オトナの社会科・中東からの声を手掛かりに。

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コレが海外派兵リアル!死亡区分は事故死・病死のみ、「紛争死」は保険適用外。元自衛官が語る@VFPジャパン設立総会レポpart3






知ってるつもりで知らなかった海外派兵の実態。


戦死を想定されずに、最前線へ送られる自衛官たち。





「有事」には最前線に立つ

普通科連隊(現レンジャー部隊)出身の

井筒高雄さんが語った、

「自衛隊をめぐるリアル」。




井筒さんが代表を務めるVFPジャパン

(平和を求める元自衛官と市民の会)

設立総会にての講演より。


重要な指摘満載だったのですが、

今回は海外派兵について絞って

再構成してお届けします。




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▲南スーダンPKOで戦死した中国兵の現地葬儀

棺にかけられているのは、

左側が国連旗、右側が中国国旗






◆◆◆


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去年7月、南スーダンの首都ジュバであった

戦闘では、中国の歩兵部隊2名が戦死しました。




今後、こういったことが自衛隊員にも起こりうる。






しかし自衛隊の場合、「戦死」扱いになりません。

「戦闘」ではなく「衝突」なので。



そもそも「戦死」を想定していないんです。

「戦争死」にしたら、戦争で憲法と直結してしまうから。




南スーダン派遣隊の死亡区分規定にあったのは、

「事故死」と「病死」の2種類だけです。






それから防衛省団体職員保険というのがあるんですが、

任意と言う名の強制なのに、

「戦争死」と「紛争死」は除外されています。

保険が下りない。




さらに、「PKO保険」という民間保険があります。



国の命令で任務で行くのに、

なぜ保険を自分で掛けなくてはならないのか?



死亡時の最高額は1億円ですが、

いくらもらえるか死んでみないとわからないのが現実です。







■拒否できないことも知らされず入隊■






自衛官は皆、入隊時に服務規定に宣誓します。



原則的に依願的退職は認めてもらえない。

労働基準法も除外規定になっています。



そして安保法制によって変わったのは、

海外派遣時のペナルティです。


命令拒否をすると禁固刑になります。





これらは入隊時には知らされていません。


災害派遣や人助けをしたいと入隊したら、

そういう現実が待っている。





しかも誰が最前線に行くのかというと、

死亡時のコストが安い人達、つまり

入隊して4年以内の若い人たちです。








■なかったことにされているPTSD。家族も苦しんでいる■




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去年7月の南スーダン戦死者が出た戦闘で、

その惨劇を見て20名がPTSDに罹ったと、

日報報告にあがっている。

菅官房長官はそんなことはないと言っていますが。




戦闘任務、死傷者が出る現場、

砲弾が飛んでくる現場では、

PTSDに罹る可能性が高いので

きちんとしたケアが必要だと指摘されています。



すでに2004年の防衛省報告でも、

イラク戦争後の戦闘任務の検証事項が

まとめられてる。 




PTSDの行きつく先が自殺なわけですが、

イラクとアフガンに限定しても58名。



その裏に、PTSD傾向になる人が2,000人前後、

その手前の鬱や不安定障害になる人が約9,000人。



海外派遣すれば、部隊の1割から2割が

必ず心の障害を持つことがわかっています。







そして、注目されていないんですが、

帰ってきた自衛官の家庭内でも

PTSDを発症しているというデータがあります。




例えば、帰ってきたお父さんが、

ちょっとした物音で怒り出す。


あるいは、花火の音を聞いた瞬間

「あっ」と叫び声をあげる



そういう中で家族もどうしていいかわからず

心を病んでしまうという事例も報告されています。





しかし家族にもかん口令が敷かれていて、

今まで表に現れてこなかった。








■いまこそ自衛隊リアルの共有を■ 






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自衛官は、自衛隊法61条で

政治的行為を制限されています。



なぜ政治的発言してはいけないかというと、

武器を持っている人達が政治的関与すると、

クーデターが起こってしまうからです。




ですから、今回、河野統合幕僚長が

「憲法に明記されるなら有難い」

と発言したのは、大問題です。


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しかし政府は、「一個人の発言」としてなら

政治的行為の制限に当たらないと、

わざわざ閣議決定しています。




そうであれば、これからは、

OBだけでなく現役の方も、

「一自衛官として」どんどん堂々と

発言してほしいと思います。



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自衛官は入隊時に、

「事に及んでは、危険を顧みず、

身をもって責務の完遂に務める」

という服務の宣誓を行っています。



問題は、それが国民の負託に応えるものであるのか?

