オトナの社会科・中東からの声を手掛かりに。

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カテゴリ:安保法・安全保障・日米関係/戦争と平和( 52 )

【時事】8・30国会前行動へ!~「夏休み」モラトリアムは終わり。戦後日本の「宿題」を終わらせよう。



「『平和国家』『戦争をしない特別な国』である日本だからこそ、できることがあるはずだ」

パレスチナ、アフガン、イラク、シリアの人たちから直接聞いた日本への思いが教えてくれたことです。

それを失うかどうかの大きな分岐点だと思うので、改めて私も呼びかけたいと思います。

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今回の国会で問題になったことって、結局ぜーんぶ、積み残してきた「戦後日本の宿題」だと思うんですよ。

ある意味、安倍政権がそれを物凄く分かりやすい形で曝け出してくれただけであって。

「夏休み」の最後までズルズル引き延ばしてきたことが、明るみに出ちゃっただけ。



「アメリカの後をついて行って経済成長だけやってれば、安全保障なんか考えなくて万事OK!」と

思考停止していられる「戦後モラトリアム」の時期は、もう終わったということ。




そもそも日本って、「平和国家」なの?

自衛隊は戦力じゃないのか? なんのために存在するのか?

自衛権ってどこまでOKなのか?

どういうときに自衛権を発動していいのか?あるいはダメなのか?

「国民を守る」ことって、具体的にはどういうことなのか? 

国際平和のために日本が出来ること・為すべきことは何なのか? 等々…




こういったお題を、もうこれ以上、誤魔化し続けることは出来ない。


オトナの責任として、ずっと先送りにしてきた宿題に私たち自身がちゃんと向き合って結論出す、っていうことを示そう。



少なくとも、「法律をいじっただけで、日本の一番大事な針路を、私たちの未来を簡単に決めるな」っていうのを、とにかく、一度、はっきりケリをつけようよ。




近頃は小学生から宿題代行業なるものがあるそうですが、

この「宿題」だけは、他人任せにするわけにはいかない。


どれほど時間を要しても、どんなに稚拙でも、

自分たち自身の力で「解」を見つけ出すしかない。




その「解」は、私たちの中にしかない。



その「私たち」という主体の中に、出来る限り多くの多様な人たちが含まれるよう、

思いを巡らせあい、未来を共有しあえるものであることを願って。





行くよ!







「戦争法案に反対する国会前緊急抗議行動 0830」↓

http://sealds.wix.com/0830hontounitomeru






【当ブログ内関連記事】安全保障、国際貢献、「平和国家日本」の立ち位置

201589UP 

「なんでそんな遠い所のことを?」 ~戦後70年の8月に。社会で働き20年、人生ままならないからこそ、伝えたいこと。

http://syuklm.exblog.jp/24771441/


2015530UP記事

パレスチナが日本に望んでいた、「東ティモールのような支援」とは?↓

http://syuklm.exblog.jp/24534571/


2015427UP記事 

「国際平和支援」の最前線。報ステ「緊迫のコンゴPKOに密着」

http://syuklm.exblog.jp/24409230/



byしゅくらむ


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by shuklm | 2015-08-29 19:41 | 安保法・安全保障・日米関係/戦争と平和 | Comments(0)

【時事】わざわざ「標的」増やして、どこが安全保障やねん??


待て。ちょっと待て。

ていうかさ、ありえないでしよこの組み合わせ。

「原発再稼働」+「駆け付け警護初任務」


仮にも安全保障を論議してる時に、わざわざ「標的」提示してどーすんの!!



2015812日付 神奈川新聞1



ねえ、「安全保障環境が変化してる」んだよね?

「テロの脅威が日本でも高まってる」んだよね?


「テロリスト」から見れば、原発は一番コストが少なくて甚大な被害を与えられる格好のターゲットじゃん。

安全保障を言うなら、一番はじめに回避すべきリスクでしょ。

なんで「世界最悪の原発事故」から学べないの?



ちなみに、原発を攻撃された際のシミュレーションは、すでに1984年に外務省が極秘研究してたそうです。


2011731日付 朝日新聞 

「外務省、84年原発攻撃を極秘研究

『最大1.8万人急死』反対運動恐れ公表せず

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「原発ゼロ市民共同かわさき発電所」さんのFBより拝借しました。






あとさ、「川内原発再稼働」にまぎれてするっと報道されてますけど、「安保法前提の新任務」って、大転換ですよね?



2015812日付 神奈川新聞1

南スーダンPKO 『駆け付け警護』付与


”「今後の進め方」とする日程表には、「最も早いパターン」として8月に「法案成立」、来年2月ごろ「法施行」と記され、派遣中の南スーダンPKOは来年2月頃から「新法制に基づく運用」との予定が示されていた”

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他国軍隊や住民を守る「駆け付け警護」は、「正当防衛」じゃないからね?

「威嚇して相手が逃げたらおしまい」なんて、そんなご都合主義なわけにいかない。

武装勢力からは「敵」と認識されて、ターゲットになるってことですよ?



アメリカと一緒になって戦闘に参加した国々は、逆恨みされて自国が次々と「テロ」の標的になってるのに、それを引き受ける覚悟はあるの?



