オトナの社会科・中東からの声を手掛かりに。

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必見!国防のリアル。「中国脅威論」とガチで向き合う・アメリカが守ってくれない理由。






安全保障法案を整備したとして、

「中国や北朝鮮の軍事的脅威」から

本当に日本が守られるのか? 




それをちゃんとガチで

真正面から検証する必要が

あると思うんですよ。






そのために必見の映像、1本。





アメリカは中国と軍事衝突になった場合、

どう対応しようとしているのか?

日本はどうなるのか?

それが簡潔にわかる!




沖縄のドキュメンタリー映画

「標的の村」「戦場ぬ止み」の監督・

三上智恵さんが8分にまとめて

下さっているので、ぜひチェックを。






▼「三上智恵の沖縄<辺野古・高江>撮影日記より

https://youtu.be/92Nxh-PEB28

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講師は、米軍の太平洋域の最新軍事戦略に詳しい、

元・宜野湾市長の伊波洋一さん。

※2016年7月参院選で当選、参議院議員






最新の米中戦争シミュレーション等の

要点を解説されています。




超重要だと思いましたので、

要旨書き起こしも末尾に記します。







「アメリカVS中国、もし戦わば? その時、日本は?」





アメリカは、中国との軍事衝突時の

シナリオは当然作ってる。



それが、アメリカ国防総省が

過去15年間で24回以上繰り返してきた、

米中戦争シミュレーション

「エア・シーバトル戦略」、


そして最新の「オフショア戦略」。






で、いざ対中戦争になったら、

アメリカがやることは? 






