オトナの社会科・中東からの声を手掛かりに。

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元アメリカ兵が語る戦場リアルpart4・平和のために伝えたいこと【採録】






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【イラクの凄惨な戦場を経験した元アメリカ兵

マイク・ヘインズさんが語る、戦争と平和のリアル。

トークの採録ラストです】






■解決策は、平和の文化の創造とアクション■





今から平和に関することを話します。



皆さんにしていただきたいこと。

それは、合衆国軍隊が世界に展開することに、

抵抗していただきたいということです。





アメリカを止めるために有効な手段は、

市民が集まって抵抗することです。





イラク戦争で私が学んだ最大のことは、

すべてのことに疑問を持たなくてはならない、

ということでした。




アメリカ合衆国は私たちを操作して戦争をさせていた。

いま日本でも同じことをしようとしている。






本当は軍隊に残ろうと思っていましたが、

イラク戦争で現実に直面して、

それが私のすべてを変えました。





戦争には、常に差別主義が入っています。

自分が殺す相手が同じ人間と思ったら殺せない。


テロリスト、ニガー…

自分より低いものと見なすのです。




戦争とは、自分が物を破壊することだけではありません。

人間を破壊することなのです。







イラクで、軍の仕事を請け負う人々と

会ったこともありました。



ハリバートンやグラマン、

彼らはお金を動機にして活動している。

武器で儲ける一部の企業のことしか考えていない。




そのことを思い知らされ、

それで平和活動に関わることにしたのです。







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これは去年、「ベテランズ・フォー・ピース」のメンバーと

沖縄で座り込みに参加した時の写真です。


辺野古の基地建設現場に

建設資材を運び込むのを止めようとしています。




私は20年ぶりに沖縄に行きました。



辺野古の美しい海、高江の素晴らしい森を破壊して

米軍の新基地が造られようとするのに対して、

人々が抵抗していました。


国家権力に押し潰されるのではなく、

自分達の未来を自分で決めたいだけなのです。



米軍は、日本から撤退すべきです。

日本の防衛は日本に任せるべきだと私は考えます。








■「平和を築くことが出来るのは平和だけ」■





外部から憲法9条を見た時、非常に驚きました。

世界中の人にとって導きの光である、と。


71年間も平和を保ってきたのは、他の国にはないこと。

特別な例を持っているのです。


9条を守ることを促したいと思います。





将来、若者に魅力的なことを与えてくれるのが

軍隊でないことを願っています。


アメリカでは軍国主義が特に高い価値を

与えられていますが、それを転換したい。



日本では、平和がもっと高い価値を与えられている。

写真を撮るときに皆がピースサインをするのが

それを現しています。


(それは誤解だと思いますが…と、

通訳の山口さんが補足されていましたが)




それを大事にして欲しい。






私の尊敬する活動家でメンターの、

マーチン・ルーサー・キングの言葉を

紹介したいと思います。




「暗闇は暗闇を克服することはできない。

光だけが暗闇を克服することができる。


戦争が平和を導くことはできない。

平和だけが平和を導くことができる」。







■自衛隊の南スーダン派遣について■






日本政府は、「自衛隊の武器使用基準は

正当防衛だから抑制的」と説明していますが、

私はそうは思いません。




実際に戦闘に入ると、誰が敵かわからなくなる。

殺そうとするターゲットと市民の区別はつきません。





私はイラク戦争で、バグダッドや

ファルージャにも行きました。





こんなこともありました。





私達は街のあちこちにチェックポイントを設けて

イラクの人を検問していました。



ある日、検問所に突入してくる車が

制止するよう命じても止まらなかったので、

友人が銃撃し、蜂の巣にしました。



後からわかったのは、その車を運転していたのは、

小さな子供を持つ親でした。


検問所の向こうに住んでいる友達が病気だから、

急いで駆け付けたところだったのです。






戦闘で亡くなる犠牲者の、

実に8割が市民です。





それが戦場の現実なのです。






日本で国内で自衛をしている限りでは自衛隊ですが、

海外に出ていったら、もう自衛ではありません。


自衛隊は戦場へ行ってはならないのです。







【この後、ヨコスカ平和船団の新倉さんからのお話と

マイクさんと行く米軍基地! に続きます】




※「平和を求めるアメリカの退役軍人の会 ベテランズ・フォー・ピース」全国スピーキングツアー

20161127日(日)横須賀産業交流プラザにて開催の

交流集会でのトークより再構成・採録。


(通訳:ピースデポ研究員 山口大輔さん) 

※一部しゅくらむの意訳が入っておりますことお許しください



■ベテランズ・フォー・ピース(Veterans for Peace)とは?!

ベテランズフォーピースは退役軍人、軍人の家族、同志で構成される国際組織です。

平和の文化を構築し、戦争の真のコストを露出させ、戦争の傷を癒すことに専念しています。

ネットワークは、米国および海外全体で120以上の支部で構成されています。

公式サイト:

https://www.veteransforpeace.org/


■今回のVFP全国スピーキングツアー企画;

ベテランズ・フォー・ピース 2016/11 来日ツアー実行委員会

OVERSEAs(安保法制に反対する海外関係者の会)

https://www.facebook.com/events/1788504961423362/



【当ブログ内関連記事】

元アメリカ兵が語る戦場リアルPart1・なぜ自分はイラク戦争に行ったのか?

http://syuklm.exblog.jp/26421959/


元アメリカ兵が語る戦場リアルPartイラク戦争で直面した現実「自分こそがテロだった」。

http://syuklm.exblog.jp/26424625/


元アメリカ兵が語る戦場リアルPart・今も兵士を苛む戦争の記憶。PTSDから回復する力を与えてくれた2つのこと。

http://syuklm.exblog.jp/26426629/






byしゅくらむ


シュクラムは、アラビア語で「ありがとう」。
筆者が知る数少ないアラビア語です。
ココでの出会いと、ここまで読んで下さったことに、感謝をこめて。
シュックラム!



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by shuklm | 2016-12-04 21:19 | 元兵士が語る戦場リアル | Comments(0)