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オトナの社会科・中東からの声を手掛かりに。

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南スーダン「虐殺」に自衛隊員を加担させちゃいけない。なるはや撤退、そして自衛隊の役割の議論を。


**本日のINDEX***



1■いまや南スーダン政府が民族浄化を推進。自衛隊に犠牲が出てからでは遅い■


2■同調圧力に抗する難しさ。日本もあっという間にイスラエルのようになりうる。■


3■どうすれば撤退できる? 自衛隊を二度と「戦場」へ送らないためには?■



****





自衛隊日報開示請求をした

ジャーナリスト布施祐仁さんのTwitter

https://twitter.com/yujinfuse/status/830561387977994241





1■いまや南スーダン政府が民族浄化を推進している。自衛隊に犠牲が出てから考えるのでは遅い■




南スーダン「虐殺」に自衛隊員を加担させちゃいけない。なるはや撤退、そして自衛隊の役割の議論を。_b0343370_21162627.png



これが事実なら、南スーダン政府は、

もはや政府とは呼べない。


「虐殺」の推進機関となっている

ということです…。




危機アジリはしたくないけど、

現地状況は待ったなし。


停戦合意崩壊どころじゃない。





南スーダン政府をこれ以上

支援してはいけないと思います。


南スーダン政府の要請に応じて

派遣されている形になっている

自衛隊員が、最悪、

虐殺に手を貸すことになってしまう。





そしてこんな状況で、もし万が一、

自衛隊員に「殉職者」が出たら。



小田嶋隆さんの正鵠を射た指摘▼

https://twitter.com/tako_ashi/status/830262710327599105







今考えずにいつ考えるの??




「何か」が起こったら、

平和運動側の主張なんて

ふっ飛んでしまう。



それから慌てて考えるのでは遅いんです。





今からもう覚悟を決めて、

態勢をつくっておかないと。







2■同調圧力に抗する難しさ。日本もあっという間にイスラエルのようになりうる。■





パレスチナから帰ってきた後、

2006年の北朝鮮ミサイル発射時、


日本の世論があっという間に

「北朝鮮怖い。何するかわからない」と

恐怖と猜疑心一色に塗りつぶされる

のを見のあたりにしました。



朝鮮学校の生徒への嫌がらせなど、

吹き荒れるヘイトに、

抗することを口にするのもはばかられる雰囲気。






それは、その数年前に訪問した

イスラエルの首都テルアビブで

感じたのと、まったく同じ空気でした。



「今は非常事態だ」、


「何をするかわからない相手に

話し合いなんてできるか?!」、と。





「平和的解決を」なんて

お題目にしか聞こえない、届かない。




日本だって状況次第でいとも簡単に

「恐怖に囚われたイスラエル人」

になりうるのだと思い知らされました。







一旦世論が雪崩れると、

疑問の声を挙げるのすら容易ではなくなる。





その時に何が言えるのか?


そうしないために何ができるのか?







3■どうすれば撤退できる? 自衛隊を二度と「戦場」へ送らないためには?■






これから先、どんな事態が起こっても、

私たち日本人が招いた責任です。


もはや時の政治家のせいには出来ない。




自公政権のみならず、

派遣を決めた当時の民主党政権の

責任はもちろんありますが、


自衛隊員のミッションを明確に決めないまま

ズルズルここまで来てしまった私達国民も、

とうてい無実ではありえない。




どんなことになったとしても、

私たちが受け止めて進むしかない。



腹を括るしかないと思います。






とにかく今すぐ撤退するために、

どうか、野党も政局にしないで、

どうやったら実現できるのかを

真剣に考えてほしい。





日報の破棄という、

シビリアンコントロール機能不全な状態は

看過できない大問題ですが、


それより何より今は、

自衛隊員を虐殺者にさせてはいけない。


自衛隊員を犠牲者にしてはいけないはずです。



絶対に。






民進党もこの際プライドを捨てて、

手打ちでも何でもいいから

話をつけてほしい。


派遣した責任を問われたら

民進党だって吹き飛びかねないでしょう??





これまでは国際的にも人道的にも、

住民を見捨てて撤退なんか出来ない状況だった。



でも今なら、

「現状の南スーダン政府への協力は出来ない。

人道への罪に加担するわけにいかない」

と言えるのでは??






そして南スーダン住民を誰も傷つけず、

自衛隊員も一人も欠けずに

無事に帰ってきてもらったら、



二度と自衛隊をこんな状況に

追い込むことがないように、

自衛隊のミッションを

皆でキッチリ決めましょう。




自衛隊を軍隊として認めるのか、

それとも解体するのか、

災害救助・国際援助に特化するのか、

といったことを。





それが自衛隊員を「戦場」へ送ってしまった

私たち国民の責任だと思います。





【当ブログ内関連記事】


テルアビブにて・4.「テロの脅威」に、勝手にビビる。

http://syuklm.exblog.jp/23757931/


【関連カテゴリー】


国際貢献・PKO・自衛隊

憲法・国民投票・天皇制など



※タイトルと文章を一部修正しました(2017.3.5)



byしゅくらむ


シュクラムは、アラビア語で「ありがとう」。
筆者が知る数少ないアラビア語です。
ココでの出会いと、ここまで読んで下さったことに、感謝をこめて。
シュックラム!



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by shuklm | 2017-02-12 21:36 | 国際貢献・PKO・自衛隊