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カテゴリ:「テロ」・IS・イスラム・宗教について( 26 )

【採録】入国禁止の大統領令、イラクで広がる反発/アメリカに新天地を求めて拒否されたイラク人の思いは…





今朝のNHKニュース
「おはよう日本」より。




アメリカ移住権を取得しながら、
経由地のエジプト・カイロ空港で
搭乗を拒否され、
イラクへ送還されてしまった
ファド・シャリフさん一家▼

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✳︎✳︎✳︎採録ココから✳︎✳︎✳︎✳︎








2年がかりでようやく
移住が認められたのに…▼
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仕事を辞め、
自宅や家財も売却してしまったため、
イラクへ帰っても
もはや住む家はなく、
今は親族の家に▼

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▼「アメリカに行けず、
学校に長くいかないと、
勉強が出来ないよ」という息子に対して、
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「仕方がないんだよ」と
力なく答えることしかできない
シャリフさん▼
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故郷を旅立つ時にまとめた荷物。
「HEAD」など欧米の製品も▼
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▼娘たちのお気に入りは、
「アナと雪の女王」の
大きなカレンダー。


シャリフさん「将来の計画、
子供のこと、
全てが破壊された」
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▼「イラクとアメリカは、
IS打倒をともにすすめている仲だというのに」。
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▼イラク政府も強く反発。
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イラクのアバディ首相
「あの大統領令は、
イラクとイラク人に対する攻撃だ」▼
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「イラクはテロとの闘いで
犠牲を払っており、
感謝されるべき。
大統領令は間違いだ」▼
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イラク国会では、
「それならこちらも
アメリカ人の入国を
禁止すべきだ」という声も▼
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アメリカとイラクの
ISとの闘いに影を落とすことに▼
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✳︎✳︎✳︎採録ココまで✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎






イラクでの生活を捨てて、
アメリカに新天地を求めた人たちにまで、
深い失望と生活の破壊を
生み出している。



アメリカで使うはずだった
ディズニーアニメのカレンダーを
楽しそうにめくる娘さんたちの姿を見ていて、
胸が締め付けられるように感じました。


この子たちは、
「なぜ私たちは拒絶されたの?
何もしていないのに…」と
いう問いを抱えて育っていく…。





普段正面切って
アメリカを批判することの少ない
イラク政府でさえも、
強い非難を表明せざるを得なくなっている。
そうでもしないと収まらないのでしょう。





そして忘れてはならないのは、
そうした深まる失望や反米感情を
もろにかぶることになるのは、
最前線のアメリカ兵たちだということです。
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「テロを殲滅する」どころか、
新たな憎悪の苗床を培養してしまっている現実。
これを繰り返していくのか?




人道的におかしいだけでなく、
政治的にも
「テロ対策」としても
下策だと思うのです。







※写真は全て、2017年2月2日NHKニュース「おはよう日本」より。





byしゅくらむ


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by shuklm | 2017-02-02 20:07 | 「テロ」・IS・イスラム・宗教について | Comments(0)

2017年頭に。世界を引き裂く力に対して、私達は繋がろう。「答えが出ない問い」を諦めない先に






激動の2016年。


これまでの枠組みが大きく揺らぎ、

「これから先、世界はいったいどこへ向かうのか??」と、

揺さぶられ続けた1年でした。





終わりの見えないシリア内戦で、

人口の半数1,000万人が難民となり、

世界の難民の実に5分の1に達するという

「今世紀最も深刻な人道危機」に。




難民移民受け入れを巡り対応が分かれたEU、

イギリスのEU離脱決定、

そして、移民排斥を公約とする

「トランプ大統領」の誕生。



いまや日常語となってしまった「テロ」、

イスラム教徒などへの不信と排除に分断される社会。






しかしその一方で、

分断ではない方向を希求する声、

押し返す流れも確実に存在していました。




「困難な時代だからこそ希望のありかを探したい」と

願って続けてきたこのブログで

去年シェアした希望の中で、

特に忘れずにいたいことを

改めて書かせていただきます。







■「テロ」や報復と向き合う声■




たとえば、20161月、

イスタンブールで観光客が犠牲となった

「自爆テロ」の翌日。


トルコ政府が早々に報復を唱える一方、

現地在住の日本人女性のブログで、

「平常心を失わず、通常の生活を送ること」と、

報復ではないテロとの向き合い方が綴られていたこと。





たとえば、世界を震撼させたパリ同時多発「テロ」事件直後。


「アラブ人は出ていけ!」

「イスラム教徒は危険!」と

排外主義を煽り立てる極右に対して、

高校生たちが、

「仲間たちに手出しはさせない」と

パリの街頭で声を挙げていたこと。





たとえば、ベルギーの首都ブリュッセルでの連続テロの後。


閉ざされたギリシャ国境の難民キャンプで、

シリア難民たちがブリュッセルのために祈りを捧げていたこと。



「私たちは同じ理由でシリアやイラクから逃れてきました。


私たちも過激派組織『イスラム国』や

自爆テロのせいで祖国から逃げてきたのです」


「誰もがこのテロを悲しんでいます。

私たちは同じ運命なのです」


という彼らの声は、

日本にいる私たちと同じ願いを持ち、

同じ世界を生きていることを教えてくれました。





たとえば、今なお着地点が見えない状況の続く

パレスチナ・イスラエルでも、

隣国ヨルダンの女性たちとともに、

数千人もが「希望への行進」を実現したこと。




彼らは、困難な状況の中でも

異なる他者と心を通わせ、

諦めずに行動することを、

身をもって示してくれました。








■分断を乗り越える希望「被害と加害のステージから降りよう」■





そして日本では、20165月、

超党派のヘイトスピーチ規制法がついに国会で可決。


その後押しを受けて川崎市が、

在日コリアンや様々な人たちが共生する街・

川崎区桜本を標的にしたヘイトデモに対して、

「市民の安全と尊厳を守るため」、

使用許可を出さないことを決定。



横浜地裁川崎支部も、6月2日、

ヘイトデモを禁じる仮処分を出しました。





そして6月5日の当日。

ヘイトデモとカウンターがせめぎあうその現場で、


桜本で共生の街づくりに尽力してきた

在日コリアン3世・崔 江以子(チェ カンイヂャ)さんが、

ヘイトデモを繰り返してきた主催者・

津崎氏あてに手紙を手渡しました。




その手紙の中で崔さんは、

「加害、被害のステージから、共に降りませんか」

「津崎さん。私たちの出会いは不幸でした。

私たち、出会い直しませんか」と

語りかけています。




新聞に掲載されたこの手紙を、

私は今でも涙なしに読むことが出来ません。


ここに綴られた言葉は、個人的には

去年最大の希望だったのではないかと思っています。

忘れないように、全文を末尾に貼付けておきます。








■繋がりへの希求が拓く途■





「隣人と共に暮らしていきたい」というささやかな願いすら

一瞬で吹き飛ばしてしまう群集心理の暴走は、

関東大震災時の虐殺のようにいつでも起こりうる。



いざというときに雪崩打つのを止めるために、

いったい何が出来るのか?



