オトナの社会科・中東からの声を手掛かりに。

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シリア人留学生の言葉2・イラク攻撃直前にきいた、「イラクと独裁者と中東の民主化」のこと。




胸の内を語ってくれたのは、

日本の大学院で最先端技術を

研究していた、30代のシリア人男性。




彼とは、2002年、

パレスチナ問題の報告会が

縁で知り合いました。





▼自由を求めてパレスチナの旗を掲げる子供たち。

2002年6月ヨルダン川西岸地区を訪問した時、現地で入手したガイドブックより。

Cover Photo by Abid Katib-Gaza

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彼に話を聞いたのは

イラク攻撃直前の、20033





「テロとの戦い」を掲げた、

当時のジョージ・W・ブッシュ米大統領が、

「イラクは大量破壊兵器を保有している」

「サダム・フセインは恐怖の独裁者」と、

イラクを名指しして攻撃予告していた時期です。





そんな状況を、

イラクの隣国であるシリアや、

周囲の中東諸国の人たちは、

一体どう思っているのか? 

というのを尋ねてみました。






なお、彼は日本入国時に

「政治的な行動には参加しません」との

誓約書を書かされているため、

本名は出しません。

ご了承下さい。



また、この時の会話は、

友人が日本語6割・英語4割で

話しているのに対し、

私は日本語8割・英語が2割くらいで、

私の英語能力の低さ(中学レベル)のため

大雑把な話であることをお許し下さい。








イラク攻撃について





--シリアや中東の人たちは、

イラクのことをどう思っているの?


シリア人は、「隣が独裁者で怖い」と

脅威を感じたりしない?






「あのね、信じられないかもしれないけれど、

アラブ人はイラクのことは好きなんだよ。



いや、本当にホントのハナシ。


イラクはずっと、

『中東の優等生』だったしね。





イラクは教育は無料だし、

知的水準もとても高くて、

政府を批判する勢力も沢山いた。



1991年の)湾岸戦争の前までは、

中東中から留学生が集まっていたんだよ。




バクダッドはインフラも整備

されていて、すごく綺麗な街。


あそこが攻撃されるのは、

たまらないよ。






何より、私たちはアラブ人だから。


同じアラブ人が傷つけられるのは、

望んでいない。






むしろ、中東にとっての脅威は、

イスラエルだよ。



パレスチナを攻撃してるだけじゃない。


イスラエルは、イラクも

爆撃してるでしょ。」








独裁者と民主化のジレンマ





--サダム・フセイン大統領

(当時)ついてはどう思う?


ブッシュは「独裁者フセインを倒して

中東民主化する」って言ってるけど?






「サッダームが独裁者であることは事実。

私も、正直な話、彼のことは大っ嫌い。



多分、彼を好きって言う人は

誰もいないと思うよ。





だけど、アラブには、

民主主義の経験がない。


(『アラブの春』民主化運動は2010年)





シリアも、親子2代、

ずっーーとアサドの

独裁支配が続いてる。



投票はあっても、

全然公正じゃない。




アサドはひどい大統領。

今でも政府批判は禁止だし、

反政府デモをすれば逮捕される。


私の友達も、10年間も監獄に入れられてる。





どんなに民衆が騒いでも、

政府はずーっと無視。


だから、制度は変えなくちゃいけない。





だけど、だからと言って、

アメリカの好き勝手にされるのは、困る。



これが問題。すごく問題。


すごく、難しい。






シリアの今後とアメリカと日本



--シリアの今後はどうなると思う?


今後、どうなって欲しい? 


あなたは、どうしたい?





「いま(2003)

アメリカに対して中東の中で

公然とNOと言ってるのは、

シリアだけ。


だからブッシュは、

”イラクの次はシリアだ”と

名指ししてる。




サウディアラビアも

ヨルダンもエジプトも、

アメリカの顔色をうかがって

強く言えないでいる。



アル・ジャジーラ(アラブ初の

インディペンデント放送局)の

オフィスも、シリア以外の国では

全部閉鎖されてしまった。




だから、

「イラクの次(の攻撃目標)は

シリア」というのは、

ものすごくリアリティーがあると

中東の人間は思ってる。


2・3年のうちにやられる

可能性が高いと思う。




私が帰る国がなくなってしまうかもしれない。


それは本当に耐え難いことだよ。






アメリカの暴走を、止めてほしい。


好き勝手させないでほしい。



日本が出来ることがあると思うんだ。






2003年)215日に、

イラク戦争に反対する

渋谷のパレードに行ってみたけど、

5千人しかいなくて、

正直言ってがっかりした。



ネットで見たら、同じ日に世界中で

100カ国で1500万人以上が参加した」って出てたよ。

ニューヨークでも50万人来たんでしょ?




でも、このあいだ

38日に日比谷公園に行ってみたら、

4万人も集まっていて、

とても驚かされた。

見直した。





ブッシュが「イラク攻撃する」

って言ってから、もう何か月も

ずっと攻撃できてない。



世界中で何千万人も行動する

人たちがいるから、

あのアメリカが、戦争始められない。







本当にこういうことが

積み重ねられていけば、

社会は変えられると思った。



私もできる限りの事はしたいと思ったよ。







日本でこういう話をしたのは、初めてだ。


きいてくれて、本当にありがとう」








■欧米が繰り返してきた「手のひら返し」で混迷する中東■




この話を聞いた2003年から、

現在までの間に、

状況は激変しました。




イラク・シリア・イランなどを

攻撃対象と公言していた

ブッシュ大統領の任期が終了。



泥沼化したアフガン・イラクからの

撤退を掲げたオバマ大統領が登場し、

シリア爆撃は実行されませんでした。





一方、友人が切望していた

シリアの民主化を求める声は、

アサド政権によって

徹底的に弾圧されました。



そしてさらに、

反政府勢力にアルカイダ等の

国外勢力が入り込み、

民主化を願う人達の意思に反して、

『アサド政権打倒』の武力抗争へ

変質してしまっているそうです。







私はこの12年間の情勢について

詳細に解説することなどできませんが、

少なくとも、それが現在の内戦激化と、

その混乱に乗じたISの伸長を

招いたのは間違いないでしょう。








そして無視できないのは、

そのISを支援してきたのが、

他ならぬ欧米だったという事実です。








フォトジャーナリズム月刊誌

DAYS JAPAN最新号にて、

中東問題研究の重鎮・板垣雄三さんが、

ISISは、欧米製のお化け”と

指摘されています。





***DAYS JAPANより シェアココから**




”「イスラム国」は「欧米製のお化け」だ

という点を忘れてはいけません。


「イスラム国」はイラク戦争と

シリア内戦の産物です。”




”シリア内戦のなかで、

欧米はアサド政権に対する

ありとあらゆる対立者をかき集めて

「反政府勢力」を組み立て、

操縦しました。



米、欧、イスラエル、トルコ、

サウジアラビア、カタルが

資金や武器を「反政府勢力」に

注ぎ込み支援したのです。”