自衛隊員には「命を懸けろ」って宣誓させといて、

自分は「命を懸けられますか?」ってテレビ番組で質問された時に「△」って回答した首相が?






いや、「それだけのリスクを冒しても、『テロ』との戦いを徹底的にやる」って国民的合意が出来てて皆で腹を固めて決めたんだったら、それも選択肢としてはアリだとは思いますよ。



だけどね、モンダイはそのリスクまで全部明示してない。というか、考えてないこと。

相手にどう受け取られるかをまったく想定していないこと。

そして、誰もそんなことに合意していないこと。




結局は、アメリカとの約束を何が何でも守りたいだけでしょ。

そんなことのために、自衛隊員の命を差し出すなよ。

アンタのメンツのために、ワタシらの生存を差し出すなよ。





友人がかかわっている取り組みをご紹介します。


みんなで決めよう「原発」国民投票 HP

http://kokumintohyo.com/

原発ゼロ市民共同かわさき発電所  HP

http://genpatuzero-hatuden.jimdo.com/



【当ブログ内関連記事】

2015427UP記事  「国際平和支援」の最前線。報ステ「緊迫のコンゴPKOに密着」

http://syuklm.exblog.jp/24409230/

20155月1日UP記事  何、約束しちゃってんの? 「アメリカとの一体化」は、リスクヘッジとしてもブランディングとしても下策。↓

http://syuklm.exblog.jp/24428068/



※文中の不正確な箇所を訂正させていただきました(2015.8.12)
安倍首相はテレビ番組で「お国のために死ねる」?と質問されて「○」「×」いずれも選ばず、「総理になった途端、死ぬ覚悟は出来てるわけでしょ?」と聞かれても、「晩年の父の姿を見ていて、そう簡単なことではない」と繰り返し、「△」というテロップ付きで放送された。


byしゅくらむ


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by shuklm | 2015-08-12 14:20 | 安保法・安全保障・日米関係/戦争と平和 | Comments(0)

【シェア】戦争・平和・自衛権を考える時のヒント。


「戦争やりたい奴が行け」では、戦争は防げない。

そうなんですよね。

日比谷焼打ち事件など、民衆の側が戦争を願った歴史がありますからね。





中園順子(まるじゅん)さんのFBより


【「行きたくないのは利己的」「じゃあお前が行け」どちらもトラップ】

戦争は殺人。動植物、環境も破壊する殺人以上の最悪の悪事。

行きたがる人がいたとしても行かせてはいけない。戦争を存在させてはいけない。

https://www.facebook.com/jun.maru.7/posts/10153073723296045?comment_id=10153073742636045&notif_t=like>





小林恭子さんブログ「英国メディア・ウオッチ」2015.7.22


【安保関連法案】「反対の声が将来に歯止めをかける」ー孫崎享氏に聞く

http://ukmedia.exblog.jp/24435430>




SYNODOS  2015.8.5


「集団的自衛権の歴史」を一気に学ぶ伊勢崎賢治『戦場からの集団的自衛権入門』から

構成 / 編集集団WawW ! Publishing 乙丸益伸さん

http://synodos.jp/international/14738







【当ブログ内関連記事】安全保障、国際貢献、「平和国家日本」の立ち位置


2015427UP記事 

「国際平和支援」の最前線。報ステ「緊迫のコンゴPKOに密着」

http://syuklm.exblog.jp/24409230/


20155月1日UP記事

何、約束しちゃってんの? 「アメリカとの一体化」は、リスクヘッジとしてもブランディングとしても下策。↓

http://syuklm.exblog.jp/24428068/


2015年7月11日UP記事

ココが一番ダメだよ、安保法制。憲法って、そもそもなんのため?↓

http://syuklm.exblog.jp/24678467/




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by shuklm | 2015-08-08 11:12 | 安保法・安全保障・日米関係/戦争と平和 | Comments(0)

「ホルムズ海峡」持ち出すのはやめてくれる? よりによってこの時期に。


イラン核開発問題の交渉が最終合意にいたりました。

これに対してイスラエル政府がどう反応するのか。

合意に反発して、イラン核施設を攻撃するのではないか。


そういうものすごくセンシティブな時期に、

日本の国会で「ホルムズで機雷を掃海することもありうる」って主張してた意味を、どれほどわかってるんだろうか?



「機雷の掃海」は、国際法上、れっきとした戦闘行為で武力行使。

「機雷掃海」を言うことは、「石油のために戦闘行為しに行くよ」っていうメッセージになってしまう。



じゃあ、そもそもペルシャ湾のホルムズ海峡で、誰が機雷を捲くのか? 

