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【シェア】取り急ぎのお知らせ。ガザ医療支援バッジ販売&パレスチナ産ビール価格改定(8月1日より)


一緒にパレスチナを訪問した友人が運営しているフェアトレードショップ「セーブ・ザ・オリーブ」からのお知らせを、取り急ぎシェアさせていただきます。



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シェア①2015729日付セーブザオリーブFBより


【「連帯バッヂ」発売のお知らせ】


先日(725日・東京)の「講演会+キャンドル・ウォーク@渋谷 ガザ紛争から1 ~国連はなぜ解決できないのか~」に参加し、復興が進まない現地報告に愕然としました。

不屈の精神を持つパレスチナの人々ですが、昨年の攻撃とその傷跡に心身ともに疲弊してしまっています。

生活がままなりません。

本日より私たちのオンラインショップで、現地の医療支援につながるピンバッヂの販売を始めました。ご協力いただけますと幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

オンラインショップhttp://goo.gl/9a2KJp


(以下、オンラインショップから抜粋です)

~パレスチナ・ガザへ!人道的医療支援へのご協力を!~

ピンバッヂの利益は、すべて健康医療活動委員会連合(U.H.W.C Union of Health WorkCommittees)に送られます。

20147月から8月にかけ、ガザではイスラエル政府軍の攻撃によって2100人以上が犠牲となり、2万人もの人々が負傷、9万戸以上の住宅が被害を受けました。

1年を経た現在も境界封鎖により人や物資の移動が著しく制限されています。復興は進んでいません。

建設資材も搬入できず、全壊した家屋のうち、ただの1軒ですら再築されていません。

輸出も出来ず、失業率は43%、若者層に至っては6割を超えます。

経済は崩壊の危機にあります。


そして、多くの人々が外傷だけではなく、心的外傷後ストレス障害(PTSD)に苦しんでいます。老若男女問わずです。

元気な体と心の平静なくしては、復興はままなりません。

医薬品、医療機器は圧倒的に不足しています。

医療支援にみなさまどうかご協力ください。


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************


シェア② 2015727日付FBより


【タイベビール価格改定のお知らせ】


心苦しいお知らせなのですが、タイベビールは8月のご注文分より小売価格を480円(税抜/本)とさせていただきます。

なにとぞご了承くださいますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

7/31までは従来どおり460円(税抜/本)ですので、まだまだ続く夏の暑気払い用にどうぞお早めにお買い求めください!

ご注文はこちらhttp://goo.gl/VFgBYO




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by shuklm | 2015-07-30 22:56 | 私たちに、出来ること。 | Comments(0)

【日常スケッチ】どこまでも続く田園風景。パレスチナの人たちが、今も「イスラエルって呼びたくない」理由。


「パレスチナ問題」ってぶっちゃけなんなのか?

「出来るだけ日常生活の具体的エピソードを交えながら」書いていくことを試みたいと思います。


パレスチナの人たちは、日々の生活で、何に喜び、何に哀しみ怒っているのか。

私が見たことはほんの断片に過ぎませんが、お伝えさせて下さい。



■■



2002年6月、イスラエルへ入国した初日。

パレスチナ自治区・ヨルダン川西岸地区の都市の間をバスで移動中、

車窓いっぱいに広がる景色に、目を奪われました。


見渡す限り広がる、緑に満ち溢れた田園風景。

観光写真のように見事に区画されたなだらかな丘陵を眺めながら、何の気なしに、

「イスラエルって、すごく綺麗なところですね」と、同乗していたツアーの参加者に話しかけると、

前の席に座っていたパレスチナ人コーディネーターが、苦い表情で振り返りました。



「ここは、イスラエルじゃありません」。



それまで物柔らかだった彼が発した、その断固たる口調に、ハッとしました。



そこは、占領地。

もともとは、パレスチナ人が耕していた土地。

目にすることができるのに、いまは自分たちが立ち入ることも耕すことができない土地だったのです。


スプリンクラーが整備され、緑滴るような豊かな場所は、すべて、イスラエルが支配している占領地でした。



どんな思いで、パレスチナの人たちはこの風景を見るのだろう。



整然と続く田園風景の中を延々と走っている間、

どこまでも続いていくその果てなさに、胸が締めつけられました。




■■



パレスチナでは、いまでも「イスラエル」と呼びたくないという人が少なからずいるそうです。


帰国後、敬愛するジャーナリスト広河隆一さんの文章を読んで知りました。



”難民キャンプで人々が、イスラエルという言葉の代わりに「1948」という数字を固有名詞のようにして話していました。

「1948に親戚がいる」というふうに使うのです。

この年にイスラエルが建国されたのですが、イスラエルという国の存在を認めたら、これまでの難民生活54 年の苦難が何になるのか、という思いなのでしょう”


200266日付 広河隆一さんWEBコラム「HIRORESS」より)

http://www.hiropress.net/column/020606.html




イスラエル建国によって70万人とも100万人とも言われるパレスチナ人が難民となり、

占領によって実に418ものパレスチナの村が地図上から消されました。


私が目にしたのは、そのうちのひとつだったのか。

平らに整地された光景からは、それ以前の姿を伺い知ることは全くできませんでした。




「ここはイスラエルじゃありません」と告げたパレスチナ人にとって、

自分たちの国の名前を奪われ、

既成事実のように普通に「イスラエル」と呼ばれることは耐えられなかったのでしょう。



「なんで自分たちの住んでいたところの名前が勝手に変えられてるの?

なんで自分たちの故郷に帰れないの?

なんで世界はそれを認めるの?」、と。





【当ブログ内関連記事】

20141122UP記事  パレスチナ人にとって絶対に忘れられない数字、「48」。

http://syuklm.exblog.jp/23773538/

2015726UP記事  「パレスチナ問題」って、ぶっちゃけ何なの? ↓

http://syuklm.exblog.jp/24726992/

もしよろしければ、日常生活については、カテゴリー「パレスチナ自治区サイド」もご覧いただけると幸いです↓

http://syuklm.exblog.jp/i2/



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by shuklm | 2015-07-29 06:30 | パレスチナ自治区 現地レポなど | Comments(0)

「パレスチナ問題」って、ぶっちゃけ何なの?