ということです。





それは、災害派遣などは別として、

安保法制に限定していえば、

国民の負託に応えるものではないと私は思います。


9条の下で、どこまで出来て

どこまですべきでないのか、

是々非々の議論をすべきだと思います。




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◆◆◆




▼講演はすべて公認動画で視聴可能です!

<ベテランズ・フォー・ピース・ジャパン設立記念シンポジウム>

https://youtu.be/R80vKczYwlc

https://www.youtube.com/watch?v=R80vKczYwlc&feature=youtu.be


Facebook: ベテランズフォー ピース ジャパン (VFP ジャパン)- Veterans For Peace JAPAN

公式サイト; http://vfpjp.org/








■個人的感想・いまこそ自衛隊のミッション議論の時■






お話を伺っていて改めて感じたのは、

現場の自衛官に矛盾がすべて押し付けられている

物凄いねじれときしみでした。



たとえ戦闘で死亡しても、

精神に深い傷を負っても、

なかったことにされてしまう。



憲法にぶつからないようにするために、

「戦闘現場でないところ」を選んで送り込むという、

訳のわからないことになっている。





じゃあそもそもなんのための海外派兵なのか??




南スーダン派遣は民主党政権時代なので、

自民党のせいだけではない。





これは個人的意見ですが、

一つだけ確実なのは、

彼らに負託するに足るミッションを

私たちは決めてこなかったということ。




自衛官が「危険を顧みず、身をもって

責務の完遂に務める」べきミッションとはなんなのか?




井筒さんも指摘されていた

9条の下で、どこまで出来て

どこまですべきでないのか」、

「国民の負託に応えるものであるのか」

について、議論はまだまだ端緒についたばかり。





いまようやく私たちは、自衛官の等身大

リアルに触れる機会を得ました。




ここを始まりにして、

お互いに向き合い、

議論に取り組んでいく時なのだと思います。





このブログでも今までずっと取り上げてきたことですが、

今後の改憲論議や国民投票もにらんで、

さらに掘り下げていきたいと思います。



【関連情報】

BuzzFeed記事

自衛隊員、海外派遣でPTSD傾向、自殺も 南スーダンでは「深い傷」 メンタルケアの重要性

https://www.buzzfeed.com/kotahatachi/jsdf-ptsd?utm_term=.lnNeM9o96W#.omW3AX4XQv>


「海外派遣自衛官と家族の健康を考える会」

https://kaigaihakensdf.wixsite.com/health

ツイッター

https://twitter.com/kaigaihaken_sdf




【当ブログ内関連記事】


知ってた??自衛官が毎年2個小隊分ずつ自殺し、アメリカでは帰還兵が毎日平均23人自死している。戦争のリアルとコストを問うVFPジャパン、設立総会&記念講演へ!!▼

http://syuklm.exblog.jp/26910093/


コレが戦場PTSDのリアル!それは人生をどう変えてしまうのか?アメリカ兵PTSDケアのスペシャリストが指摘!@VFPジャパン設立総会レポpart2▼

http://syuklm.exblog.jp/26940290/


70年越しの宿題・その2。「自衛隊は軍隊じゃない」という理屈が、自衛隊員を危険に晒す▼

http://syuklm.exblog.jp/24931440/





byしゅくらむ


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# by shuklm | 2017-06-26 20:31 | 国際貢献・PKO・自衛隊 | Comments(0)

コレが戦場PTSDのリアル!それは人生をどう変えてしまうのか?アメリカ兵PTSDケアのスペシャリストが指摘@VFPジャパン設立総会レポpart2





ついに恐れていた事態が現実となってしまいました。


南スーダン派遣の自衛隊員から自死者が。

ご本人や、遺されたご家族の苦しみは、

一体どれほどなのか…。




「戦闘現場」から遠く離れても、

安全なはずの故郷へ帰国しても、

「誰が敵か味方かわからない戦場」

の記憶は、終わってくれない。


それはすでにアメリカの元兵士たちによって

繰り返し語られてきたことです。



まさにそのアメリカ兵の戦場PTSDについて、

先日のVFPジャパン総会にて解説した専門家が、

「これは日本の未来の姿でしょうか?」と

投げかけていました。




これ以上、こんな悲しい犠牲を

生み出さないために何が必要なのか?


