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オトナの社会科・中東からの声を手掛かりに。

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人生初のガチ選挙Year!に学んだこと。同時に見えた、選挙で解決できないこと。【2017年頭に・part3】



1■センキョに全力疾走の日々/共闘が分裂を招くパラドックス■


2■これからのセンキョは??データが教えてくれる!!■


3■始まる時には終わってる!

  でも市民の力でひっくり返せることもある!!■


4■選挙で解決できないこと。「宿題」に愕然。■


5■それぞれの生活と取り組みを活かしあっていく道は?■





*******





1■センキョに全力疾走の日々/共闘が分裂を招くパラドックス■




 

私自身にとって、2016年は

選挙の面白さに目覚め、

寝食忘れてのめり込んだ年でした。


4月の北海道補選のイケマキ選挙から

7月の参院選まで、

全国でんわ勝手連の広報や、

でんわかけチームのチアUP

「選挙だ壁ドン!」などに没入。


投票日夜は、全国の勝手連仲間と、

開票速報チャットで

のたうちながら盛り上がるという、

アツ過ぎる日々を味合わせてもらいました。



想いを同じくする人たちとの奇跡のような出会い、

人間的に心から尊敬できる方々と繋がれたことは、

かけがえのない財産です。






一方で、選挙と自分のダーク面も

思い知らされたのも事実。




「野党共闘」を至上命題化するあまりに、

分裂したり他者を排除したりする

パラドックスも目の当たりにしました。




7月末の都知事選では、都民の友人に

「目をつぶって鼻をつまんででも、

野党統一候補に投票して!」と

呼びかけ、気づけば自分もその空気の側にいた。


同調圧力を戒めてきたつもりだったのに、

勝ちたさに目がくらむと

人は簡単にそうなるのだと痛感しました。






その都知事選で示されたのは、

「与党も野党もイヤ」という民意。


単純な組織票の足し算すれば

勝てるってわけじゃないということでした。





夏以降、体調を崩して選挙から撤退し、

距離を置いて見えたこと。


それを書いた上で、

その先へ進みたいと思います。


(なおココでの主張はあくまでも私個人の見解ですので、

でんわ勝手連の公式見解や

総意ではないことを何卒ご了承ください)







2■これからのセンキョは??データが教えてくれる!!■





トランプが大統領になってしまうような時代に、

今後、選挙とどう向き合っていけばいいのか?




昨年末の締めくくりに、

選挙ジョッキー・座間宮ガレイさん主催の

LIVEに参加してきました。



▼【12/30夜19時】はる ✕ 座間宮 アメリカ大統領選挙をデータで総括!大忘年会!

https://www.facebook.com/events/691658341003721/

人生初のガチ選挙Year!に学んだこと。同時に見えた、選挙で解決できないこと。【2017年頭に・part3】_b0343370_23011971.jpg


このデータが凄かった!!

めちゃくちゃオモシロかった!!




選挙を知らない方にとっても、

選挙でちょっとお疲れの方にも、

非常に参考になると思いましたので

ご紹介させていただきます。




※写真はすべてど筆者撮影。

はるさんと座間宮ガレイさんに内容を確認いただいた上で

掲載させていただきました。

データ提供快諾くださったお二人に深く感謝です!※





◆データで一目瞭然!接戦州をモノにしたトランプ◆



・米大統領選は、日本で報道されていたような

「嫌われ者ヒラリーVSトンデモトランプ」

の対決じゃなかった。


世論調査の日ごとの変化や、

都市ごとの詳細データを追っていくと、

「クリントン支持者=都市」VS

「トランプ支持者=地方」の対決だった

構図がクッキリ浮かび上がる▼

人生初のガチ選挙Year!に学んだこと。同時に見えた、選挙で解決できないこと。【2017年頭に・part3】_b0343370_22453847.jpg


・有名人×大人数×大集会キャンペーン

(鳥越型選挙)のヒラリーに対して、

トランプは少人数集会を積み重ねた。


・マイノリティーもトランプに投票していた。



・ヒラリーの「ファイアーウォール」

(死守必至の防衛ライン)の

ラストベルト3州の票を、

トランプが食い破ったのが、選挙結果に直結した▼

人生初のガチ選挙Year!に学んだこと。同時に見えた、選挙で解決できないこと。【2017年頭に・part3】_b0343370_22560025.jpg



…といった、はるさんの詳細分析に唸らされました。







◆データが語る!勝負どころはココ!!◆



で、まったく同様の日本の全選挙区データ分析

(安パイ選挙区、接戦区、ムリめ区)を

座間宮さんも作成されてて、コレが激レア!!


全国295の小選挙区の全データ解析から見えた、

得票率の差が1%以内の「超接戦」選挙区!!はコチラから▼

https://m.facebook.com/photo.php?fbid=1226743650752566&id=100002508294292&set=a.326970444063229.72494.100002508294292&source=57


※座間宮さんより「万一データの間違いがあったらご連絡ください」とのことです💛

(座間宮ガレイさんTEL 090‐4099‐8581)※



目からウロコの選挙情報はコチラでも!

