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カテゴリ:憲法・国民投票・天皇制など( 10 )

改憲の「割りきれなさ」、護憲の「落とし穴」。これからの「論憲」のために






1■「護憲でも改憲でもなく、論憲を」■




今朝のサンデーモーニングにて。

バズフィード編集長の古田大輔さんの指摘▼


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「改憲対護憲、タカ派対ハト派といった

2項対立図式で世界は割り切れない。

護憲でも改憲でもなく、論憲が必要」


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「でもこういう言い方すると、大体、

両側の陣営から批判されるんですよね(笑)」


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「それがわかっているからこそ、

そういう人達って黙っちゃうんですよね。



そうすると改憲派と護憲派の

極端な意見ばかりが目立つようになってしまう。



でも実際には、

安倍政権の支持率は高いのに、

憲法改正には反対する人が増えている。


そこの意見の多様性にこそ目を向けてほしいと思います」



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では、安倍首相の改憲案に対して、

護憲派・「平和主義」側からの意見はどうでしょうか。


典型的なのは、安倍改憲案への反論

として書かれた朝日新聞の社説です▼


5月4日付「憲法70年 9条の理念を使いこなす」

http://www.asahi.com/articles/DA3S12922579.html





これについて、

国連幹部やアフガニスタン武装解除の

日本代表も務めた国際紛争解決のプロ・

伊勢崎賢治さんが問題点を指摘されています。



そこを手掛かりに、「論憲」の土台を探っていきたいと思います。






2■≪解読≫「自衛隊は軍隊じゃない」ことで何が起こるか■




伊勢崎賢治さんのFB(5月4日付)より▼

https://www.facebook.com/kenji.isezaki?fref=ts


「9条の悲劇は、世界第4位の通常戦力に

軍事組織としての法理を与えず、

その法理が支配する現場に送り、

その法理が義務付ける誤射/誤爆に伴う

戦争犯罪を審理する法体系を持たない非人道性を、

兵力地位協定の被害国でありながら黙認し、

今まで事故が起きていない幸運を

9条のお陰としていることです。

好きな新聞社ですが、この社説、だめです。」





一文にかなり高度なことがギュウギュウ

詰め込まれているので、頑張って解読を

試みてみます(^^;






①「世界第4位の通常戦力に

軍事組織としての法理を与えず、

その法理が支配する現場に送り」


 ↓↓↓


自衛隊は世界有数の戦力だけど、軍隊じゃない。

9条では軍隊を持たないことになってるから。


法理がないっていうのは、

軍隊じゃないために国際人道法の適用外だったり、

軍隊として当然持ってるはずの軍法がないってこと。


じゃあ例えば軍法がない状態で「なにか」あったらどうなるのか?




②「その法理が義務付ける誤射/

誤爆に伴う戦争犯罪を

審理する法体系を持たない非人道性」


 ↓↓↓


軍法では、誤射とか誤爆とか戦争犯罪の裁き方も決まってる。


でも軍法のない自衛隊が、万が一

現地の人を死傷させてしまったら、

「日本へ連れ帰って、もっと厳しい

軍法で裁くから、ここはひとつ勘弁を」と

現地の人を説得する材料が無い。


それがないのに帰国させれば、

現地の人からみれば「やり逃げ」になってしまう。


現地の人にとっても自衛隊員にとっても

「非人道的」な状態に置いてしまっている、ということ。




③「兵力地位協定の被害国で

ありながら黙認し、

今まで事故が起きていない幸運を

9条のお陰としていること」


 ↓↓↓


この「やり逃げ」、

既に日本は「地位協定のカベ」で、

何度も被害に遭ってきた当事者のはずなのに。


沖縄でオスプレイが「不時着」大破した時も、

不平等な地位協定のために、

日本側は何もできなかった。


そういう悔しさや苦しみを、自衛隊員が

他国の人に味あわせることに

なってしまうかもしれない。


今まで現場で「何か」起きずに

すんだのは、9条のおかげではない。


現場の自衛隊員が身を削るような

細心の注意を払ってきたから。



 ↓↓↓↓


まとめると、

9条の「軍隊不保持」のために、

自衛隊員にとっても現地の人たちにとっても

過酷なシチュエーションを強いることに

なってしまうというパラドックス。


こんな宙ぶらりんの状態のまま

自衛隊を海外に送っていいのか?

ということですよね。






3■「護憲vs改憲」では勝てないのでは?内容で勝負するためには??■





この社説に典型的な主張で行くと、

立場の違いはあっても

「自衛隊OK、米軍OK、9条もOK

なんだから、

「安倍改憲案と何が違うの?」って

ハナシになってしまいます。



護憲派がずっと言ってきたことをそのまま形にしただけ。



そうすると、改憲側の方が、

より現実的に見えてしまうのではないでしょうか。




野党や左派リベラルは、

「護憲・改憲反対」だけでは

選挙も国民投票も勝てないと、

自分自身も危機感を感じます。



だから、これからもっと

勝負できる内容を練り上げていく

必要があると思うんです。




安倍改憲案の穴を突いていく手も

ありますが、それだけでは、

自衛隊員が晒されている

非人道的な現実を変えられない。



9条の条文死守を自己目的化

するのではなく、9条の精神を

活かしていく道はなんなのか。




ココはキモだと思いますので、

今後もさらに掘り下げていきます。





【当ブログ内関連記事】


安倍首相の改憲案。北朝鮮危機もネタ? 明文化しても自衛隊員を救えない理由。▼

http://syuklm.exblog.jp/26833150/


自衛隊員が直面してる現実を、私達はリアルに知ってるだろうか? その1~3▼

http://syuklm.exblog.jp/25417679/

http://syuklm.exblog.jp/25432174/

http://syuklm.exblog.jp/25446802/


憲法、国民投票、自衛隊、安全保障などはコチラのカテゴリーにまとめました▼

憲法・国民投票・天皇制など

国際貢献・PKO・自衛隊

安保法・安全保障・日米関係/戦争と平和





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by shuklm | 2017-05-07 17:17 | 憲法・国民投票・天皇制など | Comments(0)

