でした。




そういう意味で、今後必要なのは、

座間宮さん言うところの、

「地元を大事にする左からの政党」なのではないかと。



保守も含めた人たちの共感をどう得るのか、が

今後のカギを握っていると思います。







4■選挙で解決できないこと。「宿題」に愕然。■






選挙ってモノがちょっとわかってきた。


だけど一方で突き付けられたのは、

選挙やってる間に全然解決していない問題です。




端的だったのは、

参院選・沖縄選挙区で、野党候補が

現職大臣を大差で破ったにもかかわらず、

選挙翌日早朝から、高江では

オスプレイ基地建設が強行されたこと。



知事選で、県議選で、参院選で、

沖縄はNOを言い尽くしてきたのに、

その声が届かない原因は、

現政権の方針のせいだけではない。


本土の私たちの中にある、

「米軍基地が無いとなんとなく不安」

「日米安保が無いとなんとなく困る」という

大して悪意のない「ふわっとした追認」が、

結果として沖縄を追い詰めている。




国防をアメリカ任せにして、

戦後72年間も先送りにしてきた

この「宿題」については、

1年以上前からこのブログでも

延々と取り上げてきましたが、

選挙が終わって1ミリも解決していないことに

愕然としました。





これじゃ選挙も勝てない。

いや、勝っても足元すくわれる。



「じゃあ、日米安保なしで、

沖縄の基地なしで日本はやってけるの?」って。



その漠然とした不安に応える内容を、

アメリカと適切な距離を取ってやっていくための

リアルな構想力を練り上げていく作業が

必要なんだと思います。




「これから先、日本はどうやっていくのか?」って。





選挙はもちろん大事。

それと両輪で、この宿題も解かないと。


でも両方ガチではできない。

そして、自分はコッチの役割を果たしたいと

改めて思いました。







5■それぞれの生活と取り組みを活かしあっていく道は?■






選挙にTPP、原発と被災者、

自衛隊の南スーダン新任務…。



次から次へと持ち上がる課題に取り組んでいると、

カラダがいくつあっても足りない。


バラバラにやってると、各個爆撃されてしまう。




限られたリソースを、どこに集中させれば

現実を変えられるのか?


どこにテコの支点をもっていけば、

最大限の効果が得られるのか?




ポイントは、「ひとつらなり」。



国防・テロ対策・原発政策・対米(外交)などを、

トータルパッケージで考えること。




具体的には、伊勢崎賢治さんが著書

「テロリストは日本の何を見ているのか」で

提唱されているような内容に打開の展望があると思っています。




いままで左派が忌避してきたリアルに

真正面から向き合って、

組み立て直していくこと。


コレを、今年、本腰入れて

やっていきたいと思います。




皆それぞれ生活があって、

仕事や子育てや家事や介護などで

いつでもすぐ動けるわけじゃないし、

思いがあってもレスポンスできない時もある。


それでも何かを求めている人たちと、

一緒に考える場を創っていけるように。




選挙に取り組んでいる人たちに

心からのリスペクトとエールを送りつつ、

援護射撃が出来るように。




それぞれが持続可能なやり方で、

お互いが力を尽くしていきましょう。





次回、

「戦後72年放置してきた『宿題』に向き合う年に」 

へ続きます!





【当ブログ内関連記事】


▼トランプとISはカードのウラオモテ。「キレイゴトはもうたくさんだ!」という声にどう向き合うか?【2017年頭に・part2】

http://syuklm.exblog.jp/26572004/


▼個人的選挙総括国民投票に向けて・民主主義が試された1年を経て

http://syuklm.exblog.jp/26220085/


▼未来を書き換えるカギを探る必読書! 内山弁護士の「未来ダイアリー・もしも、自民党改憲草案が実現したら?」

http://syuklm.exblog.jp/26204932/




byしゅくらむ


シュクラムは、アラビア語で「ありがとう」。
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by shuklm | 2017-01-29 22:58 | 選挙カンケイ | Comments(0)