「現地にたった一度しか行ったことがないくせに、

専門家でも研究者でもない奴が何を言う?」と

自分でも思うのですが。




このブログは、

「まずはとにかくハードルを下げて

パレスチナ問題にアクセスしやすくしたい」


「膨大な背景を理解しないと触れられない、

というのを何とかしたい」と思って

書いておりますので、


あえて物凄くざっくり言わせていただきますね。





「パレスチナ問題」を一言で言うと、


「ホロコーストのとばっちり」。






これは別に私のオリジナルの考えではなく、

現地でパレスチナ人から言われた言葉です。




「ユダヤ人はホロコーストに遭って、

気の毒だったと思う。

だけど、なんでパレスチナが

そのツケを払わなくちゃならないの?」。





この言葉を手掛かりに、

考えてみたいと思います。



言い換えると、


「パレスチナに持ち込まれたユダヤ人問題」


だと思います。







イスラエルの場所は、ココじゃなくてもよかった?




パレスチナはずーっっと紛争地

「イスラム教とユダヤ教の聖地

エルサレムを奪い合ってるから、

異なる民族同士の争いが絶えない」

みたいな報道のされ方してますが。


ですがね、そもそもイスラエルの領土は

現在の場所である必然性はなかったんですよ?



当初の候補地はパレスチナじゃなかったんです。


なんと、東アフリカとかが挙がっていたんですよ??





19世紀末ヨーロッパに吹き荒れたユダヤ人排斥の中、

「ユダヤ人も自分たちの国を持てばいいんだ。

国なき民に、民なき国を」という

「ユダヤ人の建国運動」が始まった当初。



高橋和夫さん著「アラブとイスラエル」によると、

当時イギリスの植民地であった

東アフリカのウガンダなどが

具体的な候補地に入っていたそうです。




現在のイスラエルはココ。(Wikipediaより拝借)▼



ちなみに、ウガンダはココ。(同じくWikipediaより拝借)▼

もちろん、エルサレムは含まれてません。


要するに、どこでもよかったんですよ。

世界中のどっかに「独立国」が作れるなら。




「何それ 、どんだけテキトーだったの?!」

って思いますが、これが、

「帝国主義・植民地支配の時代」という

特殊な時代の産物だったわけですね。



「アジアとかアフリカは、

ヨーロッパ人が好きにしていいんだ」的な、

定規で地図上にまっすぐ線を引いて

国境と自分たちの分け前決めちゃうような、

傲慢な発想がまかりとおっていた時代。


(その人工的に引かれた国境線が、

現在のIS問題の種を撒いたわけですが)




当時のイギリスの植民地担当大臣

セシル・ローズが、

「出来ることなら惑星をも併合したい」と

豪語したのは有名な話ですよね

(東京書籍「世界史図説3訂版」より)▼


ではなぜ、候補地がアフリカから

パレスチナに変わったのか?




ユダヤ人の内部でも、

「そうは言っても、いくらなんでも

アフリカに建国するんじゃ必然性がなさすぎる。

世論の支持が得られないだろ」と

意見が出たからだそうです。


「聖地エルサレムがあるから」、

「約束の地(エレツ・イスラエル)は、

神から与えられた場所だから」という理由で、

ユダヤ人の宗教層を説得したり

必然性を主張するために、

候補地が「聖地」に変わった。






つまり、理由は後付けだったんです。







■「約束の地に帰りたい」よりも、「何処でもいいから安住の地が欲しい」





そうは言っても、第二次世界大戦が終わって、

帝国主義(植民地支配)の時代も終わると、

「いくらなんでもそれは乱暴だろ。無理だよ」

となるはずだった。


パレスチナは「民の住んでいない国」

なんかじゃなかったから。





しかし、「ユダヤ人の国家建設」に

有無を言わせない根拠を、

ホロコーストが与えた。




「ユダヤ人であるという理由だけで

あんだけ殺されたんだから、

ユダヤ人でも生きていけるところをよこせよ!」

って言われたヨーロッパ人は、罪滅ぼしに、

「こちらへどうぞ」とユダヤ人を案内した。



世界中が「アンネ・フランク」のような

ユダヤ人の境遇に深い同情を寄せて、

ユダヤ人国家建設を後押しした。



当のパレスチナ人が承知していないのに、

国連で決議までして、お墨付きを与えた。


で、話をややこしくしたわけです。






もし仮に、ユダヤ人国家なんか作らなくても、

ユダヤ人が生命の危険を感じずに、

ヨーロッパのどこででも

ユダヤ人であることを認められて

普通に生活していけるのなら、

「イスラエル」は要らなかった。




ヨーロッパが自力で解決できない「ユダヤ人問題」を、

「外部」へ持ち越したわけです。



その持って行き先が、パレスチナだった。





とんでもないとばっちりじゃないですか?



「ホロコーストのとばっちり」を、

なんでパレスチナが受けなくちゃいけないわけ?


ユダヤ人を迫害して虐殺したのは、

パレスチナじゃないのに。






そういう意味では、

「ヨーロッパ、責任とれよ!!」と思います。


少なくとも、ヨーロッパ

イスラエルやパレスチナに

偉そうに何か言える立場じゃないよね


だから、ヨーロッパが

パレスチナ問題を仲裁するのは

難しいんです






じゃあ、なんでヨーロッパは、

「ユダヤ人問題」を解決できなかったのか?


なんであれほどの「ホロコースト」を

防げなかったのか?