安倍首相の改憲案。「北朝鮮危機」もネタ? 明文化しても自衛隊員を救えない理由。





憲法記念日に、安倍首相が改憲について

かなり踏み込んだ発言。


自民党改憲案にもなかった

9条に自衛隊明記」という

「加憲」を打ち出しました。



安倍晋三首相がビデオメッセージで憲法改正に強い意欲 「9条に自衛隊書き込む」「2020年に新憲法を施行」

 

▼〔写真:産経新聞より〕

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発言のポイントは、


①東京オリンピックの2020年に新憲法施行

②国民の信頼を得ている自衛隊が違憲と言われる余地をなくすため、憲法に明記

9条1項、2項を残しつつ、自衛隊を明文で書きこむ

④教育を無償化、貧困の連鎖を断ち切る





安倍首相

「『自衛隊は、違憲かもしれないけれども、

何かあれば命を張って守ってくれ』

というのは、あまりにも無責任です」。




それは全くその通りだと思いますよ。





しかし、そう言いながら、

「9条1項、2項を残しつつ、自衛隊を明文で書き込む」

ってどーゆーことなのか?





▼憲法9条全文






◆「2項もアリ」で「自衛隊明記」。じゃあ自衛隊ってナニ?◆




「戦力不保持・交戦権使用不可」の

2項を残して、自衛隊を明文化する

って、じゃあ自衛隊は何なのか?


どういう存在として書き込むのか?


結局は「軍隊じゃない」扱いってコト?



肝心のそこの具体的内容を言ってないんです。

ソコ、物凄く重要なんですけど。




憲法に書き込めば合憲てこと? 



確かに明文化すれば違憲じゃないかもしれない。


だけど、法的身分が無いモンダイは解決しないんですよ。



 

なぜなら、軍隊だって認めない限り、

国際法的に戦争犯罪者になる危険は変わらないから。





明文化しても、自衛隊員を救えないんです。




「命張ってくれ」って言えないのは安倍首相も同じですよ。





だからとても腹立たしいです。


「北朝鮮危機」もオリンピックも

災害も教育も貧困も、

改憲するためのネタに使ってる。


そして自衛隊員の命さえもネタにしている。





安倍首相がそうではないというのなら、

どういう存在として明文化するつもり

なのか、それを明らかにしてほしいと思います。




ただ、反対していればいいのかというと、本題なのはココから先。



結局は、自衛隊をどういう存在としていくのか?



命を懸けてもお願いすべきミッションを、私たちが決めていない。

そのことが最大の問題だと思います。



だから、安倍首相発言を批判しているだけでは終われない。



これを機会に、改めて私たち自身が、

この「宿題」と本気で向き合っていく

ことが必要なのだと思います。





【当ブログ内関連記事】


この件については、当ブログでもずっと書いてきたのですが、よろしかったらコチラご覧ください。


70年越しの宿題・その2。「自衛隊は軍隊じゃない」という理屈が、自衛隊員を危険に晒す。

http://syuklm.exblog.jp/24931440/


コチラのカテゴリーにまとめています▼

憲法・国民投票・天皇制など





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by shuklm | 2017-05-04 14:11 | 憲法・国民投票・天皇制など | Comments(0)

未来を書き換えるカギを探る必読書! 内山弁護士の「未来ダイアリー・もしも、自民党改憲草案が実現したら?」






1年前の2015919日。


安保法が参院強行採決されたあの日、

国会前で鳴り響いたコールように。



未来は私達ひとりひとりの手の中にある。




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■■■■■



昨年2015715日、

安保関連法が最初に衆議院で可決された直後、

「諦めないで!まだ方法はあります」と

法的根拠に基づく具体的提案を示して、

30万人以上に読まれ、

多くの人を勇気づけた投稿があった。



それを発信したのが「あすわか」=

「明日の自由を守る若手弁護士の会」だ。



私自身も、その投稿に鼓舞されて

国会前に足を運んだひとりだ。




結果的に選挙で与党が3分の2議席を占め、

国民投票が現実の政治日程に上ってきている今、

具体的な分析と、これからの新しい展望を

探ろうとする企画本だ。




ライトノベル仕立てでわかりやすく、

一気に読了した。


初めての人も、「安保反対派」の人も、

ぜひ読んでほしいと思う。







小説の舞台は、国民投票が実施され、

自民党改憲草案(以下ジミケン)に

憲法が改訂された後の、近未来。




主人公の大学生・憲司は、

卒論の資料探しに行った古本屋で、

憲法関連の本を買っただけで、

「内乱予備罪」の疑いで公安警察に

しょっぴかれそうになるという、

なにやら不穏な場面から始まる。



「改定前の憲法(日本国憲法)を

学ぶことは危険思想に当たる」というのだ。



危ういところを、バリバリやり手の

女性弁護士・桜野杏に救われ、

杏の法律事務所助手の篠田真琴に

憲法への思いをアツく語られ、

なぜこんな息苦しい社会になっているのか

解き明かされていく。




草食系ヘタレ男子の主人公と、

主人公がほのかな思いを寄せる

「ギャップ萌え」のヒロイン。


気楽に読み進めることが出来る。






そして、とにかくリアルで読みどころなのは、

国民投票のくだりだ。




「国民投票は難しくてよくわからなかったので、

真っ白のまま投票しちゃいました」という憲司に、

篠田は力説する。





**以下抜粋***




「問題なのは、投票率が低くても、

たとえ50%を割っていても

国民投票が無効にはならない

ということなんです!