現状では地理的に可能なのはイラン。

だから「ホルムズ海峡で機雷掃海」って言ったら、「オマエ機雷捲くだろ?」って仮想敵国としてイランを名指ししてるようなもの。

イランは物凄い親日国家なのに。



ちなみに、伊勢崎賢治さんが、「イランがIS対策でホルムズ海峡に機雷を撒く」という仮定の非現実性を指摘しておられました。

「イランはシーア派だから、IS(スンニ派)とは仲が悪いはず。だからIS対策で機雷を捲く」と考えてるとしたら、短絡的すぎる。

イランがいま一番敵対してるのはサウジアラビア。

「敵の敵は味方」というわけで、サウジアラビアと敵対するISとはイランは手を結ぶ方向。

だから、イランがIS対策で機雷を捲くのはありえない、と。



しかも、「資源のために戦闘行為をする」というのは、「それだけは言っちゃいけない。本音はどうあれそういう戦争は違法である」、というのが国際社会が積み上げてきた地平なのに。

少なくとも建前では、アメリカでさえイラク戦争を「石油のための戦争」とは公言できなかったのに。


首相は「資源のために自衛隊派遣はしない」って引っ込めたけど、いっぺん言ったら取り消せないでしょ。




欧米も武力によらない外交的解決を目指して、ようやく合意にこぎつけたのに、

中東情勢を不要に不安定化させるようなことは、本当にやめてほしい。

他者にとって自らの行為がどう映るのか、その自覚が全くなく振る舞っているのが、一番危険だと思うのです。




byしゅくらむ


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by shuklm | 2015-07-17 22:41 | 安保法・安全保障・日米関係/戦争と平和 | Comments(0)

【シェア】衆院強行採決。忘れないでおきたいこと・その2 。


**シェアココから****


百合 花梨さんのFBより



問題作「エルサレムのアイヒマン―悪の凡庸さについての報告」

(雑誌「ニューヨーカー」連載)哲学者/ハンナ・アーレント


====================================================


ハンナ・アーレントが問いかけたきわめて素朴で本質的な疑問、


つまり大量虐殺の犠牲者となったユダヤ人たちは、

「なぜ時間どおりに指示された場所に集まり、

おとなしく収容所へ向かう汽車にのったのか」


「なぜ抗議の声をあげず、処刑の場所へ行って自分の墓穴を掘り、

裸になって服をきれいにたたんで積み上げ、

射殺されるために整然と並んで横たわったのか」


「なぜ自分たちが15,000人いて、監視兵が数百人しかいなかったとき、

死にものぐるいで彼らに襲いかからなかったのか」



それらはいずれも、まさに現在の日本人自身が問われている問題だといえます。



「なぜ自分たちは、人類史上最悪の原発事故を起こした政党

(自民党)の責任を問わず、翌年(2012年)の選挙で大勝させてしまったのか」


「なぜ自分たちは、子どもたちの健康被害に眼をつぶり、

被曝した土地に被害者を帰還させ、

いままた原発の再稼働を容認しようとしているのか」


「なぜ自分たちは、そのような『民衆を屈服させるメカニズム』について

真正面から議論せず、韓国や中国といった近隣諸国ばかりを

ヒステリックに攻撃しているのか」



そのことについて、

歴史をさかのぼり本質的な議論をしなければならない時期に

きているのです。



貼り付け元 <https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=1685425901677268&id=100006296220307&fref=nf&pnref=story>



*****シェアココまで*****




私たち誰もが、

時間どおりに指示された場所に集まり、

おとなしく(強制)収容所へ向かう汽車にのった」ユダヤ人になりうる。


どこかで、引き返すことが出来なかったのか。

どうすれば、回避できたのか。


いままさに与えられている「お題」だと思います。




byしゅくらむ


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by shuklm | 2015-07-16 23:13 | 安保法・安全保障・日米関係/戦争と平和 | Comments(0)

【シェア】安保法案強行採決の日に、忘れないでおきたいこと。



久しぶりの国会前。

途絶えない人の流れ。

4時間で10万人もの人が集っていたそうです。



SEALsFBより↓

https://www.facebook.com/saspl21/photos/a.252432668298634.1073741829.252421591633075/406612776213955/?type=1&comment_id=406613719547194&notif_t=like

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若者たちの声を嗄らしたコールが熱かった。


「頑張れ」「応援してる」じゃなく、

同じ時代を生きる人間として頑張りあおうと伝えたかった。


今日は、日本の民主主義にとって忘れがたい日。

日米安保以後、2度目の安保強行採決。



戦後のモラトリアムは終わった。


民主主義は、日々是トレーニング、日々本番。

だから、ここからが勝負だと思います。



そのために、忘れないでおきたいことを、シェアさせて下さい。

長いですが、よろしかったらぜひ読んで下さい。



シェア①想田和弘さんの本質的指摘

シェア②ミキさんの、胸を打たれる言葉

シェア③「明日の自由を守る若手弁護士の会」さんの具体的提案。「安保関連法案 まだまだ阻止できます☆」




***シェアココから*******


シェア①


映像作家、想田和弘さんFBより


民主主義は民主的な手続きを踏んで民主主義を廃止する、

つまり自殺することが可能なシステムです。


安倍自民党が12年の衆院選で勝利したときに、

そのプロセスが始まりました。

のみならず、13年の参院選や14年の衆院選でも

主権者は勝たせましたので、

緩慢な自殺は刻々と進んでいます。

そのことは冷徹に受け止めなければなりません。



その上で、ナチスから逃れた法学者ハンス・ケルゼンが

当時述べていたように、民主主義がたとえ沈んだとしても、

自分だけはその旗を絶対に降ろさないと決意することが

必要なのだと思います。

そしてデモクラシーを自殺させないために、

自分にできることをしていく。




貼り付け元 <https://www.facebook.com/kazuhiro.soda.9?fref=ts>




*******************



シェア②


大西 さんFBより



泣けます。8分間、どうか聞いてほしい。


今から7ヶ月前、2014129日―特定秘密保護法が施行される前日の国会前、ミキさんのスピーチ(動画になっています)。

この翌日にSASPLは解散し、現SEALDsへとつながっていく。


(スピーチ動画)

