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カテゴリ:安保法・安全保障・日米関係/戦争と平和( 60 )

戦後72年放置してきた「宿題」に向きあおう。『右でも左でもなく、前へ!』【2017年頭に・part4】







**INDEX**



1■自衛隊をどうする?自衛なら戦闘OK?「中国の脅威」ってどうよ??■


2■国防・テロ対策・原発政策・対米(外交)をひとつらなりで考える


3■「知らない奴は黙ってろ」ってのをやめにしよう■




***

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トランプ大統領登場で、

否応なく問い直されることになった

日米関係、日米安保と日米同盟。



実際には誰が大統領になろうと、

アメリカの軍事戦略に大きな変化はないとも言われていますが、

この際だから、多くの方と一緒に考える機会にしたいのです。





アメリカとどう適切な距離を取ってやっていくのか。


日本の防衛や安全保障をどうするのか、ってこと。






これからも、米軍に国防を依存し続けていくのか??


沖縄にずっと基地を置き続けるのか?



そして、一番の本丸の問い、

「日本は軍隊を持つのか・持たないのか?」ってこと。






それは、戦後72年間、

ずーーーと先送りにされてきた「宿題」。




私たち一人一人がじっくり

向き合っていく時が来てるんだと思います。






そして同時に、

「でもやっぱり米軍基地がなくなったら不安…」

「やっぱり日米安保がないとなんとなく困る…」

というモヤッとした不安と消極的追認にも、

きちんと応答していく必要があると思うのです。






今年こそ、政局に左右されずに、

その根本に向き合って、解決の端緒につきたい。



現実を変える可能性を少しでも手繰り寄せる年にしたいと思います。







1■自衛隊をどうする? 自衛なら戦闘OK? 「中国の脅威」ってどうよ??■






先送りにされてきた「お題」を書き出してみます。






・憲法に明記されている通り、

 自衛のための軍隊も一切持たないのか?


・本物の丸腰でいくと腹を括れるのか?



・それとも最低限の自衛のための軍隊は持つのか?


・その場合、どこまでを自衛の範囲とするのか?


・自衛隊を軍隊として認めるのか、認めないのか?




・そして何より、日本は何を目指していくのか?


・日本独自のアドバンテージを活かして、

 国際社会でどんな貢献をしていきたいのか?


・何が出来て、何をすべきでないのか、

 そこから逆算して自衛隊をどうしていくのか?






また、最近新たに加わった問いとしては、





・「テロの脅威」とどう向き合っていくのか?


・中国や北朝鮮の軍事行動にどう対応するのか? 


・「集団的自衛権を行使しなくても、

 個別的自衛権で日本は守れる」は本当か?


 …etcがあるでしょう。







こうした問いの解を導く上での補助線となると思うのは、

伊勢崎賢治さんが、著書

「新国防論 9条もアメリカも日本を守れない」や

「テロリストは日本の何を見ているのか」などで

提唱されている内容。





この内容が凄いのは、


国際紛争解決の現場の

徹底的なリアリズムに基づいて、


国防・テロ対策・難民対策・原発政策・

そして対米関係(外交)まで、

トータルパッケージに組み直されていること。


ここに左派の蹉跌も突破する展望があると思います。






以下、相当ざっくりですが、

自分なりに要約させていただきます。








2■国防・テロ対策・原発政策・対米(外交)をひとつらなりで考える





◆テロ対策や安全保障というなら、まず核セキュリティ◆




・安全保障上、最大の脅威は

 中国でも北朝鮮でもない。


・地震大国で、しかも最も防衛の難しい海岸線に、

 「仮想敵国」にむけて原発を54基も並べてる時点で、

 日本のテロ対策は世界で最もザル状態。


・ミサイルや戦闘機なんてなくても、

 1日電源喪失させれば核テロは可能。



・最大のテロ対策・安全保障は、

 「原発は最大のソフトターゲットである」

 という前提に立って、原子力政策・

 核セキュリティを根本から再構築すること。






◆グローバルテロリズムの拡散を防ぐには◆




・イスラム恐怖症がテロリストを先鋭化させる


・難民の巧みな受け入れがテロリストを排除する


・シンプルでも「敵を作らない」

 不断の努力こそが最良最大の防衛







◆テロに対峙するための地位協定改定を◆





・「アメリカの戦争に巻き込まれる」という

左派の懸念は、現実と乖離している。

米軍基地を体内深く抱え込んだ日本は、既に

 9条下でアメリカの戦争をずっと担ってきた。


・テロリストから「アメリカの代わり」に狙われないためには、

 在日米軍基地を他国への攻撃に使わせないこと。

 安保を破棄しなくても、地位協定の改定で可能。


・在日米軍基地は、世界でもありえない「在日特権」。

 右派も左派も取り組むべきは、

 主権回復としての地位協定の改定


・どうやって「米軍基地が無くてもいい状態」に持って行くのか?

 問われているのは、米軍に依存しない安全保障の構想力






9条下の戦争をやめ、自衛隊員を見殺しにさせないための「新9条」◆





・領海警備だろうが、個別的自衛権だろうが、

 国際法では「交戦権の行使」。


 自衛隊の法的身分は、国際法上は

 「ただの武装した民間人」なので、

 国際法的には守ってもらえない。


 だからいま「交戦権」のない状態のまま

 自衛隊を現場へ送り込むのはやめるべき。 

 領海警備も南スーダンも。



・自衛隊に国防や国際貢献を担ってもらうのなら、

 法的身分を憲法に明記してきちんと位置付ける。


 交戦権を認めるかわりに、

 個別的自衛権に厳密に限定し、

 武力行使による紛争解決は永久放棄。


 「9条の精神」を具現する、

 読み替えようのない憲法にする。

 


・国際社会において「保護する責任」を果たせる

 日本の役割を明確にする。 …等々







ざっくりすぎてゴメンナサイ。

詳細は今後、このブログでも引き続き

さらに掘り下げていきたいと思います。



もちろん「これが正しい教えだ!!」とか

絶対化するつもりは毛頭ありません(笑)。


100%合意できないことも有るでしょう。




とにかく、まずはこうした最前線の知見や

現実的選択肢をもっと広く共有し、

議論をすすめていきたいのです。






『右でも左でもなく、前へ!』。






これは、憲政の神様・尾崎行雄の名を冠した賞を

伊勢崎さんらの著書が受賞した際のフレーズですが、

けだし名言だと思います。








3■「知らない奴は黙ってろ」ってのをやめにしよう■





あと、このお題を解く過程で、


「もっと勉強しなくちゃ何も言えない」とか、

「現実を知れば知るほど無責任なことが言えなくなってしまう」

「結局何も出来ないことを思い知らされるくらいなら

気が重くなるから知りたくない」とかの

知識ヒエラルキーのドツボや、

「そっ閉じ」の壁を越えたいんです。





知らなかろうが

シロウトだろうが、

議論してもいいじゃん、って。




なるべくなら、

シェアすることで世界が広がって、

自分の選択肢を増やしていけるように。






冷淡にでなく、冷静に、

客観的事実をまず知って、

なぜ今こうなってるのか、

どんな具体的チョイスがありうるのかを把握して、


でも一番重要なのは、自分がどうしたいのか、

どんな世界を目指したいのか、ってこと。






70年の間に複雑怪奇化して、

すぐには解が見つかるはずのない難題ですが、

現実をより良くしたいと希求する

同じ想いの仲間がいればこそ、

拙くても、僅かずつでも、

解きほぐしていけると思っています。





右も左も超えて、

お互いの智恵や経験や想いを持ち寄り集めながら、

一緒に未来へ、

一歩ずつ前へ、

進んでいきましょう。





PS

安全保障や国防について、

リアルにぶっちゃけ考える

新しいプロジェクトを、

現在、鋭意準備中です。

詳細決定次第、

お知らせさせていただきます!!