引き続き、掘り下げてみます。






【その2へ続きます】

パレスチナ問題って、ぶっちゃけ何?その2・なぜホロコーストを止められなかったのか?↓

http://syuklm.exblog.jp/24746703/



【当ブログ内関連記事】

2014814UP 「ホロコーストを経験したのに、なぜ?」その2↓

http://syuklm.exblog.jp/23154936/

20148月~9UP なぜ停戦が和平につながらないのか? その1~4 ↓

http://syuklm.exblog.jp/23279416/

http://syuklm.exblog.jp/23284486/

http://syuklm.exblog.jp/23290370/

http://syuklm.exblog.jp/23327669/

201497UP なぜイスラエルならOKで、パレスチナだとNGなのか? ↓

http://syuklm.exblog.jp/23335018/



※新しく、「オトナの自由研究」というカテゴリーを追加しました。

 パレスチナ問題を包括的に解き明かすことなど私には到底できませんが、自分自身が知ったこと・調べてわかったこと・学んだことを、理解できた範囲で、少しずつ綴っていきたいと思います。



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by shuklm | 2015-07-26 10:08 | エルサレム・和平・国際監視 | Comments(2)

ガザ攻撃から1年。あらためて考えたい、パレスチナとイスラエルのこと。


「日本の復興が心の支え」。パレスチナの人が語る「希望」



2014年7月イスラエル軍によるガザ攻撃から、1年。


パレスチナ側では、亡くなった人2,131人(うち子供510人)、負傷した人11,100人(うち子供3,374人、女性2,088人、高齢者410人)。

イスラエル側では73人(将兵67人、一般市民6)が亡くなりました。


あらためて、犠牲になった人たちひとりひとりへ、瞑目して想いを至したいと思います。




現在も、依然としてガザ地区は封鎖されており、水も電気もガソリンも制限され、セメントなどの建設資材も搬入できないため、「復興」は遅々として進んでいない状況です。



その中でも、ガザの人たちは、「日本が心の支え」と語っています。



「日本が敗戦後の大変な状況の中からとても早く復興したという、その経験は私たちにはとても大きな支えになります。

自分たちの国をつくることが出来るという希望になるからです」


(出典:認定NPO法人「パレスチナ子どものキャンペーン」ニュースレター「サラーム(平和)」最新号 2015718日発行より。

6月、ガザから来日したマジダ・エルサッカさんの言葉)



かつて現地を訪れた時、私自身も同様の言葉を、何人ものパレスチナの人たちから直接聞きました。


「ヒロシマ・ナガサキを経験して、国中が廃墟になったのに、そこから立ち上がって奇跡の経済成長を成し遂げた日本。あなたたちのように、自分たちもいつか必ず再建できると信じているんだ」、と。


パレスチナの人たちは、日本の戦後復興に、自らを重ね見てくれているのです。





動き出した国際法廷。一方で、ISがパレスチナでも伸長。



この1年の間に、パレスチナ自治政府は、ガザ攻撃を戦争犯罪として裁くため、ICC(国際刑事裁判所)への加盟を実現しました。

ICC調査団は、「イスラエルもハマスも、双方が戦犯に値する」という報告書を国連に提出。この報告書が、7月4日、ジュネーブのUNHRC(国連人権保護委員会)で採択されました。


これに対し、イスラエル政府は「自国民を守るための最低限の防衛だ」と猛反発。



パレスチナにとっては大きな外交的前進だったのですが、その一方、ガザ地区ではIS系武装組織が勢力を拡大しています。


ハマスの「10年の停戦」という提案を蹴る形で昨年イスラエルが攻撃を強行。

住民生活はさらに危機に瀕しています。

ハマスのもとでも状況が好転されないことに対して、

「結局ハマスも当てにならない」という住民の失望が、ISの伸長を招いてしまっているようなのです。

現在、ガザ地区住民のうち、実に12%もの人たちがIS系武装組織を支持しているという衝撃の報道もあります。


「停戦」という概念のないISは、イスラエル領内へのロケット弾発射を繰り返しており、「今年の夏、また戦闘があるのではないか」と、緊張が高まっています。




一刻も早い和平の進展が求められています。

イスラエル自身の安全保障のためにも、「手打ち」が必要なはずなのですが。



が、これまでハマスがISを抑え込んでいたのに「ハマスもISも皆テロリスト」と断じてきたネタニヤフ現首相。

しかも「政治サーカス」と評されるほどの不安定な連立政権のため、身動きが取れないようです。



では、仮に、和平派の政権だった場合はどうか。





「和平派政権」でも和平実現が難しい理由



実際には、直近の国会選挙(20153月)で左派が勝利していたとしても、和平の進展は容易なことではありませんでした。


選挙前、左派連合が「(自分たちが政権を取っても)入植地をすべて撤去するわけではない」と主張しているのを聞いて、「これは具体的に交渉を詰めるとなると、かなり厳しいな…」と感じました。

入植地と占領の問題は、和平交渉を何度も座礁させてきた大きな要因だったからです。


入植地とは、イスラエルが占領した土地に造られた、ユダヤ人の居住地。

占領地へ入植することは国際法違反で、国連だけでなくアメリカからでさえも非難されています。


しかし今現在そこで生活しているユダヤ人にとっては、入植地の撤去は「世界中から追われた末にようやく得た『わが家』を追い出される」ことを意味しており、絶対に譲ることが出来ません。


パレスチナと史上初めての和平に合意してノーベル平和賞を受賞したラビン元首相でさえ、「入植地はひとつたりとも手放さない」と主張していました。

(イツハク・ラビン著「ラビン回想録」1996年・ミルトス発行 より)