ぜひこのリアルを共有することから

始めたいのです。





2017年69日、VFPジャパン

(平和を求める元自衛官と市民の会)

設立総会にての

サミュエル・コールマンさん講演

「元兵士の精神障害を考える」より再録

(一部しゅくらむの意訳が含まれていることはおゆるしください)

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▲講師サムさんのプロフィール

VFP(ベテランズ・フォー・ピース;

平和を求める退役軍人の会)

アメリカ本部 被害調査リーダー・

PTSDケアのスペシャリト、

カリフォルニア州立大学   

文化人類学社会福祉学講師



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◆永遠戦争の泥沼に足を突っ込んだアメリカ◆




ご存じのとおり、アフガン戦争は

17年目になりますが、まだ終わらない。


現在アメリカは、リビア、イエメン、

シリア、イラク、ソマリアなどで

軍事行動を続けています。



アメリカの元兵士の状態から

日本人が学べることは、

目に見えない障害である精神障害は

元兵士の深刻な問題であるということです。






◆米国元兵士のPTSD発生率◆




イラクとアフガン戦争は14%(現在)

湾岸戦争は10%(調査当時)

となっています。


 

しかし、PTSDは、数十年たってから

発症する場合もあります。




例えば、ベトナム戦争帰還兵の

PTSD発症率は、


男性15% (1986年〜1988年)

女性8% (1986年〜1988年)




ですけれども、一生涯の有病率だと、

こうなります。


男性31% (予想)

女性27% (予想)



これは日本の将来の姿でしょうか?

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◆米国元兵士の自殺発生率◆




VA(アメリカ復員軍人援護局)の

調査によると、元兵士の自殺発生率は、

一般市民より21%高いという数字が

出ています。



しかし、実際の自殺発生率は、

議論の的となっています。


政府発表の数字は、

小さすぎる可能性が高いのです。





この写真をどうか見ていただきたい。



彼は、オハイオ州海外戦争復員兵協会

第7管区のサウィッキ司令官です▼

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その肩からぶら下げた軍靴は、

自殺した復員兵のシンボルです。






◆癒しの第一歩…解決の道は?◆




簡潔・単刀直入に言っておきたい。


アメリカにこのような諺があります。


「もし自分の掘った落とし穴に

はまってしまったら、まずは

その穴を掘るのをやめることだ」、と。


この場合は、戦争のことです。





◆元兵士の癒しのために◆




軍事予算を大幅に減らすならば、

国の財産は、武器の製造ではなく、

元兵士とその家族の健康のために

使うことができます。



◆◆◆



本日は有難うございます。


皆さま、VFPジャパン設立に

大変努力されたと思います。

アメリカVFPの代表として

心から感謝いたします。


ここでお話しさせていただくことは

大変光栄です。


日本でもこのような取り組みが

広がっていくことを、心から望んでいます。





★サムさんの講演はすべてYoutubeで視聴可能!

ベテランズ・フォー・ピース・ジャパン設立記念シンポジウム

「戦争のリアルと戦争する国の経済のリアル

〜イデオロギーからリテラシーへ〜」

公認動画はコチラ!▼

https://youtu.be/R80vKczYwlc






■誰がこの苦しみを置き去りにしてきたのか?■




サムさんの柔らかな語り口と

平易な日本語に比して、

その指摘の重さと深刻さは、

じわじわと身に迫るものでした。



ベトナムから最後の米兵が

撤退してから、実に44年。


それでもなお帰還兵は、

これからの人生も

戦場の記憶から逃れられずに

3人に1人以上が精神を蝕まれ、

通常より高い自殺リスクに晒される

ことが予想されるという、

かくも長い戦争のコストを

ずっと払わされ続ける。




世界で最も過酷な訓練を受けた

「世界最強」の海兵隊員を含む

米兵ですら、この状況なのです。




ましてや、災害救援や国防を志したはずの

自衛隊員にとっては、一体どれほど

想定外のストレスをかけることになるのか。





アメリカの帰還兵と同じような状況を、

私たちはこれからも

自衛隊員にも強いるのか?





「アメリカと軍事一体化する、普通の国になる」、

「給料もらってるんだから尖閣防衛は当然」などと

威勢良く唱える政治家や論客の方々は、

こういう負の現実を、正面から

国民に問うべきだと思います。


自衛隊員のこうした犠牲を、

これから先、国民は受け入れる覚悟がありますか?と。





そして私たち国民の側も、

この苦しみを今まで置き去りに

してきてしまったのは誰なのか?と

自分自身に問い返す必要があると、

痛切に感じます。




これ以上の苦しみを繰り返させないために、

まず同じ市民として受け止め、

寄り添っていきたいと思うのです。







次回、

「コレが海外派兵リアル!元自衛官が語るVFPジャパン設立総会レポpart3」 

へ続きます




【関連情報】ぜひ拡散お願いします!