【当ブログ内関連記事】



▼何、約束しちゃってんの? 「アメリカとの一体化」は、リスクヘッジとしてもブランディングとしても下策

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▼トランプとISはカードのウラオモテ。「キレイゴトはもうたくさんだ!」という声にどう向き合うか?【2017年頭に・part2】

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▼必見!国防のリアル。「中国の脅威」とガチで向き合う・アメリカが守ってくれない理由。

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▼「住民保護」以前に、自衛隊員が国際法で「保護」してもらえない!それでもいますぐ撤退できない理由。

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▼モンダイは、日米安保でなく地位協定。いくらなんでも71年治外法権はないでしょ!

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by shuklm | 2017-02-01 03:10 | 安保法・安全保障・日米関係/戦争と平和 | Comments(0)

トランプとISはカードのウラオモテ。「キレイゴトはもうたくさんだ!」という声にどう向き合うか?【2017年頭に・part2】。





1■「クズ白人」と呼ばれた人たちが「自分達の声」を得た■


2■「正しさ」に疲れたリベラルもトランプを支持した■


3■「コンビニ大統領とインスタントテロ」が支持される理由■


4■私たちはすでに、トランプにもISにも負けている■


5■「そこかしこにある左派リベラルの壁」を超えるために■







2017年1月21日未明(現地時間20日)。


「トランプ新大統領」就任演説を

リアルタイムで聴きながら。


「イスラム過激派の排除」などの主張は、

中東・アラブ・イスラム教徒の友人や

出会った人たちのことを思い浮かべると

もちろん到底賛同できない内容でしたが、


しかし一方で、

なるべくして大統領になったんだな」と

いうことも改めて感じさせられました。





トランプを支持した人たちは、

こんなにも自らの誇りと言葉を

奪われてきたんだな、と。


文字通りそれを取り戻すことを

彼に託したんだなと。








1■「クズ白人」と呼ばれた人たちがトランプによって「自分達の声」を得た■






誰が、どんな理由でトランプを支持したのか?




例えば、トランプを応援したエイミー・チューさん

「私たち中産階級や貧しい人も、自分たちの声を持てたのです」。


2016119日放映の報ステより

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最も強烈にトランプを必要としたのは、

知識人・リベラル層から

「ホワイトトラッシュ(クズ白人・白いゴミ)」と蔑まれ、

「繁栄から取り残され、忘れ去られてきた」没落した中間層の人たち。




トランプが就任演説でも

「皆さんはこの後、決して無視されることはない」

と呼びかけた人たちです。



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ホワイトトラッシュ当事者によるリアルレポはコチラ!

▼トランプに熱狂する白人労働階級「ヒルビリー」の真実

http://www.newsweekjapan.jp/watanabe/2016/11/post-26.php






マイノリティーであるという言い訳すら出来ない

マジョリティたちの、リベラルや支配層に対する

「オマエらのキレイゴトはもうたくさんだ!」という肉声が、

彼を大統領に押し上げた







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▲『トランプは世界をどう変えるか? デモクラシーの逆襲』20161230日発行




この本で、エマニュエル・トッド氏&佐藤優氏も

非常に端的に冷静に指摘しているとおりです。



立ち位置は違う2人ですが、

誰がトランプを支持したのか?という分析は

ピッタリ合致していました。




「ラストベルト(錆びついた地帯)の人々」、

「長い歴史を持つ製造業の地元」、

「虐げられたプロレタリアートたち」(トッド氏)



「既成権力作り出したシステムから放り出され、

職も生活も奪われたと感じている下層白人」

「今まで一度も選挙に行ったことのない、

組織化されていないルンペン・プロレタリアート」(佐藤氏)




既存の支配層やリベラルが無視し忘れ去ってきたこの人たちを、

味方につけることが出来る能力が選挙の勝敗を決した、と。








2■「正しさ」に疲れたリベラルも、トランプを支持した■






そして忘れてはならないのは、トランプを支持したのは、

ホワイトトラッシュだけでなく、

メジャー知識人層やリベラルも含まれていたこと。




私にとって一番わかりやすくて衝撃的だったのは、

イラク戦争や「テロとの闘い」にも反対していた

クリント・イーストウッドが、

「ポリティカル・コレクトネスがもう息苦しい」と

トランプ支持に回ったということでした。




クリント・イーストウッドがトランプ氏支持 「軟弱な時代だ。誰もが発言に細心の注意を払う」

http://www.huffingtonpost.jp/2016/08/05/-clint-eastwood-donald-trump_n_11345598.html


▼言いたい事も言えない世の中に? アメリカを悩ます「政治的正しさ」 保守派も主張強める

http://newsphere.jp/world-report/20151204-2/




パーティに招待する人の比率(人種・宗教・性別)にまで

気を使わなくちゃいけないような、

「ポリコレ=政治的正しさ」への疲れ。


つまり、

「そんなにキレイゴトばかりじゃ生きられねーよ」ってコト。




おおっぴらにトランプ全面支持ではなくても、

そういう形でしか表現できない現状への異議申し立て。





そしてその声は、ホワイトトラッシュたちの

「お前らのキレイゴトはもうたくさんだ!」

という叫びとピタリと重なる。





ココだと思うんです。





左派の主張が、トランプ側へ人を追いやってる。


コレを理解しないと、左派リベラルは永久に勝てない。





むしろ、常に「正しい」ことを言ってるからこそ、

「正しさ」ゆえに勝てなかった。





逆に言えば、展望を開くカギはココにあると思うのです。









3■「コンビニ大統領とインスタントテロ」がなぜ支持されるのか?■






エマニュエル・トッド氏の著書でも

「グローバリズムに収奪された人々の怒りが

いま米国を、世界を、変えようとしている」と

指摘しているとおり。


グローバリズムによる絶望的なまでの格差の拡大が、

「社会主義者」バーニー・サンダースへの支持と同時に、

トランプ現象という「支配層への叛乱」を生んだ。




「超富裕層8人が36億人分の資産を所有」過去最大の所得格差に拍車

https://zuuonline.com/archives/136408


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で、ココから先はやや強引な仮説ですが。


取り残されたマジョリティの逆噴射が「トランプ的なもの」とするなら、

排除されたマイノリティーの反撃が「IS的なもの」、

と言えるのではないか?