国内的には「国民の安全を保障」しつつ、国外的には和平を進めて国際社会で立ち位置を確保しなくてはならない。

イスラエルの与党は、両立困難なこの2つの命題の間で、常に曲芸的な政権運営を強いられることになります。



だからこれは、そもそも一政党や一政権で解決できることではないわけです。



「じゃあ、どうすれば和平が進むのか?」

「そもそも、パレスチナ問題ってなんなの?」ということなるんですが。


ここで、身の程知らずを承知の上で、無謀にも「パレスチナ問題って、ぶっちゃけ何?」っていうのを説明することに挑戦してみたいと思います。


とにかくシンプルに、なるべく短く簡単に。

そして、出来るだけ日常生活の具体的エピソードを交えながら。



今後、数回に分けてUPしていきたいと思っております。

読んでいただけますと嬉しいです。





【当ブログ内関連記事】

20141229日UP記事

ベツレヘムにて3知事の言葉「閉じ込められても、希望はあると信じていた」。↓

http://syuklm.exblog.jp/23941280/

2015320日記事

イラク攻撃から12年目の320日に。「やったもん勝ち」を繰り返させないために、国際法廷でイラク戦争とガザ攻撃を裁くべき。 ↓

http://syuklm.exblog.jp/24266786/

2015630日記事

イスラエル 薄氷の連立政権、組閣の舞台裏。

http://syuklm.exblog.jp/24642612/



※イスラエル側の犠牲者数が誤っており、大変申し訳ありません。訂正させていただきました(2015.7.28)


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by shuklm | 2015-07-25 11:34 | エルサレム・和平・国際監視 | Comments(0)

お疲れのカラダのケアに。パレスチナ産マラミーヤをどうぞ☆

マラミーヤは、アラビア語で「聖母マリアの草」の意味。

ヨーロッパで言うところの「セージ」ですね。

イギリスでは、「庭にセージを植えている人は長生き」と言われる、万能ハーブ。


一緒にパレスチナを訪問した友人が運営しているフェアトレードショップ「セーブ・ザ・オリーブ」のマラミーヤリーフ。

マラミーヤのハーブティーは、琥珀色の液体がカラダに染み渡るようで、ホッとする風味です。

「神経を鎮静させると言われ、鬱や認知症、記憶力の向上に役立つほか、婦人病にも高い効果があるとされます」(セーブザオリーブHPより)

ハーブティーだけでなく、様々な使い方が出来ます。



今回は、入浴時のケアと疲れ目ケアをご紹介させていただきます。





お風呂でデトックスに!お手軽ハーブ浴



お風呂でのデトックスタイムに、マラミーヤリーフを湯船に入れてみて下さい。

お湯あたりもやわらかくなり、優しい香りが緊張をほぐしてくれます。



手軽にハーブ風呂を楽しむなら、「マラミーヤボール」がおススメです。


「セーブ・ザ・オリーブ」の商品「マラミーヤボール」。マラミーヤリーフをあらかじめガーゼで包んであるハーバルボールです。


そのまま湯船にポン!と入れれば、即席「マラミーヤ風呂」(勝手に命名)の完成です

マラミーヤボールは、干して何度も使えるので、結構おトクですよ



※注意点:

バスタブに色が付くかもしれませんので、長時間放置しないようご注意ください!

(すぐに洗えば落ちます)




「セーブ・ザ・オリーブ」オンラインショップでの注文はコチラから!↓

「定番商品」→右メニュー「おすすめ」から選んでください

http://cart02.lolipop.jp/LA11054252/?mode=CATE&c_id=CA00100017274





連日ネットのチェック等で疲れた目に。マラミーヤのホットタオル



ホットタオルの作り方はカンタン。



用意するモノ:マラミーヤボール、耐熱容器、ガーゼやコットンのタオル(ハンカチくらいの大きさでOK


容器にマラミーヤボールを入れ、熱湯を注ぎます。

蒸気が逃げないようにタオルなどでフタをして、1015分。

フタのタオルを取り、タオルの両端を持ったまま真ん中の部分をお湯に浸します。

タオルの両端を持って絞れば、出来上がり。


(マラミーヤリーフを使用する場合は、フタのタオルを取った後、茶こし等で漉した後にタオルを浸せばOK




少し冷ましてから、眼の上に乗せてみて下さい。

じわじわ~っと温まって、ほのかな香りでアロマテラピー効果も。

マラミーヤは安眠効果もあるので、寝る前のケアにおススメです!



※注意点;

マラミーヤは染色にも使われるので、色が付く場合もあります。

タオルなどは、濃い色のものか、色が変わっても良いものをお使いください。



※いずれも効果は個人によって差があると思いますので、お好みや体調に応じて上手に取り入れてご活用いただければと思います。なお、妊娠中の方は長期の使用は適さないとのことです。





荒野でも力強く育つマラミーヤの元気をもらって、明日からの日々を乗り越えていきましょう





【当ブログ内関連記事】

2015621UP記事 【シェア】「美味しいパレスチナ」Foodマップ♪ ↓

http://syuklm.exblog.jp/24610065/



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by shuklm | 2015-07-20 11:07 | パレスチナ産品&レシピ | Comments(0)

【シェア】内田樹さん『私たちができること』。


「強行採決によって安全保障法制関連法案は衆院を通過しました。

しかし、私はそれほど絶望的ではありません」と言う内田さん。


内閣支持率が30%を切ると、官僚たちが言うことをきかなくなる。

だから、目標はシンプルに、「内閣支持率を危険水域まで下げること」。

自分の声で語るだけで十分、という指摘です。




こちらもシェアさせていただきます。




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0215718日付 神奈川新聞「論説 特報」

安保法案衆院通過 思想家・内田樹さんに聞く㊤「わたしたちができること」

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”法案に対して全国各地でさまざまな規模の反対運動が繰り広げられていますが、たまりにたまった自民党に対する不快感があるレベル、閾値(いきち)を超えたという気がします。

「もう、いいかげんにしろ」と。


 特定秘密保護法の成立、集団的自衛権の行使容認、安倍晋三首相に近い作家百田尚樹氏や自民党若手議員による暴言、新国立競技場をめぐる責任の押し付け合い。

こういった一連の出来事がボディブローのように効いてきて、「この人たちに任せておいたら、日本はめちゃくちゃにされてしまう」と実感したのだと思います。”