https://www.youtube.com/watch?v=rQ2qO-6Lqp4

(ブログ)

http://oshidori-makoken.com/?p=403



「安保法案反対」へと世論の潮目を変えたのは国会議員や憲法学者だけではない。

彼女たちのように、自らを奮い立たせて声を発した無数の国民だ。


小さな小さな勇気の積み重ねが、こんなにもこんなにも大きなうねりを作っているんだ。

僕は彼女らと同じ時代に生きていることを、誇りに思う。


意見の違う人もいるだろう。

そんな人にも、読んでほしい。聞いてほしい。

安保法案が強行採決されようとしている今だからこそ。


この本気の言葉に向き合えぬ政治家はいらない。

この声が一人でも多くの人に届いてほしいと、心から思う。




*****



2014/12/9 国会前  ミキs Speech

特定秘密保護法施行される前日の抗議行動




私は、ここに立つことを恐れていました。


いつだったか、思わず官邸前にかけつけたことがあります。

初めてのことで、衝動で動いた自分にわくわくしながら行ったけれど、

勢いに呑まれて、合流するのが怖くてただ、遠巻きに見ていました。


しばらくして引き返して、地下鉄に乗りました。

乗換の新宿駅、南口の改札は、官邸前の空気とは全く違っていました。


涙が出ました。

あんなに必死な人たちがいたのに、

そんなこと起こってないみたいにみんな笑っていたから。


そして、自分自身に怒りを覚えました。

何をのこのこ帰って来てるのかって。

怖いから、何か違うから、そうやって言い訳して、

私の中に残るものは情けない自分への後悔だけでした。


そんな自分からは卒業したい。

そう思って、今日私は再びここへ来て立っています。


情けない私だけど、機会をもらいました。

ちょっとだけ話を聞いてください。



私は今まで政治家を買いかぶりすぎていました。

彼らは私たち国民のことを一番に考えてくれるものだと思っていたんです。


それは、小さい頃から、お父さんやお母さんが私にそうしてきてくれたように、

ごく当たり前のことだと思っていたから。


だけどいつの頃からか、私は人を疑うことを知りました。

優しさや正しさだけでない、何か違う原動力で人が動くということを。


子どもだから、女の子だから、日本人だから、

お金があるから許されること、できることがあることを。


そして知りました。その言動力とは、

みんなが心の中に持つ欲求であることを。


その先の目的は、キラキラした目標だったり、

自分勝手な、怖いくらい強い野望だったりします。


そしてそれが、お父さんやお母さんにもあることを知りました。

友達や、先生、いつも笑顔の店員さんや、実態を感じられないテレビの中の人にも。

みんな、欲求を持った、怒りや悲しみ、喜びを感じる、私と同じ人なんだって気が付いた。


そしてそれは、政治家にもいえるってことが分かったのは、大学生になってからでした。


彼らは権力を持っているけれど、

決して正しい選択ばかりをする人間ではないんだということを理解したんです。


そして彼らの欲求は、時にきれいに整えられて、

正しいことのように見えることがあります。


日本では、どこに行ってもお店では笑顔で迎えられ、

きれいで完璧なものに溢れています。

そうではない世界にはフタをして、見えないようにされている。


でも、本当は全部人が作ったものであり、またそれは不完全で、

その“不完全さ”を補い合って生きていくものが社会だと、

私たち自身がその当事者であるんだと、

世界のあちこちを旅行しなくては、私は気が付くことができませんでした。


そして、法律や国そのものもまた、人が作ったものであり、

とても不完全であると知ったのは20歳になる年でした。


その年の3月、大地震が起こっておばあちゃんの家が水浸しになりました。

原発のことも、復興のことも、優しさと一方向の正しさだけでは語れない、

言葉や現実ばかりが世の中に溢れていました。


私はこのとき、社会で生きていくためには、自らが見出した正しさのもと、

一つ一つ自分で選択をしていかなくてはいけない、ということを知りました。



一年後の夏、私はドイツに行きました。

8か月後帰ったら、日本は変わっていました。

震災のニュースはどんどん端に追いやられ、

国民は政権を取り換えてまた安心しきっていたし、

誰もが、政治家にはお金以外の欲求はないと、また信じるようになっていた。


だけど、何度人を取り換えても、

『欲求の塊である人間』と向き合う覚悟を、

私たちが持たなくては意味がない。


彼らも人だから、私利私欲のために動くということを、

私たちはもう知っているはずです。

私たち自身が、そうであるように。


彼らは、権力者としての力とともに、

人間らしく、野望を持ち合わせていただけなんです。


それを、野放しにしてきたのは私たちでした。


政治家は日々、自らの欲求や、自分の信じる正しさをぶつけ合う社会の中で生きているのに、

悔しいことに、私はその権利を自ら行使せず、

社会に参加していませんでした。


毎日、新聞に目を通して、本を読み、

知識を蓄えて自分で考える。

