オトナの社会科・中東からの声を手掛かりに。

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何、約束しちゃってんの? 「アメリカとの一体化」は、リスクヘッジとしてもブランディングとしても下策。






安倍首相が、日本の首相として初めて

アメリカ連邦議会 上下両院合同会議で演説し、

「この夏までに安全保障法制の整備を約束する」と発言しました。

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「自国の国会の承認を得る前に、

他国の議会に約束するって、どんな国よ?」

って批判はその通り。


「アメリカの52番目の州でいいじゃん」ってハナシですが。




ココでモンダイにしたいのは、それが意味している中身です。





「アメリカとの軍事的一体化」は、

つまり「アメリカと心中します!」

っていう宣言ですよね。


「アメリカが調子いいうちはいいけど、

アメリカがコケれば日本も一緒にコケる」、と。




そんなギャンブルなこと、

承知した覚えはないよ?



それって、安全保障で考えても、

ものすごくリスキーじゃないのか?





リスクヘッジとして、

特定の大口顧客に依存しないで

広く浅くリスクを分散しておくのは、

ビジネスの場面では当たり前のことなのに。


資本主義的に言っても、生き残るためには、

自分の強みをブランド力として

最大限活かしてブランディングしていくべきなのに。



なんで政治の場面では、

そういうフツーのことが出来ないのか?





「戦争をしない平和国家」という

「普通の国じゃない路線」で、

これまで立国してきたのに、

今さら「戦争を出来る普通の国」になったら、

一体何をウリにやってくのか?



国家戦略としても下策と言うか、

間違いじゃないのか? と思うのです。





中東から見た時、日本の強みは、間違いなくある。


パレスチナやシリアやイラクの人たちは、

口々に日本への期待を語っていました。


アメリカでもヨーロッパでもない、

キリスト教でもユダヤ教でもイスラム教でもない、

独自の位置がある。



経済大国で、「70年間一度も戦争をしたことがない」

日本だからこそ、非軍事での貢献をしてほしいと。




関連記事:「日本の友人たちよ、道を誤ってくれるな」。日本人だからこそ出来ることがあると教えてくれた、中東からの眼差し

http://syuklm.exblog.jp/24109189/






別に軍事的に強化しなくても、

世界最強のソ連軍を撤退させた

アフガンの猛者たちからは

「日本スゲーよな」って言われてたんですよ?



100年前の日露戦争で、

日本はロシアに勝ったから」って理由で。




関連記事:「邦人救出できない法は変えるべし」という主張が無視しているもの。イラクでもアフガンでも、「日本人だから攻撃されにくかった」理由。↓

http://syuklm.exblog.jp/24136507/





良し悪しは別として、

そういう歴史的なアドバンテージは

最大限活かすべきでしょ。





自分の手持ちのカードを全部点検して、

弱みを減らして強みをどう生かしていくのか、

これから先、何で勝負していくのか、

ちょっと落ち着いて考えましょうよ。








※タイトルと文章順等を修正しました(2015.5.1)
正式名称「アメリカ連邦議会 上下院両院合同会議」に修正しました(2015.5.3)

byしゅくらむ


シュクラムは、アラビア語で「ありがとう」。

筆者が知数少ないアラビア語です。

ここでの出会いと、ここまで読んで下さったことに感謝をこめて。

シュクラム!



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by shuklm | 2015-05-01 22:39 | 安保法・安全保障・日米関係/戦争と平和 | Comments(0)