オトナの社会科・中東からの声を手掛かりに。

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自衛隊員が直面してる現実を、私達はリアルに知ってるだろうか?







たった今も、「自衛隊は軍隊じゃない」という

理屈によって、自衛隊員が危険に晒されている。





「安全保障」とかいうのなら、

まずはそのリアルを、

国民全員がちゃんと共有する

必要があると思うんです。






手掛かりにしたいのは、

国際紛争解決のプロ・

伊勢崎賢治さんの指摘。




元国連職員で、

アフガニスタン武装解除の日本全権代表でもあり、

防衛大学校で教鞭も執ったことのある方です。







著書「日本人は人を殺しに行くのか」より。


2014年の著書ですが、ここで指摘された問題は

未だに積み残されたままです。




3回に分けてUPさせていただきます。



(見出しはしゅくらむが付けさせていただきました)








*** 「日本人は人を殺しに行くのか」 より抜粋*****






自衛隊は、法的には警察の延長上





”自衛隊と言うのは、法的には「警察予備隊」

のまま存在しているものです。



つまり、「法的」に自衛隊は、

警察組織の延長でしかありません。





なぜなら自衛隊は、「軍隊」であれば当然

持っておかなければいけない「軍法」

――つまり、軍事法典、軍事法廷――を

もっていないからです。”






”軍事作戦では、必ず民間人を巻き込む

過失が起こります。




もし軍事作戦にあたる中で、

地元社会に対する過失が起こった場合、

どうなるのでしょう。



もちろん、訴追免除でそのまま、

ということではすみません。




ではどうするかと言えば、

軍を派遣している側の政府が、

地元社会に対し、

「現地法では裁かれないけど、

直ちに本国に送還して、

もっともっと厳しいその国の軍法で

裁くから許してね」と

言うしかないのです。





これが言えない軍事組織は、

単純に『使えない』のです。





そんな組織が派遣されれば、

現地社会がただでさえ持っている

「非対称な怒り」の火に

油を注ぐことになるからです。”







「軍隊でない組織」が国外で犯罪を犯すと何が起こるか?





”「軍法を持たない軍隊(に準ずる組織)の兵士が

国外で罪を犯したとき、

何が起こるのか?」


についての象徴的な例といえば、


20079月にイラクの首都バクダッドで起きた

「ブラックウォーター事件」です。





これはブラックウォーター社と言う

民間軍事会社(要は傭兵部隊)の人間が、

突然非武装の住民に向かって銃を乱射し、

少なくとも11人のイラク市民を死亡させた

という凄惨な事件です。





当時、イラク国内(つまり海外での活動)

における民間の軍事会社は、

イラク国内法から訴追されないばかりか

――正規の兵士でもないため――

アメリカの軍法でも裁けない状態にありました。





つまり、当時のアメリカの民間軍事会社は、

イラク国内で何をやっても

法に問われない立場にあったのです。




この問題は、イラク国内に

多くの怒りを呼び込み、

アメリカは国際社会から

強烈な非難の声を浴びました。






これと同じ事態に、

軍法のない自衛隊はあるのです。







今まで事件が起きなかったのは、自衛隊員の努力の結果





慣れない若い隊員が、

迫り来る(民兵が混じっている)群集を前に

恐怖でパニックを起こし、

銃を乱射してしまうというのは、

いつでも、だれにでも起きる可能性があります。




そんな状況であるにもかかわらず、

「非戦闘地域」「後方支援」などと言う形で

(実はこれらの言葉は日本独自の言葉であるため、

多国籍軍の現場では英語に訳しようがありません)、


「事件が起こらない想定」で、

自衛隊は海外に身を置き続けている訳です。




それでもなお、

自衛隊は何も事件を起こしていません。

誰も殺していないのです。





それはひとえに、自衛隊が偉かったからです。



現場の自衛隊員が、

誰よりこの問題を認識していたのです。






***シェアココまで*****





(その2へ続きます)



byしゅくらむ


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by shuklm | 2016-02-28 10:44 | 国際貢献・PKO・自衛隊 | Comments(0)

2月28日、Nスぺで「シリア難民支援」放映!





2月28日(日)21時から放映予定の

NHKスペシャルにて、

シリア難民の支援に尽力する

UNHCR日本人職員の活動が

紹介されるそうです!