その問いに向き合おうと、1年越しで

加藤直樹さん著「九月、東京の路上で」を読み、

願いを込めて91日投稿したのが、コチラです。


93回目の関東大震災の日に。「虐殺」に走った人と、とめた人を分けたのは、何だったのか?

http://syuklm.exblog.jp/26158073/




この投稿に1740ものシェアをいただき確信したのは、

同じ想いの人たちがこんなにもたくさんいる、

その繋がりをこんなにも人は求めている、ということでした。



その営為がどれほど脆く稀有であるかを知ればこそ、

だからこそいま、出会える人たちがいる。





世界を引き裂こうとする力に対して、

分断を煽る声に抗して、

「小さな結びつき」を手放さないで

私達は繋がり続けていこう、と

改めて呼びかけたいと思います。




今年、それをさらに強め広げることで、

希望の可動域を拡げ、

現実を少しでもより良い方向へ

変えていきましょう。






大変遅ればせながら、

今年もどうぞよろしくお願いいたします!







***崔さんが津崎氏に手渡した「桜本からの手紙」全文シェアココから***



▼神奈川新聞カナロコ 201666日より

http://www.kanaloco.jp/article/177372/2/





「津崎尚道様




ようやくこうして、津崎さん

あなたに向かい合うことができます。



もっと早くできればよかったのですが、

あなたが私たちに向けて言った、

「一人残らず出ていくまでじわじわと

真綿で首を絞めてやるからな」の

言葉が心から離れずに、その恐怖で

あたなに向かい合うことができずにいました。




ヘイトスピーチ解消法が成立の時を迎え、

今、私が向かい合わなければならないのは、

津崎さんあなただと思いこうして筆を執りました。



どうか最後まで読んでください。





2013年に私はあなたが川崎駅前で

デモをしている姿に触れました。


「朝鮮人は死ね」と主張するデモを見てしまい、

怖くて怖くて逃げ去りました。


その後何度もそのデモが川崎駅前で繰り返され、

私たちを守るために抗議する方々が、

大変な想(おも)いをしながらあなた方に

抗(あらが)ってくれていることは知っていましたが、

私は怖くて逃げることしか、

沈黙することしかできずにいました。




2015118日。

あの日、あなた方が私たちの暮らす桜本へ

来ると知り、とても困惑しました。


私たちの街川崎桜本は、多様な人々が

互いの違いを尊重し合い暮らす共生の街です。


そこへ「朝鮮人出ていけ」と主張する

あなた方が来るならば、私たちは

見逃すわけにはいかない。


きちんと抗わなければならない。


子どもたちやハルモ二方を守らねば

との想いで路上に立ちました。




残念ながら、私たちの想いは

あなた方には届かず、

131日に再びあなた方は、

桜本へ向かってきました。




「朝鮮人は敵だ、敵に対して死ね、

殺せというのは当たり前だ。朝鮮人は出ていけ」

「一人残らず出ていくまでじわじわと

真綿で首を絞めてやるからな」と主張する

あなた方にむけて


「差別をやめて、共に生きよう」と発した

私たちの想いはまたしても届かず、

心が殺されました。





このままでは身も心も殺されるのではないかと、

法務局へ津崎さんあなたについて

人権侵犯被害申告をしました。


その調査が今週なされます。





24日にはヘイトスピーチ解消法が成立します。


法によって差別から守ってもらえることについて

私は心強く思っています。



今までのように津崎さんあなた方が

あのデモをすることでできなくなるかも知れません。




津崎さん。

私は、できなくなってやれないのではなく、

あなた方の良心でもって、

あのヘイトデモをやめてほしかったですし、

今でもそう願っています。



津崎さん。

私たちの出会いは悲しい出会いでした。



津崎さん。

私たち出会い直しませんか。


加害、被害の関係から、今この時を

共に生きるひとりの人間同士として

出会い直しませんか。


加害、被害のステージから共に降りませんか。




津崎さん。

あなた方は私たちに「出ていけ。帰れ」

と言いますが、私は帰る場所もないし、

出ていくつもりもありません。


差別をやめて共に生きようの

メッセージを発信すると

「文句があるなら帰れ」と攻撃を受けます。



津崎さん。

私たちは文句があるのではありません。


共に生きようとラブコールを

おくっているのです。


私たちの暮らすこの地域社会が、

誰にとっても暮らしやすい、

優しい社会になるように役割を果たしたい。


ただそれだけの想いで

「差別をやめて共に生きよう」と発信しています。




津崎さん。

桜本の子どもや若者たちは、

津崎さんあなた方に対して、

「共に生きよう。共に幸せに」と

メッセージをつづりました。



津崎さん。

その想いをどうか受け取ってください。


そして、私たち出会い直しましょう。


あなたがあなたらしく、

私が私らしく生きられる、

そんな地域社会を私は諦めていません。




津崎さん、

あなたのこの地域社会をよりよくしたい想いを

お手伝いさせてください。


差別がなく、誰もが力いっぱい生きられる

地域社会で私たちと共に生きてください。



どうか私たちのこの想いを受け取ってください。




津崎さん、共に幸せに。





あなたと、あなたの家族の安寧な生活を、

幸せな生活を心から祈っています。







****シェアココまで********





2017年頭の決意と目標を4回に分けてUPさせていただきます。



part2・トランプとISはカードのウラオモテ。「コンビニ大統領とインスタントテロ」がなぜ支持されるのか??


part3・人生初のガチ選挙Year!に学んだこと。


part4・戦後72年放置してきた「宿題」に向き合う年に。国防・テロ対策・原発政策・外交をひとつらなりで考える



近日UP予定です。お付き合いいただけますと幸いです。







【当ブログ内関連記事】


▼トルコ現地の声「テロに屈しない。平常心を失わず、日常を送ること」。ーイスタンブール在住日本人の方のブログより

http://syuklm.exblog.jp/25271090/


▼【シェア】パリ現地の声・高校生が「イスラム教徒排除には加担しない!」とデモ。

http://syuklm.exblog.jp/25282457/


▼【シェア】シリア難民がベルギーのために祈る。「私たちは一つだ と彼らは訴える」

http://syuklm.exblog.jp/25567966/


▼希望はココに宿ってる!パレスチナ・イスラエル・ヨルダンの女性たち数千人が「希望への行進」。

http://syuklm.exblog.jp/26324943/






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by shuklm | 2017-01-15 21:31 | 「テロ」・IS・イスラム・宗教について | Comments(0)

「宗教が違うから争いは仕方ない」?→いやいや、キリスト教の聖地ではイスラム教徒も一緒にXmas祝ってますよ??








