オトナの社会科・中東からの声を手掛かりに。

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ツアーという「下駄」をはかせてもらって、現地へ。





ここのところ、時事的な話題に反応した記事が多くなりましたが、

実は、自分が現地で体験したことは、

まだ半分も書けておりません。


ここは、また本編に戻って。

自分が「実際に見たこと・聞いたこと」を

書いていきたいと思います。





2002年6月。

私がパレスチナ・イスラエルを訪問できたのは、

長年パレスチナへの医療支援等に取り組んでこられた

団体が中心になって主催された、

市民交流ツアーのおかげでした。



広く参加者を公募して実施されたこのツアーには、

日本各地から、色々なバックグラウンドを

持った方々が参加しました。



ツアーでは、パレスチナ自治区の

ヨルダン川西岸地区・ガザ地区の両方を訪問。


イスラエルでは、エルサレムで

平和団体との交流などを行いました。




私自身は、ガザへ行くプログラムには参加せず、

一人でテルアビブに滞在していました。

そのため、イスラエルの日常に接する機会を得ました。


また、パレスチナ人コーディネーターのおかげで、

個人的にイスラエルの兵役拒否者と

交流することもできました。



そのことも順々に書いていきたいと思います。





なお、このブログで書いていることは、

すべて私個人の考えです。


ツアーの公式見解でもなく、いかなる団体・

組織の意見でもありません。


主催者ご了承の上、ツアー報告書を一部引用

させていただいていますが、引用の仕方も含め、

一切が私個人の責任ですので、あらかじめご了承ください。



(で…、ようやくこの地図を正しく使う時が来ました…笑


私が訪問したのは、を付けた箇所:

トゥルカレム、ベツレヘム、ヘブロン、

ジェニン難民キャンプ、エルサレム、テルアビブです)

b0343370_19052239.jpg





2002年当時の状況を、少しだけ説明しますと。




2001年9.11後。

ブッシュ米大統領が「テロとの戦争」を掲げたのに乗じ、

イスラエルのシャロン首相は

「パレスチナ人はテロリスト」とレッテルを張り、

2002年3月、ヨルダン川西岸地区へ

軍事侵攻を開始しました。



当時まだ存命だったパレスチナ自治政府のアラファト議長は、

西岸地区ラマラにある議長府で

イスラエル軍に包囲されて軟禁状態に。


4月には、ジャーナリストが締め出され、

ジェニン難民キャンプが大侵攻にさらされました。




一方で、イスラエルで

「パレスチナ人への抑圧に手を貸したくない」と、

兵役を拒否した若者たちのことが

日本でも大きく報道されました。


また、3月にたった一人で現地を訪問した森沢典子さん

(「パレスチナが見たい」著者)の報告メールが、

日本中を駆け巡っていた時でもありました。




私自身、「戦争の時代」が広がっていくのを

なんとか止めたいと平和運動に取り組んでいて、

彼らの存在に展望を感じ、勇気づけられていました。




そんな時に、「日本の市民に出来ることをしよう」

というこのツアーが呼びかけられたのです。

即決で申し込みました。

(まあ、この時点で、

「ちょっと衝動的な市民」、ですかね。笑)




それでは、読んで下っている皆様と一緒に、

これから、ジェニン難民キャンプへ向かいたいと思います。





※「次回からは、『食で現地を支える』をお伝えしたい」

予告させていただいていましたが、

ごめんなさい、変更させてください m(__)m  

まずは現地のことをちゃんと

お伝えしてからと考え直しました。


オオカミ少年にならないよう、

今後はなるべく予告を控えるようにします…




byしゅくらむ


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by shuklm | 2014-09-30 18:39 | パレスチナ自治区 現地レポなど | Comments(0)