▼国連UNHCR協会のニュースレターより

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byしゅくらむ


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by shuklm | 2016-02-27 13:41 | シリア人の友人のこと・シリア関係 | Comments(0)

超重要!「駆け付け警護」という用語は現場には無い!






国際紛争解決のプロの超リアル指摘。


取り急ぎシェアさせていただきます。






ポイントは、



・「駆け付け」ようと駆け付けまいと、

 国際法上では武力行使



・「PKFは危険だけど、PKOなら安全」

 というのは時代錯誤

 いまやPKOが交戦主体



・PKF部隊派遣にこだわる先進国は、

 世界でも日本と韓国くらいだけ





国会での議論は井の中の蛙、



政府が言うところの「国際社会」でも「国際法」上でも

通用しない理屈ってこと。


まず押さえたうえで議論しないと!








***伊勢崎賢治さんTwitter 2月23日付より シェア***





2/26fri 大熊ワタル(cl)伊勢崎賢治(tp)ジャズヒケシ告知




まず「駆けつけ警護」なる用語は

現場にはありません。





あるのはProtection。


国連平和維持活動PKOが行う警備保護業務で、

駆けつけようと駆けつけまいと、

武力を使って保護します。





僕はかつてPKOにおいて、

配下にいる国連平和維持軍PKFと

国連文民警察をつかって、

僕の責任施政下にいる国連職員、

人道援NGOをProtectionする任務にいました。




他国部隊の警護は一つの統合指揮下に

「一体化」するPKF部隊として当たり前。


(施設部隊としての自衛隊がPKFでない、

武力の行使に一体化しないという歴代の政府のウソは、

これをご覧ください

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/47860 )




その他の「駆け付け警護」は、

国連職員、人道援助要員への傷害を違法とする

紛争当事者国(例えば南スーダン)の

国内法を根拠として

警察権を行使する「国連文民警察」のお仕事です。




住民保護という「ある国家の国民に降りかかる脅威を

その国家に変わって国連が殲滅する」、


つまり「国連が自衛権を行使する」

ようになった現代のPKOにおいて、

国連平和維持軍PKFと

国連文民警察の線引きは、

より明確になりました。




PKFは交戦主体となりますので

準拠するのは戦時国際法・国際人道法。


国連文民警察は当事者国の国内法です。





つまり、PKFは戦争として敵に対峙し、

国連文民警察は犯罪として対峙する。



住民保護のために国連全体が

より”好戦化”するなかで、


昔は、現地国警察の補完的役割であった国連文民警察は、

身内(国連職員、NGO等人道援助要員)の

「駆けつけ警護」のため、

より先鋭化しています。




それが、Formed Police Unit です。


日本の機動隊を自動小銃、装甲車で

完全武装させたものと

考えてください。



南スーダンにもしっかり配備され、

全員女性の部隊もあります

(http://womenspolicenetwork.org/formed-police-units/)。





はっきりいって、

自衛隊の施設部隊より”強い”し、

これは、”警察”のお仕事です。




そもそも、”交戦”、

つまり戦争するようになったPKFに、

部隊を提供する先進国は、もはや、

その紛争に歴史的な責を負う

旧宗主国にもありません。




外貨稼ぎ(国連から償還金が支払われます)

の発展途上国と、

当該国の紛争が自国に影響があるという逼迫さ

(いわば”国家存立危機事態”)から

参加する周辺国のお仕事になっています。




南スーダンの韓国と日本ぐらいです。


PKF部隊派遣にこだわる奇特な先進国は。





戦争法案ハンタイだけに感けていると、

野党・与党の政局が、国際情勢から

遊離していしまいます。


言わずもがなですが、

実体のない「駆けつけ警護」に感けて、

交戦権のない自衛隊を交戦権を行使するPKFに

「一体化しない」と偽って送り続けてきたのは、

安倍政権”以前”の問題なのです。



もういい加減にしましょう。






2月26日(金)


大熊ワタル(cl)伊勢崎賢治(tp)ジャズヒケシ

午後7時半開演

於:吉祥寺 メグ:http://www.meg-jazz.com/map.html

with 坂本千恵(p), 鈴木堅登(b), 坂本貴啓(ds)



その後の予定です:


3月5日(土)

大熊ワタル(cl)伊勢崎賢治(tp)ジャズヒケシ

午後7時半開演

於:吉祥寺 メグ:http://www.meg-jazz.com/map.html

with 坂本千恵(p), 鈴木堅登(b), 坂本貴啓(ds)