「海外派遣自衛官と家族の健康を考える会」

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【当ブログ内関連記事】


【採録】元アメリカ兵が語る戦場リアルPart1・なぜ自分はイラク戦争に行ったのか?

http://syuklm.exblog.jp/26421959/


【採録】元アメリカ兵が語る戦場リアルPart2・イラク戦争で直面した現実「自分こそがテロだった」。

http://syuklm.exblog.jp/26424625/


【採録】元アメリカ兵が語る戦場リアルPart3・今も兵士を苛む戦争の記憶。PTSDから回復する力を与えてくれた2つのこと。

http://syuklm.exblog.jp/26426629/


【採録】元アメリカ兵が語る戦場リアルPart4・平和のために伝えたいこと。

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【シェア】クローズアップ現代 再録「イラク派遣10年目の真実」
http://syuklm.exblog.jp/24488767/

知ってた??自衛官が毎年2個小隊分ずつ自殺し、アメリカでは帰還兵が毎日平均23人自死している。戦争のリアルとコストがココにある。VFPジャパン、設立総会&記念講演へ!!▼

http://syuklm.exblog.jp/26910093/


アベノミクスは成功した瞬間に破たんする「戦時経済」。風穴を開けるのは当事者リアル!金子勝さん講演@VFPジャパン設立総会レポpart1▼
http://syuklm.exblog.jp/26934656/


byしゅくらむ


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# by shuklm | 2017-06-21 07:32 | 安保法・安全保障・日米関係/戦争と平和 | Comments(0)

アベノミクスは成功した瞬間に破綻する「戦時経済」。風穴を開けるのは当事者リアル!金子勝さん講演@VFPジャパン設立総会レポpart1






6月9日、200人近くの参加者の熱気とともに、
いよいよ漕ぎ出したVFPジャパン
(平和を求める元自衛官と市民の会)。



「戦場のリアルと、戦争する国の経済のリアル
〜イデオロギーからリテラシーへ〜」

◆基調講演 「アベノミクスの戦時経済化」 
金子 勝さん (慶應義塾大学経済学部教授)

◆講演「自衛官をめぐるリアル」
井筒 高雄さん (VFPJ代表)

◆座談会 金子 勝さん・井筒 高雄さん・
 サム・コールマンさん
(VFP米国本部メンバー・PTSDチーム)



すべて公認動画で視聴可能!
参加できなかった方もコチラでどうぞ▼

★<ベテランズ・フォー・ピース・ジャパン設立記念シンポジウム>

★総会全体レポは公式Facebook記事にて!



ワタシも市民メンバー(スタッフ)として参加。
レポを数回に分けてお届けします☆


今回Part1は、金子勝さんの基調講演
「アベノミクスの戦時経済化」摘録です

【講演書き起こし協力はS・Sさんです。
スペシャルthanks♡】




▼VFPジャパンのTシャツを来て登壇!
立ち上がって熱弁を振るう金子さん
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■アベノミクスは、金を刷るのをやめられない・とまらない「かっぱえびせん」状態。■



お金を刷りまくるのは戦時経済。
日銀が国債を買いまくっている。

株が上がれば良しとしているけど、
そうすると永遠に国債を発行し続けないといけない。

やめたくてもやめられない・とまらない、
かっぱえびせん状態、
シャブ漬け状態ですよ。



利払い払わないで、
財政赤字を出して、
無理やり株価を上げて、
ようやくもたせてるだけ。



つまり、アベノミクスが成功した瞬間、
日銀が国債を止めた瞬間に、
日本経済は破綻するということです。





■時代遅れの重工業依存。トランプにもスルーされていた!■




日本経済の競争力はどうなっているのか?