欧米的な人権思想とか民主主義とか繁栄から

はじき出されたマイノリティーの怒りの表現、

社会への復讐の究極形態がIS





トランプとIS、その支持者のいずれもが、

国家も企業も家族も守ってくれない

むき出しのグローバル世界と

直接向き合わなくてはならなくなった者同士。




共通してるのは、支配層でない人たちによる反撃。

「正しさが俺達を救ってくれたか?」

「キレイゴトはもうたくさんだ!」という叫び。



反グローバリズムという意味では、

噴出の仕方が違うだけで、ウラオモテの事態。




フェンス一枚隔てた「あちら側」と「こちら側」で

互いに争わされている、

合わせ鏡のような存在なのではないかと。






だから、隔てられ分断されてる場合じゃない。


向き合うべき相手は、

「グローバリズムが生み出す格差の拡大」

という課題だと思うんです。





ワタシは共産主義者ではないし、

「弱者の復讐としての革命」は標榜しませんが、

格差を拡大する下部構造(経済システム)を変えない限り

いくら表面を取り換えても解決しないというタームは、

その意味においては妥当だと思います。








4■私たちはすでに、トランプにもISにも負けている■






深刻なのは、左派リベラルが、

社会変革の選択肢に入っていない、ということです。




ISに参入しているのは、

排除されたマイノリティだけじゃない。


社会の破壊や不遇への復讐のためではなく、

現状に疑問を持つ若者たちをも惹きつけているということです。



例えば小児科医だったオーストラリア人青年が

IS勧誘ビデオに出演し忠誠を誓ったように。




▼私達はすでにISに負けている。そこから始める必要があるのでは?

http://syuklm.exblog.jp/25305143/





「若者の義憤を受け止めることができない

私たちの社会の側の問題なのだ」と、

IS系組織から息子を連れ戻したベルギー人・

ディミトリーさんが語っています。


「過激派に走る若者を排除しても解決しない」、と。▼

http://syuklm.exblog.jp/25276106/





ディミトリーさんISへ参加した彼らは、

世界をより良くしたいと願う若者たちです。


若者というのは、人生の理想を追い求めるものです。


私が子どもの頃は、

マーチン・ルーサー・キング牧師や

ケネディ大統領のような理想を語る人がいました。


現代になにがありますか?


私たちの社会のシステムに欠陥があるのです。

私たち大人の側の責任なのです」。






いま私たちの社会は、

IS以上に魅力的な展望を提示できていないということ。







つまり私達は、ISにもトランプにも負けている。






だから、左派リベラルは、

まず負けていることを認めよう、と言いたいのです。


もちろん自分も含めて。








5■「そこかしこにある左派リベラルの壁」を超えるために■





「反グローバリズムは、今後10年続く潮流となるだろう」

という経済予想もあります。


グローバリズムがもたらす格差と不平等を放置する限り、

それへの対抗としての「トランプ的なもの」や「IS的なもの」

への支持は止まないでしょう。



しかしそもそも、彼らが変えたいと願っている現実は、

私たちと同じなのでは?


共通して変えたいのは、「グローバリズムによる格差の拡大」。

当たり前に未来に希望を持って生きられないという現実。





少なくとも、

トランプにしか未来を託せない人たちに対して、

そうではない選択肢を提示することはしたい。


トランプでなくても、その現実と

まともに向き合おうとする人間がいると。





ISにしか活路を見いだせない人たちに対して、

ISにならなくても、世界を滅ぼさなくても、

世界をより良くしたいと行動する人間はいるのだと。





そういう意味では、私たちの願いは同じなのだと。







「わかりやすい物語」に回収するのではなく、

「人権」とか「9条」とか既存のワードに寄り掛からないで、


生きた人間に届く言葉を取り戻さなくてはならないのは、

私達も同じだと思うのです。





「そこかしこにあるリベラルの壁」が、

トランプやISの側へ、人を追いやっている。


どうすればそれを超えられるのか、

それを探りたいのです。






自分の正しさの確認のためでなく、

現実に疑問を持ち、変えたいと願う、

あらゆる人達とともに。





一緒にその途を手繰り寄せていきましょう。








※文章一部加筆しました(2017.1.22)
 タイトル改題しました(2017.1.29)


【当ブログ内関連記事】


▼「トランプ大統領誕生」のリアルホラー。ピンチをチャンスに変えたい3つのこと。

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▼トランプのちゃぶ台返しピンチをチャンスに変えたい・その2。「心変わり」した相手に依存しないで生きてく道を探そう。

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▼トランプのちゃぶ台返し。ピンチをチャンスに変えたい・その3。ぶっちゃけ安全保障を考える機会に!お薦めリアル本はコレ!!

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by shuklm | 2017-01-21 08:34 | 安保法・安全保障・日米関係/戦争と平和 | Comments(0)

元アメリカ兵の謝罪に胸を突かれる…私たちはそれほど「無実」でいられるのか?







■アメリカの戦争犯罪への謝罪、「平和国家日本」への想い■






先月、全国スピーキングツアーで来日した

「平和を求める退役軍人の会」の元海兵隊員

マイク・ヘインズさんの講演は、謝罪から始まりました。




「オバマ大統領が日本に来た時に、

彼が言わなかったことを私はお伝えしたいと思います。


広島と長崎に原爆を落としたことを、

心よりお詫びしたい。


東京大空襲をお詫びしたい。


沖縄を支配していたことを謝りたい」。





その誠実さと真摯さに胸打たれるとともに、

いたたまれない思いでどうにも落ち着かなかったのは

私だけでしょうか。





「日本は70年間ずっと戦争をしてこなかった」


「平和憲法を持つ世界でも稀な国」


9条は世界に示すべき貴重なもの」…。





全く同じような言葉を、かつて私は

パレスチナ・イラク・アフガン・シリアなどの

人たちからも直接言われました。




「広島・長崎の原爆の廃墟から、

奇跡の復活を遂げた日本」


「戦争をしない特別な国」


「日本の良心に期待している」…と。





しかし、日本の米軍基地がなければ、

アメリカはあれほど簡単にイラクで、

中東で、戦争は出来なかった。


「沖縄だけじゃない。神奈川も含めた基地が

アメリカの戦争を支えている」。


それは、自分が米軍基地の直近で

身をもって思い知らされた実感でした。






■「神奈川の基地がアメリカの戦争を支えている」と痛感した爆音直下の日々■





以前、神奈川県の厚木基地近く、

米軍機の飛行ルート直下に住んだことがあります。



アフガン攻撃の直前、開戦の数週間前から、

厚木基地での爆撃機の飛行訓練が毎夜毎夜、

どんどん大音量になっていきました。


そしてイラク戦争直前には、

テレビの音量を最大にしても全然聞こえないくらいの、

後頭部を力ずくで押さえつけられるような轟音が、

夜中までノンストップで続き、まったく眠れない。



それがある日突然、ピタッと止まる。

嘘みたいに聞こえなくなる。



それはアメリカの空母が日本から出撃した証拠。




訓練飛行の爆音が激しくなると、

「ああ、もうすぐどこかで戦争が始まるんだな」と、

近くで生活している人間にはすぐわかる。



自分達の住んでる街が、空が、アメリカの戦争に使われてる。



実際、私の頭上で訓練した戦闘機の属する米海軍の

太平洋第7艦隊が、アフガンやイラクの住民を爆撃しました。






■「戦後日本は平和」だったのか??■






横須賀港にいる空母の爆撃機を訓練する厚木基地。


ベトナム戦争時も兵站としてフル稼働し、

ベトナムに搬出されようとする戦車を住民がとめたのは、

相模原市にある相模補給廠。


そして在日米軍の総司令部があるのは、

座間市にある「キャンプ座間」。


イラク戦争もここの指揮のもとに遂行されました。



これらはすべて神奈川県にあります。



▼通称「リトルペンタゴン」キャンプ座間(神奈川新聞より)