トランプとISはカードのウラオモテ。「キレイゴトはもうたくさんだ!」という声にどう向き合うか?【2017年頭に・part2】。





1■「クズ白人」と呼ばれた人たちが「自分達の声」を得た■


2■「正しさ」に疲れたリベラルもトランプを支持した■


3■「コンビニ大統領とインスタントテロ」が支持される理由■


4■私たちはすでに、トランプにもISにも負けている■


5■「そこかしこにある左派リベラルの壁」を超えるために■







2017年1月21日未明(現地時間20日)。


「トランプ新大統領」就任演説を

リアルタイムで聴きながら。


「イスラム過激派の排除」などの主張は、

中東・アラブ・イスラム教徒の友人や

出会った人たちのことを思い浮かべると

もちろん到底賛同できない内容でしたが、


しかし一方で、

なるべくして大統領になったんだな」と

いうことも改めて感じさせられました。





トランプを支持した人たちは、

こんなにも自らの誇りと言葉を

奪われてきたんだな、と。


文字通りそれを取り戻すことを

彼に託したんだなと。








1■「クズ白人」と呼ばれた人たちがトランプによって「自分達の声」を得た■






誰が、どんな理由でトランプを支持したのか?




例えば、トランプを応援したエイミー・チューさん

「私たち中産階級や貧しい人も、自分たちの声を持てたのです」。


2016119日放映の報ステより

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最も強烈にトランプを必要としたのは、

知識人・リベラル層から

「ホワイトトラッシュ(クズ白人・白いゴミ)」と蔑まれ、

「繁栄から取り残され、忘れ去られてきた」没落した中間層の人たち。




トランプが就任演説でも

「皆さんはこの後、決して無視されることはない」

と呼びかけた人たちです。



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ホワイトトラッシュ当事者によるリアルレポはコチラ!

▼トランプに熱狂する白人労働階級「ヒルビリー」の真実

http://www.newsweekjapan.jp/watanabe/2016/11/post-26.php






マイノリティーであるという言い訳すら出来ない

マジョリティたちの、リベラルや支配層に対する

「オマエらのキレイゴトはもうたくさんだ!」という肉声が、

彼を大統領に押し上げた







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▲『トランプは世界をどう変えるか? デモクラシーの逆襲』20161230日発行




この本で、エマニュエル・トッド氏&佐藤優氏も

非常に端的に冷静に指摘しているとおりです。



立ち位置は違う2人ですが、

誰がトランプを支持したのか?という分析は

ピッタリ合致していました。




「ラストベルト(錆びついた地帯)の人々」、

「長い歴史を持つ製造業の地元」、

「虐げられたプロレタリアートたち」(トッド氏)



「既成権力作り出したシステムから放り出され、

職も生活も奪われたと感じている下層白人」

「今まで一度も選挙に行ったことのない、

組織化されていないルンペン・プロレタリアート」(佐藤氏)




既存の支配層やリベラルが無視し忘れ去ってきたこの人たちを、

味方につけることが出来る能力が選挙の勝敗を決した、と。








2■「正しさ」に疲れたリベラルも、トランプを支持した■






そして忘れてはならないのは、トランプを支持したのは、

ホワイトトラッシュだけでなく、

メジャー知識人層やリベラルも含まれていたこと。




私にとって一番わかりやすくて衝撃的だったのは、

イラク戦争や「テロとの闘い」にも反対していた

クリント・イーストウッドが、

「ポリティカル・コレクトネスがもう息苦しい」と

トランプ支持に回ったということでした。




クリント・イーストウッドがトランプ氏支持 「軟弱な時代だ。誰もが発言に細心の注意を払う」

http://www.huffingtonpost.jp/2016/08/05/-clint-eastwood-donald-trump_n_11345598.html