”(自民党若手議員の勉強会で報道機関に圧力をかけようと発言した議員たちは)メディアからの反発は脅せば鎮まると高をくくっていた。

まさか一般市民から怒りの声が上がるとは思っていなかった。”



”彼らが気付かないうちに、自民党や公明党の議員の発言を聞くときの国民の側の「文脈」が変化していたということです。

彼らは「支持率」というものを勘違いしている。

「不支持」明確な評価に裏付けられていますが、「支持」はもっとあいまいなものです。

「なんとなく支持」という層の気分はわずかな環境の変化で一変することがある。

その意味で、支持率の1%と不支持率の1%を同じものとして比較するべきでないと思います。



このあと安倍内閣への支持率は急落するでしょう。

それは官邸も織り込み済みのはずです。

でも、官邸は「せいぜい5%」くらいと踏んでいる。

けれども、国会審議はまだ続きます。



”もし、内閣支持率が30%を切ると政権は「死に体」になります。

法律ができたとしても、官僚たちが動かなくなる。

政権に恩を売っても、先々の見返りが期待できないと思ったら、官僚はこんなリスクの高い政策の物質化のために徹夜したり、あちこちに「借り」をつくったりしてまで無理押しすることはしません。”




”私たち国民は秋の自民党の総裁選に参加することは出来ませんし、次の大きな選挙は来年の参院選までありません。

ではそれまでの間、何が出来るのか。

目標はシンプルです。「安倍内閣の支持率を危険水域まで下げること」です。

みなさんが、友人や家族やあるいは職場の同僚に「強行採決はあり得ないよね」「こんなの立憲主義とはいえない」とつぶやくだけでも、それは一つの意思表示になります。


堂々たる根拠を示す必要もありません。

雄弁である必要もありません。

自分の声で語ればそれで十分です。



国会前の抗議行動で中心になっているのは学生団体「SEALDs」(シールズ=自由と民主主義のための学生緊急行動)をはじめとする20代の若者たちです。

僕は以前から「今の20代には期待できる」と思って、そうも言ってきましたが、彼らの運動の自由と創造性は予想を超えるものでした。

若者たちは今が巨大な歴史的転換点であること、日本社会が移行期的混乱のうちにあることを直感的に理解しています。”




”安倍首相は強行採決せざるを得なかった。

ここで引けば彼の政治生命はその瞬間に終わりです。

党内求心力は一気に低下する。だから進むしかない。

けれども時間がたつほど支持率は低下する。


”60日後までに支持率を30%以下に引き下げることが出来るかどうか、市民たちの運動は差し当たりそれを目的にすることになろうかと思います。”




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全文コチラで公開されています!↓

いつも気前よく有難う神奈川新聞さん!

「カナコロ」

http://www.kanaloco.jp/article/109832




【当ブログ内 関連記事】


20141229UP記事 

【考えたこと】日本の衆院選挙結果の意味・一番腑に落ちた分析。↓

内田樹さん『中腰で身構える国民』 

http://syuklm.exblog.jp/23940729/



※タイトル「私たちにできること」→「私たちができること」に修正させていただきました(2015.7.20)


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by shuklm | 2015-07-18 21:49 | 時事・ニュース | Comments(0)

「ホルムズ海峡」持ち出すのはやめてくれる? よりによってこの時期に。


イラン核開発問題の交渉が最終合意にいたりました。

これに対してイスラエル政府がどう反応するのか。

合意に反発して、イラン核施設を攻撃するのではないか。


そういうものすごくセンシティブな時期に、

日本の国会で「ホルムズで機雷を掃海することもありうる」って主張してた意味を、どれほどわかってるんだろうか?



「機雷の掃海」は、国際法上、れっきとした戦闘行為で武力行使。

「機雷掃海」を言うことは、「石油のために戦闘行為しに行くよ」っていうメッセージになってしまう。



じゃあ、そもそもペルシャ湾のホルムズ海峡で、誰が機雷を捲くのか? 

現状では地理的に可能なのはイラン。

だから「ホルムズ海峡で機雷掃海」って言ったら、「オマエ機雷捲くだろ?」って仮想敵国としてイランを名指ししてるようなもの。

イランは物凄い親日国家なのに。



ちなみに、伊勢崎賢治さんが、「イランがIS対策でホルムズ海峡に機雷を撒く」という仮定の非現実性を指摘しておられました。

「イランはシーア派だから、IS(スンニ派)とは仲が悪いはず。だからIS対策で機雷を捲く」と考えてるとしたら、短絡的すぎる。

イランがいま一番敵対してるのはサウジアラビア。

「敵の敵は味方」というわけで、サウジアラビアと敵対するISとはイランは手を結ぶ方向。

だから、イランがIS対策で機雷を捲くのはありえない、と。



しかも、「資源のために戦闘行為をする」というのは、「それだけは言っちゃいけない。本音はどうあれそういう戦争は違法である」、というのが国際社会が積み上げてきた地平なのに。

少なくとも建前では、アメリカでさえイラク戦争を「石油のための戦争」とは公言できなかったのに。


首相は「資源のために自衛隊派遣はしない」って引っ込めたけど、いっぺん言ったら取り消せないでしょ。




欧米も武力によらない外交的解決を目指して、ようやく合意にこぎつけたのに、

中東情勢を不要に不安定化させるようなことは、本当にやめてほしい。

他者にとって自らの行為がどう映るのか、その自覚が全くなく振る舞っているのが、一番危険だと思うのです。




byしゅくらむ


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by shuklm | 2015-07-17 22:41 | 安保法・安全保障・日米関係/戦争と平和 | Comments(0)