■イエスの生誕地・ベツレヘムのxmas






「中東=イスラム教徒」というイメージがありますが。


パレスチナ現地に行ってみて私も初めて知ったのですが、

キリスト教徒もたくさん暮らしているんですよね。



特に、イエス・キリストが生まれた地ベツレヘム

(パレスチナ自治区・ヨルダン川西岸地区)は

3分の1以上の住民がクリスチャンの街。




毎年この時期には、世界中から巡礼者と観光客が訪れ、

街に飾られる大きなクリスマスツリーの前では、

キリスト教徒とイスラム教徒が集まり

一緒に祝い合うそうです🎄🎅







今回は、ベツレヘムのXmasの心温まる風景を、

ワタシの大好きな旅ブログより、

写真も拝借してご紹介いたします🍀




バックパッカーひとり旅の達人!

えちごさんのブログ「旅のヒント集」より



Photo by えちごさん▼

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***2015.1.30記事 『イスラム教徒が祝うクリスマス(ベツレヘム/パレスチナ)』より 

シェアココから (文章もそのまま引用させていただいてます)****





ともかく、ここベツレヘムでは、

イスラム教徒もクリスマスを祝い、

街はクリスマスムード一色になります。



Photo by えちごさん▼

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このベツレヘムのクリスマスミサは、

世界的な宗教イベントとして大変に有名で、

各国のニュース媒体の報道陣が多く訪れていました。



この年も、パレスチナ自治政府大統領のアッバスが訪れていたようです。





街では、サンタクロースの恰好に扮したパレスチナ人の若者が、

行き交う人たちにキャンディーを配る光景を目にしました。



Photo by えちごさん▼

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「MerryChristmas! Welcome to Palestine!」と、

観光客にもキャンディーを配るパレスチナ人の若者。



Photo by えちごさん▼

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サンタクロースの登場に、

飛び跳ねて喜ぶパレスチナ人の子供たち。



Photo by えちごさん▼

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宗教を超えた平和の祭典を楽しむ

パレスチナ人の子どもたちの笑顔が、

本当に印象的でした。



Photo by えちごさん▼

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少なくとも、ここパレスチナでは、

多くのイスラム教徒が、キリスト教徒に

敬意を払って生活しているように感じました。







***シェアココまで********





えちごさんのブログ全文はコチラから!▼

http://echigo1978travel.seesaa.net/article/413008983.html










■モンダイは宗教の違いじゃない■






私がパレスチナ・イスラエルを訪問したのは

2002年6月、

2次インティファーダの真っ只中でしたが、

それでも宗教が異なることを理由に

日常的に争っているのは見かけませんでした。




キリスト教の聖地ベツレヘムでも、

そしてキリスト教・イスラム教・ユダヤ教

3つの聖地を戴くエルサレムでも、

異なる宗教の人同士がごく普通に共存していました。




宗教の違いは、大した問題じゃなかった。







今月、ドイツでクリスマスマーケットを標的にした

「テロ」が起こってしまいました。


こうした悲しむべき事件が起こるたびに、

「宗教が異なると争いが起こるのは仕方ない」という見方や、

宗教の違いを理由に対立を持ち込もうとするヘイトの流れに対して、

「ちょっと待てよ」と言いたいんです。




こういう時だからこそ、

共に祝い合ってきた歴史と現実をシェアし、

違いを乗り越えることの貴重さに思いを寄せたいと思うのです。








【当ブログ内関連記事】


行ってみるまで知らなかった。キリスト教の聖地って、ほとんどがパレスチナにあること。キリスト教の人形を飾る、パレスチナの多面性のこと。▼

http://syuklm.exblog.jp/25207567/


「宗教対立」というウソ・その2▼

http://syuklm.exblog.jp/25210080/


あらためてイスラム教ってどんな宗教?東京ジャーミィできいてみた。▼

http://syuklm.exblog.jp/24348515/


ゆるくてオモシロイ!「超宗教ラジオ」ネット配信中☆▼

http://syuklm.exblog.jp/24606746/





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by shuklm | 2016-12-23 15:29 | 「テロ」・IS・イスラム・宗教について | Comments(2)

ISとどう向き合うか?その4・パリ同時テロ1年。容疑者が育ったベルギーの街で、若者の過激化をとめる取り組み。






1113日の夜(日本時間で14日)、

パリで130人が犠牲となった

同時多発「テロ」から、1年。



事件後、フランスのオランド大統領は

「テロとの戦い」として、

有志連合と共にシリアのIS拠点を空爆。




しかし、それで「テロ」は

減ったのでしょうか?



世界は以前より平和に

なったでしょうか?





いま、イスラム教徒や移民排斥などを

公言するドナルド・トランプが

アメリカの大統領に当選し、

ヘイトクライムが急増する中だからこそ、


打開するヒントとして

ぜひシェアしたいのが、

この取り組み。





パリ同時多発テロの容疑者が育った街・

ベルギーのモレンベーク地区では、

若者が過激派やテロに走るのを

止めるために、地道な活動が取り組まれています。


粘り強い対話や家族へのサポートなどによって、

実際に若者のシリア渡航を食い止めるなど、

着実に実を結んでいるそうです。



少し前の記事ですが、

ぜひ読んでいただきたいので

シェアさせていただきます!





神奈川新聞 201645日付


「ベルギーとテロ 社会への憎しみ根底に

若者の過激化阻止する活動


オリビエ・ファンデルハーゲン氏」▼


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(著作権に配慮して全文は写しておりません)