▼言いたい事も言えない世の中に? アメリカを悩ます「政治的正しさ」 保守派も主張強める

http://newsphere.jp/world-report/20151204-2/




パーティに招待する人の比率(人種・宗教・性別)にまで

気を使わなくちゃいけないような、

「ポリコレ=政治的正しさ」への疲れ。


つまり、

「そんなにキレイゴトばかりじゃ生きられねーよ」ってコト。




おおっぴらにトランプ全面支持ではなくても、

そういう形でしか表現できない現状への異議申し立て。





そしてその声は、ホワイトトラッシュたちの

「お前らのキレイゴトはもうたくさんだ!」

という叫びとピタリと重なる。





ココだと思うんです。





左派の主張が、トランプ側へ人を追いやってる。


コレを理解しないと、左派リベラルは永久に勝てない。





むしろ、常に「正しい」ことを言ってるからこそ、

「正しさ」ゆえに勝てなかった。





逆に言えば、展望を開くカギはココにあると思うのです。









3■「コンビニ大統領とインスタントテロ」がなぜ支持されるのか?■






エマニュエル・トッド氏の著書でも

「グローバリズムに収奪された人々の怒りが

いま米国を、世界を、変えようとしている」と

指摘しているとおり。


グローバリズムによる絶望的なまでの格差の拡大が、

「社会主義者」バーニー・サンダースへの支持と同時に、

トランプ現象という「支配層への叛乱」を生んだ。




「超富裕層8人が36億人分の資産を所有」過去最大の所得格差に拍車

https://zuuonline.com/archives/136408


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で、ココから先はやや強引な仮説ですが。


取り残されたマジョリティの逆噴射が「トランプ的なもの」とするなら、

排除されたマイノリティーの反撃が「IS的なもの」、

と言えるのではないか?




欧米的な人権思想とか民主主義とか繁栄から

はじき出されたマイノリティーの怒りの表現、

社会への復讐の究極形態がIS





トランプとIS、その支持者のいずれもが、

国家も企業も家族も守ってくれない

むき出しのグローバル世界と

直接向き合わなくてはならなくなった者同士。




共通してるのは、支配層でない人たちによる反撃。

「正しさが俺達を救ってくれたか?」

「キレイゴトはもうたくさんだ!」という叫び。



反グローバリズムという意味では、

噴出の仕方が違うだけで、ウラオモテの事態。




フェンス一枚隔てた「あちら側」と「こちら側」で

互いに争わされている、

合わせ鏡のような存在なのではないかと。






だから、隔てられ分断されてる場合じゃない。


向き合うべき相手は、

「グローバリズムが生み出す格差の拡大」

という課題だと思うんです。





ワタシは共産主義者ではないし、

「弱者の復讐としての革命」は標榜しませんが、

格差を拡大する下部構造(経済システム)を変えない限り

いくら表面を取り換えても解決しないというタームは、

その意味においては妥当だと思います。








4■私たちはすでに、トランプにもISにも負けている■






深刻なのは、左派リベラルが、

社会変革の選択肢に入っていない、ということです。




ISに参入しているのは、

排除されたマイノリティだけじゃない。


社会の破壊や不遇への復讐のためではなく、

現状に疑問を持つ若者たちをも惹きつけているということです。



例えば小児科医だったオーストラリア人青年が

IS勧誘ビデオに出演し忠誠を誓ったように。




▼私達はすでにISに負けている。そこから始める必要があるのでは?

http://syuklm.exblog.jp/25305143/





「若者の義憤を受け止めることができない

私たちの社会の側の問題なのだ」と、

IS系組織から息子を連れ戻したベルギー人・

ディミトリーさんが語っています。


「過激派に走る若者を排除しても解決しない」、と。▼

http://syuklm.exblog.jp/25276106/





ディミトリーさんISへ参加した彼らは、

世界をより良くしたいと願う若者たちです。


若者というのは、人生の理想を追い求めるものです。


私が子どもの頃は、

マーチン・ルーサー・キング牧師や

ケネディ大統領のような理想を語る人がいました。


現代になにがありますか?


私たちの社会のシステムに欠陥があるのです。

私たち大人の側の責任なのです」。






いま私たちの社会は、

IS以上に魅力的な展望を提示できていないということ。







つまり私達は、ISにもトランプにも負けている。






だから、左派リベラルは、

まず負けていることを認めよう、と言いたいのです。


もちろん自分も含めて。








5■「そこかしこにある左派リベラルの壁」を超えるために■





「反グローバリズムは、今後10年続く潮流となるだろう」

という経済予想もあります。


グローバリズムがもたらす格差と不平等を放置する限り、

それへの対抗としての「トランプ的なもの」や「IS的なもの」

への支持は止まないでしょう。



しかしそもそも、彼らが変えたいと願っている現実は、

私たちと同じなのでは?