【シェア】衆院強行採決。忘れないでおきたいこと・その2 。


**シェアココから****


百合 花梨さんのFBより



問題作「エルサレムのアイヒマン―悪の凡庸さについての報告」

(雑誌「ニューヨーカー」連載)哲学者/ハンナ・アーレント


====================================================


ハンナ・アーレントが問いかけたきわめて素朴で本質的な疑問、


つまり大量虐殺の犠牲者となったユダヤ人たちは、

「なぜ時間どおりに指示された場所に集まり、

おとなしく収容所へ向かう汽車にのったのか」


「なぜ抗議の声をあげず、処刑の場所へ行って自分の墓穴を掘り、

裸になって服をきれいにたたんで積み上げ、

射殺されるために整然と並んで横たわったのか」


「なぜ自分たちが15,000人いて、監視兵が数百人しかいなかったとき、

死にものぐるいで彼らに襲いかからなかったのか」



それらはいずれも、まさに現在の日本人自身が問われている問題だといえます。



「なぜ自分たちは、人類史上最悪の原発事故を起こした政党

(自民党)の責任を問わず、翌年(2012年)の選挙で大勝させてしまったのか」


「なぜ自分たちは、子どもたちの健康被害に眼をつぶり、

被曝した土地に被害者を帰還させ、

いままた原発の再稼働を容認しようとしているのか」


「なぜ自分たちは、そのような『民衆を屈服させるメカニズム』について

真正面から議論せず、韓国や中国といった近隣諸国ばかりを

ヒステリックに攻撃しているのか」



そのことについて、

歴史をさかのぼり本質的な議論をしなければならない時期に

きているのです。



貼り付け元 <https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=1685425901677268&id=100006296220307&fref=nf&pnref=story>



*****シェアココまで*****




私たち誰もが、

時間どおりに指示された場所に集まり、

おとなしく(強制)収容所へ向かう汽車にのった」ユダヤ人になりうる。


どこかで、引き返すことが出来なかったのか。

どうすれば、回避できたのか。


いままさに与えられている「お題」だと思います。




byしゅくらむ


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by shuklm | 2015-07-16 23:13 | 安保法・安全保障・日米関係/戦争と平和 | Comments(0)

【シェア】安保法案強行採決の日に、忘れないでおきたいこと。



久しぶりの国会前。

途絶えない人の流れ。

4時間で10万人もの人が集っていたそうです。



SEALsFBより↓

https://www.facebook.com/saspl21/photos/a.252432668298634.1073741829.252421591633075/406612776213955/?type=1&comment_id=406613719547194&notif_t=like

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若者たちの声を嗄らしたコールが熱かった。


「頑張れ」「応援してる」じゃなく、

同じ時代を生きる人間として頑張りあおうと伝えたかった。


今日は、日本の民主主義にとって忘れがたい日。

日米安保以後、2度目の安保強行採決。



戦後のモラトリアムは終わった。


民主主義は、日々是トレーニング、日々本番。

だから、ここからが勝負だと思います。



そのために、忘れないでおきたいことを、シェアさせて下さい。

長いですが、よろしかったらぜひ読んで下さい。



シェア①想田和弘さんの本質的指摘

シェア②ミキさんの、胸を打たれる言葉

シェア③「明日の自由を守る若手弁護士の会」さんの具体的提案。「安保関連法案 まだまだ阻止できます☆」




***シェアココから*******


シェア①


映像作家、想田和弘さんFBより


民主主義は民主的な手続きを踏んで民主主義を廃止する、

つまり自殺することが可能なシステムです。


安倍自民党が12年の衆院選で勝利したときに、

そのプロセスが始まりました。

のみならず、13年の参院選や14年の衆院選でも

主権者は勝たせましたので、

緩慢な自殺は刻々と進んでいます。

そのことは冷徹に受け止めなければなりません。



その上で、ナチスから逃れた法学者ハンス・ケルゼンが

当時述べていたように、民主主義がたとえ沈んだとしても、

自分だけはその旗を絶対に降ろさないと決意することが

必要なのだと思います。

そしてデモクラシーを自殺させないために、

自分にできることをしていく。




貼り付け元 <https://www.facebook.com/kazuhiro.soda.9?fref=ts>




*******************



シェア②


大西 さんFBより



泣けます。8分間、どうか聞いてほしい。


今から7ヶ月前、2014129日―特定秘密保護法が施行される前日の国会前、ミキさんのスピーチ(動画になっています)。

この翌日にSASPLは解散し、現SEALDsへとつながっていく。


(スピーチ動画)

https://www.youtube.com/watch?v=rQ2qO-6Lqp4

(ブログ)