【番外編】日本対パレスチナ/「ただの数字」じゃない、パレスチナの人たちを観て。




サッカーアジア大会日本代表対パレスチナ代表

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試合結果としては、4-0、

日本代表が地力の差で圧勝。




安っぽい「感動をありがとう!」なんて、

言うつもりもありません。


でもね、すみません。

泣いてしまいました。




嘆き悲しんだり救援を待つだけの姿とか

「ハマス戦闘員」の資料映像とか

ではないパレスチナの人達の姿が、

主要メディアで久々に流れるのが嬉しくて。



試合前、選手入場曲(FIFAアンセム)が

流れた時点で、もうアカン。


最近、涙もろくて。

トシですかね…。




選手ひとりひとりの名前が読み上げられ、

どんな特徴がある選手なのかが紹介される。



それを聞きながら、

「私は、ただの数字になりたくない」と

いう言葉を思い起こしていました。



ガザ在住の作家 アテフ・アブサイフ氏が、

今年8月5日付のニューズウィーク

日本版に書いた言葉です。




「私は数字になりたくない。

 ただのニュースのかけらになりたくない。

 ガザのニュースを決められた時間内に

 そつなく読み上げる美人アンカー。

 彼女が口にする名前になりたくない」、と。




日本では、その名前すら詳しく報道されない。

「死傷者何千人」という数字の羅列。



ひとりひとりに名前があって、

親や友達がいて、日々の営みがある。


当たり前なのに、見えなくなってしまうこと。



もしかしたら、

ここにいなかったかもしれない選手たち。

そのひとりひとりが、

それぞれの物語を持ち寄って、プレーしてる。




その中でも、私はハルウーヴという選手が

好きになってしまいました。


目の覚めるようなシュート打つんです、彼。




今回のアジア大会で、パレスチナ代表は、

初戦でアジア大会初得点を記録し、

初勝利を挙げたそうです。


ベスト16進出も、もちろん初めて。




次に彼らのプレーを見ることができるのは、

来年のアジアカップ。


その時を、楽しみに待ちたいと思います。


その時、彼らが誰も欠けることなく、

出場できますように。





PS

記事をUPするところで、御嶽山噴火のニュースを目にしました。

詳細はわかりませんが、とにかく無事に救助されることを祈ります。



byしゅくらむ


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by shuklm | 2014-09-27 19:06 | サッカー/スポーツと政治 | Comments(0)

【番外編】アジア大会で、日本代表とパレスチナ代表が対戦

サッカー・アジア大会で、日本代表とパレスチナ代表が25日対戦するそうです。


すみません、個人的にとても感慨深いニュースなので、ご紹介させてください。


私がパレスチナを訪問した時は、ちょうど、サッカーワールドカップ・日韓大会が開催中でした。

パレスチナの人たちは、我が事のように日本代表を応援してくれていました。

その時のことを書いた記事はこちら↓ もしよろしければ、ご覧下さい。

8月9日    日本は、「アジアの兄貴分」。

http://syuklm.exblog.jp/23127427/


いま、ガザの惨状を乗り越えて、彼らは、どんな思いでこの大会に参加したのでしょう。

どんな思いで、日本と対戦するのでしょう。


どっちも応援しなくちゃ。

録画して観ようと思います!



*********************

対戦情報は、パレスチナ・イスラエル現地訪問ツアーの際に大変お世話になった団体、「アル・ジスル-日本とパレスチナを結ぶ」(略称JSR)が

発行されている、メールマガジンの記事で知りました。

記事のうち、関係箇所をコピペさせていただきます。

このメールマガジンについては、後日ご紹介させていただきます


記事引用ここから*********************


パ┃レ┃ス┃チ┃ナ┃最┃新┃情┃報┃140924

━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛JSRメルマガ


 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

■□ サッカー・アジア大会で日本とパレスチナが25日対戦 □■

 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


●日本、決勝トーナメントでパレスチナと対戦

D組を2位通過した日本は25日の決勝T1回戦でパレスチナ(C組1位)と対戦する。


 A代表のFIFAランクは102位(日本は同48位)。1次リーグはオマーン、タジキスタンに連勝して早々に1位通過を決めたが、この日はシンガポールに敗れた。A代表も来年1月のアジア杯オーストラリア大会初戦で当たるが、情報が少なく不気味な存在だ。勝てば準々決勝でA組1位の韓国と当たる可能性が高い。[日刊スポーツ]


●パレスチナとスポーツ

 94年にパレスチナ自治政府が設立され、96年に国際オリンピック委員会(IOC)に加盟。同年のアトランタ大会から夏季大会は毎回出場している。サッカー協会は98年に国際サッカー連盟(FIFA)に加盟。W杯予選は02年大会から出場している。アジア大会は02年釜山大会に初出場し、1次リーグ初戦で日本に0-2で敗れた。 [日刊スポーツ]


●日本・パレスチナ戦 明日放送

9月25日 NHKBS1 LIVE 午後4:50 - 午後6:55

2014インチョンアジア大会◇サッカー男子・決勝T 1回戦「日本×パレスチナ」

9月25日 NHK 録画 午後10:55 - 午後11:20

2014インチョンアジア大会 ◇サッカー男子「日本」対「パレスチナ」◇体操ほ


********************記事引用ここまで


(本編とは関係ないのですが)アクセスカウンターについて友人から、「ブログ、チェックしてるけど、アクセスカウンターに反映されてないよ?」

と指摘され、よくよく見てみましたところ… 確かに。

もともと、アクセスしてから数字が反映されるまでタイムラグがあるようなのですが、そういう問題ではなく、カウンターに表示されているアクセス数は、

PCの訪問者数のみになってしまっているようです。

せっかく訪問してくださった皆様、反映されていなくて、大変申し訳ありません…!!