”昨年(2014年)春まで、

米国は「イスラム国」の軍事訓練を

ヨルダンでやっていました。”





”「イスラム国」が外国人部隊を加え

イラクやシリアで強大化した

昨年夏以降、米・欧・アラブ有志国

(サウジ、カタル、ヨルダンなど)は

手の平を返して、

自分たちが産み出し育てた

この「お化け」と戦うと言いだします。”




***シェアココまで****




20153月発売「DAYS JAPAN」の特集・

ISIS(「イスラム国」)」中、

124日付インタビューから構成された記事

「テロとの戦いに猛進する安倍政権」より)









ここで指摘されている欧米の振る舞い=

「自ら『お化け』育てておきながら

手の平返しで退治すると言い出す」

というパターンは、

今に始まったことではありません。





もともとは、

「独裁者サダム・フセイン」も、

アメリカが手厚く育てたのです。





イラン・イラク戦争時、

欧米もアラブ諸国も、

そしてソ連や中国までも、

イラクに資金や武器を

ガンガンつぎ込んで支援しました。



イランのイスラム革命を牽制するため、

あるいは

石油や武器輸出先を確保するため、

イラクの独裁政権をなるべく長期に

強化しておく方が都合がよかったわけです。






そのサダムの最期は、

イラク攻撃の理由とされた

大量破壊兵器は発見されないまま、

公平な裁判なしに

罵倒されながら処刑されるという、

およそ欧米の唱える

「民主主義の実現」とは程遠いものでした。







自分たちの都合で「お化け」

(武装勢力や独裁政権)

さんざんバックアップしておいて、

都合が悪くなると今度は

「お化けを退治するのが正義だ」と

武力で解決しようとする。







欧米は、いったい何回、

中東で同じことを繰り返すのか








そういう振る舞いの積み重ねが、

「欧米の不正義を正」と

ISが自己正当化する論拠を

与えてしまっているのではないでしょうか。








もしも今、シリア人の友人に

話を聞けるとしたら、

こう言うのではないかと想像します。





「イスラム教徒として、

ISのやってる『テロ』は許せない。


だけど、欧米のご都合主義は、

もういい加減にしてほしい」、と。







※2015年3月14日UP記事 シリア・「乗っ取られた」民主化の声 に訂正内容を掲載の上で、文章の一部を訂正させていただきました(2015.4.7)

※記事の体裁を整え、見出し追加など修正しました(2017.4.10)




【当ブログ内関連記事】


2015221UP 「イスラム教徒は皆テロリストだと思ってるの?」~911後のシリア人留学生の声から考える

http://syuklm.exblog.jp/24160519/


シリア・「乗っ取られた」民主化の声。

http://syuklm.exblog.jp/24243586/


その他、シリアの難民・支援・映画のことなどをまとめました。

よろしかったらこちらからご覧ください▼

カテゴリー「シリア人の友人のこと・難民・シリア関係」

http://syuklm.exblog.jp/i10/



byしゅくらむ



※「シュクラム」はアラビア語で「ありがとう」。

 筆者が知数少ないアラビア語です。


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by shuklm | 2015-02-25 21:52 | シリア人の友人のこと・難民・シリア関係 | Comments(0)

「イスラム教徒は皆テロリストって思ってるの?」~9・11後のシリア人留学生の声から考える。






日本人人質事件後、

「イスラム教への関心が高まり

モスクへの見学者が2倍に増えた」

という報道もあり、ほっとしていたのですが、

「9・11同時多発テロ」後よりもひどい

イスラム教徒への嫌がらせが頻発

しているときいて、いてもたってもいられず。





▼「モスク見学者倍増 イスラム教に関心高まる」

 2月14日 NHKニュースより

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ひとつ前の記事でご案内した、

「『イスラム国』という呼称の

使用中止を求めるキャンペーン」

呼びかけ文で、

以下の事実を知って

大きなショックを受けました。






”例えば、ネット上では


「イスラム教はテロリスト養成宗教。

国内のイスラム教徒を厳重に監視すべき」


「日本にイスラム人がいるのがおかしい。

皆で協力してイスラム人を日本から追い出そう」


「チンピライスラム人は見つけ次第

速攻切り捨てよう」という、

無知から生まれる短絡的な言葉が飛び交っています。”



”さらに、ムスリムに対する脅迫や

いやがらせも既に発生している

との報道もあります。”





名古屋モスク:脅迫・嫌がらせ 


「後藤さん人質」で相次ぐ - 毎日新聞




イスラム過激派組織「イスラム国」(IS)

による人質事件で、名古屋市中村区の

イスラム礼拝所「名古屋モスク」へ

脅迫や嫌がらせの電話が相次いでいる。


モスクの代表役員で、パキスタン人の

クレシ・アブドルワハブさん(57)は

「イスラムは平和の宗教であり、

過激派組織とは無関係だと知ってほしい」と訴えている。

http://mainichi.jp/select/news/20150205k0000e040193000c.html








「イスラム教徒は皆テロリスト」

「イスラム教徒は出ていけ」という、

短絡的な決めつけと誹謗中傷、

異質な者への悪意の発露。






私はこれと同様の体験を、

パレスチナから帰国後に知り合った

シリア人から聞きました。





「9・11同時多発テロ」の翌年、

2002年のことです。





*** 以下、シリア人留学生の友人の言葉を

記憶の限り書き起こしました****







「9・11が起こった次の日に、

大学院の同級生の女の子が、

私のところに、真顔で頼みに来たんだ。

真っ青になって震えながら。



 

『お願いします! 

お願いだから、私達を

テロしないで下さい!』って。





最初、なに言われたのか、

わかんなかった。


何言ってんの?って、

目の前、真っ暗になったよ。




なんで? 

私がテロすると思ったの? 」






****





普段、同じ教室で学んでいた

その女子学生から言われたことに対して、

あまりの衝撃で、そのシリア人の友人は、

「そんなことするわけないでしょう…」と

返すのが精一杯だったそうです。




この話を聞いて、私も愕然としました。


彼はやり場のない感情を抑えながら、

話を続けてくれました。





***





その子はね、ありがとうって

言って帰って行ったよ。



ありがとうって、何が?



『テロするつもりだったけど、

やらないでいてくれて、ありがとう』

ってこと?





日本人は皆、メディアの

言うことを真に受けて、

『中東出身のイスラム教徒は、

皆テロリスト』って思ってるの?






あんなの(911テロ)はね、

ムスリムの『風上にも置けない』よ。



間違ってるに決まってるでしょ。







はね、日本人のことも、

日本のことも、大好きだ。


街は綺麗だし、安全だし。


、いつだってとても親切にしてくれた





だけど、たった一晩で

こんなに変わってしまうものなの?