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そして沖縄の基地で訓練した海兵隊員がイラクへ向かった。




日本全土を基地として提供している。


朝鮮戦争をはじめ、戦後のアジア・中東での

アメリカの戦争を、日本全土を使って支えていることは間違いない。


だからとても平和だったなんて思えない。




私達の政府は、アメリカの偽りのイラク戦争を支持した

(ブッシュもブレアも開戦理由の大量破壊兵器は

なかったと認めたのに、日本だけがいまだ認めず)。


私達の力が足りず、イラク戦争を止められなかった。

何も知らないアメリカの若い兵士たちをイラクへ送った。


自分が無実だなんてとても思えない。




アメリカの元兵士たちが、

戦場を経験したがゆえに平和の得難さに気づき、

9条を大切に思ってくれているのは本当に有難いけれども、


だからといってそれを印籠のように掲げて

「ほらやっぱり9条大事!だからこれから先も

これまでどおり9条を守っていけば大丈夫」と

自己確認してお終い、になんて出来ない。



彼らがどれほど自分の過去の罪と傷に向き合ってきたのか。


いまでも苛まれる戦場の記憶を、

身を削るように語ってくれたことに対して、

それに寄り掛かるだけにはならないようにしたいと思うのです。






■いままでの「平和国家」という武器の限界■






彼ら元米兵や中東からの「平和国家日本」への期待は、

もちろん「美しい誤解」も含まれているでしょう。


だとしても、そういうのを全部ひっくるめて

アドバンテージとして自覚的に活かして

「平和国家」として立国していくことが

日本の進むべき道、と私も考えてきました。




しかし、安保法制と南スーダン新任務という

未知の領域に踏み込んでしまったいま、

もはやそれは通用しなくなっているのではないか。


その「美しい誤解」を武器にするのは、

もう限界なのではないか。





日本の「戦後」は平和なんかじゃなかった。

9条がありながら、米軍基地をこれほどまでに

体内深く抱え込んで、一貫してアメリカの戦争を支えてきた。



そういう認識に立って初めてその先に進めるんじゃないかと思うんです。





71年間治外法権を放置し、主権を放棄することで

得てきた「平和」と「安全」。


ココから先は、まさに「アメリカに与えてもらった平和」でなく、

自らが選択する平和をどうやって創っていくのか、

自らがどうやって主権を勝ち取っていくのか、

というハナシだと思います。





来年は、そこをさらに掘り下げていきたいと思います。



自らの正しさの確認のためでなく、

現実を少しでもより良いものに変えていくために。




来年もお付き合いいただけますと幸いです。

皆様にもどうぞ良い年でありますように!


1年分の感謝を込めて…





byしゅくらむ


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by shuklm | 2016-12-31 18:25 | 安保法・安全保障・日米関係/戦争と平和 | Comments(0)

祝・尾崎行雄財団大賞受賞! 国防・テロ対策・原発政策・外交をひとつらなりで考えるための必読書!





伊勢崎賢治さん著『テロリストは日本の「何」を見ているのか』(幻冬舎刊)が、

尾崎行雄記念財団の「ブックオブザイヤー2016」の

国際・外交部門 大賞に選出されたとのことです!


心からお祝い申し上げます🎉


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▼尾崎行雄記念財団咢堂ブックオブザイヤー2016 HP

http://www.ozakiyukio.jp/gakudojuku/boy2016.html




****財団HPより・シェアココから****



国際・外交部門大賞の『テロリストは日本の「何」を見ているのか』は、

日本にとって数ある脅威の一つ、グローバルテロリズムが

わが国に焦点を当てる可能性を警告した点が高く評価されました。



圧巻は同書の第8章「テロに対峙するための新9条」に記された

「ウヨクとサヨクに伝えたいこと」と題された項です。


机上の空論でない、アフリカや中東で国際紛争や

テロリズムの現場を経験した実践者によるメッセージは、

党派や立場を超えてすべての読者に問いかけます。




******************






授賞理由にもある通り、この本の凄いところは、


国際紛争解決の第一線に一貫して身を置いてこられた方の

現場の生の声というだけでなく、


国防や安全保障の専門家でさえ想定してこなかった

「核テロ」の巨大リスクを抉り出し、


返す刀で、右派も左派も見ないふりをしてきた

原子力政策やテロ対策や国防の課題に

正面から斬り込んでいることでしょう。





そして、グローバルテロリズムに対峙するための

日本が依って立つべき方向と外交路線まで。


バラバラな各論ではなく、

ひとつらなりのものとして提示されています。





特に、国防(安保)のために主権を放棄してきたウヨク、

国防を米軍と沖縄に頼りながら「9条があるから平和だった」と

片面からしか語らないサヨクへの批判は、

痛いくらいに正鵠を得ていると感じました。




その両方から批判されることを覚悟で書かれた重要指摘。





あまりの辛口に忌避したくなる人と、

「よくぞ言ってくれた」と喝采する人と、

評価は真っ二つに分かれるかもしれませんが、


目を逸らしても喜んでいても、

それだけで現実が良くなるわけじゃない。





自分の願望に合わせて世界を切り取るのではなく、

困難な現実と真正面から向き合って、


何が最善・次善か、少しでもにじり寄り

ひとつずつ掴み取っていくために、

確かな手掛かりになる一冊だと思います。





ぜひ、虚心坦懐に一読をお勧めします!!







このブログでも、今後も内容詳細をすこしずつ

書いていきながら共有していきたいと思います。






【当ブログ内関連記事】


▼トランプのちゃぶ台返し→ピンチをチャンスに変えたい・その3.ぶっちゃけ安全保障を考える機会に!お薦めリアル本はコレ!

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by shuklm | 2016-12-25 21:06 | 安保法・安全保障・日米関係/戦争と平和 | Comments(0)

地位協定にまつわる誤解その1・「9条がある限りアメリカと対等になれない」??→いやいやソレ改定と関係ないから!









「日米地位協定の改定」をライフワークと公言されている

伊勢崎賢治さんからの指摘。


まさにココが要諦!!と思いましたので、

シェアさせていただきます。



■「9条があって軍を持てないから、

日本はアメリカと対等になれない」は本当か??■




***伊勢崎賢治さんFBより************



Kenji Isezaki

2016.12.7


愛国者のみなさん。

対等な関係になってこその日米同盟です。


世界的にも異常なこの「在日特権」を

是正するため立ち上がりましょう!