白票はただの無効票なんだから、

憲司さんの白票は、

過半数の分母に入ってないんですからね」



「そ、そうなの?」



「そうよ。白票は分母を小さくするので、

むしろ憲法改正を後押しするようなものね」と

杏が篠田の後を継いだ。



「じゃあ、僕は、このおかしな憲法改正を

後押ししちゃってたってことなんですか…」



「そうなんです。しかも、

最低投票率が決められていないから、

どんなに投票率が低くても、

有効投票の中で

改憲賛成票が半数を超えれば

憲法は改正されちゃうんです。


無効にならないんです。



たとえ、この前の国民投票のように

50%の投票率でもですよ」




篠田の説明に、憲司は

背筋がスーッと冷たくなるのを感じた。

知らなかったとはいえ、

なんと恐ろしい。




「投票率50%だと、

国民の約20%が賛成するだけで

改正されちゃんですよ!」。





****





「有権者全員の過半数が賛成したら憲法改正」ではない!

「投票した人の過半数が賛成したら改正」できてしまう。



しかも最低投票率が決まってないから、

投票する人がどんなに少なくても

成立してしまう…。




「ヤバいとは思っていたが、

まさかそこまでとは」。



読みながら、私自身も

スーッと血が引いた。





ジミケンの問題点を長々と文章で説明するよりも、

10倍わかりやすい!! 

小説にした効果は絶大だ。


(巻末に日本国憲法とジミケン案の対照表も

付いているので資料もバッチリだ)







■打開のカギはどこに?





じゃあ、このヤバい事態に対して

どうすればいいのか??


本書のメッセージは明確だ。




「右でも左でもない人たち」に

アプローチすべし、だ。





与党支持層の絶対的得票率は

常に17%前後と安定していて、

選挙で自民が大敗した時も

大勝した時もほぼ変わらなかった。



与党支持層が考えを変えることはないので、

野党が割れていれば、

与党支持層がいつも通りの

投票行動をするだけで勝ててしまう。





だから、

「与党や与党の支持者を

どんなに激しく批判しても無意味だったの。


リベラル派がすべきだったのは、

右でも左でもない、

中間の無党派層に共感してもらえる、

届く言葉を発することだったわけよ」


という杏の指摘は、

全くその通りだと思う。




保守2割、リベラル2割だとすると、

「真ん中6割くらいの無党派層」に、

決まりきった「正しい」結論や

怒りをぶつけるのでなく、

自分自身の葛藤や体験から

どれくらい語りかけられるか、

それにかかっている。




展望はここにあるよ、と

作者は示してくれている。







■人の想いが現実を変える




この小説も、最終的には、

真剣に現実に向き合う人たちの想いや、

まっとうな現場感覚を持った人間の

ギリギリの判断が

事態を変えるという筋立てになっている。




現実は「わかりやすい勝利」なんて

そうそうあるわけでないし、

全く楽観できる状況ではないが、


今は充分でないとしても、

現実を変えていく力は、

明日からまた創っていけばいい。



それが「明日の自由を守る若手弁護士の会」からの

最大の激励メッセージなのではないだろうか。





それを受け取った私たちが、

今まで届かなかった人たちと一緒に、

「未来ダイアリー」に描かれたような

暗い将来を書き換えていこう。






未来は私達の手の中にあるのだから。







Amazonにも書評書かせていただきました】

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国民投票が現実的となった今だからこそ。未来を書き換えるカギを探る必読書!,

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※内容修正し、個人的選挙総括については別記事にさせていただきます(2016.9.22





【当ブログ内関連記事】

【時事】安保法成立・国会前で、何かが生まれるのを見た。

http://syuklm.exblog.jp/24913133/





byしゅくらむ


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by shuklm | 2016-09-18 21:45 | 憲法・国民投票・天皇制など | Comments(0)

空気読まずに書いてみる。「天皇個人の意思」に寄りかかってはイカンのよ。







「生前退位」を表明したビデオメッセージの中で

明仁天皇が「象徴」というワードを7回使い、

8月15日戦没者追悼式典の談話では、

去年初めて使った「過去への深い反省」を再度盛り込んだことについて、

「だから天皇の意思を尊重すべきだ!」という声が大きくなっているんですが。


ちょっとさすがにそれはマズいんじゃないかなあ、と感じたんで、

あえて書いてみます。



ねえ、「本当は天皇はそう思ってる!」てゆうのは、政治利用だよ??