、なんにも変わってないのに。






(9・11をやられた)

アメリカ人がそう言うのはまだわかる。


 

でも、私たち(日本に住んでるイスラム教徒)が、

あなたたち(日本に住んでる日本人)に何かした?」





***



 


友人からそう問われて私は、

日本人として恥ずかしさと罪悪感でいたたまれず、


「そんなことはないよ! 

…申し訳ない。

なんて言ったらいいのかわからないけど、

本当に申し訳ない…」と、

彼を傷つけた女子学生の代わりに

ひたすら詫びながら、

しかし彼が望んでいるのは

謝罪ではないこともわかっていました。


 




彼らが望んでいるのは、

謝罪なんかではなくて、

理解なのだと。





彼が問いかけていたのは、

日本人への断罪ではなくて、

隣人と一緒に普通に暮らしていきたいという、

切なる願いだったのではないかと思います。









それから、13年。



9・11の時ですらなかったような

イスラム教徒への排撃が起こってしまっています。






いま、同じ問いかけが

投げかけられているのではないでしょうか?



「私たちを、なぜ排除するのですか?」と。







前出のクレシ・アブドルワハブさんによると、

日本人人質事件時に殺到した脅迫や嫌がらせは、

名古屋モスクが1998年7月に完成してから

初めてで、2001年9月の米同時多発テロや

04年にイラクで香田証生さんが過激派組織に

殺害された際も無かったそうです。

http://mainichi.jp/select/news/20150205k0000e040193000c.html







いまうした事態座視することは、

それに加担することだ、と思いました。






こうしたことは、

今まで日本国内でヘイトスピーチを

私たちが放置してきた延長線上に、

起こっていると言っていいでしょう。






私は、言葉狩りをしたり、

誰かを攻撃したいわけではありません。


ただ、これ以上、負の感情が

増幅していくのは食い止めたい。




日本で暮らすムスリムの人たちに、

かつてシリア人の友人が

味わったような思いを、

もう二度とさせたくないのです。







大したことが出来るわけではないけれど、

まず、「私はそう思っていない」、と

言おうと思います。




「”すべてのイスラム教徒がテロリスト”なんて、

私は思ってない。


 平和を望むイスラム教徒の人たちと、

私も思いは同じだ」、と。






この拙い文章を読んで下さっている方へ。



どうか、もし可能であれば、

誰か一人でもいい、あなたの言葉を

伝えることが出来る人へ、

シェアして伝えてもらえませんか。






「自分もそう思っていない」、と。









今後数回に分けて、シリア人の友人から聞いた言葉を、

以前友人宛に書き送ったメールから

思い出せる限り書いてみます。



どうか、可能であれば、

彼の思いを受け取ってください。





※一部下書きが残っていたりしましたので、加除訂正させていただきました。(2015.2.22)
※タイトル改題しました(2015.9.7、2015.11.17)


【当ブログ内関連記事】


シリア人留学生の言葉2。イラク攻撃直前にきいた、「イラクと独裁者と中東の民主化」のこと。

http://syuklm.exblog.jp/24177306/

シリア人留学生の言葉3。友人が日本を去る時に語ったことは。

http://syuklm.exblog.jp/24196766/


201528UP「日本の友人たちよ、道を誤ってくれるな」。日本人だからこそ出来ることがあると教えてくれた、”中東からの眼差し”。

http://syuklm.exblog.jp/24109189/



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by shuklm | 2015-02-21 22:22 | 中東・イスラムなどからの声 | Comments(0)

【シェア】「イスラム国」という呼称の使用を中止するよう求めるキャンペーン【追記あり】


Change.org」で、呼びかけられています。



すでにNHKは先週、「イスラム国」という呼称の使用をやめ、

「過激派組織IS=イスラミック・ステート」という呼称に切り替えることを発表しましたが、民放はまだ。


キャンペーンでは、これから個別に民放等へ働きかけていくそうです。



イスラム教徒の人たちへの無理解や排除を広げないために、私も賛同しました。

よろしかったら、ぜひご賛同を!



さらに拡散を願ってシェアさせていただきます。






***貼り付けココから***********




「イスラム国」という呼称の使用を中止するよう求めます!





過激派組織「ダーイシュ」または「ISIL」「ISIS」によるテロ行為により、日本人人質が殺害されるという許されざる事件が起きましたが、このテロ組織を、日本のほぼすべてのメディアが「イスラム国」と呼称し、連日この名前で報道を続けています。


こうした報道姿勢が影響し、すべてのイスラム教徒をダーイシュと同一視し、差別や排斥を行う向きが拡大しつつあります。



例えば、ネット上では

「イスラム教はテロリスト養成宗教。国内のイスラム教徒を厳重に監視すべき」

「日本にイスラム人がいるのがおかしい。皆で協力してイスラム人を日本から追い出そう」

「チンピライスラム人は見つけ次第速攻切り捨てよう」

という、無知から生まれる短絡的な言葉が飛び交っています。



さらに、ムスリムに対する脅迫やいやがらせも既に発生しているとの報道もあります。


名古屋モスク:脅迫・嫌がらせ 「後藤さん人質」で相次ぐ - 毎日新聞

http://mainichi.jp/select/news/20150205k0000e040193000c.html




こうした事態を受け、宗教法人名古屋モスクでは、「イスラム国」という名称を使わないよう呼びかけています。


「イスラム国」という名称の変更を希望します | お知らせ | 宗教法人 名古屋モスク

http://nagoyamosque.com/3107.html

----------




この過激派組織はアラビア語で「الدولةالاسلامية في العراق والشام‎=ダウラ・アルイスラーミヤー・フィー・アルイラーク・ワッシャーム」であり、その省略形は「 داعش=ダーイシュ」です。


アメリカ軍は昨年の暮れに、この過激派組織を「ダーイシュ」と呼ぶよう公式に発表しました。

フランス政府も昨年9月、「ダーイシュ」の名称使用を決定しています。


海外では、上記アラビア語の英語訳「IslamicState of Iraq and Syria」の省略形である「ISIS=アイシス」や「Islamic State of Iraq andLevant」の省略形である「ISIL=アイシル」を用いるメディアもまだ多いようですが、日本のように「イスラム」を連呼することはありません。



日本においても自民党や外務省が「イスラム国」という名称をやめ、「ISIL」の呼称に統一したことに基づき、各報道機関においても名称の変更がされるべきであると考えます。



日本の皆さま、どうか「イスラム国」という名称の使用中止をお願いいたします。



----------



これを始めとして、各方面から「イスラム国」という呼称を用いることに対して懸念が示されていますが、未だにマスコミ各社は「イスラム国」と連呼し続け、甚だしきものは、ダーイシュのプロモーション映像をそのまま垂れ流すようなことをやっています。

このような状況を放置し、日本にイスラム教とムスリムに対する誤解と偏見、差別と排斥が蔓延することになったら、ムスリムは日本に安心して渡航したり住んだりすることができなくなります。



2020年東京オリンピック・パラリンピックという平和の祭典に、ムスリムに安心して来ていただくこともできなくなるのではないでしょうか?