日米地位協定の改定について、このような発言をすると、

日本が「軍」を持たない限りいくら何言ったってダメ、

という反応があります。


つまり、9条があるかぎり、

アメリカと対等になれない、という理屈です。


同盟を、軍事同盟、つまりmilitary allianceとするならば

(僕の米軍関係者の友人のサークルの中では、

日米のそれはsecurityallianceと、区別して呼ぶ向きがあります)、


同盟とは「交戦」できる国家同士のあつまりですから、

「交戦」を否定する9条がある限り、

日本はアメリカと対等になることはないのでしょう。


でも、アメリカの関係公式文書を読む限り

(集英社から地位協定の共著を執筆中で調査中)、


100以上もあると言われているアメリカが結ぶ

様々な地位協定の「改定」にかかわる要件については、

日本が交戦国になれないことでアメリカが

日米地位協定を特別視する記述は見当たりません。



アメリカ政府には、Global SOFA Templateという、

地位協定の交渉における標準の雛形があります。


アメリカの国益を最大限に追求した内容ですが、

アメリカ自身が、無理筋、つまり

「こんなの、受け入れ国が全部呑むわけねえ」と

認めている代物で、あまりにも国際外交の現実から離れていると、

これの運用を変える議論がアメリカ政府内であるのです。


地位協定の運用においてアメリカ政府が一番気を遣っているのは、

受け入れ国の「国民感情」です。


特に、「事故」が起きた時の。



だから、Global SOFA Templateから、どこまで譲歩できるかを、

真剣に議論しているのです。


日本では、事故が起こっても

「国民運動」の引き金となることはなく

「沖縄の問題」で終わってしまう。


アメリカが締結している地位協定は数あれど

改定がないのは日米地位協定だけであり、

その内容はGlobal SOFA Templateそのものです。



貼り付け元 <https://www.facebook.com/profile.php?id=100004018046931>




**シェアココまで******************





アメリカ国内でも、「さすがにコレ無理だべ?」と

地位協定運用の見直し議論があるんですね!


それがそのまままかり通っちゃってる日米地位協定は、

どんだけスペシャルな「在日特権」なの??ってこと。



むしろアメリカ政府が一番気にしているのは、

受入れ国の「国民感情」、

特に、事故時の反応なんだと。



交戦権を持ってるかどうかは関係ない!

ソコじゃないんです。




だから、ホントに私たち国民次第なんだと思います。


「守ってもらってるから何も言えない」って、奴隷ですか??



これは、独立した国家として当然の権利を主張できるか、というモンダイ。



まさにいま、「沖縄の問題」だけに終わらしてはいけないのだと思います。






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by shuklm | 2016-12-18 20:54 | 安保法・安全保障・日米関係/戦争と平和 | Comments(0)

モンダイは、日米安保ではなく地位協定。いくらなんでも71年も治外法権はないでしょ!








■世界中でも日本だけ!戦後ずっと治外法権■




今年5月、沖縄で19歳の女性が米軍関係者に殺害され遺棄された

痛ましい事件の後に書かれた伊勢崎賢治さんの記事。


少し前のものですが、ズバリ本質を突いているので

シェアさせていただきます。





***シェアココから***



世界的にもこんなの異常だ!在日米軍だけがもつ「特権」の真実

沖縄女性遺体遺棄事件から考える


2016531

伊勢崎 賢治 プロフィール


http://gendai.ismedia.jp/articles/-/48780




”これは、国内に国内法が及ばない世界を内包するという、

一つの異常事態をどう捉えるか、の問題である。”


”裁判権における日本の地位はアフガニスタンより低い”


(ドイツやイタリアなど)”同じ敗戦国の中で、

占領時代から脱していないのは、日本だけである。


発効以来、こんなに長期間一字一句も変わらないのは、

日米地位協定しかない。”



”お隣の韓国もすでに二度改定している。”



”同じようにアメリカの占領時代を経たフィリピンのケースは、特記に値する。


アメリカの植民地であった同国は、

現地の経済や文化と深い関係を築いてきた

スービック湾海軍基地やクラーク空軍基地を含め、

大規模な米軍基地を維持していた。


日本の「思いやり予算」とは真逆に、

アメリカは毎年数百億円もの「家賃」をフィリピン政府に支払っていた。


この「実入り」にもかかわらず、

フィリピン米軍基地は植民地主義の名残だとする

フィリピン国内の民族運動の高まりと、

ピナツボ火山の噴火で基地の大部分が

使えなくなったことを契機に、

フィリピン政府は米軍基地の全閉鎖を決めた。1992年のこと。



その直後だ。中国が南沙諸島の実効支配を始めたのは。

米軍基地は、やはり「抑止力」になっていたのだ。



その後、フィリピンは、アメリカとの関係修復に奔走する。


それでも、以前のような地位協定ではなくVisiting ForcesAgreement(VFA)、

アメリカ軍はあくまで客人として訪れてフィリピンの基地を使ってもいい、

という関係の協定を締結した。


基地の主権はフィリピン側にある”



”ドイツやイタリアと同様、米軍が何をするか、

何を持ち込むかは、フィリピン政府の「許可制」である。



”アメリカとの同盟関係を維持強化しながらも、

対等で、かつ「(主権の及ばない)基地なき同盟」の

一つの形であろう。”





***シェアココまで**



こうした実態を踏まえて、

最新書「テロリストは日本の何を見ているのか」では、

「地位協定の改定こそが、右も左も取り組むべき課題」

として指摘されています。




全くその通りだと思います。




日米同盟を維持することと、

唯々諾々となんでも相手の主張を鵜呑み・丸呑みにするのとは

まったく別問題。


「好きに使って下さい、何をしてもお咎めなしです」

というのは論外。


政府がいう「フツーの国」ですらないですよ。




いままでそれは、「沖縄の問題」として

放置されてきた。


その結果が、このニコルソン4軍調整官の発言。

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沖縄 Japan Action ~みんなで手をつなごう~より





しかし実際問題として、

オスプレイひとつをとっても、

もはや「沖縄だけの問題」ではありません。






■同じ人間として扱われていない■




神奈川県・横須賀で平和運動に取り組んでこられた方から伺ったのですが、

1月から千葉県の陸上自衛隊木更津駐屯地で

オスプレイの整備が行われる予定になっており、

試験飛行で横須賀の上空も飛ぶのではないかと

不安が募っているそうです。


また、横須賀を母港としている米軍の原子力空母

ロナルド・レーガンの連絡機として、

今後オスプレイを使うと言われています。


すでに、横須賀には2度飛来しているのが

地元住民の方が目撃されています。


しかもそのうち1回は、運動会真っ最中の

小学校の上を飛行していったそうです。



それでいて、米軍住宅の上空は飛行していません。




先月、神奈川の米軍厚木基地に

元海兵隊員マイク・ヘインズさんを案内したのですが。


民家が密集した路地の向こうに広がる基地、

滑走路直近を走る国道や鉄道、

爆撃機が離発着する真下の公園で遊ぶ親子連れを見て、


「こんなことはアメリカでは考えられない」

「ありえない…」と絶句していました。




この差は一体なんなのか??


アメリカにとって日本人は同じ人間扱いされてないのか??




そういうなんとも言えない怒りと違和感。


それはそのまま沖縄の人たちが本土に対して

抱く気持ちにも通ずるのではないでしょうか。




なぜ本土に置けない危険な基地を沖縄だけに置き続けるのか?


沖縄は日本じゃないのか?


なんで沖縄だけは常に例外なのか??





■右も左も取り組むべきは「主権回復」■




沖縄では、「本土復帰しなければよかった」、

という声すらあります。




アメリカ軍政下の1959年、

宮森小学校にジェット機が突っ込んで炎上、

小学生11人と住民6人が亡くなり210人が重軽傷を負う

大惨事が起こっても、事故は繰り返されてきた。




その軍事占領を脱して、人権を保障されたい。

平和憲法の9条が守ってくれるはずだ。


そう願って復帰したはずなのに、

沖縄の基地はそのままどころか増え続け、

戦後、沖縄は常に憲法の例外に置かれてきた。


一度として日本国憲法は沖縄を守ってこなかった。




「左派」は、そのことに向き合うべきだと思うのです。





そして結局、戦後ずーっと

地位協定を放置してきたことで、

「日本国民」すら結果的に守れなくなっている。



いくらなんでも、71年間も治外法権はないでしょ!