3月25日(金)

伊勢崎賢治(tp)ジャズライブ

午後7時半開演

於:吉祥寺 メグ:http://www.meg-jazz.com/map.html

with 坂本千恵(p), 鈴木堅登(b), 坂本貴啓(ds)




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byしゅくらむ


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by shuklm | 2016-02-24 20:58 | 国際貢献・PKO・自衛隊 | Comments(0)

【シェア】元・防空ミサイル部隊の自衛官の指摘。「軍隊はテロを防げない。集団的自衛権は日本を守れない」






2月のテーマ、「安全保障」を考えるにあたって、

絶対に外せないと思うこと。




それは、現場の自衛官の声です。


自衛隊が直面している現実です。







ぜひ読んでいただきたいのが、

元自衛官(防空ミサイル部隊所属)・

泥憲和さんの指摘。





1年半前のスピーチですが、

本質は変わっていないと思いますので、

シェアさせていただきます。











***シェアココから***





2014630 神戸・三宮の街宣活動に

飛び入り演説にて~







突然飛び入りでマイクを貸してもらいました。




集団的自衛権に反対なので、その話をします。




私は元自衛官で、

防空ミサイル部隊に所属していました。



日本に攻めて来る戦闘機を

叩き落とすのが任務でした。





いま、尖閣の問題とか、

北朝鮮のミサイル問題とか、

不安じゃないですか。



でも、そういったものには、

自衛隊がしっかりと対処します。


自衛官は命をかけて国民をしっかり守ります。


そこは、安心してください。






いま私が反対している集団的自衛権とは、

そういうものではありません。


日本を守る話ではないんです。



売られた喧嘩に正当防衛で対抗する

というものではないんです。


売られてもいない他人の喧嘩に、

こっちから飛び込んでいこうというんです。



それが集団的自衛権なんです。





なんでそんなことに自衛隊が

使われなければならないんですか?



縁もゆかりもない国に行って

「恨みもない人たちを殺してこい」


安倍さんはこのように自衛官に言う訳です。


君たち自衛官も殺されて来いというのです。




冗談ではありません。





自分は戦争に行かないくせに、

安倍さんになんでそんなこと

言われなあかんのですか?



なんでそんな汚れ仕事を

自衛隊が引き受けなければならないんですか?