たとえそれが100%の善意に基づくものだったとしても。




いやもちろんワタシも、天皇の言葉のひとつひとつにはグッとくるものがありましたよ。

政治家や著名人のあまりにチープなその場限りの言説が氾濫する中で、

「どうか受け止めてほしい」という語りかけに胸打たれた人は多かったでしょう。




そしてただ言ってるだけでなく、

被災地慰問とかペリリュー慰霊とか、

「政府や首相がどんなにダメでも天皇がいてくれるから救われる」っていう意味で、

国民の象徴としての役割は最大限果たしてきてくれたと思う。



で、発言の意図も、

「天皇は平和憲法・9条堅持を望んでる」

「象徴天皇と明言したことは、天皇を元首とする自民党改憲案を牽制した」

っていうのも、多分そうじゃないかとは思いますよ。




けどね、だとしてもね、

いやそうであればなおのこと、

「天皇の気持ち」に寄りかかってはいけない。

「この印籠が目に入らぬかー!!」って根拠に使ってはいけないのよ。




なぜなら、

「天皇は本当はこう思ってるはずだ!!」っていうのは、

「天皇の気持ちを誰よりわかってるのは俺だ!」

「天皇は俺の気持ちもわかってくれてるはず!!」っていう思考回路に

容易に結びついてしまうから。




仮に、今後の天皇が真逆で軍事イケイケなコト考えたらどうするのか?

「その気持ちを忖度」するのか??

軍事イケイケの人々にまさに政治利用されちゃうでしょ。


そーゆー「アブナイ天皇」の気持ちは忖度しないけど、

「リベラルな天皇」の意図は忖度するのだとしたら、

それこそ「恣意的な運用」になってしまうじゃないですか。



えてしてそういう政治利用されやすいからこそ、

天皇個人がどーゆ―意思や希望を持ってようが

それによって左右されないというのが「象徴天皇制」なわけで。




つまり、天皇個人の希望や人格は一切無視するっていう意味で、

そもそも「天皇制」ってかなり非人間的なシステムなわけですよ。


職業選択の自由もないし、居住の自由もない。

基本的人権は認められてない。



だから今すぐ天皇制辞めろとかそんなこた思ってないですが。

ただ、そーゆー制度だってわかったうえで、

続けるならどーゆー形で続けるのか考えようよ、と言いたいわけです。




少なくとも、ひとつだけハッキリしていることは、

天皇家の命運を握っているのは、わたし達主権者だということ。


それが「主権在民」。


その重さと怖さを自覚して、ちゃんと使わないといけない。

ホントにもう他人事では済まされない。




天皇個人が、今現在できる裁量内で、

最大限の誠意と努力を示してくれたことに対して、

わたし達の側が最大限のリスペクトを持って

どれくらい誠実に応えることが出来るのか、

ひとえにそれにかかっていると思うのです。








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by shuklm | 2016-08-21 21:57 | 憲法・国民投票・天皇制など | Comments(0)

神奈川新聞、「憲法の日」特集の熱量がスゴイ!


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しかもラストページはデモにも使えるピースアド☆







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by shuklm | 2016-05-03 13:54 | 憲法・国民投票 | Comments(0)

ソレ、いま必要?「緊急事態条項」。「激甚災害指定」が先でしょう!! 






誰のための対策?




今回の地震直後、安倍政権は、

「憲法改正して緊急事態条項制定」をまた主張▼


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「戦争・内乱・大災害に対応するため」って、

なんでそれがいまこのタイミングで必要なのか?





そもそも政府は、今の法律で出来ることも

全然やり切っていません。





14日の地震直後の15日早々に

緊急事態条項を言いながら、

18日の国会でもまだ

「激甚災害指定」を出していないままです。






それもなしに言い出すのは、

いま揺れと不安に晒されている被災者の方々や、

その現場で奮闘している

自衛官や警察官や消防隊員や

自治体職員や医療福祉関係などの

支援者の方々に対して、

物凄い失礼ではないですか。






「申し訳ないが、いまの災害対策では対応できない。

どうしても憲法を変えなくてはこれが出来ない」

という理由があるのなら、


なにが出来てないのか、なぜ必要なのか、

まずそれを明確にすべきでしょう。





わざわざ憲法いじらなくても、

通常の法律でぜんぜん対処できる。



まだ地震の全貌も明らかになっておらず、

行方不明の方々だっているのに、

災害を口実にドサクサまぎれに

何言ってんの??としか思えません。








東日本大震災の教訓に逆行






東日本大震災で被災した自治体の首長たちは、

「自治体に権限を委譲すべきだ」と

訴えていたそうです。




つまり、中央に権限を

極限的に集中させる緊急事態条項とは

ぜんぜん真逆の方向。





まずその声に、謙虚に

耳を傾けるべきではないですか。







東日本大震災で私たちが思い知らされたのは、

自然をコントロールすることは出来ないこと、

そして日本の科学技術のありったけをつぎ込んでも、

「何かコトが起こってから

原発をコントロールすることがいかに困難か」

ということだったのではないでしょうか。






私たちは、過去に学ぶことはできるはずです。


このまま、また人災を繰り返すことはしたくない。






私自身は、地震に乗っかって

何でも煽るだけのようなことはしたくない

と思っていましたが、

これは到底黙っていられないです。







「国民の暮らしと安全を守る」と言うなら、

リスクを最大限減らすことが

最優先のはずです。




それを軽視する政権に、

ストップをかけましょう。







そしてこれはただ安部政権に対して

だけではありません。





支持政党があろうがなかろうが、

人命を軽視する政権は政権たる資格はない、

ということを、

常に明示していく必要が

あるのではないでしょうか。






私たちに出来ることはあるはずです。







※※緊急事態条項のモンダイ点は、

気鋭の憲法学者・木村草太さんの解説で。

緊急事態条項の実態は「内閣独裁権条項」である↓

http://webronza.asahi.com/politics/articles/2016030100008.html




今回の震源の活断層上にある川内原発を止めさせましょう!