http://oshidori-makoken.com/?p=403



「安保法案反対」へと世論の潮目を変えたのは国会議員や憲法学者だけではない。

彼女たちのように、自らを奮い立たせて声を発した無数の国民だ。


小さな小さな勇気の積み重ねが、こんなにもこんなにも大きなうねりを作っているんだ。

僕は彼女らと同じ時代に生きていることを、誇りに思う。


意見の違う人もいるだろう。

そんな人にも、読んでほしい。聞いてほしい。

安保法案が強行採決されようとしている今だからこそ。


この本気の言葉に向き合えぬ政治家はいらない。

この声が一人でも多くの人に届いてほしいと、心から思う。




*****



2014/12/9 国会前  ミキs Speech

特定秘密保護法施行される前日の抗議行動




私は、ここに立つことを恐れていました。


いつだったか、思わず官邸前にかけつけたことがあります。

初めてのことで、衝動で動いた自分にわくわくしながら行ったけれど、

勢いに呑まれて、合流するのが怖くてただ、遠巻きに見ていました。


しばらくして引き返して、地下鉄に乗りました。

乗換の新宿駅、南口の改札は、官邸前の空気とは全く違っていました。


涙が出ました。

あんなに必死な人たちがいたのに、

そんなこと起こってないみたいにみんな笑っていたから。


そして、自分自身に怒りを覚えました。

何をのこのこ帰って来てるのかって。

怖いから、何か違うから、そうやって言い訳して、

私の中に残るものは情けない自分への後悔だけでした。


そんな自分からは卒業したい。

そう思って、今日私は再びここへ来て立っています。


情けない私だけど、機会をもらいました。

ちょっとだけ話を聞いてください。



私は今まで政治家を買いかぶりすぎていました。

彼らは私たち国民のことを一番に考えてくれるものだと思っていたんです。


それは、小さい頃から、お父さんやお母さんが私にそうしてきてくれたように、

ごく当たり前のことだと思っていたから。


だけどいつの頃からか、私は人を疑うことを知りました。

優しさや正しさだけでない、何か違う原動力で人が動くということを。


子どもだから、女の子だから、日本人だから、

お金があるから許されること、できることがあることを。


そして知りました。その言動力とは、

みんなが心の中に持つ欲求であることを。


その先の目的は、キラキラした目標だったり、

自分勝手な、怖いくらい強い野望だったりします。


そしてそれが、お父さんやお母さんにもあることを知りました。

友達や、先生、いつも笑顔の店員さんや、実態を感じられないテレビの中の人にも。

みんな、欲求を持った、怒りや悲しみ、喜びを感じる、私と同じ人なんだって気が付いた。


そしてそれは、政治家にもいえるってことが分かったのは、大学生になってからでした。


彼らは権力を持っているけれど、

決して正しい選択ばかりをする人間ではないんだということを理解したんです。


そして彼らの欲求は、時にきれいに整えられて、

正しいことのように見えることがあります。


日本では、どこに行ってもお店では笑顔で迎えられ、

きれいで完璧なものに溢れています。

そうではない世界にはフタをして、見えないようにされている。


でも、本当は全部人が作ったものであり、またそれは不完全で、

その“不完全さ”を補い合って生きていくものが社会だと、

私たち自身がその当事者であるんだと、

世界のあちこちを旅行しなくては、私は気が付くことができませんでした。


そして、法律や国そのものもまた、人が作ったものであり、

とても不完全であると知ったのは20歳になる年でした。


その年の3月、大地震が起こっておばあちゃんの家が水浸しになりました。

原発のことも、復興のことも、優しさと一方向の正しさだけでは語れない、

言葉や現実ばかりが世の中に溢れていました。


私はこのとき、社会で生きていくためには、自らが見出した正しさのもと、

一つ一つ自分で選択をしていかなくてはいけない、ということを知りました。



一年後の夏、私はドイツに行きました。

8か月後帰ったら、日本は変わっていました。

震災のニュースはどんどん端に追いやられ、

国民は政権を取り換えてまた安心しきっていたし、

誰もが、政治家にはお金以外の欲求はないと、また信じるようになっていた。


だけど、何度人を取り換えても、

『欲求の塊である人間』と向き合う覚悟を、

私たちが持たなくては意味がない。


彼らも人だから、私利私欲のために動くということを、

私たちはもう知っているはずです。

私たち自身が、そうであるように。


彼らは、権力者としての力とともに、

人間らしく、野望を持ち合わせていただけなんです。


それを、野放しにしてきたのは私たちでした。


政治家は日々、自らの欲求や、自分の信じる正しさをぶつけ合う社会の中で生きているのに、

悔しいことに、私はその権利を自ら行使せず、

社会に参加していませんでした。


毎日、新聞に目を通して、本を読み、

知識を蓄えて自分で考える。

そして、人と対話し考えを深め、行動をする。


こうして、自分の信じる『正しいもの』を見出していく。

今、自分がやるべき闘いを日常に投影するとこういうことです。


でも、私の中のいろんな欲求に邪魔されて、これがなかなかできません。

自分の欲求との付き合い方を、私はまだ学んでいませんでした。


だから私は思いました。

ただ、政治家に敵対することが趣旨ではないんだと。



私は甘えていました。

政治は難しいと言いながら、

政治家の言葉とちゃんと向き合ってこなかった。


大人たちはわかってくれないと。

反抗期の子どものように反発するばかりで、対話をしてこなかった。


批判されるのが怖くて、自らの声や言葉で、考えを主張してこなかった。

忙しさを理由にして、勉強することから逃げていた。


人々が闘い、勝ち取ってきた自由のもとに生かされていながら、自分では戦うことを放棄していた。


先生が言いました。

今、目の前にぶつかっている問題と向き合うことが一番大切で、難しいと。


でも、それを実現させている人を私はたくさん知っています。

ここにいる仲間や、学校の先生、旅で出会った人たちです。


彼らは、彼ら自身の正しさを見出して、また、それを追い求め続けています。

そして私に教えてくれました。


平和は勝手に歩いてはこないんだと。

それぞれの正義や欲求はぶつかり合うんだと。

だけど、民主主義とは、それぞれの正義や欲求をぶつけ合い、

私たち自身が考え、訴え、国を作り上げていくことそのものなんだと。


若者や私にも、そこに参加する権利が与えられていることに今、私はとても感謝をしています。



ここで、宣言をします。


私はもう、二度と、ここに立つことを恐れません。

私は、私のなかで、学び考え、行動をし続けます。


忙しさをもう言い訳にせず、正しいと信じるものを

追い求める努力を惜しみません。


残念ながら、あなたたちの求めている、

思考を停止した国民にはならない。


私たちにも欲求や権利、尊重すべき意思があるんだと、

同じ人間なんだと、あなた方は理解するべきです。


そして私は、かつて先人たちが勝ち取り、

今与えられている自由や、権利を、謳歌します。


またそれを、次の世代へと引き継いでいきます。


そして私の見出した正しさのもと、

この自由や、権利を、脅かすであろう法律、

特定秘密保護法に反対します。


https://www.facebook.com/photo.php?fbid=871611399593725&set=a.457853494302853.1073741825.100002346191716&type=1&fref=nf



************



シェア③


明日の自由を守る若手弁護士の会FBより



【安保関連法案 まだまだ阻止できます


安保関連法案、さきほど衆院特別委員会で

強行採決されてしまいました

(明日、本会議で採決とのこと)。


政府がなに一つ誠実に質疑に答えず、

日本語として理解できないような答弁で逃げ切ったあげく

「時間がたった」と、怒号の中で多数決。


まるで、映画のような、ドラマのような、暴力的な政治です。


もしかして、衆院特別委員会通過と聞いて、

「あぁもう成立してしまった」…かのように落胆されている方はいらっしゃいませんか?