自衛隊の仕事は日本を守ることですよ。


見も知らぬ国に行って

殺し殺されるのが仕事なわけないじゃないですか。




みなさん、集団的自衛権は

他人の喧嘩を買いに行くことです。



他人の喧嘩を買いに行ったら、

逆恨みされますよね。


当然ですよ。





だから、アメリカと一緒に戦争した国は、

かたっぱしからテロに遭ってるじゃないですか。



イギリスも、スペインも、

ドイツも、フランスも、

みんなテロ事件が起きて

市民が何人も殺害されてるじゃないですか。




みなさん、軍隊はテロを防げないんです。


世界最強の米軍が、テロを防げないんですよ。





自衛隊が海外の戦争に参加して、

日本がテロに狙われたらどうしますか。


みゆき通りで爆弾テロがおきたらどうします。




自衛隊はテロから市民を守れないんです。


テロの被害を受けて、その時になって、

自衛隊が戦争に行ってるからだと

逆恨みされたんではたまりませんよ。





だから私は集団的自衛権には絶対に反対なんです。






安部総理はね、外国で戦争が起きて、

避難してくる日本人を乗せた

アメリカ軍の船を自衛隊が守らなければならないのに、

いまはそれができないからおかしいといいました。



みなさん、これ、

まったくのデタラメですからね。




日本人を米軍が守って避難させる

なんてことは、絶対にありません。



そのことは、アメリカ国防省の

ホームページにちゃんと書いてあります。


アメリカ市民でさえ、

軍隊に余力があるときだけ救助する

と書いてますよ。





ベトナム戦争の時、

米軍は自分だけさっさと逃げ出しました。


米軍も、どこの国の軍隊も、

いざとなったら友軍でさえ見捨てますよ。


自分の命の方が大事、当たり前じゃないですか。





そのとき、逃げられなかった外国の軍隊がありました。



どうしたと思いますか。




軍隊が、赤十字に守られて脱出したんです。



そういうものなんですよ、

戦争というのは。





安倍さんは実際の戦争のことなんか

まったくわかってません。



絵空事を唱えて、自衛官に

戦争に行って来いというんです。



自衛隊はたまりませんよ、こんなの。





みなさん、自衛隊はね、

強力な武器を持ってて、

それを使う訓練を毎日やっています。


一発撃ったら

人がこなごなになって吹き飛んでしまう、


そういうものすごい武器を

持った組織なんです。




だから、自衛隊は慎重に慎重を期して

使って欲しいんです。




私は自衛隊で、

「兵は凶器である」と習いました。


使い方を間違ったら、

取り返しがつきません。





ろくすっぽ議論もしないで、

しても嘘とごまかしで、

国会を乗り切ることはできるでしょう。





でもね、戦場は国会とは違うんです。


命のやり取りをする場所なんです。




そのことを、どうか真剣に、

真剣に考えてください。





みなさん、閣議決定で集団的自衛権を認めてもですよ、

この国の主人公は内閣と違いますよ。


国民ですよ。

みなさんですよ。





憲法をねじ曲げる権限が、

たかが内閣にあるはずないじゃないですか。




安倍さんは第一回目の時、

病気で辞めましたよね。


体調不良や病気という個人のアクシデントで

つぶれるのが内閣ですよ。


そんなところで勝手に決めたら

日本の国がガラリと変わる、

そんなことできません。






これからが正念場です。




だから一緒に考えてください。


一緒に反対してください。





選挙の時は、集団的自衛権に

反対している政党に投票してください。





まだまだ勝負はこれからです。


戦後69年も続いた平和を

崩されてたまるもんですか。





しっかりと考えてくださいね。



ありがとうございました。







******シェアココまで***





byしゅくらむ


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by shuklm | 2016-02-21 20:12 | 安保法・安全保障・日米関係/戦争と平和 | Comments(0)

超わかりやすかった!日本のイスラム教徒@たけしのTVタックル・採録





215日放送「たけしのTVタックル」


「過激派組織『イスラム国』の影響で

風評被害に苦しむイスラム教徒を直撃!」より▼

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中東研究専門の国際政治学者・

高橋和夫さんが解説&レポート。

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すごくまとまってて的確だったので、

採録させていただきます。









**以下、採録*****





あらためて、過激派組織IS「イスラム国」って?


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高橋和夫さん

20146月 スンニ派の武装組織が宣言した自称。

国際社会からは国家として承認されていない。

イスラム教を代表している訳ではない。」



卑劣な犯罪行為に及ぶISは、

16億人いるイスラム教徒のごく少数。

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日本在住のイスラム教徒は約1112万人。

大多数のイスラム教徒は、

ISと同一視され迷惑を被っている。



風評被害に悩むイスラム教徒が、

身の危険を承知で取材に応じてくれた。



ISに対し、日本に住んでいるイスラム教徒は

どう思っているのか?

イスラム教徒たちの悲痛な叫びとは?





神奈川県横浜市にあるアラビア料理専門レストラン

「アルアイン」の店長

イスラム教徒のジアードさん(45歳)

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レバノン出身

20歳の時、クウェート大使館のシェフとして初めて来日

沢山の日本人に、絶品アラビア料理を振る舞っている

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ジアードさんはISのことをどう思っているのか?


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「誰も応援してないよ。

あんなのは全然イスラムじゃないよ。

宗教のこと考えてないし。

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テレビでいろいろ言ってるけど、

イスラム教徒じゃないよ、あの人達は。

嘘つきイスラム教を作ってる。


日本人は、『イスラム国』とイスラム教徒とを勘違いしてる。

イスラム教は、人を殺すこととか教えてないよ」






ジアードさんの友達でこんな被害を受けている方が…


「イラク人の友達の娘たちが学校に行くとき、

いつもヒジャブ(頭髪を隠す布)巻いてると、

イタズラされるとか悪口言われる」



ヒジャブをしているだけで、

子どもたちが、学校で『イスラム国』と

罵られることがあったという▼

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イスラム教徒の子供への風評被害は多く、

小学校1年生の子どもを持つイスラム教徒の方は

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「日本人がISに殺されたじゃないですか。


私の子どもが学校に行ったとき、

『テロ!テロ!』って言われた。




我々は、日本に住みたいのに。

日本人と仲良くしたい。

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テレビで同じことを何回も何回も繰り返されると、

子どもたちが可哀想ですよ」




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高橋さん

「カッコつきのイスラム国と言う団体がいろんなヒドイことをして、

(日本にいるイスラム教徒の人たちが)

