オトナの社会科・中東からの声を手掛かりに。

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「ヘブロン誘拐事件」への違和感

ヨルダン川西岸エリアのいたるところに、このようなコンクリートブロックが、
「車両テロを防ぐために」、イスラエル軍によって設置されていました。
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今年7月からのイスラエルの軍事作戦は、

行方不明となっていたユダヤ神学校の生徒の少年3人が、

遺体で発見されたことがキッカケとされています。


事件への関与を否定しているにもかかわらず、ハマスを犯人と断定し、

それへ報復として始まったものでした。


少年たちは、ヨルダン川西岸のヘブロン近郊で、夜中にヒッチハイクをしている時に行方不明となり、

遺体はそこから遠くない場所に埋められていたと報道されています。


ヒッチハイクは、ヘブロンの入植者の人達にとっては、日常の交通手段だったようです。

田中宇さんの過去のメールマガジンによると、

ヘブロンの入植者たちはエルサレムへ通勤する人が多く、その際、

お互い乗り合いで、車が満員になるまで待ってから出発する様子がレポートされていました。



それにしても、私が目にしたへブロン入植地は、ほんの数時間の滞在だったのに、

敵意と警戒心の強さを強く印象に残す場所でした。



実際、ヘブロンは、入植地の中でも一番衝突の多い場所です。



あれほど警戒心の強い地域で暮らす少年たちが、

しかもユダヤ神学校に通うバリバリのユダヤ教徒が、

ヒッチハイクでパレスチナ人に簡単にさらわれたりするでしょうか?



どうしても、しっくりこないのです。


「これはイスラエルの謀略だ」などと断言出来るだけの確たる材料を、
私は持っているわけではありません。


ただハッキリしているのは、
殺された少年の親が、「報復を望んでいない」と語っていたこと。


もうこれ以上の死は、望まない、と。


この声を、かき消させてはならないと思うのです。




PS

この記事をUPしようとしているところで、「長期停戦成立」のニュースを聞きました。

まずは、よかったです。

とにかく1日でも長く停戦が続くことを願います。

by しゅくらむ

※記事の一部不正確を思われる場所を訂正させていただきました


by shuklm | 2014-08-27 06:46 | 時事・ニュース | Comments(0)