そして、人と対話し考えを深め、行動をする。


こうして、自分の信じる『正しいもの』を見出していく。

今、自分がやるべき闘いを日常に投影するとこういうことです。


でも、私の中のいろんな欲求に邪魔されて、これがなかなかできません。

自分の欲求との付き合い方を、私はまだ学んでいませんでした。


だから私は思いました。

ただ、政治家に敵対することが趣旨ではないんだと。



私は甘えていました。

政治は難しいと言いながら、

政治家の言葉とちゃんと向き合ってこなかった。


大人たちはわかってくれないと。

反抗期の子どものように反発するばかりで、対話をしてこなかった。


批判されるのが怖くて、自らの声や言葉で、考えを主張してこなかった。

忙しさを理由にして、勉強することから逃げていた。


人々が闘い、勝ち取ってきた自由のもとに生かされていながら、自分では戦うことを放棄していた。


先生が言いました。

今、目の前にぶつかっている問題と向き合うことが一番大切で、難しいと。


でも、それを実現させている人を私はたくさん知っています。

ここにいる仲間や、学校の先生、旅で出会った人たちです。


彼らは、彼ら自身の正しさを見出して、また、それを追い求め続けています。

そして私に教えてくれました。


平和は勝手に歩いてはこないんだと。

それぞれの正義や欲求はぶつかり合うんだと。

だけど、民主主義とは、それぞれの正義や欲求をぶつけ合い、

私たち自身が考え、訴え、国を作り上げていくことそのものなんだと。


若者や私にも、そこに参加する権利が与えられていることに今、私はとても感謝をしています。



ここで、宣言をします。


私はもう、二度と、ここに立つことを恐れません。

私は、私のなかで、学び考え、行動をし続けます。


忙しさをもう言い訳にせず、正しいと信じるものを

追い求める努力を惜しみません。


残念ながら、あなたたちの求めている、

思考を停止した国民にはならない。


私たちにも欲求や権利、尊重すべき意思があるんだと、

同じ人間なんだと、あなた方は理解するべきです。


そして私は、かつて先人たちが勝ち取り、

今与えられている自由や、権利を、謳歌します。


またそれを、次の世代へと引き継いでいきます。


そして私の見出した正しさのもと、

この自由や、権利を、脅かすであろう法律、

特定秘密保護法に反対します。


https://www.facebook.com/photo.php?fbid=871611399593725&set=a.457853494302853.1073741825.100002346191716&type=1&fref=nf



************



シェア③


明日の自由を守る若手弁護士の会FBより



【安保関連法案 まだまだ阻止できます


安保関連法案、さきほど衆院特別委員会で

強行採決されてしまいました

(明日、本会議で採決とのこと)。


政府がなに一つ誠実に質疑に答えず、

日本語として理解できないような答弁で逃げ切ったあげく

「時間がたった」と、怒号の中で多数決。


まるで、映画のような、ドラマのような、暴力的な政治です。


もしかして、衆院特別委員会通過と聞いて、

「あぁもう成立してしまった」…かのように落胆されている方はいらっしゃいませんか?


もちろん、あすわかも落胆しています、が、

まだ国会は続くのです。


私達の声が法案成立を阻止できるチャンスは、

ま~だまだ残されてます!



そもそも法案というものが成立する道のりは2つあります。


1つは、同一の会期内に衆議院と参議院の両方を

過半数の賛成で通過する道のり。


もう1つは、参議院が衆議院から法律案を受け取って

60日以内に議決しないときに、

衆議院の3分の2以上の賛成で再議決する道のり

(最近よくきく60日ルール)。



ですから、衆議院特別委員会で強行採決されて本会議で採決されても、

参議院で可決されなければ法案成立しません。


参議院で可決しないまま60日経ったとしても、

衆議院で再議決しない限り成立はありえない。


この国会(臨時国会)の会期は、9月27日までです。

会期中に議決できなかった案件は廃案となるのが原則です。


しかし、「継続審査」とすることが許されており、

これには回数の制限などはありません。


また、今回たとえば衆議院で可決して、

参議院に送られたものの会期末となり、

「継続審議」になった場合、


次の国会では、参議院は審議の続きから始まりますが、

衆議院はもう一度最初から審議やり直しになります。


なのでこの場合には、臨時国会でなされた衆院採決は意味が無くなるわけです。


廃案または継続審議となっても、

次回以降の国会でまた法案提出、審議して成立を目指すことはできます。


しかし、法案の内容がもっともっと国民に広く知られ、

もっともっと反対される時間ができると、

ますます支持率は下がりますし

(ますますアベノミクスのボロも出るし)

可決しづらくなるので、政府としては

世論がこれ以上反対で盛り上がる前に

早く可決してしまおうと考えるわけです。


まだ諦めなくてもいいのです、というか

諦めてはいけないのです!