「川内原発を止めてください」経済産業大臣あてネット署名↓

https://www.change.org/p/%E5%B7%9D%E5%86%85%E5%8E%9F%E7%99%BA%E3%82%92%E6%AD%A2%E3%82%81%E3%81%A6%E3%81%8F%E3%81%A0%E3%81%95%E3%81%84?recruiter=35201773&utm_source=share_petition&utm_medium=facebook&utm_campaign=share_page&utm_term=des-lg-no_src-custom_msg&fb_ref=Default



北海道5区補欠選挙、候補者の主張を見比べ・見極めて!


自民党候補 和田よしあきさん↓

http://yoshiakiwada.com/


野党統一候補 池田まきさん↓

http://ikemaki.jp/


最近の両者の主張「北海道新聞」より↓

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※※追記※※



ワタシも参加しています!

イケマキ大応援!電話作戦3万本!」ボランティア大車輪中!




「自宅からでもできる、草の根民主主義」。



ざっくり、1万本の電話をかければ約800票、

3万本で2000票の積み増しになると言われています。



「北海道5区 池田まきを、遠方から電話で応援しよう!」を合言葉に、

全国の勝手連から200名ものボランティアが手を挙げ、

北海道5区の有権者のお宅に、

一軒一軒電話かけています。


現在、電話実数10000件突破!



熊本で被災したボランティアメンバーからも、

「自分はいま電話できないが、

ぜひ皆さん代わりに声を届けて欲しい」


「こんな地震の中で

原発を動かし続ける現政権をとめて」

との声が届いています。




ワタシも「神奈川(東京の隣)からかけてます」と伝えると、

電話の向こうで「へえ、そうなの?!」と驚かれます。



なんと、アメリカ大統領選予備選の

サンダース候補を応援しているボランティアさんも、

NYからSkypeで北海道へかけているとのこと!




日々、全国で、世界で、

同じ思いの人間同士がどんどん繋がって、

ネットワークが加速度的に

広がっている実感があります。




「川内原発をとめよう」という署名は、

3日で94千人を突破。




見えない地殻変動が起こっています。




これを、目に見える形にしたい。





告示前、故町村議員の地盤で

まったく勝負にならなかった情勢は、

  ↓

告示後、「イケマキさん優勢」

  ↓

現在、自民党の猛烈な巻き返しで「自民党やや優勢」

と報じられています。




24日の投票日まであと5日!




人命を省みない政権と、

川内原発をストップさせましょう。




電話かけボランティアだけでなく、

事務ボラや広報ボラなども急募中!

12時間でもOKとのこと。


まずはご連絡ください。



Facebook公開グループ

「北海道5区 池田まきを、遠方から電話で応援しよう!」↓

https://www.facebook.com/events/627690567383942/


※個別のやり取りはクローズドですので、どんどん相談したり情報や思いを共有できます。





池田マキさんスピーチ2016.4.10↓ 彼女の思いが伝わってきます。ぜひ見て下さい!

https://www.youtube.com/watch?v=RH9f9LMoFy8&feature=youtu.be&t=7










byしゅくらむ


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by shuklm | 2016-04-18 21:21 | 憲法・国民投票・天皇制など | Comments(0)

ココがダメだよ、自民党の改憲案。大日本帝国憲法よりヒドイ理由。







改憲派だけど、自民党案を押せないワケ






今年の総選挙で、

「改憲を争点にする」と明言している自民党。




ワタシ自身は、以前からこのブログでも書いている通り、

バリバリの改憲派ですが。


が、「自民党憲法改正草案」にはまったく賛同できません。





てゆうか、ダメ過ぎです、コレ。





9条とか国防軍創設どころのハナシじゃない。



なにしろ「基本的人権は制約できる」

って明言してるんですから。


ソレ、憲法じゃないでしょ。






「基本的人権」「平等権」がゴッソリ削除。




自民党案では、【基本的人権を認める】って明記しながら、

その後の文に、「ただし制限付きでね」って書かれてる。




一番ヤバいのは、

「公共の福祉」を

公益及び公の秩序」に書き換えてること。





たとえば、



〔現行憲法〕第十二条(国民の責務)


この憲法が国民に保障する自由及び権利は、

国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。


又、国民は、これを濫用してはならないのであつて、

常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ。


  ↓↓


【自民党草案】第十二条


この憲法が国民に保障する自由及び権利は、

国民の不断の努力により、保持されなければならない。


国民は、これを濫用してはならず、

自由及び権利には責任及び義務が伴うことを自覚し

常に公益及び公の秩序に反してはならない





〔現行憲法〕第十三条(人としての尊重等)


すべて国民は、個人として尊重される。

生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、

公共の福祉に反しない限り、

立法その他の国政の上で、

最大の尊重を必要とする。


 ↓↓


【自民党草案】第十三条


【全て国民は、人として尊重される。

生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、

公益及び公の秩序に反しない限り

立法その他の国政の上で、最大限に尊重されなければならない。】






現憲法にも「公共の福祉」という概念はあるけど、

「自由は保障する。

ただし他人の人権とぶつからない範囲で」、


「他人の自由を侵害する自由はないよ」ってこと。





自民党案で行くと、

その時の政権の判断で

「公益や公の秩序に反する」と決められたら、

なんでも制限できることになる。




最終的には、

「当選さえすれば、

後は政権は何やってもいい。

国民には投票以外の政治行動は認めない」、

ってこと。







「人権より大事なモノ」ってなに?