経団連は、原発や武器輸出、
リニアなどの重工業にいまだに依存している。


トランプにも必死に売り込んだが、
全く相手にされず、正直に
「いや、そういう技術はいらない。
新幹線だけ下さい」って言われてます。

まったく報道されていませんが。




実際、リニア作ってどうなるのか?
東海道新幹線のパイを奪うことになる。
それで儲かるわけがないんです。




第二次世界大戦の時、
すでに空母と戦闘機の時代になってるのに、
日本だけ大艦巨砲主義で「これが世界一だ!」って
戦艦大和とか武蔵とか建造して、
出て行った途端に沈められてしまう。

それと似た状態に我々の産業はなっている。




■皇帝ネロもルイ15世も、金を刷りまくって滅んだ。「我が後に洪水よ起これ!」■




これだけは言っておきますが、
歴史上、皇帝ネロもルイ15世も、
お札を刷りまくって滅んでる。

ルイ15世の愛妾のポンパドウール夫人が
なんて言ったか知ってますか。

「わが亡き後に洪水よ来たれ!」ですよ。





日本も二次大戦時に日銀がジャブジャブお札を刷って
国債でどんどん軍備増強して、
戦争に負けた後、空前のハイパーインフレに陥った。



今の政界・経済界の人間も同じ。



経済はすでに戦時経済化している。

経済的行き詰まりが、社会的閉塞を招いている。

新しい産業と、相当新しい考え方が起こってこないと。




若い人達が未来を託せるように、
集中メインフレーム型の重化学工業依存でなく、
地域に根付いた地べたからの民主主義、
分散型ネットワークの社会を
目指していく必要があるでしょう。





■情緒的反対ではない運動を■




いま、勇気を持って声を挙げる当事者がいる。

原発問題の時は、設計者の後藤政志さんらがコミットしてくれた。

いまは、前川さん、詩織さんらが実名で訴え、
元自衛官の方々が経験者の立場から発言している。

市民に知らせていくことで、
情緒的反対でなく、
リアルな現実に基づいて
議論を組み立てていく、
力のある市民運動が生まれてくるんじゃないかと期待しています。


勇気を出して、声を挙げていきましょう。






■ひとりひとりの当事者リアルが世界を変える。■




講演を締めくくる金子さんの熱い檄に
共感するとともに、
改めて実感したのは、
事態を打開する鍵は、
ひとりひとりの当事者リアルにあるのだということ。



前川さんの身を賭した指摘が、
閉ざされていた扉をこじ開け、
ついに政府も無視できなくなった。

詩織さんの勇気ある告発が、
多くの性的被害者の悲願を可視化させ、
法改正まで大きく前進させた。



折しも、共謀罪審議の攻防中。
国会前行動から議員会館での
VFPJ総会へ駆けつけた方々も、
共有していたのは、
壮絶なバッシングに抗して発信した
良心の声を、なんとしても
かき消させてはならないという思い
だったのではないでしょうか。


その声に乗っかったり、
正義を振りかざすためではなく、
現実をともに変えていく力に繋げていきたい。


みんなで無理して無理な経済構造で
爪先立ちして共倒れになるのをジリジリ待つより、
同じ爪先立ちなら、違う未来の方へ
1ミリでも力を向けたい。



「軍事に依らない平和なんてお花畑」とか言わせない。

誰よりも現場を知る元自衛官の方々、
誰よりも戦場を知る元米兵の人達と、
「世界につながる新しい平和運動をご一緒に」。



地に足の着いたムーヴメントを創り出していきましょう!



▼VFPジャパン代表の井筒高雄さん、
副代表の形川健一さん、
VFP(平和を求める元軍人の会)
アメリカ本部のサム・コールマンさんが
覚書きを交わして、正式スタート!!
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次回レポPart2・「戦場の経験は兵士の人生をどう変えてしまうのか?
アメリカ・PTSDケアのスペシャリストが指摘!」へ続きます☆





【当ブログ内関連記事】


知ってた??自衛官が毎年2個小隊分ずつ自殺し、アメリカでは帰還兵が毎日平均23人自死している。戦争のリアルとコストがココにある。▼

http://syuklm.exblog.jp/26910093/





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# by shuklm | 2017-06-19 08:07 | 安保法・安全保障・日米関係/戦争と平和 | Comments(0)

イージス艦衝突・ミサイル防衛システムの要が、ここまで脆いとは!ハリボテ安全保障を考え直すべきでは??





ちょっとヤバいのではないでしょうか。


6月17日未明に静岡県沖で起きた

イージス艦とコンテナ船の衝突事故。



本日19時のNHKニュースより▼

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イージス艦の破損具合に衝撃を受けました。


日米ミサイル防衛システムの要である

「フェーズド・アレイ・レーダー」が

まったく使い物にならなくなってる。


え、軍艦の方が弱いの??

え、しかも沈没寸前だった???



