オトナの社会科・中東からの声を手掛かりに。

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モンダイは、日米安保ではなく地位協定。いくらなんでも71年も治外法権はないでしょ!








■世界中でも日本だけ!戦後ずっと治外法権■




今年5月、沖縄で19歳の女性が米軍関係者に殺害され遺棄された

痛ましい事件の後に書かれた伊勢崎賢治さんの記事。


少し前のものですが、ズバリ本質を突いているので

シェアさせていただきます。





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世界的にもこんなの異常だ!在日米軍だけがもつ「特権」の真実

沖縄女性遺体遺棄事件から考える


2016531

伊勢崎 賢治 プロフィール


http://gendai.ismedia.jp/articles/-/48780




”これは、国内に国内法が及ばない世界を内包するという、

一つの異常事態をどう捉えるか、の問題である。”


”裁判権における日本の地位はアフガニスタンより低い”


(ドイツやイタリアなど)”同じ敗戦国の中で、

占領時代から脱していないのは、日本だけである。


発効以来、こんなに長期間一字一句も変わらないのは、

日米地位協定しかない。”



”お隣の韓国もすでに二度改定している。”



”同じようにアメリカの占領時代を経たフィリピンのケースは、特記に値する。


アメリカの植民地であった同国は、

現地の経済や文化と深い関係を築いてきた

スービック湾海軍基地やクラーク空軍基地を含め、

大規模な米軍基地を維持していた。


日本の「思いやり予算」とは真逆に、

アメリカは毎年数百億円もの「家賃」をフィリピン政府に支払っていた。


この「実入り」にもかかわらず、

フィリピン米軍基地は植民地主義の名残だとする

フィリピン国内の民族運動の高まりと、

ピナツボ火山の噴火で基地の大部分が

使えなくなったことを契機に、

フィリピン政府は米軍基地の全閉鎖を決めた。1992年のこと。



その直後だ。中国が南沙諸島の実効支配を始めたのは。

米軍基地は、やはり「抑止力」になっていたのだ。



その後、フィリピンは、アメリカとの関係修復に奔走する。


それでも、以前のような地位協定ではなくVisiting ForcesAgreement(VFA)、

アメリカ軍はあくまで客人として訪れてフィリピンの基地を使ってもいい、

という関係の協定を締結した。


基地の主権はフィリピン側にある”



”ドイツやイタリアと同様、米軍が何をするか、

何を持ち込むかは、フィリピン政府の「許可制」である。



”アメリカとの同盟関係を維持強化しながらも、

対等で、かつ「(主権の及ばない)基地なき同盟」の

一つの形であろう。”





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こうした実態を踏まえて、

最新書「テロリストは日本の何を見ているのか」では、

「地位協定の改定こそが、右も左も取り組むべき課題」

として指摘されています。




全くその通りだと思います。




日米同盟を維持することと、

唯々諾々となんでも相手の主張を鵜呑み・丸呑みにするのとは

まったく別問題。


「好きに使って下さい、何をしてもお咎めなしです」

というのは論外。


政府がいう「フツーの国」ですらないですよ。




いままでそれは、「沖縄の問題」として

放置されてきた。


その結果が、このニコルソン4軍調整官の発言。

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沖縄 Japan Action ~みんなで手をつなごう~より





しかし実際問題として、

オスプレイひとつをとっても、

もはや「沖縄だけの問題」ではありません。






■同じ人間として扱われていない■




神奈川県・横須賀で平和運動に取り組んでこられた方から伺ったのですが、

1月から千葉県の陸上自衛隊木更津駐屯地で

オスプレイの整備が行われる予定になっており、

試験飛行で横須賀の上空も飛ぶのではないかと

不安が募っているそうです。


また、横須賀を母港としている米軍の原子力空母

ロナルド・レーガンの連絡機として、

今後オスプレイを使うと言われています。


すでに、横須賀には2度飛来しているのが

地元住民の方が目撃されています。


しかもそのうち1回は、運動会真っ最中の

小学校の上を飛行していったそうです。



それでいて、米軍住宅の上空は飛行していません。




先月、神奈川の米軍厚木基地に

元海兵隊員マイク・ヘインズさんを案内したのですが。


民家が密集した路地の向こうに広がる基地、

滑走路直近を走る国道や鉄道、

爆撃機が離発着する真下の公園で遊ぶ親子連れを見て、


「こんなことはアメリカでは考えられない」

「ありえない…」と絶句していました。




この差は一体なんなのか??


アメリカにとって日本人は同じ人間扱いされてないのか??




そういうなんとも言えない怒りと違和感。


それはそのまま沖縄の人たちが本土に対して

抱く気持ちにも通ずるのではないでしょうか。




なぜ本土に置けない危険な基地を沖縄だけに置き続けるのか?


沖縄は日本じゃないのか?


なんで沖縄だけは常に例外なのか??





■右も左も取り組むべきは「主権回復」■




沖縄では、「本土復帰しなければよかった」、

という声すらあります。




アメリカ軍政下の1959年、

宮森小学校にジェット機が突っ込んで炎上、

小学生11人と住民6人が亡くなり210人が重軽傷を負う

大惨事が起こっても、事故は繰り返されてきた。




その軍事占領を脱して、人権を保障されたい。

平和憲法の9条が守ってくれるはずだ。


そう願って復帰したはずなのに、

沖縄の基地はそのままどころか増え続け、

戦後、沖縄は常に憲法の例外に置かれてきた。


一度として日本国憲法は沖縄を守ってこなかった。




「左派」は、そのことに向き合うべきだと思うのです。





そして結局、戦後ずーっと

地位協定を放置してきたことで、

「日本国民」すら結果的に守れなくなっている。



いくらなんでも、71年間も治外法権はないでしょ!




もういいかげんに奴隷根性はやめて、

本当の意味での「主権回復」と「独立」を

確立するべきなのではないでしょうか。




別に「今すぐ日米同盟破棄しろ」とか

そんなことを言いたいわけじゃありません。



それ以前に、まっとうな主権国家として、

当たり前のことを当たり前に主張したいだけ。


「対等な同盟」と言うのなら、まずそれこそが先でしょう。



「真の愛国」というのなら、右派は

そのことに向き合うべきだと思います。





立場の違いを越えて、

地位協定の見直しを求めます。





【当ブログ内関連記事】


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byしゅくらむ


シュクラムは、アラビア語で「ありがとう」。
筆者が知る数少ないアラビア語です。
ココでの出会いと、ここまで読んで下さったことに、感謝をこめて。
シュックラム!



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by shuklm | 2016-12-15 22:38 | 安保法・安全保障・日米関係/戦争と平和 | Comments(0)