まだ私達はこの法案の成立を阻止できます。


対抗手段は、とにかく問題点を広く知らせ、

反対意見をあらゆる方法でアピールし続けて、

会期内に参院で通させないことです。



先日書いたように、議員さんにFAXやメール、

手紙で直接声を届けましょう。


デモや集会をしっかり報道した新聞やテレビには

応援のメッセージを送りましょう。


強行採決を中継しなかったNHKには、

きちんと「それでも公共放送のつもりですか」と

批判の声を届けましょう。


共同代表の黒澤は、ついこないだ、さる集会で

「これは安倍首相の執念と、私たち国民の執念のたたかいです」とお話しました。



諦めないことです。

主権者は私たち国民なのですから。

憲法は、私たちのものなのですから。


この国の行方は私たちが決めるし、

勝手に憲法を死文化させるもんですか。


衆議院を通過してしまったとしても

参議院で通過させないよう粘りきることです。

毎日、声をあげ続けましょう



(この記事は、201311月、特定秘密保護法案が衆議院の特別委員会で強行採決された際に書いた記事を思い返しながら書きました。)


https://www.facebook.com/asunojiyuu/photos/a.497049313663599.1073741825.475390175829513/860319494003244/?type=1&fref=nf



******シェアココまで****


リンク先が間違っていましたので、貼り直させていただきました。タイトル・文章を修正しました(2015.7.16

見出しを加筆しました(2015.7.18)



byしゅくらむ


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by shuklm | 2015-07-15 23:44 | 安保法・安全保障・日米関係/戦争と平和 | Comments(0)

「切れ目のない安全保障」はそもそも無理。「切れ目だらけの世界」で、どう生きていくのか?

安全保障に関する法律を変えても変えなくても、リスクはある。

だって、「絶対の安全」なんて、そもそも存在しないから。



法律を変えなくても憲法9条を堅持しても、「そんなのカンケ―ねえ!」っていう相手が現れたら、標的にされるリスクは常に存在する。

9条だって万能の処方箋じゃない。


「9条があればオートマチックに絶対安全」なんて言えない。

「『丸腰』じゃ不安だ」と感じる人は存在するし、不安に思う気持ち自体を否定することは出来ないと思うんですよ。

私自身もテルアビブで「テロの脅威」にビビった経験があるので、気持ちはわかります

その人たちに「9条があれば大丈夫」って繰り返すだけでは答えにはならないと思います。



どうやってもノーリスクってのはあり得ない中で、

だからこそ、どのようなリスクを取るのかっていうのが問題なのではないかと。



だから、安保法制を巡る国会論戦が「リスクがあるかどうか」にかなり時間が割かれてきましたが、本質的な問題はソコじゃないんじゃないか?と思います。



安倍政権の主張は、「切れ目のない安全」を軍事的な「抑止力」によって保障しようということですよね。

「万全の安全を構築しなくてはいけない」という発想。


でも、それって現実的に無理でしょ。



どっちにしても完璧なシールドはない。

100%の安全を、私は別に政府に求めないですよ。


アメリカ人が「銃を持たないでどうやって安全が確保できるんだ?!」って言うのと同じで、鉄砲持ってりゃ安心かもしれないけど、絶対安全じゃないでしょ。

むしろ銃があるために、ただのケンカで済むところが殺人にまで至っちゃったりする。



軍事力に完全はないし、9条だって万能じゃない。

どんなに気をつけてたって、不幸な事例や理不尽な死をゼロにする事は出来ない。

だって世の中思い通りになる訳ないんだから。



だけど、だからこそ、どうやってそれを減らしていくのか、

どっちの努力を諦めないか、が大事だと思うんです。

どっちの現実的可能性を大きくしていくのか、じゃないですか?



たとえば、当ブログでも以前取り上げた、トルコの人たちが日本人を救ってくれた実話があります。


201563UP記事

6月3日、日本とトルコ「100年の友情の始まりの日」。知られざる2つの救出実話↓

http://syuklm.exblog.jp/24546590/



軍事的手段も外交的方策も、万策尽きたと思われた絶体絶命の時に日本人を救ってくれたのは、トルコの人たちの「100年前の恩返し」でした。


まさに軍事力的には「切れ目」の瞬間だったと言えますが、

軍事力によらない邦人救出の実例は、実際にあるわけです。

私はそっちの可能性を増やしていきたいです。



「切れ目だらけの世界」の中で、どうやってお互いが手を取りあって生きていくのか。

できればそれを探っていきたいじゃないですか。





【当ブログ内関連記事】安全保障、国際貢献、平和国家日本への期待

20155月1日UP記事

何、約束しちゃってんの? 「アメリカとの一体化」は、リスクヘッジとしてもブランディングとしても下策。↓

http://syuklm.exblog.jp/24428068/

201555UP記事

憲法の日WEEKに。「国民投票でガチンコ勝負を!」 ↓

http://syuklm.exblog.jp/24443491/

2015530UP記事

パレスチナが日本に望んでいた、「東ティモールのような支援」とは?↓

http://syuklm.exblog.jp/24534571/


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by shuklm | 2015-06-13 11:48 | 安保法・安全保障・日米関係/戦争と平和 | Comments(0)

【時事】ココがヘンだよ安保法制3・「ヤバくなったら敵前逃亡」では、国際的信頼も自衛官の安全も保障できない

「新たな安保法制によって自衛隊員のリスクは高まることはない」防衛相が断言(5月23日付神奈川新聞) 

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その根拠のひとつとして、「戦闘行為が始まったり危険が生ずれば、活動中止や地域変更などができるから」との説明。


「危険になった場合は引き揚げる」と明言(5月24日NHKスペシャル)

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いやいや、それってつまり「ヤバくなったら敵前逃亡する」ってことですよね?