もういいかげんに奴隷根性はやめて、

本当の意味での「主権回復」と「独立」を

確立するべきなのではないでしょうか。




別に「今すぐ日米同盟破棄しろ」とか

そんなことを言いたいわけじゃありません。



それ以前に、まっとうな主権国家として、

当たり前のことを当たり前に主張したいだけ。


「対等な同盟」と言うのなら、まずそれこそが先でしょう。



「真の愛国」というのなら、右派は

そのことに向き合うべきだと思います。





立場の違いを越えて、

地位協定の見直しを求めます。





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by shuklm | 2016-12-15 22:38 | 安保法・安全保障・日米関係/戦争と平和 | Comments(0)

元海兵隊員も「危険を感じた」オスプレイは、日本の防衛と関係ナシ!今すぐ配備中止を。








オスプレイ「不時着」???米軍は「墜落」と報道▼

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■拡散希望大袈裟太郎さんの現地動画!







「不時着」現場のバラバラの機体。


コレ、本当に陸に近いです。

沖というより、海岸。

潮が引いたら歩いて行けるくらいの浅瀬です。



ひとつ間違えば本当に大惨事ですよ…。




現場に駆け付けるために大袈裟太郎さんが

乗り込んだタクシーの運転手さんが

「オスプレイが落ちた」と聞いて発した第一声は、

「だからよー!」だったそうです。



「だから俺達は危険だって言ってきたんだよ」

という思いだったんでしょう。




日本政府は毎回「日米安保堅持」「安全保障のため」

と繰り返すけれど、

沖縄の人たちの「安全」はどうなのか?


全然保障されていないじゃないか??








■実際にオスプレイに乗った元海兵隊員も指摘





先月来日した元海兵隊員のマイク・ヘインズさんは、

実際に特殊部隊員として

オスプレイから飛び降りる任務に従事した時のことを、

「非常に危険を感じた」と話していました。



「普段、他の戦闘ヘリから飛び降りる時は

まったく恐怖を感じなかったし、

機内でモノに掴まったりしない。


しかしオスプレイからの時は、

機内で何箇所も掴まっていなくてはならなかった」と。




米軍4軍の中でも最強の「命知らずの部隊」ですら、

そう言ってるんですよ。




この事故はたまたまの偶然じゃない。







■「住宅じゃなかったから感謝しろ」。これが米軍の「本音」




▼米軍4軍調整官、沖縄県副知事に

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(FB公開ページ 沖縄 Japan Action ~みんなで手をつなごう~より)






てめ、マジふざけるな。



と思いましたが、彼は大変正直・率直に言っただけなんでしょうね。


米軍としては「頼まれてるからいてやっているだけだ」、と。





日米安保に基づいて思いやり予算もらって駐留してて、

作戦任務上、米軍は住民を保護する必要はない。


日米地位協定上でも、たとえ住民が死亡しても

日本は捜査する権利はないんですよね。





実際、横浜の住宅地に米軍機が墜落して親子が死傷した時も、

米軍は住民を救助しませんでした。



今回も、現場に向かった名護市長や

沖縄県環境課の職員までも追い返されてます。

(森住卓さんのFBより)

https://www.facebook.com/takashi.morizumi





▼米軍機墜落は、沖縄復帰後45件

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(名護市発行のパンフレット「米軍基地のこと、辺野古移設のこと」より)






どんなに危険な事態が起こっても、

アメリカに「何かわかったら教えてくださいね」って

「お願い」する以外、なんにも出来ない。






これが、地位協定のカベ。






伊勢崎賢治さんが何度も指摘されていますが、

こんな不平等な地位協定を変えずにいるのは、

世界広しと言えど日本しかありません。



韓国やイラクですら改定させているのに!ですよ。






つまり、あとは日本の本土の私達の側の問題、

ということなんですよね。



沖縄はもう限界までNOと言い続けてきたんですから。






本土の私たちの中にある、


「米軍基地が無いとなんとなく不安」


「日米安保が無いとなんとなく困る」という


「大して悪意のない、ふわっとした追認」が


積もり積もってきた帰結に過ぎないんだと思います。










■オスプレイは国防に関係ない!






じゃあさ、そもそもオスプレイってなんのために要るの?

ってことなんですが。





尖閣防衛のために必要?



いやいや、海兵隊司令官が

「仮に尖閣防衛で日米同盟が発動しても、

離島奪還は海兵隊の仕事ではない」と明言してるのに??


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▲「辺野古新基地建設 4つの誤解」より

(発行:辺野古・高江を守ろう!NGOネットワーク)






対中国に有効?


いやいや、空母とミサイル持ってる相手に、

輸送機でいったい何が出来るんですか??






オスプレイの使途目的は、

かつてのマイクさんのような特殊部隊の戦闘員を運ぶ輸送機です。



広い滑走路がなくても垂直に離発着するため、

実戦配備されたのはアフガニスタンや南スーダンです。


しかも墜落死傷事故を起こしたり、

欠陥のために任務を遂行できていません。






▼「それってどうなの?沖縄の基地の話。」より

(発行:沖縄米軍基地問題検証プロジェクト)

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アメリカの対外戦闘にしか使われないんですよ。







だから、

「日米安保のためには仕方ないんじゃ…?」という人に、

声を大にして言いたい。





「安心してください!!

オスプレイ配備しなくても、

日本の国防とは一切、関係ありませんから!!」





少なくとも、日本の防衛から考えても、

危険なオスプレイの配備は即時中止すべきです。


高江の「神の棲む森」をなぎ倒して建設されている

オスプレイの新基地もいらない。





だって安全保障って、日本で生きてる人間の

安全のためのものですよね?


安倍政権は、「国民の命と暮らしを守る」、

と言いましたよね??



それを確実に実行してもらわないと。




それすらアメリカに言えないんだったら、

もはや主権国家じゃないでしょう。






これは右も左も関係ない。


あらゆる力を合わせて、

その声をあらわしていきましょう。








【参考文献など】


深堀したい方はぜひコチラを!!

取り寄せできますよ!!