もちろん、あすわかも落胆しています、が、

まだ国会は続くのです。


私達の声が法案成立を阻止できるチャンスは、

ま~だまだ残されてます!



そもそも法案というものが成立する道のりは2つあります。


1つは、同一の会期内に衆議院と参議院の両方を

過半数の賛成で通過する道のり。


もう1つは、参議院が衆議院から法律案を受け取って

60日以内に議決しないときに、

衆議院の3分の2以上の賛成で再議決する道のり

(最近よくきく60日ルール)。



ですから、衆議院特別委員会で強行採決されて本会議で採決されても、

参議院で可決されなければ法案成立しません。


参議院で可決しないまま60日経ったとしても、

衆議院で再議決しない限り成立はありえない。


この国会(臨時国会)の会期は、9月27日までです。

会期中に議決できなかった案件は廃案となるのが原則です。


しかし、「継続審査」とすることが許されており、

これには回数の制限などはありません。


また、今回たとえば衆議院で可決して、

参議院に送られたものの会期末となり、

「継続審議」になった場合、


次の国会では、参議院は審議の続きから始まりますが、

衆議院はもう一度最初から審議やり直しになります。


なのでこの場合には、臨時国会でなされた衆院採決は意味が無くなるわけです。


廃案または継続審議となっても、

次回以降の国会でまた法案提出、審議して成立を目指すことはできます。


しかし、法案の内容がもっともっと国民に広く知られ、

もっともっと反対される時間ができると、

ますます支持率は下がりますし

(ますますアベノミクスのボロも出るし)

可決しづらくなるので、政府としては

世論がこれ以上反対で盛り上がる前に

早く可決してしまおうと考えるわけです。


まだ諦めなくてもいいのです、というか

諦めてはいけないのです!

まだ私達はこの法案の成立を阻止できます。


対抗手段は、とにかく問題点を広く知らせ、

反対意見をあらゆる方法でアピールし続けて、

会期内に参院で通させないことです。



先日書いたように、議員さんにFAXやメール、

手紙で直接声を届けましょう。


デモや集会をしっかり報道した新聞やテレビには

応援のメッセージを送りましょう。


強行採決を中継しなかったNHKには、

きちんと「それでも公共放送のつもりですか」と

批判の声を届けましょう。


共同代表の黒澤は、ついこないだ、さる集会で

「これは安倍首相の執念と、私たち国民の執念のたたかいです」とお話しました。



諦めないことです。

主権者は私たち国民なのですから。

憲法は、私たちのものなのですから。


この国の行方は私たちが決めるし、

勝手に憲法を死文化させるもんですか。


衆議院を通過してしまったとしても

参議院で通過させないよう粘りきることです。

毎日、声をあげ続けましょう



(この記事は、201311月、特定秘密保護法案が衆議院の特別委員会で強行採決された際に書いた記事を思い返しながら書きました。)


https://www.facebook.com/asunojiyuu/photos/a.497049313663599.1073741825.475390175829513/860319494003244/?type=1&fref=nf



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リンク先が間違っていましたので、貼り直させていただきました。タイトル・文章を修正しました(2015.7.16

見出しを加筆しました(2015.7.18)



byしゅくらむ


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by shuklm | 2015-07-15 23:44 | 安保法・安全保障・日米関係/戦争と平和 | Comments(0)

中東の友人の言葉「日本は『戦争をしない特別な国』でしょ?だから、間違わないで欲しいんだ」。 

これは、シリア人の友人から言われた言葉です。

同様のことを、パレスチナやイラクの人たちからもききました。


それはいま現在も私達へ向けられている信頼です。



当ブログでは何度も書いてきたことですが、安保関連法案が15日にも委員会強行採決と報じられ事態が切迫しているので、再度書かせて下さい。




思い出してみて欲しいんです。

今年1月、日本人人質事件の時、イスラム圏の人たちが、拘束された日本人の無事を願って祈りを捧げ、解放を求める声明を出してくれていたことを。


その理由は、こう述べられていました。



”(人質を即時に無条件で解放すべき)最も重要な理由は、日本が、いかなる国に対しても宣戦布告をしない、世界で唯一の国であるということです”


”なぜならば、日本の領土が侵された際の自己防衛の場合を除いて、

いかなる軍事活動も、憲法によってはっきりと禁止されているからです。”



122日付 イスラミックセンタージャパンの声明より)




「平和国家日本」だからこそ、出来ることがある。

だから日本の友人達よ、どうか道を誤ってくれるな、と。



中東・アラブ・イスラムの心ある人たちから寄せられている想いに対して、

もうこれ以上、私達は間違えてはならないし、間違えたくないと思うのです。





【当ブログ内関連記事】

201528UP記事

「日本の友人たちよ、道を誤ってくれるな」。日本人だからこそ出来ることがあると教えてくれた、中東からの眼差し

http://syuklm.exblog.jp/24109189/


2015215UP記事 「邦人救出できない法は変えるべし」という主張が無視しているもの。イラクでもアフガンでも、「日本人だから攻撃されにくかった」理由。↓

http://syuklm.exblog.jp/24136507/


2015530UP記事

パレスチナが日本に望んでいた、「東ティモールのような支援」とは?↓

http://syuklm.exblog.jp/24534571/



byしゅくらむ


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by shuklm | 2015-07-14 22:46 | 中東・イスラムなどからの声 | Comments(0)