自分たちもそうだって誤解されてしまう。


それに対して、イスラム教徒ひとりひとりが、

日本人に『そうじゃないんだよ』ということを

訴えていこうということで、

こうやってインタビューに答えて下さっているんですよね」







東京・浅草のラーメン成田屋は、

お客さんの8割がイスラム教徒。

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豚肉・アルコールなど

イスラム教では禁止されているものを一切使ってない

イスラム教徒でも安心して食べられるラーメンを提供している。



「美味しい!」


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成田屋で働くパキスタン出身の

イスラム教徒のマリクさん(33歳)




ISのことをどう思っているのか?

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「イスラム教の名前を使って、

アッラーの名前を使って、

悪いことをするグループは、

絶対にムスリムではない。


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私を含めて他のイスラム教徒は、

世界中で今受けているテロの問題を見て、

心から悲しいと思ってる」







パキスタン出身のイスラム教徒、

専門学校生のウスマンさん(21歳)

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「いつもコンビニで働いてます。


コンビニにおじいさんとおばあさんが買い物に来て、

『イスラムですよね?』って言われて、

『はい、イスラムです』って答えたら、

『イスラムだったらみんなテロリストですよね?』って言われました。

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あとほかに酷い言葉だったら、

『死ねよ』とか『死ね』とか言われたよね」







イスラム教徒への偏見を払拭しようと、

ある取り組みが。

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▼東京・代々木上原にある日本最大級の
イスラム教モスク「東京ジャーミイ」


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1938年に開設、2000年に再建された

トルコ政府が管理するモスク。



このモスクは一般にも開放され、

土曜日曜には見学ツアーも開催。

イスラム教への正しい理解を求めて活動を続けている。

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このモスクで広報担当をしている

イスラム教徒の下山茂さん(67歳)に、

高橋和夫さんがインタビュー。

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下山さん

「(イスラム教では)市民社会で無条件に銃を撃つ

なんてことは認めてないと思います。


それはなぜかというと、コーランでハッキリと、

イスラム教の教えでは、『人間1人を殺すのは、

地球上全員を殺すのと同じ』と言ってるから。

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イスラム教徒は世界各地に16億人いる、世界宗教です。


私がぜひ言いたいのは、

世界宗教が、テロの宗教であるはずがない」





「と言っても、彼ら(IS)がイスラム教徒でないかどうかといったら、

イスラム教徒だと思います。



しかし、イスラム教徒でも、仏教徒でも、

罪を犯す人間はいくらでもいます。


無差別にテロという手段で人を殺した罪は、

彼ら自身が背負わなければならない。



イスラム教徒全体が背負う理由はどこにもないと思います。」

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高橋さん 

「普通、『キリスト教テロリスト』とは報道しない。

『イスラム教テロリスト』と言ってるのに、

なんで『キリスト教テロリスト』と言わないんだ?

って私はいつも思いますよ」





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▲「イスラム国」の呼称のせいで誤解され、
多くのイスラム教徒にとっては大迷惑!





***採録ココまで***






高橋さんの指摘、その通り!

我が意得たりと、思わず膝を打ちました。



そうだよ、他の宗教のテロリストだっているのに、

わざわざ「キリスト教徒のテロリスト」とか

「仏教徒のテロリスト」とか報道しないじゃん!



たとえばオウム真理教が起こした地下鉄サリン事件が、

海外で「仏教徒のテロ」って報道されたり、

「日本人はほとんどが仏教徒だから、

日本人はテロリスト」って言われたら、

超迷惑なハナシですよね。



「オウムは確かに仏教徒かもしれないけど、

あれはあくまで一部だよ。


仏教とか日本人全部がヤバい訳じゃないよ。

一緒にすんなよ! ざっくりにも程がある!」って

言いたくなりますよね。




じゃあ、なんでイスラム教徒だけが

「テロリスト」の枕詞になっちゃってるのか?