大体、人権を制限するに足る

「公益及び公共の秩序」ってナニよ?

ってハナシですが。




QAによると、それは例えば、

「街の美観や性道徳の維持」

とかだそうです。




あほか???







あと見過ごせないのが、24条。



〔現憲法〕


婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、

夫婦が同等の権利を有することを基本として、

相互の協力により、維持されなければならない。


  ↓↓


【自民党草案】


家族は、社会の自然かつ基礎的な単位として、尊重される。

家族は、互いに助け合わなければならない。

婚姻は、両性の合意に基づいて成立し、

夫婦が同等の権利を有することを基本として、

相互の協力により、維持されなければならない。】





憲法でわざわざ【家族が最小単位】

【家族は助け合え】って明記しちゃうと、

家族がいない人/家族を作れない人/

作らない人はどうなるの?



個人同士の関係まで制約するって、

大日本帝国憲法よりヒドイですよ。




しかも、自民党案14条で

【障害の有無によって差別されない】と書きながら、

【両性の合意で成立】とわざわざ言う。



性同一性障害とか同性愛とかの

LGBTの人は認めないってことね。




コレは私的には、絶対にOKできないな。



セクシャルマイノリティの友人の幸福追求権を、

社会的に抹殺しろってことだからね。








「お試し改憲NO」なワケ。






自民党は、国民投票にかける内容を

「まずは『環境権』『緊急事態対応』

とかから初めて、

少しずつ改憲に慣れてもらう」とか

言ってるようですが、


そんな姑息なことをさせたらイカンですよ。




緊急事態法のヤバさはコチラの動画で。


世界一民主的なワイマール憲法が合法的に独裁を生み出したワケ

Daily Motion 318日「報ステ」 力作です!

http://www.dailymotion.com/video/x3ym0kc





自民党は、後出しジャンケンしないで、

「この改正案が是か非か」、

正面から問えばいいじゃん。



「人権は基本的に無い。文句ある?」って、

ハッキリ言えばいいじゃん。




こーんな立派な冊子作ってるんだから


「日本国憲法改正草案 QA 増補版」PDF

https://www.jimin.jp/policy/pamphlet/pdf/kenpou_qa.pdf






選挙後に自公政権が多数派を維持すれば、

この自民党案で国民投票にかけることになる。



とにもかくにも、

それには待ったをかけなきゃ。





まずは、選挙で自民党改憲にNO!!



話はそれからだ!!







byしゅくらむ


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by shuklm | 2016-03-20 20:43 | 憲法・国民投票・天皇制など | Comments(0)

空気読まずに、「新9条」支持します。



前回までの記事:

「自衛隊員が直面してる現実を、私達はどれくらい知ってるだろうか?」で取り上げた通り、


「自衛隊は軍隊じゃないという理屈」が

自衛隊員を危険に晒している現実があります。





自衛隊を持つならちゃんと軍隊と認めて

憲法上に位置づけるべきだし、


9条を一言一句その通りに実行するなら

軍隊を一切持っちゃダメ。





軍隊として位置づけるなら、

憲法を変えないといけないし、

でも9条の精神を活かして、

憲法を変えても絶対戦争が出来ないようにしないといけない。






そこで、ぜひ俎上に乗せたいのが、

平和のための「新9条」提案です。





「押しつけ憲法」なんてもう言わせない。


私たち自身が選び直す。





どんなに恣意的にねじ曲げて解釈したとしても、

「絶対にどんな戦争でも出来ない」ように、

間違えようがないくらいハッキリした

不戦の憲法に変えよう、という主張です。






**シェアココから***





護憲派でも改憲派でもない、

今こそ議論すべき憲法9条改正「第3の選択肢」とは?


週プレNEWS 2016年02月13日付より





今年の夏に控えた参院選で争点になりそうなのが、

安倍首相が強い意欲を示す「憲法改正」だ。



今後、「改憲派」と「護憲派」の間で

激しい論争が繰り広げられることが予想される。





そこで週プレが注目するのが、

憲法9条を改正して日本も普通の国になるべきだ

というゴリゴリの改憲派でもなく、

9条の条文には指一本触れさせない

というガチガチの護憲派でもない、

「第3の選択肢」の存在だ。





それは、あくまで9条の「平和主義」は守りながら、

より現実に即した新しい9条を

自分たちの手でつくるべきだという考え方で、

「護憲的改憲論」または「新9条論」とも呼ばれている。





以前から、その必要性を訴え続け、

世界の紛争の現場を知る伊勢崎賢治・東京外国語大学教授と、

憲法と社会問題を考えるウェブマガジン『マガジン9』に

掲載したコラム「憲法9条の死と再生」が注目を集めた

ニューヨーク在住で映画作家の想田(そうだ)和弘氏に、

この「第3の選択肢」について語り合ってもらった!







全文コチラで読めます↓↓


http://wpb.shueisha.co.jp/2016/02/13/60863/

http://wpb.shueisha.co.jp/2016/02/14/60866/





***シェアココまで****





それにしても、全文掲載しちゃうなんて、

週刊プレイボーイ、太っ腹!


