オトナの社会科・中東からの声を手掛かりに。

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厚木基地爆音訴訟・最高裁で敗訴…「住民の命より優先される公共性」ってなに??/墜落の恐怖を感じた日。






2016129日付 神奈川新聞1面トップ▼

厚木基地第四次爆音訴訟

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■「生活が命懸け」「静かな空を返して」…願いは退けられ■





いままで、画期的な住民勝訴を勝ち取ってきた判決が

最高裁でひっくりかえされてしまいました。



「受忍限度を超えており、騒音は違法」、

つまり「日常生活ではガマンできないくらい

到底ありえねえ爆音」と、司法も認めていたのに。




カナロコでも記事無料公開中

http://www.kanaloco.jp/article/217710





2016127日(判決前日) 神奈川新聞より▼

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全盲の男性「外出は命懸け」、

自身の田畑に米軍機破片が散乱した農業の男性「生死を分ける」…







以前、私自身も、米軍機・自衛隊機の爆音直下で

生活したことがあります。



「安全が日常的に脅かされる」というのは

決して大袈裟でない実感です。






■墜落の恐怖が日常風景■





大和市に引っ越してすぐのある日、

近所のスーパーに買い物に行った道すがら、

轟音とともにみるみるうちにあたりが陰り、

後ろから米軍機B52が真上を通過していくのに出くわしました。



飛行機の腹に書かれた数字や文字が

ハッキリ読み取れるほどの近距離。




見上げた空の全面を覆うような大きさに、

「このまま落ちるんじゃないか??」と、

無限に思えた数十秒間、びりびりと

総毛立つような恐怖を感じていました。





実際には厚木基地へ何事もなく着陸していき、

「いつもの光景」だったのですが。






しかし過去には、米軍機が住宅街に墜落し、

横浜市で9人、町田市で36人、

民間人が死傷する犠牲が生まれています。




その時、米軍は住民を救助しませんでした。


(米軍の軍紀と地位協定からすれば、

当然の行為なのですが。


つまり米軍は住民を守るようには出来ていない)





飛行場を囲んで住宅がこれほど密集している地域は、

沖縄のほかには全国でここだけです。






今回の最高裁判決をつづめて言うと、

「周辺住民が大変なのはわかるけど、

運航は公共の利益だからしょうがない」ということ。




それってなんなのか?





「住民の命よりも優先される公共性」って何??

住民の安全や生活は保障されていないのではないの?



それは沖縄の人たちが、繰り返し繰り返し

投げかけてきた問いでもあります。





問題は、私たちがその「公共性」を本当に

日本中の総意と合意で承知してるのか、

ってことなんです。




米軍を置き続けること、

自衛隊をこの規模で維持することが、

何を意味しているのか。






そもそも日本の皆が、ここで起こってる現実を知らない。

私だって、自分が住むまで知らなかった。




次回は、この厚木基地を、

元アメリカ兵マイク・ヘインズさんと訪ねた

レポをお届けします。







byしゅくらむ


シュクラムは、アラビア語で「ありがとう」。
筆者が知る数少ないアラビア語です。
ココでの出会いと、ここまで読んで下さったことに、感謝をこめて。
シュックラム!



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by shuklm | 2016-12-09 21:28 | 安保法・安全保障・日米関係/戦争と平和 | Comments(0)