他の国の軍隊を置いて、自分達だけは危険な場から退避する、と。


本当に現場でそれやったら、「じゃあお前ら、なんでココに来たんだよ? 

イザって時に逃げるくらいなら最初から来るなよ!」ってハナシ。

アメリカとかの「同盟国」のみならず、世界中からも信用されなくなるんじゃないか?

それじゃ一体なんのために派遣するのか?


大体、そんな危険な状況になってから安全に撤退なんて可能なのか。

撤退戦のしんがりが一番犠牲が多くて困難なのに。

なにより、現場の部隊の士気が保てないんじゃないか。

それこそ自衛隊員を無用な危険に晒すことです。



いったい政府は、自衛隊員の命を何だと思ってるのか?と言いたいです。



新しい任務によってどういう危険が生じるのか、政府にその覚悟があるのか、そこをきちんと論議して語ってほしい、と現役自衛隊幹部も言っています。


神奈川新聞5月15日付

「揺らぐ不戦の誓い」「高まる危険 議論されず」

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"「駆け付け警護」って、実際はああいう過酷な任務なんだよ」。

陸上自衛隊幹部が最近日本で公開された米国映画を例に挙げ、解説した。

米軍兵士が敵に取り囲まれ孤立する緊迫のシーン。銃弾が激しく飛び交う現場に、武装ヘリや装甲車で救援に突入する――。

「小銃を持って駆け付ければ敵が逃げていくなんて、そんな甘い世界ではない」"



"武装集団に襲われた国連要員らを助けに行く駆け付け警護。

政府は国連平和維持活動(PKO)協力法の改正によって可能にする考えだ。

幹部は「相手を圧倒するような強力な作戦を展開しないと救出できないが、容認されるのか」と疑問を投げ掛け、「それができないなら意味のない議論だ」と断じた。"



"与党協議を注視してきた別の幹部も「生々しい議論から逃げたままだ」と失望を隠さない。"



"国際紛争に対処する他国軍への後方支援では、、自衛隊の活動範囲は従来の「非戦闘地域」から「現に戦闘行為を行っている現場(戦場)以外」に拡大されるが、この幹部の目には「定義や線引きがあいまいな単なる政治用語」のように映る。"



"「どういう危険があるのか説明しないと始まらない。政府にその”覚悟”があるのか」"





ただ、最終的には、自衛官にリスクが増えるかどうかだけの問題じゃないと思うのです。

「リスクが増えても、やらなくちゃいけないことがある、だからお願いします」と、自衛隊員に対して政府が正面から説得できる理由があるのかどうかではないでしょうか。


そこまでして彼らに命を懸けさせるべきミッションを、私たちは決めてない、というのが一番の問題だと思います。




【当ブログ内関連記事】

2015517UP記事  再録・「イラク派遣 10年目の真実」↓

http://syuklm.exblog.jp/24488767/

2015427UP記事 「国際平和支援」の最前線。報ステ「緊迫のコンゴPKOに密着」

http://syuklm.exblog.jp/24409230/

2015215UP記事 「邦人救出できない法は変えるべし」という主張が無視しているもの。イラクでもアフガンでも、「日本人だから攻撃されにくかった」理由。↓

http://syuklm.exblog.jp/24136507



※タイトルを変更し文章を補いました(2015.5.25)

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by shuklm | 2015-05-25 07:25 | 安保法・安全保障・日米関係/戦争と平和 | Comments(0)

【時事】ココがヘンだよ安保法制・その2。「NGOを守るために派兵」って、超メイワク!!

安倍首相は、安保法制整備の理由のひとつに「邦人保護」を挙げました。

例えば、「日本のNGOを自衛隊が救助しなくていいのか」、と。



あのですね、当のNGOの人たちが、「軍隊が出てきた方が、NGOは危険になる」って言ってるんですケド??




「軍隊と一体的に行動することは、現地との信頼関係を壊し、敵意を招く。

NGOの安全の確保にはつながらない。むしろ危険になる」。

これは、人道支援の現場のリアルな実感として、何度も言われてきたことです。




例えば、日本紛争予防センター理事長 瀬谷ルミ子さんは、

ソマリア・スーダンなどの国際紛争の現場に関わってきた経験から、

昨年の集団的自衛権の閣議決定に対して、

「政府が、『NGOを軍隊に守られる存在』として公言したことは、危機管理上、非常にまずい」と指摘されていました。

2014815日放送 NHK討論番組より)



アフガニスタン・パキスタン地域で30年以上に渡って人道支援に取り組んで来られた「ペシャワール会」の医師・中村哲さんも、「日本の人道支援は、軍隊と関係なく活動しているからこそ現地の人に信頼されてきた」と、繰り返し語られています。




むしろ、あらゆる軍隊と距離を取ることで、非軍事だからこそ自分たちも安全に活動できてきた、と。




私自身、パレスチナのジェニン難民キャンプで、イスラエル軍の砲撃と銃声の聞こえる現場から帰ってきた経験からも、まったくその通りだと思います。



なぜ、危険な「戦闘現場」からケガひとつなく安全に帰ってくることが出来たのか?