****記事抜粋ココから******




パリ同時多発テロなどのテロ容疑者が育ち、

イスラム教徒の移民が多く集まるベルギー・

ブリュッセル首都圏モレンベーク地区は

ベルギー同時テロとも接点があった。



同地区の行政担当者として

若者の過激化阻止に取り組む

オリビエ・ファンデルハーゲン氏(39)は、


要因は貧困だけでなく、

崩壊状態の家庭や

疎外感を与える社会にあると指摘した。





――ベルギー同時テロをどう見ているか。



ベルギー育ちの若者が起こした今回のテロは

ベルギー社会が生んだものだ。

社会への憎しみが根底にあると感じている。





――若者の過激化を阻止する活動とは。



「子供がシリア渡航を計画している」

などの相談を受けると、

34か月かけて調査し

家族にアドバイスを与える。


警察と協力して渡航を阻止することもある。

この2年で約40件を解決した。




――なぜモレンベーク地区から多くのテロ容疑者が生まれたのか。



相談を受け家庭を調べると

崩壊状態のことも多く、

失業や家庭内暴力、

育児放棄、教育への無理解など

共通点がある。


失恋や家族の死のショックから

過激化する若者もいる。

貧困だけでなく、社会的問題も背後にある。





――社会的問題とは。



 過激思想に傾倒しているのは、

イスラム教徒の移民の子どもだが、

ベルギー育ちでイスラム教の知識が浅く、

酒も飲むような若者たち。


イスラム教が問題なのではなく、

社会的なアイデンティティーを

確立できないことが要因だ。


移民は冷遇されることが多く、

若者が「自分は必要ない人間」と思い込むと、

過激派組織の「君が必要だ」といった

勧誘の言葉に心を開いてしまう。





――解決の道は。



 長い時間がかかる。

宗教や歴史の教育が重要。


年齢が低ければ低いほど

過激化を阻止できる可能性は高いが、

兆候に気づいているのに

世間体を気にしたり、

子供を信頼しすぎたりして

相談が遅れる例も多い。


今後はスタッフを増員し活動を広げていく。





******抜粋ココまで*********






【当ブログ内関連記事】


20151121UP

「私はイスラム教徒。ハグしてくれますか?」パリの広場に立った男性。人々は…(動画シェア)

http://syuklm.exblog.jp/25109446/


20151115UP

「パリのために祈る」。同時に忘れたくないこと・同じことが中東で起こった時、世界はどうしましたか?↓

http://syuklm.exblog.jp/25091017/


2016117UP

ISとどう向き合うか?その1・シリアまで行ってIS系過激派から息子を連れ戻した、ベルギー人父親の訴え。↓

http://syuklm.exblog.jp/25276106/



【関連カテゴリー】

「テロ」・IS・イスラム・宗教について

コチラにまとめました。

よろしかったらご覧ください↓

http://syuklm.exblog.jp/i20/




byしゅくらむ


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by shuklm | 2016-11-12 15:31 | 「テロ」・IS・イスラム・宗教について | Comments(0)

今日必要な問いは、ひとつだけ。「テロとの戦い」で世界は平和になりましたか?





■「オバマの戦争」でテロはなくせるか?




2001年の911「同時多発テロ」。


ブッシュ政権が掲げた「テロとの戦い」

開始から15年。


いまだ「真犯人」は明らかでないまま、

「テロ」は収まるどころか、

形を変えて世界中へ拡散しています。




現在の「オバマの戦争」は、

米兵の戦死者を減らすために、

本国から遠隔操作でピンポイントで

ターゲットを暗殺する。


殺された「テロリスト」側が

復讐しようとしても、

相手は現場にいない。



そうしたら結局、

遠隔操作している「本国」本体を

やるしかなくなってしまうのではないか。



オバマの戦争では、

テロを終わらせることは出来ないと思います。





希望はどこにあるのか。




今日シェアしたいのは、

米国在住のイスラム教徒で平和運動家の

ザック・エブラヒムさん。

そして中村哲さんです。




▼ザック・エブラヒムさん
2015年2月18日 NHKニュース「おはよう日本」より
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■「テロリストの息子」と呼ばれ排除された少年を変えたのは?




「テロリストの息子に生まれて―平和への道を選んだ軌跡」

動画、完全公開されています。

まだの方は是非ご覧ください!!





”教義をすりこまれ、憎むことを

教えられて育てられたら、

もうそれとは異なる道を

選ぶことはできないのでしょうか?



ザック・エブラヒムの父親が

1993年の世界貿易センタービル爆破事件に手を染めた時、

エブラヒムはまだ7歳でした。”



日本語字幕付き動画はコチラ!!↓↓

https://www.ted.com/talks/zak_ebrahim_i_am_the_son_of_a_terrorist_here_s_how_i_chose_peace?language=ja




英語版はコチラ↓↓






******以下、一部書き起こし******





私はペンシルバニア州

ピッツバーグで、1983年、

エジプト人技術者である父と、

小学校教諭で愛情深いアメリカ人の母のもとに生まれました。




しかし私が7歳のとき、父は私を

イスラム教のある一派に引き入れました。




父とその友人たちは、(1993226日)、

爆発物 約700キロを積んだバンを、

世界貿易センタービルのノース・タワーの

地下駐車場に停車し爆破させ、

6名の命を奪い、

千人以上の負傷者を出しました。


これが、私が尊敬し慕っていた人たちです。





19歳になる頃には、私はすでに

20回もの引っ越しを経験していました。

よくいじめの対象になりました。


素性は隠していましたが、

物静かでぽっちゃりした新顔というだけで、

十分な攻撃材料だったのです。



ですから私は、たいてい

家で本を読んだり、テレビを見たり、

ビデオゲームをしたりして過ごしました。



私は、恣意的な価値基準で

人を判断するよう、育てられてきました。

人種や宗教などで、人を見ていたのです。





では 何が私を 変えたのでしょう?




2000年、大学準備プログラムで、

私はフィラデルフィアで

全国学生議会に参加しました。


私のグループは、

若者の暴力対策を柱に据えており、

人生のほとんどをいじめられて過ごした私は、

特に熱心に取り組みました。



グループには、様々な背景の人たちが

集まっていました。



会議も終盤のある日、

仲良くなった人たちの中に、

ユダヤ人の子がいると知りました。


私たちは数日間、何も知らず、

共に過ごしていたのです。




イスラム教徒とユダヤ教徒は、

最初から憎み合う運命にはないのです。




それまでユダヤ人の友だちが

いなかった私は、

この障害を乗り越えられたことを

素直に誇りに思いました。







つぎに私を大きく変えたのは、

「ブッシュガーデン」という遊園地で

ひと夏、働いたときです。



それまでの人生では、

同性愛は罪であると教えられてきました 。


ゲイのパフォーマーと仕事をする

機会に恵まれ、すぐに彼らの多くが、

誰よりも優しく、相手を色眼鏡で見ない

人たちだとわかりました。


いじめられっ子だった私は、

他人の痛みに対して

ある種の共感を覚えたものですが、

私が望む以上にとにかく優しい人たちと向き合うのは、

とても不思議な感覚でした。



ゲイであることの辛さは想像もつきませんが、

自分にはどうしようもないことで判断される辛さは、

身をもって知っています。





ある日 、母は、

生涯を教条主義に染めた人に

特有の疲れ果てた目で

私を見やると、こう言ったのです。



「他人を忌み嫌うことに疲れたわ」。



その瞬間 私は、

憎しみを持ち続けることが、

どれだけエネルギーを

無駄に消耗するのか悟りました。







なぜ私はこんな告白をして、

自らを危険にさらすのでしょう?



