オトナの社会科・中東からの声を手掛かりに。

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「切れ目のない安全保障」はそもそも無理。「切れ目だらけの世界」で、どう生きていくのか?

安全保障に関する法律を変えても変えなくても、リスクはある。

だって、「絶対の安全」なんて、そもそも存在しないから。



法律を変えなくても憲法9条を堅持しても、「そんなのカンケ―ねえ!」っていう相手が現れたら、標的にされるリスクは常に存在する。

9条だって万能の処方箋じゃない。


「9条があればオートマチックに絶対安全」なんて言えない。

「『丸腰』じゃ不安だ」と感じる人は存在するし、不安に思う気持ち自体を否定することは出来ないと思うんですよ。

私自身もテルアビブで「テロの脅威」にビビった経験があるので、気持ちはわかります

その人たちに「9条があれば大丈夫」って繰り返すだけでは答えにはならないと思います。



どうやってもノーリスクってのはあり得ない中で、

だからこそ、どのようなリスクを取るのかっていうのが問題なのではないかと。



だから、安保法制を巡る国会論戦が「リスクがあるかどうか」にかなり時間が割かれてきましたが、本質的な問題はソコじゃないんじゃないか?と思います。



安倍政権の主張は、「切れ目のない安全」を軍事的な「抑止力」によって保障しようということですよね。

「万全の安全を構築しなくてはいけない」という発想。


でも、それって現実的に無理でしょ。



どっちにしても完璧なシールドはない。

100%の安全を、私は別に政府に求めないですよ。


アメリカ人が「銃を持たないでどうやって安全が確保できるんだ?!」って言うのと同じで、鉄砲持ってりゃ安心かもしれないけど、絶対安全じゃないでしょ。

むしろ銃があるために、ただのケンカで済むところが殺人にまで至っちゃったりする。



軍事力に完全はないし、9条だって万能じゃない。

どんなに気をつけてたって、不幸な事例や理不尽な死をゼロにする事は出来ない。

だって世の中思い通りになる訳ないんだから。



だけど、だからこそ、どうやってそれを減らしていくのか、

どっちの努力を諦めないか、が大事だと思うんです。

どっちの現実的可能性を大きくしていくのか、じゃないですか?



たとえば、当ブログでも以前取り上げた、トルコの人たちが日本人を救ってくれた実話があります。


201563UP記事

6月3日、日本とトルコ「100年の友情の始まりの日」。知られざる2つの救出実話↓

http://syuklm.exblog.jp/24546590/



軍事的手段も外交的方策も、万策尽きたと思われた絶体絶命の時に日本人を救ってくれたのは、トルコの人たちの「100年前の恩返し」でした。


まさに軍事力的には「切れ目」の瞬間だったと言えますが、

軍事力によらない邦人救出の実例は、実際にあるわけです。

私はそっちの可能性を増やしていきたいです。



「切れ目だらけの世界」の中で、どうやってお互いが手を取りあって生きていくのか。

できればそれを探っていきたいじゃないですか。





【当ブログ内関連記事】安全保障、国際貢献、平和国家日本への期待

20155月1日UP記事

何、約束しちゃってんの? 「アメリカとの一体化」は、リスクヘッジとしてもブランディングとしても下策。↓

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憲法の日WEEKに。「国民投票でガチンコ勝負を!」 ↓

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パレスチナが日本に望んでいた、「東ティモールのような支援」とは?↓

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byしゅくらむ


シュクラムは、アラビア語で「ありがとう」。

筆者が知数少ないアラビア語です。

ここでの出会いと、ここまで読んで下さったことに感謝をこめて。

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by shuklm | 2015-06-13 11:48 | 安保法・安全保障・日米関係/戦争と平和 | Comments(0)