マスコミ各社に対し、「イスラム国」という呼称の使用を中止するよう、強く求めます。

https://www.change.org/p/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E6%94%BE%E9%80%81%E5%8D%94%E4%BC%9A-%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%83%A0%E5%9B%BD-%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E5%91%BC%E7%A7%B0%E3%81%AE%E4%BD%BF%E7%94%A8%E3%82%92%E4%B8%AD%E6%AD%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E3%82%88%E3%81%86%E6%B1%82%E3%82%81%E3%81%BE%E3%81%99?recruiter=202821446&utm_source=share_petition&utm_medium=facebook&utm_campaign=share_facebook_responsive&utm_term=mob-xs-no_src-custom_msg&fb_ref=Default






***********貼り付けココまで***



【追記】

キャンペーンについて、ネット上で様々なご意見も見かけましたので、一言だけ書かせてください。

「『イスラム国』という呼称を変えても、彼らの活動に影響はない。『イスラム国』が自称をやめることもない」、

「本当に大切なことが議論されていない」といったご意見もみました。

それはその通り。私もこれで問題が解決するとは考えておりません。

私はキャンペーン呼びかけ人の方を直接は存じ上げませんが、

ただ、たまたま目にしたこのキャンペーン呼びかけ文で、

現在日本の中で現在起こっているムスリムへの嫌がらせ・脅迫の現実や

さらに、ネット空間で飛び交っている根拠のない心無い言説を知り、大きなショックを受けました。

そして、日本で生活しているムスリムの方々からの「イスラム国という呼称はイスラム教全体への誤解や偏見を招くので中止してほしい」「イスラム教は平和と分かちあいを求める宗教であることを知ってほしい」という声に応えたいと感じて、賛同しました。

もちろん、ここにとどまらず、「本質的な議論」が必要だと、痛切に思います。

どうしてこんなことが続いているのか?

なぜイスラム国が生まれたのか?

私達はどう向き合っていけばいいのか?

その議論を深めるためにも、

だからこそ、メディアに踊らされず、自分自身が正確な事実を知って広めることと、

「知らないことによる誤解や偏見」がこれ以上拡散しないようにすることがまずは必要だと思いました。

こうしたキャンペーンを始めとして、取りうる手段を試みることで、その議論の回路が少しでも広がればと考えています。

これからも、なにか他にも出来ることがあるなら、情報をシェアしていきたいと思います。

私自身は、大したことが出来るわけではありませんが、

現地で生活したり豊富な経験をお持ちの方々には到底及ばぬことは承知の上で、それでも、自分が見聞きしたことや、中東の人たちから受け取った思いについては、とにかく伝え続けていきたいと考えております。

こうしたキャンペーンに批判的なご意見の方々へ、もし伝えることが叶うなら、

日本にいるムスリムの方々の思いに応えようとしている日本人が少なからずいることだけは、どうかご理解いただきたく、お願いする次第です。





byしゅくらむ



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by shuklm | 2015-02-16 19:48 | 出来ること | Comments(0)

「邦人救出できない法は変えるべし」という主張が無視しているもの。アフガンでもイラクでも、「日本人だから攻撃されにくかった」理由。 

読むべき(と個人的に思ってる)。読み返している本。読もうと買った本。

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現在、「邦人救出をどうするか」というのが国会でも議論され、

「邦人救出できるように自衛隊法見直しを」、

「いや、それじゃ甘い。邦人を救出できない憲法なんていらない。変えるべし」、という主張もあります。




「邦人の安全」ばかり強調されて、その向こう側の「現地の人たちの安全」がまったく顧みられなくなっていることに、非常に違和感を覚えるのですが。

そういうふうに考えていくと、自分たちの安全すらも確保できなんじゃないかと。




しかし、

「じゃあ邦人の安全はどう確保するのか?」 


という問いについては、きちんと答えていく必要があると思うので、

今日はそこに限定して書いてみます。





じゃあ、リアルに「国際紛争」の現場では、どうだったのか?

本当に「自衛隊法見直し」や「憲法改正」によって、邦人の安全は確保されるのか?






実際には、イラクでもアフガンでも、まさに現場では、

「日本人であるからこそ、大々的に攻撃目標にされなかった」ということが指摘されています。


NGOだけではなくて、

イラクへ派遣された自衛隊も、アフガンで武装解除に当たった日本政府の代表も。





じゃあその時は、どうやって安全が担保されていたのか?





まずは、そういう現場を体験された方の言葉からシェアできることを、ひとつひとつ確認していきたいと思います。







実際にアフガンで、日本政府が派遣した全権代表として、

武装勢力(軍閥)と直接交渉して武装解除を実現した伊勢崎賢治さんが語る、

国際紛争解決の現場のリアル。




(『日本人は人を殺しに行くのか 戦場からの集団的自衛権入門』2014年発行より)





”軍閥やその配下の司令官たちは、我々が武装解除に向かった先々で、

 例外なくこう言い、武装解除に従いました。




”「日本に言われちゃ、しょうがない」”




”アメリカもNATOも手を焼いて何もできずにいた軍閥間の戦闘に

非武装で入り込んで行き停戦させ、

スローではあるものの重火器の引き渡しを着実に実現してゆく私たちに対し、

いつしかアメリカ軍の関係者たちは「日本は美しく誤解されている」と言うようになったのです ”



”アフガンの軍閥は、冷戦時代から大国のエゴの真っ只中にいた連中です。

アメリカを基本的に信用していません。

しかし日本は、アメリカから独立しているものと思われていたのです。

それは誤解もいいところなのですが”



”また、武装解除が終わった後、ノルウェーにも、ドイツにも、

「あの武装解除は、地上部隊を出していない日本にしかできない役割だった。

アフガンに地上部隊を出していた我々にはできない仕事だった」と言われました。”






冷戦当時「世界最強」とされたソ連軍の侵攻を、

10年に渡る戦闘の末についに撤退させたアフガンの武装勢力。

その猛者達をして、「日本の言うことだったら聞かなくちゃな」と言わしめ、

あっさり「刀狩り」に応じさせた。




世界中のどの国もできないことが、なぜ可能だったのか?

その意外なルーツも書かれています。






”イラクでは、日本の自衛隊が(基地にロケット弾が着弾しながらも)

銃撃戦を一度も経験せずに任務を完了しました。



なぜこれが可能だったかと言えば、地元のイスラム指導者が、

「自衛隊を攻撃することは反イスラム」であるというおふれを出したからです。

日本は、イスラム圏において、それほどまでに良いイメージを持たれていたのです。



なぜか? 