▼座間宮ガレイさんFB

https://www.facebook.com/garei.zamamiya?pnref=story

▼無料メルマガ

https://s.blayn.jp/bm/p/f/tf.php?id=hikkurikaesu

▼【本部】座間宮ガレイ選挙お勉強会 

https://www.facebook.com/groups/1473840289600928/





全国のデータを詳細に解析することで見えてくるのは、


・「とにかく何が何でも野党共闘!」は無意味。

共闘するとかえって勝てない選挙区がある


・接戦選挙区に集中して勝ち切る


・ムリめ選挙区は捨てて、比例復活当選に集中すべし


・票を増やすなら、スタンディングじゃなくて電話かけ


…といったこと。



もっとこういうデータがあれば、

選択肢がぐっと広がると思いました。


誰でもいつでもフルで選挙できるわけじゃない。


こっち側はリソース(動ける人や時間)が

限られてるから、

効率よく注力して一点突破できる方法を

考える必要がある。

その手がかりに凄くなると思います。







3■始まる時には終わってる!

でも市民の力でひっくり返せることもある!!■






実際に取り組んでみて知ったのは、

「選挙って、始まる時にはほぼ終わってる」

ってこと。


「いざ告示!」って走り出す時には、

どこがどれくらいカネとヒト出すか、

もう政党や団体の枠組みも決まってて、

事務所とかポスターとか道具立ても出来てて

ほぼ8割くらいの勝負が終わってる。




しかし、やってみないとわからないのも選挙。



出遅れ・絶体絶命・到底勝てないと

言われていた候補者が、市民型選挙で

大逆転して勝った例もあります。




たとえば、直近の新潟県知事選挙。


泉田知事突然の不出馬の後、

原発再稼働やTPPに不安を感じる

自民支持者を含めた層の声を、

JCO臨界事故対応に当たった医師であり

弁護士でもある米山さんが受け皿となって、

広くすくいあげることができたのが

大きな勝因でした。




そういう意味で、今後必要なのは、

座間宮さん言うところの、

「地元を大事にする左からの政党」

なのではないかと。



保守も含めた人たちの共感をどう得るのか、が

今後のカギを握っていると思います。







4■選挙で解決できないこと。「宿題」に愕然。■






選挙ってモノがちょっとわかってきた。


だけど一方で突き付けられたのは、

選挙やってる間に全然解決していない問題です。




端的だったのは、

参院選・沖縄選挙区で、野党候補が

現職大臣を大差で破ったにもかかわらず、

選挙翌日早朝から、高江では

オスプレイ基地建設が強行されたこと。



知事選で、県議選で、参院選で、

沖縄はNOを言い尽くしてきたのに、

その声が届かない原因は、

現政権の方針のせいだけではない。


本土の私たちの中にある、

「米軍基地が無いとなんとなく不安」

「日米安保が無いとなんとなく困る」という

大して悪意のない「ふわっとした追認」が、

結果として沖縄を追い詰めている。




国防をアメリカ任せにして、

戦後72年間も先送りにしてきた

この「宿題」については、

1年以上前からこのブログでも

延々と取り上げてきましたが、

選挙が終わって1ミリも解決していないことに

愕然としました。





これじゃ選挙も勝てない。

いや、勝っても足元すくわれる。



「じゃあ、日米安保なしで、

沖縄の基地なしで日本はやってけるの?」って。



その漠然とした不安に応える内容を、

アメリカと適切な距離を取ってやっていくための

リアルな構想力を練り上げていく作業が

必要なんだと思います。




「これから先、日本はどうやっていくのか?」って。





選挙はもちろん大事。

それと両輪で、この宿題も解かないと。


でも両方ガチではできない。

そして、自分はコッチの役割を果たしたいと

改めて思いました。







5■それぞれの生活と取り組みを活かしあっていく道は?■






選挙にTPP、原発と被災者、

自衛隊の南スーダン新任務…。



次から次へと持ち上がる課題に取り組んでいると、

カラダがいくつあっても足りない。


バラバラにやってると、各個爆撃されてしまう。




限られたリソースを、どこに集中させれば

現実を変えられるのか?


どこにテコの支点をもっていけば、

最大限の効果が得られるのか?




ポイントは、「ひとつらなり」。



国防・テロ対策・原発政策・対米(外交)などを、

トータルパッケージで考えること。




具体的には、伊勢崎賢治さんが著書

「テロリストは日本の何を見ているのか」で

提唱されているような内容に

打開の展望があると思っています。




いままで左派が忌避してきたリアルに

真正面から向き合って、

組み立て直していくこと。


コレを、今年、本腰入れて

やっていきたいと思います。




皆それぞれ生活があって、

仕事や子育てや家事や介護などで

いつでもすぐ動けるわけじゃないし、

思いがあってもレスポンスできない時もある。


それでも何かを求めている人たちと、

一緒に考える場を創っていけるように。




選挙に取り組んでいる人たちに

心からのリスペクトとエールを送りつつ、

援護射撃が出来るように。




それぞれが持続可能なやり方で、

お互いが力を尽くしていきましょう。





次回、

「戦後72年放置してきた『宿題』に向き合う年に」 

へ続きます!





【当ブログ内関連記事】


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byしゅくらむ


シュクラムは、アラビア語で「ありがとう」。
筆者が知る数少ないアラビア語です。
ココでの出会いと、ここまで読んで下さったことに、感謝をこめて。
シュックラム!



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by shuklm | 2017-01-29 22:58 | 選挙カンケイ