アイドルグラビアからこういう記事まで

載せるんだから、なかなか腕広いなあ。




こういうところは頑張ってほしいです!!






byしゅくらむ


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by shuklm | 2016-03-05 13:45 | 憲法・国民投票・天皇制など | Comments(0)

ココが一番ダメだよ、安保法制。憲法って、そもそもなんのため?

憲法って、「国家のことも自分のことも、あんまり過剰に信用しないようにしようぜ」、って考え方だと思うんですよ。



どんなに立派な国家でも、どんなに優秀な人たちが担う政権でも、誤りを犯す可能性は常にある。

「いついかなる時も、国会が適切に判断する」ことは基本的に無理。


だから、いかなる政府も間違いうることを大前提にして、絶対踏み越えちゃいけない一線だけは決めとこう、ってのが憲法。




ただ、同時に忘れちゃいけないのは、「国民」である私たちだって、間違う可能性は常にあるってこと。


たとえば、日露戦争に勝ったのに賠償金が取れないことへの怒りが爆発した「日比谷焼打ち事件」。

「弱腰の政権」の退陣を求め、戦争の継続を望んだのは、むしろ「庶民」の側だったりしたわけで。

かつての戦争は「軍国主義が全部悪かった」わけじゃなくて、民衆の側が戦争を望んだ時が、確かにあった。



だから、その時々の状況に流されないように、憲法は国民投票で変えられるけども簡単には出来ないようになってる。




私だって、自分がいつでも正しいなんて、絶対に言えないです。

「常に間違えうる自分」に自覚的にありたいというだけで。




今回の安保法制の一番の問題は、いつどのような時に武力行使するのかは「国会と総理大臣が総合的に適切に判断する」と言ってること。

それ自体が、「憲法いらねー」っていうハナシ。

そこが一番決定的にダメです。



だからまずはこの安保法制はストップかけなくちゃいかん。

それは大前提。




そのうえで、「憲法守れ」だけでは終われないとも思うのです。




今国会で問題になっていることって、結局、ぜーんぶ、積み残してきた「戦後日本の宿題」だと思うんです。

夏休みの最後までズルズル引き延ばしてきたことが、明るみに出ちゃっただけで。


そもそも、自衛隊は戦力じゃないのか? 

なんのために存在するのか?

自衛権ってどこまでOKなのか?

どういうときに自衛権を発動していいのか? あるいはダメなのか?

国民を守ることって、具体的にはどういうことなのか? 等々…



だから、国会審議の結果にかかわらず、ひとりひとりがこの「宿題」にちゃんと向き合う必要があると思うんです。





※タイトル改訂しました


byしゅくらむ


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by shuklm | 2015-07-11 14:38 | 憲法・国民投票 | Comments(0)

憲法の日WEEKに。「国民投票でガチンコ勝負を!」 




53日は日本国憲法の誕生日。



自民党は、憲法記念日の談話で、憲法改正を進めることをあらためて表明しました。

すでに今年4月に、「2年以内(2017年まで)に、憲法改正の国民投票実施を目指す」と発表しています。



私自身は、「憲法は未来永劫・一字一句たりとも変えちゃいけない」とは考えていません。

だけども、いまの自民党の改正案はちょっとダメすぎ。

だからこそ、これから先もこの憲法で行くのか、一回きちんと決め直そう、と言いたいんです。




私が国民投票で決めた方がいいと考える理由は3つです。




①自民党の「憲法改正草案」の内容がヒドいから。


ざっくり言うと、「9条を改正する」ってだけじゃなくて、「人権は制約付きでしか認めない」っていう内容なんですよね。

一回きっちり「こんなのはダメ」ってハッキリさせた方がいい。




②「安全のためには改憲が必要」と感じる人との対話の土台が必要と思うから。


漠然と「安全が脅かされるのはイヤだ」という心情を抱くこと自体は、否定できないと思うのです。

私自身が、イスラエルで『テロ』の恐怖に怯えた経験があるので。

そう感じる人たちを頭から否定することは、自民党が唱える「強い国家安全保障」側へ追いやることにしかならない。

だからこそ、皆で一回、「平和に安全に暮らしていくためには、リアルに何が必要なのか?」と、同じ土俵で話し合う機会が必要だと思うんです。




③「平和憲法は押し付けられたんじゃなくて自分たちが選んだ」と明確にした方がいいと思うから。


私自身、パレスチナやシリアやイラクの人たちと接して、「日本は戦争をしない国」として広く知られていることを初めて知りました。

その「平和国家ブランド」にいかに大きな信頼を寄せられているかを肌身で感じ、さらに、「日本こそパレスチナでPKO(国際監視)をやってほしい」という言葉を知って、日本だからこそできる非軍事貢献を探りたいと考えるようになりました。