そのルーツの一つは、日露戦争にあるようです。

私もよくアフガンの軍閥に言われたものです。


「ジャパンはスゲーよな。俺らも勝ったけど」と。




”また、アメリカにヒドイ目に遭わされた経験があるイスラムの民は、

 日本に「勇敢な被害者」という印象も持つようです。

日本は経済大国でありながら、彼らの痛みが分かる唯一の国だと、彼らは考えているようです。”






このくだりを読んで、

「え、日露戦争? イスラム圏で日本のイメージがいい理由って、ソレなんだ?!」

と、私も改めて認識したのですが。





日露戦争で日本が帝政ロシアに勝ったのは、1905年。

いまから110年前の話ですよ?


実に1世紀以上も前の事実が、日本のイスラム圏でのイメージを形作る大きな要因になっていたとは。



これって、そもそも日本であまり知られていないんじゃないか?



実際、日本がこうした対外イメージを戦略的に構築してきた訳ではないので、

もしかしたら日本人が一番自覚してないかもしれない。






「ウソから出たマコト」みたいな話なのですが、

でもその「美しい誤解」がいままでずっと通用してきたのは、

単純に「日本がロシアをやっつけた」ということだけではないでしょう。


日露戦争後、日本は軍事力を増強していったけれども、

中東に対しては直接戦争や植民地支配をしたことはない。

そしてそれだけではなく、まがりなりにも、

「戦後、一度も海外で戦争をせず、誰も殺さず、殺されなかった」という蓄積があった

からというのは間違いないでしょう。







イラクに派遣された自衛隊も、「日本はアメリカとか他の多国籍軍とは違う!」ことを強調することで安全を確保していたという事実もあります。



『本当の戦争の話をしよう 世界の「対立」を仕切る』(2015年発行)では、

イラクのサマワに派遣された最初の隊長で、「髭の隊長」で有名な

元陸上自衛官の佐藤正久・現参議院議員から、伊勢崎さんが聞いた話が紹介されています。






兵士は普段、敵に察知されないように、樹が多いところでは緑っぽい迷彩服を着て、

乾燥した砂漠のようなところでは砂色の迷彩服を着る。

イラクでは、アメリカをはじめ多国籍軍は砂色の迷彩服を着ていた。


でも自衛隊は、逆に緑の迷彩服を着た。

そして日本の国旗をヘルメットや迷彩服に何か所も貼って、目立たせていた。

これは自衛隊の苦肉の策だったらしい。


「隠れたりしない。俺たちは平和を希求する日本から来たんだ」と、

そして地元社会に溶け込む努力をしたそうだ、と。


それが功を奏したかどうかはわからないけれど、

結果、誰も殺さず、誰も殺されず、与えられた任務を全うした、と。






つまり、軍事的な組織でありながら、軍事力を極力行使しないことで、

「普通の国の軍隊」ではない行動をすることによって自衛隊も安全を確保できたということです。




「憲法があるから」ではなく、現実に中東で「欧米の軍隊とは一線を画していた」から。

現地の人たちは、建前だけでなく、行動によってちゃんと見分けてくれているのです。





経緯はともかく、事実として、

世界中のどこの国もできないことを、日本は中東で実現してきたのです。

「日本が軍事的に強かったから」ではなく、

「軍事力を行使せず、あくまで非軍事で」やってきたから。




「武力行使はしない、軍事で解決はしない」という

いままで保ってきた「平和国家」という目に見えないシールドによって、日本人は守られてきた。




むしろ、「普通の国(物事を軍事で解決する国)」じゃないからこそ、

「切れ目なく」、邦人の安全が担保されてきたのではないでしょうか?











※タイトルと文の一部修正させていただきました(2015.2.15)(2015.9.28)
 

byしゅくらむ



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by shuklm | 2015-02-15 18:05 | 安保法制・安全保障・日米関係 | Comments(0)

【イベント告知】パレスチナ唯一の地ビール「タイベビール」出張販売中!(オンラインショップアドレス追記)

当日で恐縮ですが、本日まで開催中です!

お近くの方、よろしかったらぜひお立ち寄り下さい。


一緒にパレスチナを訪問した友人が運営しているフェアトレードショップ、

「セーブ・ザ・オリーブ」が出張販売しています。




*【お店スタッフFBより抜粋】***************


【出張販売中!~211(水)迄】 

「第6回座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル」http://zkdf.net/

にてパレスチナ唯一の地ビール「タイベビール」を販売しております。

お時間がある方、ぜひお足をお運びください!


会場はJR高円寺駅北口を出て右にまっすぐ徒歩1分。

杉並区立の劇場です。

入館は無料ですのでどうぞお気軽に遊びにいらしてくださいね。


今回は4本セットで非売品の現地オリジナルコースターを差し上げておりますよー タイベは2/11(水)まで販売しております。

https://www.facebook.com/savetheolives?fref=ts


*************貼り付けココまで**




【追記】

肝心のショップのアドレスを貼りわすれておりました
パレスチナ産農産物専門店 「セーブ・ザ・オリーブ」
オンラインショップはコチラから↓
http://savetheolive.main.jp




【関連記事】
2014年12月10日UP 「x’masや新年に、パレスチナ産ワインはいかが?」 ↓
http://syuklm.exblog.jp/23856121/





byしゅくらむ



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by shuklm | 2015-02-11 10:55 | 出来ること | Comments(0)

「日本の友人たちよ、道を誤ってくれるな」。日本人だからこそ出来ることがあると教えてくれた、”中東からの眼差し”。



私自身が中東の人たちから直接聞いた言葉、

あるいは友人が聞いた言葉から、


日本へ期待されていること・日本人だからこそできること」を、

改めて確認しておきたいと思います。







■■20026月、パレスチナ自治区のヨルダン川西岸地区を

  ツアーで表敬訪問した際に、贈られた言葉■■




トゥルカレムの知事



「この街は、かつてイギリスから4万ポンドもの爆弾で攻撃されて、

 破壊されたことがあります。

 その痕が、まだ残っています。

 

 今もイスラエル軍の攻撃で、小学校も警察署も、何度も破壊されている。



 そういうこの街に、日本の援助で病院ができたことに、

 とても感謝しています。

 ぜひ観て行ってほしい」。


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知事との会見の後、難民キャンプでは、子供たちから大人まで、

「ヤバン(日本)! ヤバン!」という大合唱で、大歓迎を受けました。






ベツレヘムの知事



「パレスチナ人は、日本を心の支えにしている。


 日本は、ヒロシマ・ナガサキを経験して、

 あれほど悲惨な戦争によって廃墟になりながらも、

 立ち直ってきたからだ。



 私たちも、この廃墟の中から、いつか必ず再建する。

 