共通して変えたいのは、「グローバリズムによる格差の拡大」。

当たり前に未来に希望を持って生きられないという現実。





少なくとも、

トランプにしか未来を託せない人たちに対して、

そうではない選択肢を提示することはしたい。


トランプでなくても、その現実と

まともに向き合おうとする人間がいると。





ISにしか活路を見いだせない人たちに対して、

ISにならなくても、世界を滅ぼさなくても、

世界をより良くしたいと行動する人間はいるのだと。





そういう意味では、私たちの願いは同じなのだと。







「わかりやすい物語」に回収するのではなく、

「人権」とか「9条」とか既存のワードに寄り掛からないで、


生きた人間に届く言葉を取り戻さなくてはならないのは、

私達も同じだと思うのです。





「そこかしこにあるリベラルの壁」が、

トランプやISの側へ、人を追いやっている。


どうすればそれを超えられるのか、

それを探りたいのです。






自分の正しさの確認のためでなく、

現実に疑問を持ち、変えたいと願う、

あらゆる人達とともに。





一緒にその途を手繰り寄せていきましょう。








※文章一部加筆しました(2017.1.22)
 タイトル改題しました(2017.1.29)


【当ブログ内関連記事】


▼「トランプ大統領誕生」のリアルホラー。ピンチをチャンスに変えたい3つのこと。

http://syuklm.exblog.jp/26365388/


▼トランプのちゃぶ台返しピンチをチャンスに変えたい・その2。「心変わり」した相手に依存しないで生きてく道を探そう。

http://syuklm.exblog.jp/26367719/


▼トランプのちゃぶ台返し。ピンチをチャンスに変えたい・その3。ぶっちゃけ安全保障を考える機会に!お薦めリアル本はコレ!!

http://syuklm.exblog.jp/26370811/





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by shuklm | 2017-01-21 08:34 | 安保法・安全保障・日米関係/戦争と平和 | Comments(0)