簡単なことです。



暴力を強制されている人が、

私の話を聞いて、

他にも良い方法があると

気付いてほしいと願っているからです。




私は、暴力的で偏狭な

イデオロギーにさらされてきましたが、

それに染まることはありませんでした。


その代わり私は、この経験を生かして、

テロに抗い、この偏見に抗うことを選んだのです。



それは、テロの犠牲者と、

その愛する人々のためであり、

彼らがテロによって強いられた―

激しい苦痛や喪失感のためでもありました。



テロの犠牲者の方々のために私は立ち上がり、

こうした非情な行為に断固反対し、

私の父の行いを非難します。




私は身をもって、

暴力は、宗教や人種に

最初からあるものではないと証明します。




息子だからといって、

父親のやり方に従う必要はありません。



私は、父ではないのですから。






*****一部書き起こしココまで******



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■テロや戦争に抗して




「テロリストの息子」と呼ばれ、

社会から排除されてきた少年を

根底から変え、テロや偏見に抗して

闘うことを決意させたのは、

生きた人間との具体的な関係でした。




「テロリスト」や「予備軍」を

排除しても、テロはなくならない。






あるいは、

「テロは戦争では解決しない」と

身をもって示し、

展望を切り開いてきた様々な取り組みの中で

忘れてはならないのが中村哲さんでしょう。





30年以上にわたって、パキスタン・アフガニスタン地域で

医療支援・農業支援に取り組んできた中村哲医師▼

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アフガンへの「報復戦争」に対し、


「武器や戦車では解決しない。

農業復活こそが、アフガン復興の礎だ」

という信念のもと、


「とにかく生きていてくれ。

病は後で治す」と、白衣を脱ぎ、

自らツルハシを握り重機を動かして

黙々と用水路を掘り続け、

15年がかりで、不毛の大地に

一面の緑野を蘇らせ、

人々の「平和な生活」を

確実に再建させています。





    ▼NHKEテレ 9月10日放送「武器ではなく命の水を」

      再放送は9月17日土曜 午前0時から!!

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■数値化されていない営為の中にこそ




世界中で数値化されていないこうした

地道な努力の積み重ねこそが、

むしろ新たな「テロ」の芽を

ひとつひとつ摘み、

希望に組み替えて防いできたのではないでしょうか。




「テロ」を完全になくすことは出来なかったとしても、

それを少しでも踏みとどまらせ

減らす可能性があるだとすれば、

こうした具体的に生存できる手段があることと、

生きた人間との信頼関係の中にこそ

あるのではないでしょうか。




希望はそこにある。

そのことを忘れない日にしたいと思います。









【当ブログ内関連記事】


「イスラム教徒は皆テロリストって思ってるの?」~9・11後のシリア人留学生の声から考える。↓

http://syuklm.exblog.jp/24160519/


「私はイスラム教徒。ハグしてくれますか?」パリの広場に立った男性。人々は…(動画シェア)

http://syuklm.exblog.jp/25109446/>


13回目の911に寄せて。(ガザからの伝言2)

http://syuklm.exblog.jp/23360168/


【関連カテゴリー】

「テロ」・IS・イスラム・宗教について

http://syuklm.exblog.jp/i20/







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by shuklm | 2016-09-11 15:47 | 「テロ」・IS・イスラム・宗教について | Comments(0)

バングラデシュ「テロ」邦人犠牲…還らない命を悼んで。





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亡くなった人は還らない。
大切な人をなくした悲しみは誰にも癒せない。

二度とこんな悲しみや犠牲を産み出さないために、何が出来るのか??







元自衛官 泥憲和さんのFBよりシェアさせていただきます



***シェアココから**********



【テロから日本人の命を守れ】



 ダッカ事件で被害に遭われた方々に心から哀悼を捧げます。


 テロ組織イスラム国が、日本人を殺すことが出来たと快哉をあげています。
 彼らは予言を成就したのです。


 昨年テロ組織イスラム国は、日本人がどこにいてもテロの標的にすると宣言しました。
 それは安倍総理が、イスラム国と敵対する国々を支援すると宣言したからでした。
 彼らの機関誌はこう書きました。


「安倍晋三が十字軍を支持するという宣誓を行うまでは、日本は、イスラム国がテロの標的とする優先順位リストにはなかったのだ。

しかし、安倍晋三の愚かさのせいで、日本のすべての市民と利害関係にある者たち(彼らはどこにでもいる)は、ヒラーファの兵士たちと、この後援者たちにとって、今、標的となったのだ。」

 イスラム国機関誌「DABIQ」7号 巻頭言
http://media.clarionproject.org/…/islamic-state-dabiq-magaz… 


 イスラム国の予言は実行されました。
 テロは、イスラム国にとって戦争手段です。
 彼らは、有志連合に加わって彼らに敵対する日本に対して、戦争を仕掛けると宣言していました。※1末尾


 けれども安倍総理は、安保法制が日本人の命を守るものであると前置きして、こう断言しました。

「外国を守るために日本が戦争に巻き込まれるという誤解があります。しかし、そのようなこともあり得ない。」
「万全の備えをすること自体が日本に戦争を仕掛けようとする企みをくじく大きな力を持っている。これが抑止力です。
 今回の閣議決定によって日本が戦争に巻き込まれるおそれは一層なくなっていく。そう考えています。」
 平成26年7月1日

安倍内閣総理大臣記者会見
http://www.kantei.go.jp/…/96…/statement/2014/0701kaiken.html


 テロの危険を訴える辻元清美議員の忠告に対して、こう答弁しました。

「脅しを受けても、日本は安全な国なんです!」
 2015年2月20日 国会答弁
https://youtu.be/6ycf-FuAXxs?t=712


 安倍総理の勇ましい空文句は、いまや痛ましい現実によって否定されました。


 イスラム国はいずれ敗北して瓦解するでしょう。
 しかしテロは止まないでしょう。
 欧米が強欲にも貧しい国々の資源と富を奪う戦争を続ける限り、テロを正義の実現だと信じて破れかぶれの攻撃に打って出る若者をなくすことはできません。

 防備や警備をどれほど高めても無駄です。
 警備が厳重でテロを実行できないなら、彼らは別の手薄な所を狙うだろうから。


 敵対し、武力を振りかざすやり方は憎しみを生み出し、事態をエスカレートさせるだけです。
 平和貢献しているJAICAメンバーでさえ、いまや憎しみの標的となりました。

 そんな事態をもたらしたのは、安倍総理です。
 彼の力の政策が世界をより危険な場所に変えてしまった。
 いずれ日本国内も安全でなくなるかも知れません。

 どうすればよいのか。

 この道からいますぐ決別することです。
 そのチャンスが、参院選であることはいうまでもありません。


 
※1 
イスラム国機関誌「DABIQ」7号 巻頭言
「平和主義の国・日本」は、愚かなことに再びイスラム教徒に対する十字軍連合に加わった。今度は、ノーベル平和賞受賞者のオバマの指揮の下で。