カンタンに言えば、

「米軍はまず逃げる」。






すでに2006年、米兵の家族を

全員避難させると発表しており、

基地は置いておいて兵隊だけが

ローテーションで来る。


その代わりに自衛隊を配備。






中国と軍事衝突になった時、

アメリカは絶対に全面戦争は回避したい。



米中戦争がエスカレートして

アメリカ本土に核ミサイルを

飛ばされたら困るから。






そのため、アメリカの代わりに

最前線を担うのは、

日本・韓国・フィリピンの部隊。



最初に攻撃され戦場になるのは、

宮古島のミサイル基地や

沖縄などの基地。





沖縄や離島は壊滅状態になるので、

次は日本本土全体が

Battle Zone」(戦場)になる。





すでに、日本本土が戦場となることを想定して、

2012年に日米合同軍事演習も行われている。






つづめて言うと、


「アメリカの戦争に組み込まれて、

しかもアメリカの安全のために

日本全体が捨て石になる」、ということ。






これ、全然日本の安全保障になってないじゃないですか。





「日本の国土」も

「国民のいのちと暮らし」も、

まったく守られない。




守られるのは、日米同盟だけ。


アメリカのためだけの

安全保障ですよ。






アメリカは、物凄く

したたかに冷徹に考えてる。



でもそれはある意味、

至極当然なことだと思います。


自国の損失を最小限にして

最大の「国益」を確保する方法を考えるのは。





そういう相手であることを

承知した上で、こっちも対応しないと。







安倍首相も安保法案推進側も、

もしかしたら主観的には

戦争をするつもりは全然なくて、


「日本を中国の脅威から守るため、

戦争をしないためにこんなに

一生懸命考えて説明してるのに、

なんで国民は理解しないのか。


『戦争法案』とレッテル貼りして

批判して危機感を煽る

反対派の奴らがおかしい」と


結構マジで考えてるのかもしれない。





だけど、アメリカの戦略を

リアルに見ていけば、

「日本の思った通りに

アメリカが守ってくれる」

というのは、

何の裏付けもない願望

というか幻想でしかないことは明白。





「アメリカについて行けば大丈夫。

日本は安全になる」

って考える方が、

よっぽど「お花畑」なんじゃないかと思います。







安倍首相や与党が、

それを承知の上で

「アメリカについて行く以外に

選択肢はない」と

安保法案を押し通そうと

してるなら「売国奴」だし、

知らずにやろうとしているなら

無知も甚だしい。





いずれにせよ、「中国の脅威」と

正面から向き合うと言うのなら、

米中戦争に組み込まれないように

アメリカから適切な距離を取り、

アジアの中で独自のポジションを

確保していくことこそが、

最大の安全保障だと思います。






伊波氏は、この講演の最後に

語っておられたそうです。


「いまなら、まだ間に合います。

とめましょう」と。









講演要旨書き起こし■





2015830日 


宮古島で開催された、

自衛隊ミサイル部隊の配備に関する島民勉強会


「自衛隊配備で宮古島はどうなる

~ミサイル配備が呼ぶ戦場~」






アメリカにとって沖縄の基地は、

これまで戦争に行く場所だった。


ベトナム戦争もイラク戦争も

沖縄から出撃していった。




ところが今は、沖縄そのものが

戦場になる前提で訓練をしている。




一番ポイントは(宮古島への)ミサイル配備は、

宮古島を戦場にする仕組みということ。





〔パワポ画面:

アメリカのエア・シーバトル戦略は、

沖縄を戦場にする。



アメリカ国防総省が過去15年間で

24回以上繰り返してきた

米中戦争シミュレーション



ランド研究所・2015年、

戦略・予算評価センター2030年における

米中台湾海峡危機のシミュレーションの内容



どちらも日本の参戦が絶対条件

(集団的自衛権の行使が前提)