2017年頭に。世界を引き裂く力に対して、私達は繋がろう。「答えが出ない問い」を諦めない先に






激動の2016年。


これまでの枠組みが大きく揺らぎ、

「これから先、世界はいったいどこへ向かうのか??」と、

揺さぶられ続けた1年でした。





終わりの見えないシリア内戦で、

人口の半数1,000万人が難民となり、

世界の難民の実に5分の1に達するという

「今世紀最も深刻な人道危機」に。




難民移民受け入れを巡り対応が分かれたEU、

イギリスのEU離脱決定、

そして、移民排斥を公約とする

「トランプ大統領」の誕生。



いまや日常語となってしまった「テロ」、

イスラム教徒などへの不信と排除に分断される社会。






しかしその一方で、

分断ではない方向を希求する声、

押し返す流れも確実に存在していました。




「困難な時代だからこそ希望のありかを探したい」と

願って続けてきたこのブログで

去年シェアした希望の中で、

特に忘れずにいたいことを

改めて書かせていただきます。







■「テロ」や報復と向き合う声■




たとえば、20161月、

イスタンブールで観光客が犠牲となった

「自爆テロ」の翌日。


トルコ政府が早々に報復を唱える一方、

現地在住の日本人女性のブログで、

「平常心を失わず、通常の生活を送ること」と、

報復ではないテロとの向き合い方が綴られていたこと。





たとえば、世界を震撼させたパリ同時多発「テロ」事件直後。


「アラブ人は出ていけ!」

「イスラム教徒は危険!」と

排外主義を煽り立てる極右に対して、

高校生たちが、

「仲間たちに手出しはさせない」と

パリの街頭で声を挙げていたこと。





たとえば、ベルギーの首都ブリュッセルでの連続テロの後。


閉ざされたギリシャ国境の難民キャンプで、

シリア難民たちがブリュッセルのために祈りを捧げていたこと。



「私たちは同じ理由でシリアやイラクから逃れてきました。


私たちも過激派組織『イスラム国』や

自爆テロのせいで祖国から逃げてきたのです」


「誰もがこのテロを悲しんでいます。

私たちは同じ運命なのです」


という彼らの声は、

日本にいる私たちと同じ願いを持ち、

同じ世界を生きていることを教えてくれました。





たとえば、今なお着地点が見えない状況の続く

パレスチナ・イスラエルでも、

隣国ヨルダンの女性たちとともに、

数千人もが「希望への行進」を実現したこと。




彼らは、困難な状況の中でも

異なる他者と心を通わせ、

諦めずに行動することを、

身をもって示してくれました。








■分断を乗り越える希望「被害と加害のステージから降りよう」■





そして日本では、20165月、

超党派のヘイトスピーチ規制法がついに国会で可決。


その後押しを受けて川崎市が、

在日コリアンや様々な人たちが共生する街・

川崎区桜本を標的にしたヘイトデモに対して、

「市民の安全と尊厳を守るため」、

使用許可を出さないことを決定。



横浜地裁川崎支部も、6月2日、

ヘイトデモを禁じる仮処分を出しました。





そして6月5日の当日。

ヘイトデモとカウンターがせめぎあうその現場で、


桜本で共生の街づくりに尽力してきた

在日コリアン3世・崔 江以子(チェ カンイヂャ)さんが、

ヘイトデモを繰り返してきた主催者・

津崎氏あてに手紙を手渡しました。




その手紙の中で崔さんは、

「加害、被害のステージから、共に降りませんか」

「津崎さん。私たちの出会いは不幸でした。

私たち、出会い直しませんか」と

語りかけています。




新聞に掲載されたこの手紙を、

私は今でも涙なしに読むことが出来ません。


ここに綴られた言葉は、個人的には

去年最大の希望だったのではないかと思っています。

忘れないように、全文を末尾に貼付けておきます。








■繋がりへの希求が拓く途■





「隣人と共に暮らしていきたい」というささやかな願いすら

一瞬で吹き飛ばしてしまう群集心理の暴走は、

関東大震災時の虐殺のようにいつでも起こりうる。



いざというときに雪崩打つのを止めるために、

いったい何が出来るのか?



その問いに向き合おうと、1年越しで

加藤直樹さん著「九月、東京の路上で」を読み、

願いを込めて91日投稿したのが、コチラです。


93回目の関東大震災の日に。「虐殺」に走った人と、とめた人を分けたのは、何だったのか?

http://syuklm.exblog.jp/26158073/




この投稿に1740ものシェアをいただき確信したのは、

同じ想いの人たちがこんなにもたくさんいる、

その繋がりをこんなにも人は求めている、ということでした。



その営為がどれほど脆く稀有であるかを知ればこそ、

だからこそいま、出会える人たちがいる。





世界を引き裂こうとする力に対して、

分断を煽る声に抗して、

「小さな結びつき」を手放さないで

私達は繋がり続けていこう、と

改めて呼びかけたいと思います。




今年、それをさらに強め広げることで、

希望の可動域を拡げ、

現実を少しでもより良い方向へ

変えていきましょう。






大変遅ればせながら、

今年もどうぞよろしくお願いいたします!