つまり、平和主義の国・日本は、勝てるはずのない戦争に、やはり同じように平和賞受賞者によって引き込まれているのだ。

安倍晋三は、あたかもカリフ国(イスラム国のこと)が怒っても危険ではないかのように、イスラム国との戦いに2億ドル以上も拠出すると語り、公に支援を表明することに、いったいどんな利益があると考えているのか。




***シェアココまで******



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画像byちまこさん

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by shuklm | 2016-07-03 15:49 | 「テロ」・IS・イスラム・宗教について | Comments(0)

ブリュッセルのために祈る。パリのために、ベイルートのために。トルコに、シリアに、イラクに、パレスチナに、イスラエルに、届けと願う。







EUの心臓部・ベルギーのブリュッセルでも無差別テロが。








もはや誰に向かって何を祈ればいいのかすらわからない。

だけど、祈らずにいられない。




もうたくさんだ。



もうこれ以上の流血は望まない。

もうこれ以上誰も傷ついて欲しくない。

もうこれ以上、誰の人生も奪って欲しくない。



どこにいる人も、何をしている人でも、

「自爆テロリスト」であったとしても、

もう誰も死んで欲しくないんだよ。


誰も望んでないんだよ。






どうすれば伝わる?


世界を破壊しなくても、生きていくに足る場所だと。

生きていて欲しいと。




綺麗事と罵られてもいい。

共に生きていたいのだと。





テロに訴えなくても「明日はより良くなる」のだと、

私たちが彼らに信じるに足る場所に出来るのか、

それにかかってる。







だから絶望しない。


だから報復しない。





絶望と報復は、「テロリスト」の「思う壺」だから。


「現状を変えるためには、世界を引き裂くテロが有効」と

証拠付けることだから。






綺麗事と嗤われてもいい。

ちっぽけだけど、私は願う。





もしも仮に私がいつかどこかで

「テロ」の犠牲になることがあったとしても、


私を知る人は、決して報復しないでください。



私はそれを望みません。






たとえ相手が誰であったとしても、

どんな理由であったとしても、

私の死を報復の材料にしないでください。






ありもしなかった大量破壊兵器のために

10万人を犠牲にしたイラク戦争に参加し、

「テロと戦う有志連合を支援する」と宣言した国の人間が、

未来ずっと無事でいられる保証など、

もはやないに等しい。



テロは今や日常と陸続きの

いつ起こってもおかしくない現象となってしまった。





だから、腹を括るしかないでしょう。



いまの日本の政治路線を続けるのなら、

いつか自分も自分の大切な人も

傷つけられる可能性を排除できないと。






もちろん、私の大切な人の命がもし理不尽に奪われたら

理性的でいられる自信は到底ありません。



しかしそれでも、少なくとも

私が復讐を煽ることはしたくない。







私は絶望しない。



私は報復しない。






それが私が「テロに屈しない証」です。








【当ブログ内関連記事】


201511UP

【時事】「パリのために祈る」。そして同時に、忘れたくないこと。同じことが中東で起こった時、世界はどうしましたか?

http://syuklm.exblog.jp/25091017/





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by shuklm | 2016-03-24 20:07 | 「テロ」・IS・イスラム・宗教について | Comments(0)

超わかりやすかった!日本のイスラム教徒@たけしのTVタックル・採録





215日放送「たけしのTVタックル」


「過激派組織『イスラム国』の影響で

風評被害に苦しむイスラム教徒を直撃!」より▼

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中東研究専門の国際政治学者・

高橋和夫さんが解説&レポート。

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すごくまとまってて的確だったので、

採録させていただきます。









**以下、採録*****





あらためて、過激派組織IS「イスラム国」って?


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高橋和夫さん

20146月 スンニ派の武装組織が宣言した自称。

国際社会からは国家として承認されていない。

イスラム教を代表している訳ではない。」



卑劣な犯罪行為に及ぶISは、

16億人いるイスラム教徒のごく少数。

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日本在住のイスラム教徒は約1112万人。

大多数のイスラム教徒は、

ISと同一視され迷惑を被っている。



風評被害に悩むイスラム教徒が、

身の危険を承知で取材に応じてくれた。



ISに対し、日本に住んでいるイスラム教徒は

どう思っているのか?

イスラム教徒たちの悲痛な叫びとは?





神奈川県横浜市にあるアラビア料理専門レストラン

「アルアイン」の店長

イスラム教徒のジアードさん(45歳)

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レバノン出身

20歳の時、クウェート大使館のシェフとして初めて来日

沢山の日本人に、絶品アラビア料理を振る舞っている

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ジアードさんはISのことをどう思っているのか?


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「誰も応援してないよ。

あんなのは全然イスラムじゃないよ。

宗教のこと考えてないし。

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テレビでいろいろ言ってるけど、

イスラム教徒じゃないよ、あの人達は。

嘘つきイスラム教を作ってる。


日本人は、『イスラム国』とイスラム教徒とを勘違いしてる。

イスラム教は、人を殺すこととか教えてないよ」






ジアードさんの友達でこんな被害を受けている方が…


「イラク人の友達の娘たちが学校に行くとき、

いつもヒジャブ(頭髪を隠す布)巻いてると、

イタズラされるとか悪口言われる」



ヒジャブをしているだけで、

子どもたちが、学校で『イスラム国』と

罵られることがあったという▼

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イスラム教徒の子供への風評被害は多く、

小学校1年生の子どもを持つイスラム教徒の方は

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「日本人がISに殺されたじゃないですか。


私の子どもが学校に行ったとき、

『テロ!テロ!』って言われた。




我々は、日本に住みたいのに。

日本人と仲良くしたい。

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テレビで同じことを何回も何回も繰り返されると、

子どもたちが可哀想ですよ」




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高橋さん

「カッコつきのイスラム国と言う団体がいろんなヒドイことをして、

(日本にいるイスラム教徒の人たちが)

自分たちもそうだって誤解されてしまう。


それに対して、イスラム教徒ひとりひとりが、

日本人に『そうじゃないんだよ』ということを

訴えていこうということで、

こうやってインタビューに答えて下さっているんですよね」







東京・浅草のラーメン成田屋は、

お客さんの8割がイスラム教徒。

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豚肉・アルコールなど

イスラム教では禁止されているものを一切使ってない

イスラム教徒でも安心して食べられるラーメンを提供している。



「美味しい!」


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成田屋で働くパキスタン出身の

イスラム教徒のマリクさん(33歳)




ISのことをどう思っているのか?