それこそが、国際平和に貢献し、同時に日本の安全も保障する道なのではないかと。


だからこそ、「これからも私たちは平和国家で行く」というのを明確にする意味で、国民投票で今の憲法を変えないという選択をしたと示したほうがいいと思うのです。

「押し付けられた経緯があったのかもしれないけど、いま、私たちはあらためて憲法を選び直した」と。

その方が、よっぽど憲法としての正当性も日本の立ち位置もスッキリするんじゃないでしょうか。





②③については、実際に国際紛争解決プロとして現場に身を置いてきた伊勢崎賢治さんの主張を読んで、物凄く納得したことも大きな理由です。

少し長いですが、引用させていただきます。



国防軍』 私の懸念 安倍新政権の論点」(伊勢崎賢治さん・小池清彦さん・柳沢協二さん共著・2013年出版)より

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「国益のためには九条」の議論を



”護憲派の中には、(憲法)改悪を防ぐには、「国民投票」を何とか阻止しようという考えがあるようです。

政治能力が右傾化の方にある現在、この考えは、もう、もたないでしょう。

というか、逆に、「国民を信頼していないのか」とか、「信を問わないのは卑怯だ」とか足をすくわれる恐れが大です。


ここは、正々堂々と、「彼ら」と勝負するしかありません。

敢えて、「彼ら」の土俵に乗るのです。

九条は世界平和のためだとか、夢のような話でなく、「国益」の議論に乗るのです。



僕は、「額面通りの九条」と「自衛隊の存在」という、理想と現実の乖離、そして矛盾があっても、九条が生む「矛盾の実利」をよしとする考えを持ってきました。

だって、ほとんど全ての先進国が戦争している現在、これだけの経済大国なのに戦争をしないと宣言している九条の存在は、日本が経済的に利害関係のある相手諸国と付き合う上で、どれだけの信頼を醸成させることになっているでしょうか。

戦争をしかける国じゃないから、かつての敵国にも受け入れられてきた。”


”この経済効果を、ぜひ、経済界の方々に定量評価してもらいたいものです。

逆に、そのイメージが失われた時の経済的ダメージも、評価が必要です。”


”九条を失ったときのセンセーショナルな反動を考慮に入れなければなりません。

加えて、一国として持つ日本の既存のイメージを、一つの企業ブランディングとして、ゼロから構築する場合のコストも計算するのです。”



”僕が見る限り、アメリカが、戦闘能力の面で協力してくれるNATO加盟・非加盟諸国に困っているという様子は、ありません。

日本がそれを提供しなくても、困るとは思えません。



果たして、日本は、そういう他のフツーの国々と、同じことをすることがいいのか? 

それとも、フツーの国々には到底できないことをするのがいいのか?”




”アメリカの’同盟国’の中で、アフガニスタンで唯一、武力介入していない日本。


この日本の立ち位置(ちなみに自衛隊のインド洋の給油活動はアフガニスタンでは全く認知度がありませんでした。

なにせ、あのカルザイ大統領も、僕らが言うまで知らなかったのですから)をうまく使い、当時のアメリカ占領復興政策の中で、他の同盟国は、恐れ(何せ、武器で闘うことを男の本懐とするイスラム戦士が相手ですから)から忌諱してきたアフガン人武装組織(軍閥といいます)の武装解除という作業を引き受けたのです。


僕は、日本政府代表として、その作業を指揮することになりました。”


”軍閥たちに武装解除を武力で迫れば、そこは誇り高きイスラム戦士ですから、命懸けの抵抗が予想されます。

アメリカ・NATO諸国がやれば、そうなってしまう。そこに、日本がうまくはまったのです。


僕を含め、日本大使館のスタッフたちは、敵意が充満する現場に丸腰で赴き、武装・動員解除の交渉を粘り強く続け、その作業を完了させました。

それができたのは、日本は「平和国家」だというイメージを、軍閥たちが持っていたからです。

日本は、美しく「誤解」されているのでしょう。



こういう「矛盾の実利」を経済的恩恵、対米支援の観点から見据え、国民的決着をつけましょう。”


”これらを、「彼ら」がいう「九条が損なう国益」と正々堂々と対決させるのです。

そして、有権者に、どっちか、決めさせるのです。

もう、逃げてはなりません。”



”僕は、(国際政治の中での)「悪者退治」をする側に身を置き、「悪者」の怖さを、十分経験しているつもりです。

その経験からいえば、「悪者」の発生原因を常に、専門的に考え、それに対応できる国が、地球上に一つぐらいあってもいいと思うのです。

特に、アメリカの同盟国の中で。


それが九条を持つ日本の役割だと思うのです。”




*************




このへん凄く微妙な話なんですが、だからこそ一回タブーを取っ払って、議論を尽くす必要があると思うのです。



自民党は、国民投票にかける内容を「まずは『環境権』『緊急事態対応』とかから初めて、少しずつ改憲に慣れてもらう」とか言ってますが、そんな姑息なことをさせたらイカンですよ。



そうは言っても、いわゆる護憲派からは、「国民投票しろなんて言ったら、敵の思うツボだ。国民投票(改憲)の土俵に乗ってはいけない」っていう危惧ももちろんあるでしょう。

「改憲派の本音は、『本丸』の9条の改悪。だから国民投票なんか実施させちゃいけない」、と。



ですが、すでに国民投票法が成立して現実的になっている以上、いずれ国民投票になるのなら、勝負するしかないんじゃないですか?


それなら、受けて立とうよ。

正々堂々とそこで内容でガチンコ勝負しようよ!と言いたい。



「押しつけ憲法」だろうが何だろうが、本当に大事だと思うのなら、もう一回私たちが憲法を選び直せばいいわけで。

自民党案を選ぶのか、そうじゃないのかを争点にして、白黒つけましょうよ。

国民投票やって、自民党案をハッキリ否決しよう。


どうやって「負けない」ようにするのか、マジで知恵を絞りましょうよ。





byしゅくらむ


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筆者が知数少ないアラビア語です。

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by shuklm | 2015-05-05 20:56 | 憲法・国民投票 | Comments(0)