▼名護市発行のパンフレット「米軍基地のこと、辺野古移設のこと」

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▼「辺野古新基地建設 4つの誤解」

(発行:辺野古・高江を守ろう!NGOネットワーク)

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▼「それってどうなの?沖縄の基地の話。」

(発行:沖縄米軍基地問題検証プロジェクト)

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【当ブログ内関連記事】


■マイク・ヘインズさん(ベテランズ・フォー・ピース

平和を求めるアメリカ退役軍人の会)の

トーク採録はコチラからご覧ください↓

カテゴリー「元兵士が語る戦場リアル」

http://syuklm.exblog.jp/i24/


■突然オスプレイ新基地建設先となった高江のドキュメンタリー

映画「標的の村」レポ・私達の知らない沖縄リアル。↓

http://syuklm.exblog.jp/26221442/


■これなら私にも出来るかも? オキナワ初めてのアナタに贈る、今すぐ可能な3つのこと。

オキナワにまつわる3つの誤解を解こう!etc

新カテゴリー「forビギナーズ・沖縄初めてのアナタに」まとめました↓

http://syuklm.exblog.jp/26243695/






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by shuklm | 2016-12-14 22:52 | 安保法・安全保障・日米関係/戦争と平和 | Comments(0)

【動画アリ】元アメリカ兵と行く神奈川の米軍基地 part1・厚木基地;爆撃機の訓練場/直近に遊び場・民家・国道が…

VFP Michael Hanes@US Navy base in Kanagawa, Japan
guide by Hiroo Kubo/interpretation by Yukiko Takei(Overseas)




「ベテランズ・フォー・ピース 平和を求める退役軍人の会」の

2016全国スピーキングツアーで来日した元海兵隊員・

マイク・ヘインズさんと、

ベテランズ招聘に尽力されたOverseasの武井由紀子弁護士を

厚木基地にご案内して、

「平和をつくる大和市民の会」の久保博夫さんに

基地ガイドをしていただきました。



***INDEX***


1■近くに国道!飛行ルート直下に遊び場!■

2■なぜ危険なNLP(夜間離発着訓練)が必要なのか?■


****

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厚木基地は、米軍と自衛隊が共同使用している航空基地。



現在は、横須賀の米軍基地に停泊している

アメリカ海軍・太平洋第7艦隊に所属の

爆撃機の訓練やメンテナンス等に使われています。





これが厚木基地だ!

久保さんが案内時用意してくださった図

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1■こんな近くに国道が!飛行ルート直下に遊び場が!■




▼元アメリカ兵と行く神奈川の米軍基地・厚木基地1/VFP Navy base in Kanagawa, Japan





東名高速方面から東門方向へ向かっています。


延々と基地。

延々と滑走路。


そして、こんな直近に国道が!

民家がびっしり密集してる隣に基地が!





▼元アメリカ兵と行く神奈川の米軍基地・厚木基地2/VFP Navy base in Kanagawa, Japan


(急遽ピンチヒッターで通訳下さった武井さん、

有難うございました!!)




飛行ルートの真下、相模鉄道の上にかかる橋は墜落防止用。


以前、戦闘機が墜落し住民が死傷する事故があったため

 確保されていた墜落防止用の国有地は、

 いまは市のドッグランになっているそうです。。。





▼元アメリカ兵と行く神奈川の米軍基地・厚木基地3/VFP Navy base in Kanagawa, Japan



西門方面より臨む厚木基地遠景。


見渡す限り基地。



滑走路には、横須賀基地から運んだ

米軍の現在の主力戦闘爆撃機「FA18ホーネット」が並んでいます。


127日、同型機が高知沖に墜落しパイロットが死亡しています)




飛行ルート直下に返還された地域には、

親子で遊べる公園が新しく出来ていました。






2■なぜ危険なNLP(夜間離発着訓練)が必要なのか?■





この日は静かでしたが、

厚木基地周辺に激しい騒音被害を生んでいるのが、

NLP(夜間離発着訓練)の

「タッチ・アンド・ゴー」です。




爆撃機は、空母の甲板を滑走路にして離発着します。



真っ暗な夜の海上に浮かんだ空母の滑走路は、

小さな点のような目標物です。


着陸時にうっかりオーバーランしたら最後、

海に真っ逆さまに転落してしまう。



それを防ぐために、

厚木基地の滑走路を空母の甲板に見立てて、

急速発進⇒急直下着陸⇒急発進

(タッチ・アンド・ゴー)を繰り返すのです。




夜の空爆を可能にするためには、夜間訓練は不可欠。


この訓練なしには、空母での出撃は成り立たない。





住宅密集地での飛行訓練は、

アメリカ本土では禁止されています。





厚木基地なしには、米軍の空爆、

米軍の戦争はありえないのです。






ミニ知識;

厚木市にないのに厚木基地というのは、

旧日本軍の厚木飛行場があったから。

(ダグラス・マッカーサーが降り立った飛行場ですね)

実際には大和市と綾瀬市にまたがっています。





【元米兵と行く神奈川の米軍基地 part2・

横須賀基地 へ続きます】









■ベテランズ・フォー・ピース(Veterans for Peace)とは:

退役軍人、軍人の家族、同志で構成される国際組織です。

平和の文化を構築し、戦争の真のコストを露出させ、

戦争の傷を癒すことに専念しています。

ネットワークは、米国および海外全体で120以上の支部で構成されています。

公式サイト:

https://www.veteransforpeace.org/


■ベテランズ・フォー・ピース 2016/11 来日ツアー実行委員会:

OVERSEAs(安保法制に反対する海外関係者の会)

https://www.facebook.com/events/1788504961423362/




【当ブログ内関連記事】


【採録】元アメリカ兵が語る戦場リアルPart1・なぜ自分はイラク戦争に行ったのか?

http://syuklm.exblog.jp/26421959/


【採録】元アメリカ兵が語る戦場リアルPartイラク戦争で直面した現実「自分こそがテロだった」。

http://syuklm.exblog.jp/26424625/


【採録】元アメリカ兵が語る戦場リアルPart・今も兵士を苛む戦争の記憶。PTSDから回復する力を与えてくれた2つのこと。

http://syuklm.exblog.jp/26426629/


【採録】元アメリカ兵が語る戦場リアルPart・平和のために伝えたいこと。

http://syuklm.exblog.jp/26430264/




※新カテゴリー「元兵士が語る戦場リアル」を追加しました。

http://syuklm.exblog.jp/i24/




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by shuklm | 2016-12-11 22:21 | 安保法・安全保障・日米関係/戦争と平和 | Comments(0)

厚木基地爆音訴訟・最高裁で敗訴…「住民の命より優先される公共性」ってなに??/墜落の恐怖を感じた日。






2016129日付 神奈川新聞1面トップ▼

厚木基地第四次爆音訴訟

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■「生活が命懸け」「静かな空を返して」…願いは退けられ■





いままで、画期的な住民勝訴を勝ち取ってきた判決が

最高裁でひっくりかえされてしまいました。



「受忍限度を超えており、騒音は違法」、

つまり「日常生活ではガマンできないくらい

到底ありえねえ爆音」と、司法も認めていたのに。




カナロコでも記事無料公開中

http://www.kanaloco.jp/article/217710





2016127日(判決前日) 神奈川新聞より▼

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全盲の男性「外出は命懸け」、

自身の田畑に米軍機破片が散乱した農業の男性「生死を分ける」…







以前、私自身も、米軍機・自衛隊機の爆音直下で

生活したことがあります。



「安全が日常的に脅かされる」というのは

決して大袈裟でない実感です。






■墜落の恐怖が日常風景■





大和市に引っ越してすぐのある日、

近所のスーパーに買い物に行った道すがら、

轟音とともにみるみるうちにあたりが陰り、

後ろから米軍機B52が真上を通過していくのに出くわしました。



飛行機の腹に書かれた数字や文字が

ハッキリ読み取れるほどの近距離。




見上げた空の全面を覆うような大きさに、

「このまま落ちるんじゃないか??」と、

無限に思えた数十秒間、びりびりと

総毛立つような恐怖を感じていました。





実際には厚木基地へ何事もなく着陸していき、

「いつもの光景」だったのですが。






しかし過去には、米軍機が住宅街に墜落し、

横浜市で9人、町田市で36人、

民間人が死傷する犠牲が生まれています。




その時、米軍は住民を救助しませんでした。


(米軍の軍紀と地位協定からすれば、

当然の行為なのですが。


つまり米軍は住民を守るようには出来ていない)





飛行場を囲んで住宅がこれほど密集している地域は、

沖縄のほかには全国でここだけです。






今回の最高裁判決をつづめて言うと、

「周辺住民が大変なのはわかるけど、

運航は公共の利益だからしょうがない」ということ。




それってなんなのか?





