2014年 08月 10日
パレスチナ自治区にて・救急車から引き出される患者
救急活動ができない。
学校が攻撃される。
それは、パレスチナでは、
今に始まったことではありません。
12年前も既に日常でした。
2002年6月、ヨルダン川西岸地区。
移動中のバスから見た光景。
検問所前の装甲車 ▼ 筆者撮影
▼検問所で、赤新月社(赤十字社のアラブ版)の救急車が、
停止させられていました。(救急なのに!)
イスラエル軍兵士は、
救急隊員を降ろさせ、
ドアからボンネットまで全部開け、
「爆弾が入っていないか」念入りにチェック▼
▼この患者はストレッチャーごと引き出され、
炎天下で15分以上も放置されていました。
(救急患者なのに!)
現地の赤新月社の人の話では、
パレスチナでは、イスラエル軍の
妨害のために、救急車が現場に
到着できる確率は10%くらい。
それでも、「赤新月社は
患者を区別しない。
イスラエル人も同じように
救命している」そうです。
byしゅくらむ
シュクラムは、アラビア語で「ありがとう」。
筆者が知る数少ないアラビア語です。
ココでの出会いと、ここまで読んで下さったことに、感謝をこめて。
シュックラム!
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by shuklm
| 2014-08-10 18:53
| パレスチナ自治区 現地レポなど