答えは至極カンタン。

「現地の人が助けてくれたから」、です。


現地へ入る時に案内してくれたのは、パレスチナ人のコーディネーター。

戦闘が始まって退避する時に先導してくれたのは、国連の現地職員でした。




結局は、顔の見える現地の人たちとの信頼関係が最大の安全保障ってことだと思うんです。




だから、軍隊を動かす理由は「NGOを守るため」って主張は、迷惑極まりないと感じます。

都合よく引き合いに出すのはホントやめてくれる?!って言いたいです。





※「自衛隊が迷惑な存在」などと言いたいわけではなく、「派兵の理由にNGO保護」を主張する与党の理屈が迷惑と言いたいのが意図なので、タイトルを「NGOを守るために自衛隊って超メイワク」から「NGOを守るために派兵って超メイワク」に変更しました(2015.7.29)



【関連記事】

20141017UP記事 「ジェニン6・近づいてくる銃声。手を振る子供たち。」↓

http://syuklm.exblog.jp/23558890/

2014215UP記事 「邦人救出できない法は変えるべし」という主張が無視しているもの。イラクでもアフガンでも、「日本人だから攻撃されにくかった」理由。↓

http://syuklm.exblog.jp/24136507



※ゴメンナサイ、次の記事に使おうとしていた写真を誤ってUPしてしまったので削除しました。大変失礼いたしました(2015.5.17)


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by shuklm | 2015-05-17 08:37 | 安保法・安全保障・日米関係/戦争と平和 | Comments(0)

【時事】ココがヘンだよ「安保法制」。法律を変えれば安全になるのか?

515日、政府は新たな安全保障関連法案を国会に提出(15日付 神奈川新聞1面)

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安倍首相は「国民の命と平和な暮らしを守るため」と説明し、「『戦争法案』とレッテルを張るのではなく中身のある議論をしてほしい」と主張しました。


じゃあ、中身で具体的に考えてみましょう。

例えば、日本がミサイル攻撃されたとしたら?

「法律を変えれば安全になる」のか?


答え⇒ならない。


なぜなら、世界最新の防衛システムでもミサイル攻撃は防げないから。

それは、昨年のガザ攻撃ですでに証明されています。



2014年夏、イスラエル軍によるガザ地区への空爆に、パレスチナ側はハマスがロケット弾で応戦。

そこから私たち日本が学ぶべきこととして、国際政治学者の高橋和夫さんが指摘されていたことを、一つの視点としてご紹介させていただきます。



「高橋和夫の国際政治ブログ」2014年08月14日

http://ameblo.jp/t-kazuo/entry-11909744060.html

(まだ戦闘が続いている時期の記事です)




”我々は、今回のガザの戦闘から何を学ぶべきか。

それは、新しい戦争の形態が垣間見えるということです。


つまり、ハマスはこれだけロケットを撃ち込んでいる一方で、イスラエルは、真実かどうかは別として、迎撃ミサイルのアイアンドームで、その9割は撃ち落としていると主張しています。

しかし、いくら爆撃してもミサイルは止められていない。

あれだけひどく爆撃しても、毎日毎日ハマスからロケット弾が飛んできています。”



”つまり、将来、日本が何らかの形で戦争に巻き込まれた時、日本に敵対する国がミサイルを撃ち込んできたら、アメリカ空軍がいかに頑張ったとしても、その攻撃を止めることはできないということです。”



”恐らく、日本に敵対する国は、ハマスよりもっと正確に、長距離でスピードの速いミサイルを撃ってくるはずですから、在日米軍基地すら守ることはできません。


米軍がグアムやオーストラリアなど後方に下がろうという雰囲気の背後には、中国のミサイル能力が飛躍的に向上しているということがあると思います。

ミサイルを撃たせてしまったら最後、どうやっても止められないと分かっているからでしょう。

そういう状況に追いつめてしまったら、泥沼化は避けられないということです。

今のガザの惨状が、そのことを私たちに示しているのです。”


(改行は筆者による)




人道的な見地はひとまずおいて、事実として、イスラエルの軍事技術は常に世界最先端です。「最新の兵器はまずイスラエルで実戦実験される」と言われています。

その最新鋭の防衛システム「アイアンドーム」をもってしても、ハマスの手作りロケットをすべて撃ち落とすことは出来なかった。

もっと性能のいい長距離ミサイルならなおのこと、アメリカがどんなに頑張っても防ぐのは不可能。

だから、「相手がミサイルを撃たなくてはならないような状況」に追い詰めるべきではない、ということだと思います。



アジアの現状から見れば、

たとえば北朝鮮にとって、朝鮮戦争は「休戦中」。1950年の開戦以来、65年間ずーっと戦争状態が続いているわけです。

こちらが手を振り払っただけのつもりでも、政権も国民も「やられた!やり返さなくちゃ!」と過剰反応したっておかしくない。

軍事的にどんなに力量差があったとしても、やらざるをえなくなってしまう。



相手を追い詰めたりヤケクソにさせないようにどうするか、それが「安全保障」じゃないんですか?




byしゅくらむ


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by shuklm | 2015-05-16 14:41 | 安保法・安全保障・日米関係/戦争と平和 | Comments(0)