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母港の神奈川県横須賀基地に戻ってきた
イージス駆逐艦フィッツジェラルド

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内装までむき出しに…
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浸水した大量の水を放出
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行方不明の乗組員死亡が確認されたと聞き、

防げなかった事故なのかと

痛ましい気持ちになります。


しかしまたしても日米地位協定のカベで、

依然として詳細は不明。




「世界最強のミサイル防衛システム」を擁しながら、

なんでこんな事故が防げなかったのか??


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ハッキリしているのは、3つ。




①コンテナ船の方が強かったということ。



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②イージス艦の背骨に当たるキールが損傷し、

沈没寸前だったこと



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③世界最強のミサイル迎撃システムを擁していても、

アナログな事故を防げないということ




今回は偶発的事故でしょうが、それでも

こんなにも犠牲になる人が出た。



「イージス防衛システムは、

探知した敵の航空機やミサイルなどの

情報をコンピューターで瞬時に処理し、

多数の目標に同時に対処できる能力を持つ」

とされています。



それでも防げなかったのは??







■通常時は航海レーダー使用、普通の船と同じ■





イージスシステムって、

通常の航海用ではないんですね。




「軍事関係者は、

イージスシステムは電力を大量に消費し、

発する電波も強力なことから、

通常の航海中に作動させるものではないと指摘する。


航海用のレーダーを搭載するほか、

周辺海域を監視する『見張り番』も配置される。

別の関係者は、衝突事故を回避する上で、

イージス艦も他の艦艇も能力に大差はないと語った」



(神奈川新聞2017年6月18日付より)





つまりコレって、フツーの船の状態の時に、

仮に「悪意のテロリスト」とかが

フツーに民間船に火薬とか積んで

アタックかけたら、一発でアウト

ってことじゃないですか。




一隻数百億円かけて、

こんなにハリボテだったなんて。




こんな脆弱なシステムに依存していていいのか?




真面目に、日米安全保障戦略を

練り直さなくてはいけないくらいの大モンダイではないのでしょうか??






万全の防衛システムはない。





こういうリアルから、

地に足の着いた安全保障を

考えていきましょうよ。








byしゅくらむ


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# by shuklm | 2017-06-18 21:16 | 安保法・安全保障・日米関係/戦争と平和 | Comments(0)

共謀罪を笑おう。それぞれの灯を下げずに。





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2017615日。

「テロ等準備罪」が成立した日。




何が一番モンダイかって、

「内心の自由の侵害」ってもちろんなんですが、

何が罪か不明でも逮捕できることが最大のモンダイ。





どんなに酷い内容でも結果でも、

これが日本の現在地。

(別に日本が遅れてるとか言いたいわけでなく)



でも世界は終わらないし、終わらせない。

終わらせるわけにいかないじゃん!!




ワタシは幸か不幸か、

空気読むのも忖度するのも大の不得意で、

黙ると死んじゃうから黙れないんで、

だから今まで通り発信していきます。


誰かが泣き寝入りを強いられている限り、

やっぱり自分も幸せになれないと思うから。


それによって、

想いを同じくする仲間と繋がってきたから。






共謀罪をなるべくなるべく使いづらくしていく。

今まで通りにこれからも暮らす。



それが私たちのレジスタンス!




だから今日は、

与えられた民主主義から、

自らが勝ち取る民主主義が始まる日。






■「踏み絵」にしたくない。けど松明も下げない。■





でもそれを誰かに対する踏み絵にすることもしたくないな、とも思う。



「お前も委縮するな、今まで通り振る舞え、

足抜けは許さん」とか強制するのも違うと思う。


それでは市民運動という名のファシズムになっちゃう。




怖いからやめたほうがいいのかな、

家族に迷惑かけたくない、

そうやって揺れる人だっている。

そう思う自由だってある。



それを踏まえたうえで、

でもやっぱり自分はたいまつを掲げていたいなと思う。





みんながそれぞれのたいまつを掲げて、

夜になれば燎原の火が野を埋めているのが見えるように。




絶やさないで、掲げ続けて

繋がり続けることが、

誰かの希望となれるように。





共謀罪を笑おう!!






byしゅくらむ


シュクラムは、アラビア語で「ありがとう」。
筆者が知る数少ないアラビア語です。
ココでの出会いと、ここまで読んで下さったことに、感謝をこめて。
シュックラム!



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# by shuklm | 2017-06-15 22:19 | 時事・ニュース | Comments(0)