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「イスラム教の名前を使って、

アッラーの名前を使って、

悪いことをするグループは、

絶対にムスリムではない。


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私を含めて他のイスラム教徒は、

世界中で今受けているテロの問題を見て、

心から悲しいと思ってる」







パキスタン出身のイスラム教徒、

専門学校生のウスマンさん(21歳)

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「いつもコンビニで働いてます。


コンビニにおじいさんとおばあさんが買い物に来て、

『イスラムですよね?』って言われて、

『はい、イスラムです』って答えたら、

『イスラムだったらみんなテロリストですよね?』って言われました。

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あとほかに酷い言葉だったら、

『死ねよ』とか『死ね』とか言われたよね」







イスラム教徒への偏見を払拭しようと、

ある取り組みが。

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▼東京・代々木上原にある日本最大級の
イスラム教モスク「東京ジャーミイ」


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1938年に開設、2000年に再建された

トルコ政府が管理するモスク。



このモスクは一般にも開放され、

土曜日曜には見学ツアーも開催。

イスラム教への正しい理解を求めて活動を続けている。

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このモスクで広報担当をしている

イスラム教徒の下山茂さん(67歳)に、

高橋和夫さんがインタビュー。

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下山さん

「(イスラム教では)市民社会で無条件に銃を撃つ

なんてことは認めてないと思います。


それはなぜかというと、コーランでハッキリと、

イスラム教の教えでは、『人間1人を殺すのは、

地球上全員を殺すのと同じ』と言ってるから。

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イスラム教徒は世界各地に16億人いる、世界宗教です。


私がぜひ言いたいのは、

世界宗教が、テロの宗教であるはずがない」





「と言っても、彼ら(IS)がイスラム教徒でないかどうかといったら、

イスラム教徒だと思います。



しかし、イスラム教徒でも、仏教徒でも、

罪を犯す人間はいくらでもいます。


無差別にテロという手段で人を殺した罪は、

彼ら自身が背負わなければならない。



イスラム教徒全体が背負う理由はどこにもないと思います。」

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高橋さん 

「普通、『キリスト教テロリスト』とは報道しない。

『イスラム教テロリスト』と言ってるのに、

なんで『キリスト教テロリスト』と言わないんだ?

って私はいつも思いますよ」





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▲「イスラム国」の呼称のせいで誤解され、
多くのイスラム教徒にとっては大迷惑!





***採録ココまで***






高橋さんの指摘、その通り!

我が意得たりと、思わず膝を打ちました。



そうだよ、他の宗教のテロリストだっているのに、

わざわざ「キリスト教徒のテロリスト」とか

「仏教徒のテロリスト」とか報道しないじゃん!



たとえばオウム真理教が起こした地下鉄サリン事件が、

海外で「仏教徒のテロ」って報道されたり、

「日本人はほとんどが仏教徒だから、

日本人はテロリスト」って言われたら、

超迷惑なハナシですよね。



「オウムは確かに仏教徒かもしれないけど、

あれはあくまで一部だよ。


仏教とか日本人全部がヤバい訳じゃないよ。

一緒にすんなよ! ざっくりにも程がある!」って

言いたくなりますよね。




じゃあ、なんでイスラム教徒だけが

「テロリスト」の枕詞になっちゃってるのか?



「イスラム教徒はヤバい・アブナイ」っていうイメージ

=偏った見方に基づいてる。


そう考えると、「イスラム教徒のテロリスト」っていう

報道自体が色が付いてるってことだと思うんです。





そういうのに左右されないで、

目の前に知るひとりひとりの人たちとちゃんとつきあいたい。



勇気を持って取材に応じて

自らの声で語ってくれたイスラム教徒の人たちを、

孤立させちゃいけないと思います。







いやー、それにしてもこの取材、

素晴らしかった。


学校の副教材で使ってほしいくらいです。




イイ番組作ってますね!!







【当ブログ内関連記事】 


東京ジャーミイの下山さんや、イスラム教徒の友人に、しゅくらむがきいたことはコチラ↓


2015411UP記事  あらためて、イスラム教って、どんな宗教? ~「東京ジャーミィ」できいてみた。↓

http://syuklm.exblog.jp/24348515/


2015221UP記事 「イスラム教徒は皆テロリストって思ってるの?」~911後のシリア人留学生の声から考える↓

http://syuklm.exblog.jp/24160519/





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by shuklm | 2016-02-20 15:57 | 「テロ」・IS・イスラム・宗教について | Comments(4)

なぜ人はカルトにハマるのか? 小学生で新興宗教に入信しかけた私の場合。







なぜ若者は、

ISやアルカイダやオウム真理教など、

「客観的に見ればどう考えてもおかしい集団」に

引き寄せられてしまうのか?






かつて「宗教ジプシー」だった人間として

あえて言わせてもらえば、


「どう見てもヘンだからこそ引き寄せられる」


んだと思います。





なにがしかの参考になればと願って、

自分の経験を書かせていただきます。








■いじめられっ子の憧れ◾️





私が最初に宗教に自覚的に

関わったのは小学校5年生。


まだほんのコドモです。




そのコドモが新興宗教にのめり込み、

親の反対を振り切って

洗礼寸前までいったのは

何故だったかというと、


「確固たる居場所と、

何があっても揺るがない軸」


が必要だったから。








保育園時代から集団生活に

馴染めず、孤立気味。



人と振る舞いが違うことを揶揄されても

NO」と言えない、

登校拒否することもできない、

典型的ないじめられっ子体質でした。



自分がいじめられたくない一心で

他の子へのいじめにも加担し、

何の恨みもない同級生を平手打ちするまで

追い詰められていました。





見かねた担任がクラス替えを行って、

5年生でようやくいじめっ子とは別組に。


その時、初めて同級生になった

女の子が信仰していたのが、

キリスト教系の新興宗教でした。





その教義を忠実に守って、

給食前に目を閉じて祈りを捧げ、

習字の書き初めに「神の慈悲」と書くような彼女に、

生徒も教師も完全にドン引き状態でしたが、

私は逆に興味を持ちました。




周囲に流されずたったひとりでも

信念を貫く姿に、

の強さの源を知りたかった。




その子の家に遊びに行くようになり、

やがて毎週、2人で聖書の読み合わせ勉強会を

するようになります。








■「浮きまくってる」からこそ、アイデンティティを確認できる◾️





キリスト教系と言っても、

この宗派の教義は、


「いつかハルマゲドン(世界最終戦争)

が起こって神が異教徒を全員滅ぼし、

信者だけが救済される」という

「終末思想・選民思想」。





「最後に救われる」ためには、

強固な信仰を貫くことが絶対不可欠でした。





ここの教義では、

信仰する唯一神以外は認めないので、

神社仏閣に行く修学旅行もダメ。



唯一神を賛美する歌以外は、

歌謡曲も校歌も歌ってはいけない。


いろんな神様が登場するギリシャ神話も、

神が造ったはずのない妖怪とか宇宙人とか

出てくるアニメや映画も、すべてNG。


(なので、デビルマンとか

宇宙戦艦ヤマトとか

スターウォーズとかも、

勿論アウトです)