 平和の実現のために、

 日本政府と日本の市民に手を貸してほしい。



 日本人の良心に期待している」。








■■パレスチナ自治区のガザ地区で、友人が聞いた言葉■■




ガザ地区の農民詩人、サイード・ダウールさん




「日本人は、あらゆるものを発明した。


 我々はイスラエルに対して抵抗を続けてきたが、

 それでは、平和を発明することはできなかった。


 ぜひ、平和への第三の道を発明して欲しい」。





ガザ地区でツアーを案内してくれたパレスチナ人コーディネーター



「私達が求めているのは、ODAではない。

 結局は、イスラエルに破壊されてしまうからだ。


 求めているのは、東ティモールで日本がやったようなサポートだ。


 東ティモールでできて、なぜパレスチナではできないのか。

 ぜひそういうことをやって欲しい」。








こうした日本への思いを抱いているのは、

パレスチナの人たちだけではありませんでした。





日本に帰ってから、イラク戦争を止めようと活動する過程で、

多くの中東出身の人たちの声に触れる機会を得ました。





駐日イラク大使 カシム・シャキルさん

 


(イラク戦争直前、200212月、東京での講演より)



「日本が協力しなければ、アメリカは

1991年の)湾岸戦争は出来ませんでした。



 日本が反対すれば、アメリカはイラク戦争を強行できません。


 ぜひ、日本の皆さんの力を貸してほしい」






シリア人留学生の友人の話


 

「シリアでは、政府批判もできないし、

 選挙の自由もない。

 反政府デモをすれば逮捕される。

 私の友達も、10年間監獄に入れられている。



 だけど日本は、『自由民主』の国でしょ。

 

 なんで日本人はそんなにアメリカの肩を持つんだい?

 日本のいいところ一杯あるのに。




 アラブは皆、日本が大好きなんだよ。


 日本人は、時間と約束をきっちり守るし、

 仕事も丁寧だから、信頼できる。


 日本人は、いい加減なモノ造らないでしょ。

 だから日本製品は人気。

 

 あっちでは皆トヨタに乗ってるよ。



 アメリカと戦争して、

 あんなにメチャクチャにやられたのに、

 こんなに(渋谷の街を指さして)

 豊かな国になって、凄いってみんな思ってる。




 日本は『戦争をしない国』でしょ? 

 だから、特別。


 イスラム教でもキリスト教でもなくて、

 ヨーロッパでもアメリカでもない。


 同じアジアで、違う立場でアメリカに

 物を言えるのは日本だけじゃないの?



 だから、間違わないで欲しいんだ」







総じて、中東の人たちは、

「平和国家・日本」、「アジアの兄弟としての日本」に対して、

「日本の友人たちよ、どうか道を誤ってくれるな」と、

祈るような、血族に向けるのにも似た思慕の念を寄せてくれていたのです。








だけれども、

私たち日本の人間は、こうした思いに充分に応えられてきたのでしょうか?








2003320日、イラクへの米軍の空爆が始まった夜、

シリア人留学生の男性は、泣きながら電話をかけてきました。



「なんでイラク人を殺すんだ!

 なんで?!


 なんで日本人は同胞を見殺しにするんだ!! 」




最後は英語とアラビア語まじりの怒号と号泣で、

私には意味を聞き取ることは出来ませんでした。







あのアフガン・イラク戦争の過程で、

中東の見知らぬ人たちからの友情を

いったいどれほど失ってしまったのかと、

正直、ずっと暗然たる思いでいました。







それにもかかわらず、今回、

拘束された日本人2人の無事を願って、

多くのイスラム教徒の人たちが祈りを捧げたり、

解放を求める声明を発してくれました。





例えば、イスラミックセンタージャパンの声明(122日付)。


忘れないために貼り付けさせていただきます。





(日本人の人質を即時に無条件で解放するよう求める理由として)


”・日本は、パレスチナとイスラエルが紛争をしている際に、

パレスチナに対して支援をする等、多くの場面において、

相対的に公正な立場をとってきました。


欧米社会から激しい圧力があったにもかかわらず、

日本は長年このような公正な姿勢を貫いてきました。”




”・日本はパレスチナにとって、最大の援助国です。


ガザ地区、及びヨルダン川西岸地区において、

数多くの復興プロジェクトを実施してきました。


それらは、日本政府及び日本の団体からのみの資金援助によりなされてきたのです。”




”・しかし、おそらく最も重要な理由は、

日本はイスラム国を含め、いかなる国に対しても

宣戦布告をしない世界で唯一の国であるということです。


なぜならば、日本の領土が侵された際の自己防衛の場合を除いて、

いかなる軍事活動も、憲法によってはっきりと禁止されているからです。”




全文はコチラから読めます↓

https://m.facebook.com/islam.japan/posts/802492113156463






私自身が中東の人たちから直接話をきいたのは

2002年から2005年頃、

10年も前の話ですが、


この声明にも表れている通り、現在時点でも、

「平和国家」日本への期待はほとんど変わっていないと感じます。








今度こそ、

彼らの思いに背を向けてはならないと思うのです。














※誤字訂正し、文章一部加筆させていただきました 。(2015.2.9)



【関連記事】親日感情、中東から見た日本、日本へ期待すること


201489UP   日本は、「アジアの兄貴分」。

http://syuklm.exblog.jp/23127427/


2014823UP  トゥルカレム難民キャンプ ・子供たちの歓声

http://syuklm.exblog.jp/23217981/


201499UP   ガザからの、伝言。↓

http://syuklm.exblog.jp/23346747/


2014911UP  13回目の、「9.11」に寄せて。ガザからの、伝言2)↓

http://syuklm.exblog.jp/23360168/


2014129UP  ベツレヘムにて3知事の言葉「閉じ込められても、希望はあると信じていた」。↓

http://syuklm.exblog.jp/23941280/


2015110UP  旅のタイムカプセル↓

http://syuklm.exblog.jp/23990513/







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by shuklm | 2015-02-08 20:11 | はじめての方はコチラからご覧ください | Comments(0)

哀悼…そして、「紛争地」で望まれている支援とは?:ジャーナリストやNGOは、「その場にいるだけで」人道支援になりうる。




日本人人質の後藤健二さん殺害の報に続いて、

拘束されていたヨルダン人パイロットが既に殺害されていたという、追い討ちをかけるようなニュース。




人の命を非道な方法で簡単に奪うことや、

命を取引に使い、周りの人たちの人生まで翻弄するやり方に対して、

本当に、やり場のない憤りでどうにもならない思いです




殺されたムアーズ・カサースベさんのご家族やヨルダンの人達が、

後藤健二さんを喪った私達と同じような悲しみを負わされていることに対して、

いったいなんと声をかければいいのか…、

本当に、心からの哀悼を伝えたいとしか言えません。






もしかしたら、

こういうニュースが日常となってしまう岐路に、

私達はいま、立っているのかもしれない。





そういう時だからこそ、あらためて考えておきたいと思います。

「紛争地」現地の人たちが望んでいる人道支援ってなんなのか、ということ









2002年6月、パレスチナ自治区のヨルダン川西岸地区を訪れた時、

「私たちに何かできることがありますか?」

「世界にどんな支援を望みますか」と聞いてみました。



パレスチナの人たちは、異口同音に、

「ここに来てくれただけでいい」、

「自分たちが世界から見捨てられていないと思えることが、なによりの希望になるんだと語っていました





私自身は、ジャーナリストでもNGOの職員でもありませんが、

現地へ行ってみて初めて知ったのは、

「外部の目があること」それ自体に、想像以上に大きな意味があるということでした


それだけで、現地の人たちの希望になりうるのです。





パレスチナの子供たち。

「紛争地」「危険地域」「渡航禁止箇所」…

どんな呼び方をされようが、そこには生活している人がいる。

「紛争地」とか「危険地域」なるものがあるわけじゃない。

そこには、「破壊された生活」があるだけだ。

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on June7, 2002, in Jenin Camp, WestBank,Palestine