「イスラム教徒はヤバい・アブナイ」っていうイメージ

=偏った見方に基づいてる。


そう考えると、「イスラム教徒のテロリスト」っていう

報道自体が色が付いてるってことだと思うんです。





そういうのに左右されないで、

目の前に知るひとりひとりの人たちとちゃんとつきあいたい。



勇気を持って取材に応じて

自らの声で語ってくれたイスラム教徒の人たちを、

孤立させちゃいけないと思います。







いやー、それにしてもこの取材、

素晴らしかった。


学校の副教材で使ってほしいくらいです。




イイ番組作ってますね!!







【当ブログ内関連記事】 


東京ジャーミイの下山さんや、イスラム教徒の友人に、しゅくらむがきいたことはコチラ↓


2015411UP記事  あらためて、イスラム教って、どんな宗教? ~「東京ジャーミィ」できいてみた。↓

http://syuklm.exblog.jp/24348515/


2015221UP記事 「イスラム教徒は皆テロリストって思ってるの?」~911後のシリア人留学生の声から考える↓

http://syuklm.exblog.jp/24160519/





byしゅくらむ


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by shuklm | 2016-02-20 15:57 | 「テロ」・IS・イスラム・宗教について | Comments(4)

大人テイスト☆ ユニクロがイスラム教徒向けファッション展開!



これ素晴らしいですよ!




デザイナー自身がイスラム教徒(ムスリム)。


でもそれを前面に強調するんじゃなくて、すごくナチュラルな色遣いやシルエット。



大人テイストだしオシャレだし、

ムスリムじゃないケド、私も着たいかも







***シェアココから**




「ユニクロが始めるイスラム教徒向けファッションが素晴らしい」

執筆者: Krithika Varagur



ハフティンポスト 2016年2月19日付より拝借▼

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日本のファッション大手ユニクロは、

2月後半からアメリカの店舗で

「モデスト・ファッション

(控えめなファッション)」ラインを展開する。


イスラム教徒の女性に向けて、

頭髪を隠すヒジャブなどを販売する予定だ。↓↓


http://www.huffingtonpost.jp/2016/02/18/uniqlo-nail-muslim-fashion_n_9269056.html?ncid=fcbklnkjphpmg00000001





***シェアココまで***




思ったんですけど、これって、

手術で頭髪を剃った患者さんとか、

副作用で髪の抜けたガン患者さんとかも使えるんじゃないでしょうか。


いろんなシーンで見かけて、

当たり前の光景になるといいなあ。







byしゅくらむ



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by shuklm | 2016-02-19 23:04 | イスラム建築・アートなど。 | Comments(0)

要チェック! たけしのTVタックルで「日本のイスラム教徒」放映予定。




215日(月)の「たけしのTVタックル」は、

「過激派組織『イスラム国』の影響で風評被害に悩む、日本のイスラム教徒たち」

がテーマとのこと(番組情報より)。



中東研究専門の国際政治学者・高橋和夫さんが出演されるそうなので、

わりとキチンとした取り上げられ方になるんじゃないかと思います。



録画して観なくては




※ニュースソースは、高橋和夫さん自身のブログです。



http://ameblo.jp/t-kazuo/entry-12126761701.html




**シェアココから***



「高橋和夫の国際政治ブログ」

2016-02-0911:49:47



テレビ出演のご案内


2月15日(月)23時15分から

テレビ朝日『ビートたけしのTVタックル』「日本のイスラム教徒」




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by shuklm | 2016-02-14 12:18 | 時事・ニュース | Comments(0)

一番核心を突いてると思った指摘。志葉玲さん「北朝鮮は日本など相手にしていない」。



パレスチナ・イラクなどの現場で体張って取材してこられたジャーナリストだからこその視点。

取り急ぎシェアさせていただきます!





フリージャーナリスト志葉玲さんのYahoo!ニュース  2016年2月9日 9時13分配信


「北朝鮮は日本など相手にしていない―「長距離ミサイル」発射、蚊帳の外で騒ぐ日本の政治やメディア」↓


http://bylines.news.yahoo.co.jp/shivarei/20160209-00054244/






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by shuklm | 2016-02-10 23:13 | 安保法制・安全保障・日米関係 | Comments(0)

北朝鮮「ミサイル発射」。抑止力頼みでは解決しないのでは?