小学生の日常生活で

これを忠実に実行すれば、

当然、相当浮きまくります。




しかしその「浮きまくり感」

自体によって、かえって


「あいつら(同級生)は分かってない。

分かりあえるのは自分たちだけ。

あたしたちは2人でも頑張ろうね」という


同族意識が強化されていきました。





いじめられっ子だった自分が

「ブレない強い軸」を手に入れたこと、

上下関係でない対等な

人間関係を経験したことは、

何にも代え難く重要なことだったからです。




それは、

「どうせ自分はフツーの社会では

生きられないから」という

諦めとくっついていました。





ついには、

「いつ洗礼を受けるか」という

具体的な日程調整までいきましたが、

それに危機感を覚えた両親が

大慌てで引っ越して

物理的に引き離したほどでした。






転校先で、

私は信仰を維持することは

出来ませんでした。



ただでさえ居場所確保が

死活問題の「転校生」が、

たったひとりで給食前の祈祷を

実行する根性はなかったのです。



あえなく挫折し、

意思を貫けない弱い自分を

思い知らされた訳です。






そんな弱っちい自分が

それで自立できたわけでなく、

その後も20歳近くまで

仏教→イスラム教→無宗教と

遍歴していくことになるのですが。




(なぜ新興宗教と訣別できたのか、

それはまた別途書きたいと思いますが)








■「こっち側」の世界で、どれだけ生きる展望が見いだせるか◾️






もし当時私が高校生以上で、

もう少し経済力と行動力があったら、

家出してでも入信していたかもしれない。



だから、オウム真理教の出家信者や、

シリアへ向かおうとした北大生は、

とても他人事とは思えないのです。





どうして

「ありえないような集団」に

走ってしまうのかと言うと、


「疎外されたポジションや

展望の見えない場所から脱するためなら、

人はどんなヘンテコな藁だって

つかんでしまう」ってことなんです。




周囲がいくら

「そんな藁なんてつかむのをやめろ」と

無理やり引き剥がそうとしたところで、

他に選択肢が見えなければ、

手を離すことなんて出来ない。







だから、

IS系組織から命懸けで息子を連れ戻した

ベルギー人の父親ディミトリーさんの訴えや、

デンマーク・オーフス市での取り組みは、

非常に意義があると思ったのです。





IS帰りの若者に居場所を保証し、

「再起の機会」という

具体的な選択肢を用意すること。




そしてそもそも、

「あっち側」まで行かなくても、

「こちら側の社会」でも

一緒に生きていくことが

できるんだと示すこと。






でもそれって、

宗教や過激思想に走る人に限らず、

誰にとっても必要なことだと思うんです。




彼らの存在は、

私たちの社会がどれくらい

生きやすいかどうかの指標

であるのではないか?





そういう自らを見返すための鏡として

見ることができれば、

違う展望が開けてくるのではないか

と思うのです。







【当ブログ内関連記事】


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by shuklm | 2016-02-01 21:35 | 「テロ」・IS・イスラム・宗教について | Comments(0)

ISとどう向き合うか?その3。デンマーク・オーフス市、IS帰りの若者を受け入れる試みのゆくえ





デンマーク第2の都市・オーフスでの、

IS帰りの若者を受け入れる対話の取り組みが、

昨年の神奈川新聞で取り上げられていました▼

b0343370_16212629.jpeg


非常に具体的で参考になると思いましたので、

全文シェアさせていただきます。







** 神奈川新聞2015411日付  


「帰還者 受容する試み」 シェアココから****







過激派組織「イスラム国」の脅威に

直面する欧州では、

過激派に感化されシリアやイラクに

渡った若者に厳罰を科す国が多い。




だがデンマークの都市オーフスは

帰還した若者を、対話を通じて

社会に受け入れる試みを続けている。






2013年には30人がシリアに渡った。

 だが、14年は1人だ





オバマで政権がワシントンで開いた

過激派対策会議。


市長のヤコブ・ブンズゴー(39)は

「帰還者に第2のチャンスを与える

取り組みの成果を訴えた。


計31人のほとんどは

社会で疎外感を抱く移民系の若者だ。

16人が帰還し、うち10人が

当局の支援を受け復学、

就職を果たした。


指導員の1人(30)が

1年以上かけて説得し復学させた

帰還者について説明してくれた。




動機は、

アサド政権に殺される

市民を救う使命感。



再渡航を目指し、

「アサドを倒し新しい国をつくれる」

と信じていた。




「頭は良いが単純で空想的。

軌道を外れただけなので、

少し押し戻してやれば良い」。




教え込んだのは、外交や軍事など

現実世界を動かす力学。


テロ組織に加われば罰する

社会の厳しい対応にも

目を向けさせた。




ついに、

「シリアには戻らない」と

考え直したという。





国内では〔2015年〕2月の

コペンハーゲンでのテロを機に、

厳罰化の要求も高まる。




だが、「帰還者を投獄するフランスで、

社会の安全性が高まったとは思えない」と、

地元警察本部の防犯課長、

アラン・オースレウ(54)は反論する。



「帰還者を支援しなければ

治安上の問題なる。

1人を常時監視するには

警官20人が必要だ」





地元当局は、渡航者の3分の2が通っていた

移民地区のモスクとの対話集会も始めた。




モスクに通うアブスレイマン(23)は

「対話は大切だ」と集会の意義を評価。



だが、別の若者は

「集会で本当のこと話せない」

と警戒する。





デンマークは去年〔2014年〕10月、

イスラム国への米国主導の空爆に加わった。




「この国はイスラム教徒の仲間を殺している」と

モスク代表のウサマ・サーディ(45



「この状況で若者にシリア行きを

断念させるのは難しい」




最近、オーフスから3人が

シリアに入った疑いが新たに浮上。



対話路線の上に影を落とした。








(敬称略、オーフス共同)




***** シェアココまで・

〔 〕内はしゅくらむによる補足 ****









この記事の後のことを追ってみました。



これまで難民にも寛容だった

デンマークですが、

昨年6月の総選挙での政権交代後に

方針が180度変わり、

シリア難民受け入れ拒否を表明。



今月26日には、難民申請者から

一定額を超える現金を徴収するという

法案が可決され、

「いくらなんでもそれは

行き過ぎなのではないか」と

EU内でも波紋が広がっています。





これまでの対話と受容の路線が

継続できるのか、今後、

不透明な状況にあります。



万能の処方箋があるわけではないでしょう。





ただ少なくとも言えることは、

疎外感を抱く若者を排除し続けて

「テロ」に見舞われたフランスと比べた時、

排除と対話のどちらが

彼らへの向き合い方として

「有効」だったのかは、

明らかになってきている

のではないでしょうか。







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by shuklm | 2016-01-30 16:28 | 「テロ」・IS・イスラム・宗教について | Comments(0)