これは、アクセスカウンターの不具合ではなく、私の設定ミスと思われます。不慣れでお恥ずかしい限りです…


とりあえず、カウンターをリセットして、エキサイトブログのアクセス解析結果の数字を入れてみます。

手動で入力するんでは、なんのためのカウンターなのでしょう(とほほ…)

ですが、偽装しているように見えるのもアレですので、アクセス解析結果を貼り付けたうえで、修正させてください。

しばらく不正確な数字になってしまうかもしれませんが、何卒ご容赦お願いいたします

2014年9月17日~2014年9月23日のレポート

最近1週間

日付

アクセス数(3デバイス合計)

PC

スマートフォン

ケータイ

PC訪問者

9/23 (火)

20

11

9

0

2

9/22 (月)

42

2

40

0

9

9/21 (日)

82

52

30

0

4

9/20 (土)

74

58

16

0

4

9/19 (金)

85

15

70

0

11

9/18 (木)

31

24

7

0

5

9/17 (水)

44

21

23

0

8

合計

378

183

195

0

43

byしゅくらむ


by shuklm | 2014-09-24 22:02 | サッカー/スポーツと政治 | Comments(0)

思い出の、現地ごはん。その2(ドリンク編)・乾いたカラダにしみこむ♩マラミーヤティー

パレスチナの美味しいご当地ドリンクといえば、アラビックコーヒーやミントティーが有名ですが、

個人的にイチオシなのは、マラミーヤティーです!



パレスチナ現地の農業を支えるフェアトレードショップ「セーブ・ザ・オリーブ」の製品

パレスチナ産「マラミーヤ・セージティー」↓

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ヨーロッパで言うところの、セージティーですね。

イギリスでは「庭にセージを植えている人は長生き」と言われる、万能ハーブ。


パレスチナは、中東地域の中でも、伝統的に薬草文化が発達しているそうです。

マラミーヤは、アラビア語で「聖母マリアの草」という意味とのこと。

「幼子イエスを抱いてエジプトへ逃げるマリアを保護した功により、

 人々を癒す力を与えられた」というエピソードが伝わっています。


現地の人たちは、このマラミーヤで濃い目のホットティーを淹れて、

びっくりするくらい大量の砂糖をガンガン入れて飲んでたんですが、

暑い時は、これがまた美味しいんです!


後味サッパリで、油モノに合うんですよね。

中国料理にとってのウーロン茶に近いかな? 


以前日本で飲んだ時は「いかにも薬草」っていうカンジで苦手だったのですが、

帰国後、現地モノを入手してから、すっかり好きになってしまいました。




※現地ごはんは、ひとまずここまでとさせていただき、
次回からは、「食で現地を支える」をお伝えしたいと思います。

もちろん、他にも美味しいアラブ料理は一杯ありました。
ただ、訪問当時、私自身アトピー症状が酷かったため、脂分や糖分が多いものを沢山食べられなかったんです。
あまり手を付けない料理のことをきいたり、写真を撮るのも、なんだかすごく申し訳なくて。
そのため、大変限られた情報になっていることをお許し下さい。
ご興味を持っていただいた方は、ぜひ
現地在住や旅上手な方々のサイトをチェックしてみてください!


byしゅくらむ


by shuklm | 2014-09-22 06:30 | 閑話休題 | Comments(0)

思い出の、現地ごはん。その1・絶品!ファラフェルサンド

閑話休題。

パレスチナ・イスラエルの現地フードお気に入りをご紹介します。



↓コレがファラフェル(写真データがないためWikiコピペ写真ですみません…)




■ファラフェルの中身: フムス(ひよこ豆のペースト)


「見た目はマッシュポテトに似ていないこともない」とWikipediaにもある通り、外見はそっくり。

 実は、ニンニクとかオリーブオイルとか何種類も混ぜてあって味に深みがあるので、

コレだけで、いくらでもペロペロ食べられてしまいます(笑)。





ファラフェルサンド:フムスのコロッケ(ファラフェル)をピタパンに挟んだもの。


現地で定番ファーストフードと言えば、何をおいてもまずはコレだそうです。


 

これがもう絶品に美味しいんです!