2016年2月7日、北朝鮮は

「観測衛星」打ち上げを実行。


「事実上の長距離ミサイル発射実験」

として一斉に報じられました。





国連安保理は緊急召集、

各国も非難を表明していますが、

「国際社会も有効な手立てを打てないまま」とも指摘されています。





この事態をどう捉えていけばいいのか。




ちょうど当ブログの今月のテーマも

「安全保障」なので、シロウトなりに考えてみました。







北朝鮮にとって、冷戦は終わっていない





手掛かりにしたいのは、

国際政治学者・藤原帰一さんの著書

「正しい戦争は本当にあるのか」に出てきた言葉。




「北朝鮮の体制は、アジアで

最後に残った冷戦構造。


アジアで冷戦をどう終わらせるのかという問題」


といった指摘をされていました。





なるほどな~と思いました。






自分なりに噛み砕いてみるに、

確かに、北朝鮮にとって、

冷戦(東西陣営の代理戦争)は終わっていない。




朝鮮戦争は「休戦」したけど、

「終戦」はしていない。



「アメリカとの戦争」がいつ再開されるか

わからない状態で、60年も臨戦態勢が続いている。





その間に、東欧社会主義政権が崩壊して、

東西冷戦は終結。


北朝鮮までカバーしていたソ連の核の傘が、

いきなりパッと消えてしまった。




ソ連に代わったのロシアも、

朝鮮戦争時の盟友だった中国も、

いま本気で守ってくれるとはとても思えない。




北朝鮮の政権は、丸裸状態で、

自らの安全を自前で確保しなくてはならなくなった。




だったら「自国を攻撃されない抑止力」としての核を

保有したいと思ったとしても無理ないんじゃないか。





「冷戦構造のアタマ」で考えてる限り、

アメリカという世界最強国に張り合うための

自前の核の傘を持とうと思ったら、

「核ミサイル」数発くらいじゃ

全然追いつかないということになる。







「冷戦アタマ」はアメリカも日本も同じ





そしてもっと問題なのは、

冷戦が終わってるのに、周りもいまだに、

冷戦時の発想=抑止力に頼る安全保障

という力学で考えてることだと思います。




安保理常任理事国はみんな核保有国で、

抑止力を手放す気はない。



日本政府も、

「アメリカと軍事一体化を進めることが

抑止力の強化になる」と主張している。




だからどんなに非難しても、

北朝鮮から見れば全然何の説得力もないんだと思う。





自分は安全地帯に入っといて、

相手が同じ安全を求めると非難する、

という理不尽な構造だから。





別に北朝鮮の政権を擁護する気は全くないですが、


「日本だって結局、アメリカの核の傘という

”トラの威”を借りてるだけだろ?」


「お前ら、安全地帯から何言ってんだ?」って、

そりゃ思うでしょ。






ソ連の核の傘が消滅した事態を日本に置き換えると、

「アメリカの核の傘が、今日突然

なくなったらどうする?」

ってことですからね。




「抑止力が無いと、やっぱり怖い」って

思うんじゃないのか?



そしたら、北朝鮮が「抑止力が欲しい」って

思うのは止められないんじゃないか。






だから、この事態が投げかけているのは、

「抑止力の無い世界でどう生きていくのか?」

ってことだと思うんです。





安全地帯じゃないところから、何が言えるのか。






このブログでも引き続き、

ちょっとずつ考えていきたいと思います。







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by shuklm | 2016-02-09 22:57 | 安保法・安全保障・日米関係/戦争と平和 | Comments(0)

当ブログINDEX(2016年の月別テーマ)





今年は、月ごとのお題を決めてみました。

ざっくりこんなカンジで。





1月  IS・「テロ」・宗教


2月  「愛国」と安全保障・国際貢献


3月~4月 パレスチナ産品&レシピ・

      日常スケッチ・

      サッカーW杯予選


5月 改憲と国民投票


6月 イスラエルサイド・和平


7月 参院選・

   ラマダン明けとイスラム教


8月 「敗戦」と「独立」


9月  震災と虐殺・ヘイト


10月 未定


11月 アメリカ大統領選・日米同盟


12月~1月 宗教と無宗教






もちろん折々、閑話休題も挟みつつ。


また、その都度しゅくらむが気になった時事ネタも入れますので、

あくまで希望的目安ということで…(笑)。



変更の段は、何卒ご容赦ください。






どうか大きな事件や犠牲がこれ以上ないよう、

予定通りに書けるといいなと願っています。





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by shuklm | 2016-02-03 21:46 | オトナの自由研究・手掛かりを探す | Comments(0)