2014年 08月 12日
ホロコーストを経験したのに、なぜ?
経験したのに、なぜこんなことを?
なぜいま、パレスチナ人に
同じことをするのか?」
私も、そう思ってました。
現地へ行ってみて実感したのですが、
ホロコーストを経験したユダヤ人
「だからこそ」、譲れないのです。
それは、
「イスラエルしか安住の地がない」
と思い込んでいるから。
「もう二度と、自分たちの運命を他人に任せない」
「もう二度と、おとなしい羊のように
抵抗せずにガス室に送られたりしない」
それがホロコーストの教訓だ、と。
(これは、高橋和夫さんが著書「アラブとイスラエル」で指摘されていました)
「世界中どこに行っても迫害される。
誰も守ってくれない。
だから、自分たちの命は
自分たちで守るしかない」と
思い詰めるユダヤ人たちは、
世界中からどんなに非難されても
罵倒されても、絶対に譲れないのだと思います。
でも、もしも、と仮の問いを立ててみます。
もし、世界中のどこに行っても、
安住できるとしたら?
もしも、いつでもどこでも、
ユダヤ人がユダヤ人として
生きていくことがちゃんと保障されるとしたら?
そうしたら、イスラエルという国に
必死にしがみつかなくてもいいはずなのです。
(イスラエルでの実体験は、また別途書きます)
byしゅくらむ
シュクラムは、アラビア語で「ありがとう」。
筆者が知る数少ないアラビア語です。
ココでの出会いと、ここまで読んで下さったことに、感謝をこめて。
シュックラム!
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by shuklm
| 2014-08-12 06:34
| ホロコースト/ヘイトのこと