現地では、食堂や屋台とか、どこででも食べられるようです。

その場で好きな具材(フムスやトマトやキュウリなど)を選んで、

ピタパンに挟んでもらってました。

(イメージとしては、サブウェイのサンドイッチをオーダーするみたいなカンジですね)



お好みで野菜を多めにしてもらったり、

オリーブピクルスを抜いてもらったり、

たっぷりソースをかけてもらったり。



私は、ひたすら極限までフムスを詰め込んでもらってました。

かぶりつくと、はみ出してこぼしそうになり、

「そりゃ無理だろ」と、パレスチナの人たちには相当笑われましたが…(笑)。





(ちなみに、イスラエル領域でも食べられますが、

 お値段は自治区と比べるとちょっと割高)。



テルアビブに滞在している時も、これが食べたくて食べたくて、

夕方に一人でフラフラ街を徘徊して、不審な目を向けられました…。




byしゅくらむ


by shuklm | 2014-09-18 21:21 | 閑話休題 | Comments(0)

「ほぼ、隔日刊。パレスチナ・イスラエル」

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on June 7, 2002, in Jenin Camp, WestBank,Palestine

200267日、パレスチナ自治区。 

ヨルダン川西岸地区、ジェニン難民キャンプにて 著者撮影


この7月から、毎日毎日、パレスチナとイスラエルについて、暗いニュースと、展望の見えない解説が繰り返されました。


気が滅入ってしまう、そんな時に、

ほんの少しでも、マスメディアと違う現地の姿を目にしたり、違う面を知ったりしてもらえれば… と思い、無謀にも始めたこのブログ。

停戦が続いていることは歓迎すべきことなのですが、目に見える大きな戦闘が収まると、またフェードアウトしてしまうことを危惧しています。


「自分たちは世界中から見捨てられていると感じることが、何より辛い」と、パレスチナの人たちは口々に語っていました。

一方で、攻撃や占領に反対するイスラエルの良心的な人達の思いや、普通に暮らしているイスラエルの人達の声にも、現地で触れました。


彼らの声が、置き去りにされてしまわないように。


ほんのちょっとだけ、数日に一度、1分でもいいから、現地に思いを馳せる。

ほんの少しだけ、自分にも思いを巡らせる。

そのための、「小さな窓」でありたい、と願っています。


リアルタイムの報道でもなく、コラムとさえ呼べない、本当に吹けば飛ぶような、ささやかなこの場ですが。「ほぼ、隔日刊 パレスチナ・イスラエル」というカンジで、「忙しい方でも、1分で読める記事」を目指して、あえてささやかに続けていきたいと思っています。引き続き、お付き合いいただけますと幸いです。




※お蔭様で、開設1か月少々で、2,000アクセスいただいておりました。

 本当に有難うございます。

 現地へ関心を寄せる方がいて下さることを、嬉しく感じています。

 背中を押していただいた思いで、ブログランキングに登録などしてみました。

 一人でも見て下さる方がいらっしゃる限り、それを支えに、

 とりあえず思うところを書き尽くすまで、やっていきたいと思います。


byしゅくらむ


by shuklm | 2014-09-17 21:19 | オトナの自由研究 | Comments(0)

深掘りしたい方に、おススメ図書など。

ここまで停戦と和平について、にわか勉強で書いてきました。


私は、その道一筋の中東専門家でも研究者でもありません。すべてを語れる立場にいるわけではありません。

今この瞬間も、現場で奮闘されているジャーナリストの方々や、長年深く関わってこられた先達の方々に、敬意を表する者です。

もし興味を持たれた方、もう少し深堀りしたいと思われた方は、そうした方々の著書やWEBを、どうぞご覧いただければと思います。


ご参考までに、個人的なおススメをいくつか。

まず、高橋和夫さんの著書を2冊。

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『アラブとイスラエル パレスチナ問題の構図』(講談社現代新書・1992年刊)


私自身、そんなにたくさんのパレスチナ本を読みこんだわけではないのですが、「パレスチナ問題に初めて接する人の入門書として、あえて1冊選べ」と言われたら、大変勝手ながら、これがイチオシだと思っています。

一番わかりやすく明快でした。


「様々な立場からの批判を公平に受ける」ことを期して書かれたそうですが、その通り。フラットな視点で書かれています。

私が現地を訪問する前に読了していたのは、この1冊だけでしたが、「パレスチナ・イスラエル 2者の対立」という構図ではない、複眼的な視座を得てから行くことができました。