「住民の命よりも優先される公共性」って何??

住民の安全や生活は保障されていないのではないの?



それは沖縄の人たちが、繰り返し繰り返し

投げかけてきた問いでもあります。





問題は、私たちがその「公共性」を本当に

日本中の総意と合意で承知してるのか、

ってことなんです。




米軍を置き続けること、

自衛隊をこの規模で維持することが、

何を意味しているのか。






そもそも日本の皆が、ここで起こってる現実を知らない。

私だって、自分が住むまで知らなかった。




次回は、この厚木基地を、

元アメリカ兵マイク・ヘインズさんと訪ねた

レポをお届けします。







byしゅくらむ


シュクラムは、アラビア語で「ありがとう」。
筆者が知る数少ないアラビア語です。
ココでの出会いと、ここまで読んで下さったことに、感謝をこめて。
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by shuklm | 2016-12-09 21:28 | 安保法・安全保障・日米関係/戦争と平和 | Comments(0)

ベトナム戦争時、世界に波及した反戦米兵活動は横須賀から始まった!元米兵と語る@横須賀「戦争を止める最大の力は基地の中にある」。




※「平和を求めるアメリカの退役軍人の会 

ベテランズ・フォー・ピース」

2016年11月全国スピーキングツアー最終日・

「元兵士と基地を語ろう@横須賀」集会より、

再構成・採録させていただきます。




イラク戦争を経験した元海兵隊員

マイク・ヘインズさんの講演の後、

40年以上に渡る、地元横須賀の

平和団体の歴史と取り組みのお話が。



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■■「非核市民宣言運動・ヨコスカ」

「ヨコスカ平和船団」の新倉裕史さんが語る歴史■■





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■始まりは、たった4人の脱走兵

瞬く間に広がった米兵の乗艦拒否と支援活動■






反戦米兵への支援は、1967年、

横須賀に停泊していたアメリカ軍の空母・

イントレピッドから逃げてきた4人の脱走兵を

ベ平連(ベトナムに平和を!市民連合)が

かくまったことから始まりました。




脱走米兵を支援する市民組織が日本中で生まれ、

横須賀でもドブ板のはずれに事務所を作りました。




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ベトナム戦争時、脱走兵は

世界中で33,094人にも上った。


実に、総兵力の3.4%が脱走しています。








空母ミッドウェイの乗組員たちから、

横須賀に入港する前から

乗艦拒否闘争の打診があり、

綿密に打ち合わせして準備しました。




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横須賀に入港したその日に、

歓迎イベントをやりました。

横須賀の空母母港化反対、

人種差別反対などを掲げています



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兵士が200人くらい集まって、

そのうち60人くらいが、

ミッドウェイに乗らなかった。





「脱走」とは違う、新しいサボタージュ運動でした。

「無許可外泊」というやり方です。





「寝坊した」「彼女が離してくれなくて」などの理由で

「乗り過ごしちゃった」ってことで、すぐ出頭する。



脱走ではないので、

軍法会議にかけられません。






その後、軍が「これは危険だ」と気づいて、

41名が逮捕され、裁判にかけられました。




それで私たちは、

逮捕された兵士の釈放を求める

コンサートを開きました。



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横須賀の私達の事務所には

カウンセラーや弁護士が常駐し、

反戦米兵たちを支えました。






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マイケル・ハモンドという20歳の兵士が、

「ミッドウェイは核を積んでる」と告白しました。


「アメリカ自身が非核三原則を破っている」、と。





現役の兵士が核について証言すると、

最高刑は死刑です。





私達もあまりにも危険だととめましたが、

それにもかかわらず彼は証言し、

判事が途中で大声で遮って

証言を止めたほどでした。




日本中で大きな反響が起きました。



野党は「我々の主張してきた通りだ」と言いましたが、

しかし残念ながら、

「マイケルを裁くな」という主張はありませんでした。










■イラク戦争を支えた横須賀の米軍基地■





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2003320日、イラク戦争は、

横須賀基地から出撃したイージス艦の

トマホークミサイル発射から始まりました。




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横須賀から出ていった艦船が、

どこからの艦船よりも沢山のミサイルを

イラクに撃ち込みました。







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このアンケートは、

イラク戦争開戦時、

アメリカ兵に基地ゲート前で聞いたものです。

こんなにも戦争反対の声がありました。




(アンケート結果、29%もの兵士がイラク戦争に反対)









■敵視・糾弾するのではなく、対話を■






いまやっているのは、

「私たちのともだち作戦」。




兵士たち自身の人間像、

どういう人たちが

原子力空母に乗っているのかを調査しています。



毎月ゲート前で兵士に英語で訴えている。









また、自衛隊員ホットラン、

自衛隊員へのアンケートも

継続して実施しています。


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目指しているのは、糾弾よりも対話。






ベトナム戦争、

反戦兵運動を経験したことで、

戦争を止める最大の力は

基地の中にあると知ったからです。










【元アメリカ兵と行く神奈川の米軍基地/

厚木基地・横須賀基地 へ続きます】









■横須賀でスタンディング&交流集会&ベテランズ・フォー・ピースとデモ FB

https://www.facebook.com/events/1788504961423362/


■ヨコスカ平和船団さんのFB

https://www.facebook.com/yuyukoukai/


■ベテランズ・フォー・ピース(Veterans for Peace)とは:

退役軍人、軍人の家族、同志で構成される国際組織です。

平和の文化を構築し、戦争の真のコストを露出させ、

戦争の傷を癒すことに専念しています。

ネットワークは、米国および海外全体で120以上の支部で構成されています。

公式サイト:

https://www.veteransforpeace.org/


■ベテランズ・フォー・ピース 2016/11 来日ツアー実行委員会:

OVERSEAs(安保法制に反対する海外関係者の会)

https://www.facebook.com/events/1788504961423362/




【当ブログ内関連記事】


元アメリカ兵が語る戦場リアルPart1・なぜ自分はイラク戦争に行ったのか?

http://syuklm.exblog.jp/26421959/


元アメリカ兵が語る戦場リアルPartイラク戦争で直面した現実「自分こそがテロだった」。

http://syuklm.exblog.jp/26424625/


元アメリカ兵が語る戦場リアルPart・今も兵士を苛む戦争の記憶。PTSDから回復する力を与えてくれた2つのこと。

http://syuklm.exblog.jp/26426629/


元アメリカ兵が語る戦場リアルPart・平和のために伝えたいこと。

http://syuklm.exblog.jp/26430264/






byしゅくらむ


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by shuklm | 2016-12-08 20:15 | 安保法・安全保障・日米関係/戦争と平和 | Comments(0)