***崔さんが津崎氏に手渡した「桜本からの手紙」全文シェアココから***



▼神奈川新聞カナロコ 201666日より

http://www.kanaloco.jp/article/177372/2/





「津崎尚道様




ようやくこうして、津崎さん

あなたに向かい合うことができます。



もっと早くできればよかったのですが、

あなたが私たちに向けて言った、

「一人残らず出ていくまでじわじわと

真綿で首を絞めてやるからな」の

言葉が心から離れずに、その恐怖で

あたなに向かい合うことができずにいました。




ヘイトスピーチ解消法が成立の時を迎え、

今、私が向かい合わなければならないのは、

津崎さんあなただと思いこうして筆を執りました。



どうか最後まで読んでください。





2013年に私はあなたが川崎駅前で

デモをしている姿に触れました。


「朝鮮人は死ね」と主張するデモを見てしまい、

怖くて怖くて逃げ去りました。


その後何度もそのデモが川崎駅前で繰り返され、

私たちを守るために抗議する方々が、

大変な想(おも)いをしながらあなた方に

抗(あらが)ってくれていることは知っていましたが、

私は怖くて逃げることしか、

沈黙することしかできずにいました。




2015118日。

あの日、あなた方が私たちの暮らす桜本へ

来ると知り、とても困惑しました。


私たちの街川崎桜本は、多様な人々が

互いの違いを尊重し合い暮らす共生の街です。


そこへ「朝鮮人出ていけ」と主張する

あなた方が来るならば、私たちは

見逃すわけにはいかない。


きちんと抗わなければならない。


子どもたちやハルモ二方を守らねば

との想いで路上に立ちました。




残念ながら、私たちの想いは

あなた方には届かず、

131日に再びあなた方は、

桜本へ向かってきました。




「朝鮮人は敵だ、敵に対して死ね、

殺せというのは当たり前だ。朝鮮人は出ていけ」

「一人残らず出ていくまでじわじわと

真綿で首を絞めてやるからな」と主張する

あなた方にむけて


「差別をやめて、共に生きよう」と発した

私たちの想いはまたしても届かず、

心が殺されました。





このままでは身も心も殺されるのではないかと、

法務局へ津崎さんあなたについて

人権侵犯被害申告をしました。


その調査が今週なされます。





24日にはヘイトスピーチ解消法が成立します。


法によって差別から守ってもらえることについて

私は心強く思っています。



今までのように津崎さんあなた方が

あのデモをすることでできなくなるかも知れません。




津崎さん。

私は、できなくなってやれないのではなく、

あなた方の良心でもって、

あのヘイトデモをやめてほしかったですし、

今でもそう願っています。



津崎さん。

私たちの出会いは悲しい出会いでした。



津崎さん。

私たち出会い直しませんか。


加害、被害の関係から、今この時を

共に生きるひとりの人間同士として

出会い直しませんか。


加害、被害のステージから共に降りませんか。




津崎さん。

あなた方は私たちに「出ていけ。帰れ」

と言いますが、私は帰る場所もないし、

出ていくつもりもありません。


差別をやめて共に生きようの

メッセージを発信すると

「文句があるなら帰れ」と攻撃を受けます。



津崎さん。

私たちは文句があるのではありません。


共に生きようとラブコールを

おくっているのです。


私たちの暮らすこの地域社会が、

誰にとっても暮らしやすい、

優しい社会になるように役割を果たしたい。


ただそれだけの想いで

「差別をやめて共に生きよう」と発信しています。




津崎さん。

桜本の子どもや若者たちは、

津崎さんあなた方に対して、

「共に生きよう。共に幸せに」と

メッセージをつづりました。



津崎さん。

その想いをどうか受け取ってください。


そして、私たち出会い直しましょう。


あなたがあなたらしく、

私が私らしく生きられる、

そんな地域社会を私は諦めていません。




津崎さん、

あなたのこの地域社会をよりよくしたい想いを

お手伝いさせてください。


差別がなく、誰もが力いっぱい生きられる

地域社会で私たちと共に生きてください。



どうか私たちのこの想いを受け取ってください。




津崎さん、共に幸せに。





あなたと、あなたの家族の安寧な生活を、

幸せな生活を心から祈っています。







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2017年頭の決意と目標を4回に分けてUPさせていただきます。



part2・トランプとISはカードのウラオモテ。「コンビニ大統領とインスタントテロ」がなぜ支持されるのか??


part3・人生初のガチ選挙Year!に学んだこと。


part4・戦後72年放置してきた「宿題」に向き合う年に。国防・テロ対策・原発政策・外交をひとつらなりで考える



近日UP予定です。お付き合いいただけますと幸いです。







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byしゅくらむ


シュクラムは、アラビア語で「ありがとう」。
筆者が知る数少ないアラビア語です。
ココでの出会いと、ここまで読んで下さったことに、感謝をこめて。
シュックラム!



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by shuklm | 2017-01-15 21:31 | 「テロ」・IS・イスラム・宗教について | Comments(0)