上記入門書の続編・バージョンアップ版ともいえるのが、『そうだったのか! パレスチナとイスラエル』(幻冬舎・2010年刊)。


例えば、「パレスチナ問題をひとことで言うとすると」、イスラエルの平和運動家の説明が紹介されています。


「燃える家の二階の窓から飛び降りたら、下を通りかかった人がいて、その人がケガをした」。

「燃える家はヨーロッパであり、しかたなく窓から飛び降りたのがユダヤ人であり、巻き添えでケガをしたのがパレスチナ人」という訳です。

もちろん、パレスチナにとってみれば、ケガをした位では済まないのですが、今の事態を国際政治から解き明かすと、ものすごく合点がいきます。


この2冊は、ブログを書くときに、常に脇に置いて辞書的に使わさせていただいています。



【深掘りしたい方へのおススメ本等は、今後折々ご紹介させていただきます】


byしゅくらむ


by shuklm | 2014-09-15 20:25 | オトナの自由研究 | Comments(0)

自宅で出来る支援2 緊急支援募金

自宅でも出来る支援をご紹介します


ガザ緊急支援募金 受付中!

パレスチナ・子どものキャンペーン↓

http://ccp-ngo.jp/index.html


ガザ地区で、30年近い長年に渡って、ろう学校や児童館の運営などに取り組んでこられたNGOです。


ガザへの緊急支援に、クリック募金できます。

ガザ応援グッズも、ネット購入できます。


また、支援内容を選んで募金することもできます。


東日本大震災後は、東北の支援にも取り組んでこられました。


震災時、パレスチナからメッセージが届けられています。

自分たちも大変な状況なのに、パレスチナから寄せられた日本の被災者を気遣う言葉は、

今読んでも涙が出てしまいます↓

http://ccp-ngo.jp/tohoku.html


長年の支援による相互信頼関係の結晶だと思います。



byしゅくらむ


by shuklm | 2014-09-13 10:06 | 私たちに、出来ること。 | Comments(0)

13回目の「9・11」に寄せて。(ガザからの伝言2)



2001年9月11日。

あれから、13年が経ちました。




多くの国で政権が変わりましたが、結局「テロとの戦い」の先行きは見えていません。

そういう中だからこそ、この日に、ぜひ多くの方に、お伝えしたい言葉があります。

これもまた、友人が現地ツアーでガザを訪問した際に、直接パレスチナ人から聞いたことです。



ガザ北部・シーファーの農民詩人、サイード・ダウールさんから贈られた言葉。


「日本人は、あらゆるものを発明した。

我々はイスラエルに対して抵抗を続けてきたが、

それでは、平和を発明することはできなかった。


ぜひ、平和への第三の道を発明して欲しい」




私は直接その場にいなかったので、細かいニュアンスまではわかりませんが、

「平和国家・日本」という文脈で捉えてくれているのだと、解しました。

「日本人だからこそ、できることがあるはずだ」と考えている人たちが、パレスチナにはいるのだと。




いま、日本では「軍事力がないと平和は守れない」という意見が拡大してきています。


そういう時だからこそ、改めて、問いたいのです。


「けっきょく軍事力でカタをつけるしかない」っていう、

そんじょそこらの普通の国のマネを、今更やろうとするのがリアリズムなのか?

違う方法を考えるところに日本の強みがあって、

そこにこそ、ほんとうに期待もされてるのではないでしょうか?



今まで誰も成しえなかったからこそ、多くの方々と一緒に、

様々な智慧を寄り集めて、その『発明』に、辿り着きたい。


少なくとも、『発明』を、進める側にいたい。



そのことを、忘れない日にしたいと思うのです。







※北海道の方々、大雨特別警報で大変かと思います。

 どうか御無事でいてくださいますよう。


byしゅくらむ


by shuklm | 2014-09-11 06:54 | 「テロ」・IS・イスラム・宗教について | Comments(0)

ガザからの、伝言。




「世界の人たちに、パレスチナの側に立ってくれとは言わない。

ただ、平等に見てほしいだけだ」。



ガザ地区にある、「パレスチナ人権センター」の方の言葉です。




私自身は、ガザ地区を訪問したことはありませんが、

2002年ガザに入った友人が、実際に聞いた言葉です。



この言葉を、世界に伝えてほしい、と。





私が出会ったパレスチナの人たちも、口々に語っていました。


「世界の無関心こそが、一番パレスチナを苦しめている」


「この不公正な状況を理解されないこと、

自分たちは世界中から見捨てられていると感じることが、何より辛い」と。



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June2002 the police stationdestroyed by Israeli army. TulkaremWestBank Palestine

2002年6月 ヨルダン川西岸地区トゥルカレムにて、筆者撮影。


イスラエル政府は、当時のパレスチナ暫定自治政府に対し、

「テロリストを取り締まれ」と言いながら、

F16戦闘機で、警察署を何度も破壊した。




byしゅくらむ


by shuklm | 2014-09-09 06:34 | 中東・イスラムなどからの声 | Comments(0)