200267日、パレスチナ自治区・ヨルダン川西岸地区、

ジェニン難民キャンプにて 著者撮影





現地では、本当に許しがたいことながら

人の命の重さに厳然たる差が存在していました。




実際に人道支援活動中にイスラエル兵に足を撃たれて負傷した

日本人の方にも話を聞いたのですが、

「パレスチナ人はデモをしていたら殺されることなどしょっちゅうだ

だけど、 外国人は、頭と心臓を撃たれることはない」と




同じことをしていても、外国人なら殺されない。

パレスチナ人の命の方が、外国人の命よりも、恐ろしくく扱われている。


それが現実でした





だけれども、それを逆手にとって、

「外国人がここにいるぞ、国際社会が見てるぞ」と表現することで、

の暴走をやりにくくしたり、暴力の応酬に歯止めをかけることも取り組まれていました。



一緒にジェニンに入った人道活動家の女性たちも、

遠目にもはっきり見えるよう出身国名や国旗を大きくプリントたTシャツを着て、

多くの国が注視していることをイスラエル軍兵士に意識させようとしていた。

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現在も、例えば

ヨルダン川西岸地区で最も衝突の多いと言われるヘブロンでは、

国連の国際監視団やNGOが、丸腰で常駐してパレスチナ人に寄り添い、

現状を世界へ定期報告するという非武装・非暴力の活動を、ずっと続けています。





ジャーナリストや人道活動家など、

外国人という「外部の目」がその場にいるだけで

抑止力になり、「人道支援になりうるです。






しかし一方で、2003年、アメリカ人活動家のレイチェル・コリーさんが

住居を破壊しようとしたイスラエル軍のブルドーザーを止めようとして

そのまま轢かれ亡くなるということが起こり、

その後、外国人ジャーナリストが次々と狙撃されるということ起こりました。





国際社会の目など構うものか、外国人だからって特別扱いしない」と

開き直られてしまうと、抑止力としての効果は激減します。





そういう場合、どうすればいいのか?





実は、そういう時にこそ外部の目を強化する必要がある、というのは、

国際紛争解決の現場では繰り返し指摘されてきたことでもあります。






実際に、シエラレオネアフガニスタンといった紛争地で、

内戦や虐殺や戦争の当事者同士の間に立って、

丸腰で直接交渉して武装解除を実現する責任者として仕事をしてきた

伊勢崎賢治さんの著書からご紹介させていただきます。



国防軍』 私の懸念 安倍新政権の論点」

(伊勢崎賢治さん・小池清彦さん・柳沢協二さん共著)より。


2013年出版の本なのですが、まるで今日的事態を予見していたかのような文章に驚きます。





”日本国内で、例えば、あまりにも残虐な犯罪が起きたとき、量刑があま過ぎるからこうなるんだ!というのと、それでも、その犯罪者の生い立ちを追って社会の何がそうさせたかを検証する向きがありますね。



どちらが正しいかという議論ではなく、両者のまっとうなせめぎあいが、社会の良識を維持させるのでしょう。



ところが、国際政治の「悪者退治」においては、後者に当たる検証能力が著しく劣性であります。”



”「戦場ジャーナリスト」は(中略)、本来の使命は、その検証にあると思うのです。”




”まず、大手メディア会社が、フリーランスに頼らず、現地人に頼らず、日本人正社員を、計数十名でいいです、十分な補償を付けて、自社の責任で、「悪者退治」のあらゆる最前線に常駐させてください。”



”アフガニスタン、イラク、リビアで、「悪者退治」の後の現地社会の苦悩を、

そして、北アフリカ、西アフリカで、退治しても、退治しても「悪者」はどんどん拡散している悪循環の現実を、日本人の目が定点観測しなければなりません。”



”一企業の勇断で、数年で、十分になしえると思います。”





(ここではまずメディアについて取り上げましたが、ここから先、

 国内世論についての指摘は、また別途詳しく触れたいと思います)





実際にIS(イスラム国)に入国するかの是非はともかく、

周辺でIS(イスラム国)によって危険にさらされている人達へなすべき支援があるということでしょう。






それこそ、まさにこの瞬間にも、「紛争地」「危険地帯」にとどまって、

現実を伝えようと奮闘してるジャーナリストの人たちや、

現地の人たちに寄り添っているNGO活動家などの人たちがいます。



後藤健二さんだけじゃない



最も困難な人たちに寄り添い、

声なき声を聴こうとしてきた方々が、他にも沢山いることを、

忘れてはいけないと思います。





大手メディアは、一過性のセンセーショナルな画像や派手な戦闘シーンだけではなく、

後藤さんの視線の先にあったもの、

思いを同じくする人達が見ているものを、きちんと報道して欲しい。



また、視聴率を気にするメディア上層部に対して、

そういう「地味な報道」でもちゃんと見て視聴者がいると伝えることで、

現場を支えていくことが大切だと思います



そして、政府は、「人道支援と言うのなら、

既に取り組まれてきた活動が安全に継続できるよう、

今まで長い時間をかけて現地で築き上げられてきた信頼関係が損なわれることがないよう、

を尽くすことこそが必要なのではないでしょうか。




「お金を出して終わり」ではない、本当に実りある支援にできるかは、

結局は、顔の見える人間が目の前にいるかどうかにかかっていると思うのです。









※キャプションがわかりにくい部分と、文章の一部を修正させていただきました(2015.2.5





【関連記事】

201499UP「ガザからの、伝言。」

http://syuklm.exblog.jp/23346747/

20141013UP「ジェニン4・子供たちの笑顔、無数のピースサイン。」

http://syuklm.exblog.jp/23553519/

20141015UP「ジェニン5・水を薬をくれた医師。遠くに響く、戦車の砲撃音。」

http://syuklm.exblog.jp/23558837/

20141017UP「ジェニン6・近づいてくる銃声。手を振る子供たち。」

http://syuklm.exblog.jp/23558890/






byしゅくらむ



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by shuklm | 2015-02-04 22:29 | 「テロ」・IS・イスラム・宗教について | Comments(0)

【時事】IS(イスラム国)による人質殺害:後藤さんの思い・世界中の人達が寄せてくれた思いを、無駄にしないために。

思い、届かず…。でも、忘れない。

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どうにもやりきれなさで、いまだ適切な言葉を見つけられないままなのですが。