『米軍と人民解放軍―米国防総省の対中戦略』

布施哲著講談社現代新書が

エア・シーバトル戦略のシミュレーションを紹介〕▼


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何のための戦争かと言うと、

中国が台湾を取りに来た時に

防衛するための戦争。




日本が戦争に参加しなければ

アメリカの戦争は成り立たない。




日本列島全体を補給基地・

後方基地にして戦う

という前提になっています。






これは日本のためではありません。


アメリカのためです。





そしてアメリカは

「こうしないと日米同盟は壊れる」と

押し付けているわけです。





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今回の自衛隊の(宮古島へのミサイル)配備は、

尖閣諸島のためではありません。



この配備は奄美大島にもします。

沖縄のキャンプ・シュワブにも。



尖閣のために奄美大島に配備する必要はない。






なんのためかというと、

中国の艦船・軍艦が通るときに

それを攻撃する仕組みを作っている。




「地対艦ミサイル」を配備して、

沖縄本島と宮古島の間を中国の軍艦が通るときに

攻撃するための部隊です。



そのために、それを攻撃してくる中国兵に

対応するためにここに陸上部隊を置く。



その陸上部隊を攻撃しにくる航空機に対する

「地対空ミサイル」を置く。





じゃあ沖縄どうなっているかと言うと、

この戦争が起こった時には、

沖縄は破壊されている。



エア・シーバトル構想では、

戦闘が起きたら、沖縄は破壊されている。



次の戦場は沖縄ではない。

日本列島。





沖縄はミサイルで壊滅しているから、

そこで戦争する必要はない。



次は日本本州。




実際、日本列島での戦闘を想定した演習が、

2012年に行われている。




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南西諸島に米軍はいるが、戦わない。

戦うのは自衛隊。




それが2006年の米軍再編の合意事項です。





日本の自衛隊がアメリカ軍に代わって戦争をするために、

今、島に配備されているということです。








2006年に、海兵隊8000人、

その家族9000人を

沖縄から移すと発表されました。



海兵隊の家族は実際には

7000名もいなかったんですけど、

それが皆、いなくなる。




その理由は、沖縄が戦場になるから。




基地は置いておいて、兵隊だけ

ローテーションで沖縄に来させる。

それが今の計画です。






オフショア戦略と言うのは、

米軍が直接中国と対峙せず、

周辺の同盟国にその役割を

果たさせようとすること。





それを一番忠実にやっているのが日本、安倍政権です。


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隠された目的は、台湾防衛の米中戦争を、

米中全面戦争にエスカレートしないために、

日本国土に標的の島々を作り出して、

日本の国土で「制限戦争」をする、ということ。





ここがポイントなんです。

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なんで南西諸島に中国が来ても

アメリカが出てこないか。



アメリカ軍が出てくるとそれがエスカレートしていって

米中全面戦争になるのを避けるため。




さらにそれがエスカレートすると、

中国のミサイルが米本土を狙うかもしれない。




それを避けるためです。







中国本土も米国本土も攻撃されずに、

この島だけが戦場になる。 



そういう戦争なんです。







「エア・シーバトル戦略」に

なんて書いてあるかと言うと、

「米軍はまず沖縄から逃げる」と書いてある。



逃げないと、ミサイルが、

嘉手納基地に、横田基地に飛んでくるからです。




〔パワポ画面:アメリカの考える中国との戦場「Battle Zone」は日本〕

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2012年の「山桜」という(日米合同軍事)演習の資料では、

日本全土が戦場になっていく想定。






〔パワポ画面:海上自衛隊幹部学校「海幹戦略研究」に、

次々と掲載される「エア・シーバトル戦略」関連論文は、

アメリカが対中国紛争で日本に求める

「集団的自衛権の行使」の内容を明らかにしている。〕▼

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「日本の防衛部隊は、中国の中国の水上艦艇、

潜水艦部隊及び航空部隊の

太平洋公海への重要な出口を閉鎖できる。



米国とその同盟国が、

琉球、ルソン(フィリピン)

韓半島で同時に戦端を

開くことが出来れば、

中国を閉じ込められる」。






でも南西諸島は戦場になる。


この島は戦場になる。







安保法案が成立すれば、

アメリカの命令で

宮古島のミサイルを

中国に向けて撃つ根拠になる。




それが「集団的自衛権」。






ここで、「集団的自衛権を確立せよ」

「憲法9条を変えろ」と

言ったのが、アーミテージ。





そういう流れの中で、

アメリカの言うことを

きき続けているのが今の日本。



その結果、日本の国内で

戦場を受け入れる流れになっている。


それがアメリカの戦略。






日本全体を後方支援基地にして、

あるいは日本全体を戦場にして、

そこでアメリカの利益のためにアメリカが戦争をする。




で、アメリカは逃げる。

自分たちはまず家族を逃がす。






そういう戦争がいま、

始まろうとしている。



私たちの島が戦場になる、という

自覚を持つことがとても大切なことだと思います。









*********



※( )内は筆者が補いました。




以下2本の記事も参考にさせていただきました。



『備えあれば憂いアリ』軍備が引き寄せる戦場 本土にも危機!


「三上智恵の沖縄<辺野古・高江>撮影日記 第30回」201599日付

http://www.magazine9.jp/article/mikami/22529/



【米軍は尖閣を守ってくれないよ?】全日本人が知っておくべき「新日米ガイドライン」に「尖閣有事のとき米軍は撃たない」と書かれている衝撃!


「おもしろいインターネット」 2015830日付

http://blog.livedoor.jp/otomarizm/archives/41536139.html








【当ブログ内関連記事】


201528UP記事  「日本の友人たちよ、道を誤ってくれるな」。日本人だからこそ出来ることがあると教えてくれた、中東からの眼差し

http://syuklm.exblog.jp/24109189/


2015711UP記事  ココが一番ダメだよ、安保法制。憲法って、そもそもなんのため? 

http://syuklm.exblog.jp/24678467/




byしゅくらむ


シュクラムは、アラビア語で「ありがとう」。

筆者が知数少ないアラビア語です。

ここでの出会いと、ここまで読んで下さったことに感謝をこめて。

シュクラム!



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by shuklm | 2015-09-13 18:52 | 安保法・安全保障・日米関係/戦争と平和 | Comments(0)