どーする衆院選??「選挙区は個々の政治家を見て、比例は政党で選ぶ」。最後に人を動かすのは??
1■衆院選挙・投票のポイントは??■
安倍首相の「国難突破」解散、
それにぶつけた小池百合子氏の新党結成、
そして起死回生を賭けた前原代表の
民進党解体・合流がどこへ行きつくのか。
まだ全貌は見渡せません。
どう判断していけばいいのか??
こういう時には、「選挙ジョッキー」
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2017.9.29付けFacebookより
「小選挙区は個々の政治家を見て投票。
比例は政党。
この基本を理解すれば、
政党内に異端の政治家を作れるわけ。
そうなると党内の多様な声が生まれ
政党政治は良くなる。」
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なるほど!
シンプルに核心を突いてると思いました。
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2■いまの選挙制度、何がモンダイ??■
そもそもなんでこういう選挙制度なんだっけ??
あまり選挙に詳しくはないのですが、
ちょっとだけ復習をば。
現在の小選挙区制度は、
もともとは、「政治改革」で導入されたもの。
◆中選挙区制のメリット・デメリット◆
それまでの中選挙区制のデメリットは、
選挙では同じ政党から複数候補が出馬したり、
総裁選では派閥トップでないと総理になれないので、
派閥間の権力抗争になり、
実弾(札束)も飛び交う金権政治の温床になったこと。
田中角栄VS福田 赳夫の「角福戦争」が有名ですね
一方で、政治家が鍛えられたという
メリットもあったと思います。
元自民党の重鎮・亀井静さんが
指摘されていましたが、
「一万軒、一軒ずつ、自分の足で回って
政治信条を訴えて、票をもぎ取ってきた」そうです。
良し悪しは別として、秘書からの叩き上げとか
政治家育成システムがあった。
自民党の中に、タカ派からハト派まで、
多様な政治思想を持った政治家が存在した。
◆小選挙区制のメリット・デメリット◆
その点、いまの小選挙区制度は、
党推薦がついて票が入れば、
政治家一丁アガリ!の
「チルドレンの時代」。
政治家の劣化はそこから始まったと、
日経も指摘していました
(日本経済新聞 2017.8.21付
「なぜ政治家は劣化したか」より)
実際、共謀罪の審議中に、自民党の人と
話をする機会があったのですが。
「安保法制もTPPも、こんな
国会無視のやり方をしたら、
禍根を残すんじゃないですか?
私は自民党支持じゃないけど、
昔の自民党のいいところが失われてませんか??」と聞くと、
「確かにそうです。
小選挙区制が問題なんです」と言われてました。
小選挙区制度は、政権選択ができるメリットがある。
与野党一騎打ちになれば意味がある。
デメリットは、票が割れたら死に票が大量に出ること。
それを防ぐための
比例区名簿での復活当選のはずなんですが、
小さい政党になるとそれも難しい。
3■選挙を通じて何をしたいのか?■
やっぱり最後は、
選挙を通じて候補者は何をしたいのか?
議員になって何を実現したいのか?
そして私たちはどうしたいのか?
に尽きるのではないでしょうか。
その候補者は、政治的目標を実現したいのか、
ただ失業したくないだけなのか。
当選後も一緒に育っていける関係を作れるのか。
都知事選で示されたのは、
「自民もイヤだけど野党もイヤだ」という民意でした。
なので、「なにがなんでも野党共闘」というのは、
かえって有権者を遠ざけてしまう場合もあると思います。
それは本当に地域の共闘や政治事情によって千差万別。
「選挙は勝たなくちゃ意味がない」。
それもホントにそのとおり。
でも鼻つまんで投票して、当選した後、
その議員が有権者の方を向いて仕事してくれるのか?
ソコだと思うんです。
その場合、
いわゆる市民の側が候補者に対して、
「安保法制に反対するのかしないのか」
という踏み絵を強制しない方が良いのでは
ないか…とも感じています。
もちろんワタシ自身、安保法制に反対して
国会前に何度も足を運びましたし、
このブログにもしつこいくらい書いてきました。
権力の暴走を縛るはずの憲法を、
権力者自ら変えるのもアカンです。
しかし同時に、無視できないことが
ふたつあると思うんです。
ひとつは、安保法制廃止は
日米ガイドライン改定が無ければ
即時には実現困難だということ。
もうひとつは、
「アメリカなしではなんとなく不安…」
という声に対して、
「日米安保が無くても大丈夫」という
具体的裏付けがまだまだ足りてないということ。
それはどこが政権を執っても
いますぐには変わらない。
(もちろん今後変えていきたいですよ)
だからこそ、ここで白黒つけることを目的化するのではなく、
まさに国会でちゃんとした論戦をしてもらえるように、
次に繋げていく必要があると思うのです。
国会バランスを少しでも正常化できるように。
風頼みではない選挙が出来るように。
4■最善はなくても次善で。できることはある■
というわけで、最後にご案内をひとつ。
個人的に応援したい!
国会でシゴトをしてほしいヒト!
ワタシは山尾志桜里さんを推します。
「保育園落ちた日本死ね」ブログを取り上げ、
多くの人の声を可視化してくれた
この人には、まだまだ力を発揮してほしい!
現実を変えたいという熱意を持つ候補者を、
1人でも多く当選させることができるように。
ワタシも、微力ながら力を尽くしたいと思います。
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山尾しおり勝手連 @shiori_den
https://twitter.com/shiori_den
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【関連情報】
https://ameblo.jp/quota-aichi/entry-12313986697.html
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http://syuklm.exblog.jp/26220085/
▼未来を書き換えるカギを探る必読書! 内山弁護士の「未来ダイアリー・もしも、自民党改憲草案が実現したら?」
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