私自身、いわゆる「紛争地」の、銃声が聞こえる現場一瞬でも行ったことのある身としては

とても他人事とは思えませんでした




後藤さんには、本当に無事に帰ってきてほしかった。




いったい何が起こっていたのか、

後藤さんが命懸けで見聞きしたこと・伝えたいと思ったことを、

彼自身の口から聞く機会を得たかった。




一時、解放も近いと報道され、

国境近くまで一度は連れて来られていたという情報も有り、

どうしてあと一歩及ばなかったのか…、


本当に残念としか言いようがありません。





今は、とにかく、ご家族のことは、そっとしてあげておいてほしい。






本日付で新たに、日本ビジュアル・ジャーナリスト協会(JVJA)より、

「後藤健二さんら人質殺害を受けての緊急声明」(日本語・英語)がリリースされているので、張らせていただきます。(アラビア語は後ほどアップ予定とのことです)


*******************

後藤健二さんら人質殺害を受けての緊急声明


私たち日本ビジュアル・ジャーナリスト協会(JVJA)は、日本人人質事件の発覚後、2通の声明文とビデオメッセージを通じて、後藤健二さんと湯川遙菜さんの解放を関係者に求めてきました。しかし湯川さんに続き、後藤さんを殺害したとする映像が公開され、私たちは深い悲しみでいっぱいです。

後藤さんはこれまでに世界各地で苦しむ人びとの側に立ち、事実を伝えることでジャーナリズムの役割を果たしてきました。公開された映像が事実であるならば、後藤さんが否定してきた理不尽な暴力により、 命を奪われてしまったことになります。

なぜこのような事件が起き、そして繰り返されるのか、「報復」は憎しみと対立を煽るばかりです。暴力による負の連鎖を断ち切るために、原因を追求し、私たちは賢明な平和的手段で解決することを訴えます。

今も世界各地では戦闘や空爆が続き、犠牲者は増え続けています。暴力から尊い命を守ること、それが後藤さんがジャーナリストとして命をかけて伝えたかったことではないでしょうか。後藤さんと湯川さんのご冥福を祈ると同時に、彼らの犠牲が最後となることを祈ります。


201521

日本ビジュアル・ジャーナリスト協会(JVJA


Emergency Statement upon the Execution of Hostage KenjiGoto

We, the Japan Visual Journalist Association (JVJA),appealed to those concerned for the release of Kenji Goto and Haruna Yukawathrough two statements and video messages. However, we are now filled with deepsadness following the publication of videos showing the execution of Mr Yukawaand Mr Goto.

Mr Goto stood always on the side of the people sufferingaround the world, and fulfilled his role as journalist to convey the facts. Ifthe footage released is indeed real, Mr Goto's life was taken through the verywanton violence which he had disavowed.

Why did such an incident occur, and why is itrepeated? Revenge serves only to exacerbate hatred and conflict.In order to break through the negative cycle of violence, we must examine theroot causes, and call for resolution through prudent, peaceful means.

As fighting and bombing continues throughout the world,the number of victims continues to increase. Protecting precious human lifefrom violence is what Mr Goto as a journalist wanted to convey, even at risk tohis own life. While expressing condolences for Mr Goto and Mr Yukawa, we praythat they will be the last to be sacrificed.

February 1, 2015

Japan Visual Journalist Association (JVJA)


*****引用ココまで*********




このニュースに際し、

日本ヨルダン友好議員連盟会長のアリ・ベニアタ議員が、

「悲しい知らせに激しいショックを受けている。ヨルダン政府にも責任がある」と

語ったことが報道されましたが、貴方たちのせいではない、と言いたい。




「お詫びしたいのは、私達の方です。

 貴方たちを難しい立場に追いやってしまった。

 悪いのは、『テロリスト』。


 交渉に尽力してくれたヨルダン政府と、

 日本人の身を案じてくれたヨルダンの人たちに感謝しています」と伝えたいです。




交渉材料にされたヨルダン人パイロットのムアーズ・カサースベさんの安否は

未だ確認されておらず、

ヨルダンの人たちは今も辛い状況の中にあると思います。



これ以上、卑怯な暴力によって奪われる命がないよう、願っています。





そして、後藤さんの解放を目指して、世界中で声を挙げてくれた人たち、

今日、一緒に悲しみ、哀悼してくれている人たちに対して、

あらためて、御礼を伝えたい。






そうだからこそ、後藤さんの思いや、、

後藤さんを通じてつながり広がったこの思いを、

どうしたら活かしていけるのか、ということを考えたい。






少なくとも、アメリカなどが主張するような「軍事力での制圧」や

「テロリストの殲滅」では、解決しないと思うのです。





私自身は、長年現地を取材してこられたジャーナリストの方々と比べれば、

パレスチナ・イスラエルに行ったといっても、

13年も前、ほんの数日、ツアーで訪問しただけで、大したことが言える立場ではありません。



しかしそんな自分でも、

20026月、ジェニン難民キャンプで、イスラエル軍戦車の砲撃音に囲まれ、

300メートル先まで迫ってくる自動小銃とライフルの銃撃音を聞く体験をしましたが、

それでも、「軍隊に救出」してもらおうなんて毛頭考えていませんでした。



そこまで行ったのは、何が起こっているのか自分の目で確かめたい、

自分に何ができるのかを少しでも知りたい、と思ったからでした。



「自分の身に何があっても、決してシリアの人たちを責めないでください」という

メッセージを残して現地へ向かった後藤さんも、

同じ思いだったのではないかと、僭越ながら推察します。





だから、

「軍事による解決」には持って行ってほしくない。





今国会召集前から、政府が「集団的自衛への参加や、邦人救出を検討する」と報じられていましたが、

後藤さんたちの死を奇貨としてこうした動きが進むようなら、

もちろんストップをかけないといけない。




ですが、でも。

「じゃあ、IS(イスラム国)をこのままほっといていいのか?」という問いは残る。





ここぞとばかりに政府を批判するのは簡単ですが、それだけでは解決しないと思うのです。





これから先、IS(イスラム国)といった「過激派」とどう向き合っていくのか、

ということは、不問には出来ない。





なぜ、若者が「IS(イスラム国)」やアルカイダ等の「過激派」を目指すのか。


いまもなお「先進国」から次々と集おうとする人たちや、

あるいは自国で「過激派」に呼応して行動を起こそうとする人たちに対して、

どうすれば有効なのか。






日本がこれまでやってきた支援や、これから期待されている支援について、

ひとつずつ確認しながら、

拙いながらも、後日、あらためて書いていきたいと思います。










byしゅくらむ




※「シュクラム」はアラビア語で「ありがとう」。

 筆者が知数少ないアラビア語です。


ここまで読んで下さったことに感謝をこめて。


シュクラム!








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by shuklm | 2015-02-01 20:29 | 時事・ニュース | Comments(0)